お賽銭は投げてはいけないという疑問に付いてみていきます。神様に失礼・お金を投げるべきではないと言われることもあるお賽銭ですが、果たしてそのルールはどうなっているのでしょうか?お賽銭の本来の役割から紐解きます。

お賽銭を投げてはいけない、こう言われたことはありませんか?

 

お賽銭って、基本的には賽銭箱に投げているはずです。

というか、置くように入れるイメージがあんまりありませんよね。

 

ですが、時折

 

「お賽銭は神様へのお金だから、投げてはいけない!」

 

という声を聴くのも事実。

 

しかし、実はお賽銭は投げてもいいんです!

というより、むしろ投げたほうが良いくらいですね。

 

今回は、お賽銭の投げ方・入れ方について詳しく見ていきたいと思います。

 

記事は下に続きます。

お賽銭を投げてはいけない?

それでは早速紹介していきます。

今回は、お賽銭を投げてはいけないという声について見ていきます。

 

早速結論を言いますとお賽銭は投げてもいいです(^^)

 

マナー違反だ

神様に失礼

 

といった声があるのも事実です。

しかし、コレはお賽銭という行為の歴史を紐解いていけば、やや的はずれな批判なのが分かります。

 

そもそもお賽銭は、元々は神様へのお布施的な意味合いよりも、むしろ自身のケガレ(心身に溜まったにごり・よどみ)を、お金を身代わりに投げることで払うことに意味があります。

 

ちなみに、この風習は今でも神社仏閣に残っていて、例えば

 

  • 京都の神護寺
  • 同じく京都・比叡山
  • 神奈川の大山

 

などでは、物を投げて厄を払う習慣が今でも残っています。

 

ですので、お金に自身のケガレを持っていってもらうためにも、お賽銭は投げて入れるようにしていきましょう。

そうすれば、自然とあなたに溜まった厄も、お賽銭として投げたお金がもっていってくれるはずですよ(*´∀`)

 

投げ方・入れ方のルール

で、お賽銭の投げ方・入れ方のルールですが・・・普通に投げればOKです(笑)

 

ただ、ここで注意したいのが、お賽銭の意味についてです。

元々は

 

 

的な意味合いが強かったとは言え、現代においては、それだけではありません。

もう一つ別に、お賽銭には

 

去年お願いしたことが叶ったことへの、神様への感謝

 

という意味もあります(^^)

 

実は、【お賽銭】という文字を分解してみると、

 

  • 賽=神様・仏様から受けた福に感謝して祀る(まつる)
  • 銭=お金

 

という意味になるのです。

つまり、お賽銭とは神様・仏様への祈願成就・一年間健康に過ごせたことへの感謝などの気持ちが込められているのですね(*´∀`)

 

ですから、お賽銭を入れるときには、何となく投げるのではなく、

 

 

など、去年お願いしたことで、達成したことへの感謝。

更に、一年間私達を見守ってくれていたことに対するお礼の気持ちを込めて投げるのがいいですね。

 

いわば、あなた自身の気持ちのルールというわけです。

神様もお願いばかり聞いているので、きっと、感謝してくれる方がいれば

 

「おお、この子はいい子だ。ちょっとおまけしてあげようかな(*´∀`)」

 

と思い、来年もあなたに福をもたらしてくれるはずです!

・・・いや、そういった悪い気持ちを持ったらダメですね(笑)

 

お賽銭の金額

「自分のケガレ落としや、神様へのお礼なら金額は高いほうがいいのかも?」

と思うかもしれませんが、その必要はありません。

 

まず、ケガレ落としの観点から見ると、そもそも金額に問題はありません。

肝心なのは、

 

  1. お金を自分の代わりに見立て
  2. ケガレを引き受けてもらい
  3. 投げる(ケガレを捨てる)

 

という行為そのものです。

ですから、金額がいくらであっても、ケガレ落としの効果が変わることはありません(^^)

 

更に、お賽銭の観点から見ていきます。

こちらの場合は、

 

「神様への感謝の気持ちなら、多いほうがいいに決まっている!」

 

と思うかもしれません(;・∀・)

ただし、こちらもそこまで多額にする必要はないです。

 

そもそも、以前に参拝したことに対するお礼の気持でお賽銭をするのです。

 

願い事がみんな違えば、叶った願いもやはり違います。

また、ひとりひとりの経済状況も違うので、それにもかかわらず

 

願いが叶ったから10000円!

 

などという無茶は、神様は絶対に言いませんよね(;・∀・)

大事なのは、金額の大小ではなく、

 

【感謝の気持ち】の大小

 

です。

 

「去年のお礼に10,000円入れとけばOKだろ!」

 

と、金額を増やしたことで感謝の気持ちが薄れてしまうくらいなら、100円でもいいので、その一枚の硬貨に、心からの感謝の思いを込めて賽銭箱に入れましょう。

 

なんせ、受け取ってくださるのは神様です(^^)

金額の大小で、あなたの一年を差別することは絶対にないです。

 

日々のささやかな幸せに、そしてそれを守ってくれる神様・仏様への感謝を込めて、賽銭を投げ入れてくださいね!

 

お賽銭は気持ちを込めて!

今回は、お賽銭は投げてもいけない?という疑問について、その答えを書いてきました。

 

お賽銭は、投げてもいいです!

投げるという行為が、あなたのケガレを払う効果を持っているので、堂々と投げ入れてもらえればなと思います(^^)

 

また、お賽銭と聞くと、やはり高い金額を・・・と思うかもしれませんが、その心配もありません。

大事なのは、一年間見守ってくれた神様・仏様への感謝の気持ちを込めることです。

 

金額の大小にとらわれず、あなたが込めれる全力の感謝を込めて、お金を投げ入れてくださいね!

それでは、今年のお正月は、一年間の感謝を忘れずにお賽銭をお願いします!!

 

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