すこぶるの本来の意味、あなたが思っているものとぜんぜん違うかもしれません!

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おそらく、あなたが思っているすこぶるの意味は

 

  • とっても
  • 沢山

 

などではないでしょうか?
というか、私もそう考えていた一人でした(笑)

 

日常的によくみかける言葉・・・というほどでもないですが、

 

「すこぶる元気!」

 

など時折見聞きする言葉でもありますよね。

私自身は「ものすごく元気!」という意味で使っています。

・・・ですがこの意味、間違いではないのですが、実はちょっと注意が必要なんです( ;∀;)

 

すこぶるの元々の意味は、これとは全く違う…
いや、むしろ真逆とも言える意味だったのです!

今回は、すこぶるの本来の意味にスポットを当てて紹介していきますね(^^)

 

すこぶるの本来の意味と漢字とは

それでは早速紹介していきます。
まずは、すこぶるという言葉の意味や漢字表記について見ていきます。

すこぶるの元々の意味

 

 

と言ったものがありました。
・・・私達が知っている意味とは全く逆ですねΣ(゚Д゚)

 

ちなみに、漢字で書くと

 

頗る

 

です(・ω・)ノ

 

すごく難しい漢字ですね(⌒-⌒; )
私は見かけたことはありませんでしたが、パソコンの変換では一発で出てきました。

 

この頗、という漢字の意味が、さきほど紹介したような

すこし・いささか・ちょっとなどの意味を表しています。

 

また、この漢字、よーく見てみると・・・

 

 

という漢字に似ていませんか?

 

この漢字は、頭が一方に傾いている状態。
つまり、

 

 

などの意味もあるそうです。
なんだかたくさんの意味がある言葉ですね(^◇^;)

 

少し話がずれましたが、ここで言いたいのはすこぶるの本来の意味は、私達の使っているものとは全く違う意味を持っているということです。

では、一体なぜ、真逆とも言える意味に変わってしまったのでしょうか?
それを紐解いていくべく、次は【現代版すこぶるの意味】について見ていきたいと思います。

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現在のすこぶるの意味は…

すこぶるの現在の意味ですが、こちらは

 

 

でした。
時代を経て、徐々に意味が変化していき、今の形に落ち着きました。

 

ですので、冒頭でちらりと説明していた

 

すこぶる元気!=ものすごく元気!という意味

の認識は正しいです(・ω・)ノ

しかし、このすこぶるという言葉のややこしいところは、

 

途中で意味が変化した

 

というところにあります。

 

古文のものになりますが、時代によってすこぶるの意味が違っている例をご紹介します(^∇^)

 

平安時代(794年 – 1185年)の歴史物語とされている【大鏡】

鎌倉時代(1185年 – 1333年)に成立されたと言われている【平家物語】

 

この2つの作品では、すこぶるは真逆の意味で用いられています。

 

以下の例文をみてみてください(・ω・)ノ
(学研全訳古語辞典参照にしています)

 

①出典【大鏡】

 

「笑ひ立たせ給(たま)ひぬれば、すこぶる事も乱れけるとか」
【訳】 いったん笑い出しなされてしまうと、いささか乱れてだらしなくなったとか。

 

ここでのすこぶるは、少しばかり・いささかといった、本来の意味でつかわれています。
一方で、

 

②出典【平家物語】

 

「侍(さぶらひ)どもみな馬より取って引き落とし、すこぶる恥辱に及びけり」
【訳]】 侍どももみな馬からひきずり落として、かなり恥をかかせた。

 

こちらは現代版すこぶるの意味であるかなり・だいぶという意味に変化しています。

 

一体いつ、どのようにして意味が真逆になってしまったのかは、実ははっきり判明していません…

ただ、少なくともどこかの時点で全く違う、まさに真逆の意味へと変換してしまったのです(;・∀・)

 

上記の例文をみると、鎌倉時代にはすでに現代の意味と同じだったと考えられますので、

少なくとも800年くらいは、今私たちの認識しているすこぶるの意味が続いているということです。

 

んー、同じ言葉なのに、真逆の意味になるなんて・・・なんだか不思議ですね( ̄ー ̄)

 

意味が変わった現代語から推測

そこで少し考えてみたのですが・・・

 

「このケーキやばい!」

 

なんて言ったことありませんか?
これはひと昔前なら、

 

傷んでいる

腐っている

美味しくない

 

などと言った意味に聞こえていたはずです。

ですが、最近はこのヤバイを

 

「ものすごく美味しい!」

 

という意味で使う人がたくさんいます。
むしろ、こちらのほうが多いとさえ言えるでしょう。

 

これはあくまでも私の想像によるところなのですが・・・

 

こんなふうにして、徐々に徐々に、すこぶるも新しい使われ方の方が浸透していったのかな?

と思います。

最近紹介した爆笑も、まさにこれですね。

 

大勢で笑う=爆笑

 

だったのが、時代の流れによって一人で大笑いすることも、同じく爆笑の意味になったのですから。

そして今では大勢よりも、むしろ一人で大笑いするほうが爆笑の意味だと思われています。
まさに、新しい使い方が定着した好例と言えるでしょう。

➡ 1人で爆笑は意味間違い?LINEやメール・辞書で変化した使い方を紹介!

 

時代と共に、言葉を使う人も変わっていきます。
それに柔軟に対応できたからこそ、意味は違えど今でも【すこぶる】は用いられ続けているのでしょうね(^^)

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元は方言なの?

また、すこぶるは方言だという噂があります。

・・・が、これは全然違います(笑)

 

日常会話での使用頻度がそこまで高くない+独特のクセがある言い回しであることから、

 

どこかの方言なのかな?

 

と感じられてもおかしくないすこぶる。
ですが、方言辞典を検索してみてもすこぶるは載っていません。

 

地方独特の言葉にも思えるすこぶるですが、れっきとした標準語の一つです。

 

と、言葉で言っても納得出来ない方は多いハズ(^_^;)
そこでここからは、すこぶるの語源について見ていきます。

 

すこぶるの語源を見てみよう

かつてのすこぶるの意味は、先ほどご紹介したように、

 

  • やや多く
  • 少しく
  • やや
  • 軽く
    (広辞苑)

 

でした。

 

 

分解して意味をみてみると、

 

  • すこ・・・少し
  • ぶる・・・それらしい振る舞いをする

 

これらが組み合わさって、語源となったとされています。

 

当初はその語源どおり、やや多く・少しなどの意味で使われていたのですが、中世以降に、現代の意味に変化しました(・ω・)ノ

 

 

少しの「すこ」

〜ぶるの「ぶる」

 

で、すこぶる。

ですので、どこか特定の地域に限ったことではないということになりますね(^^)

 

ちなみに、すこぶるを各地の方言でまとめると、

 

 

だそうです。

 

これは、あくまでも全国の方言のほんの一部です。
あなたの済んでいる地域では、ひょっとするとまた別の表現があるかもしれないので探してみて下さいね( ̄ー ̄)

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すこぶるの使い方を例文で解説!

それでは、ここですこぶるの使い方について例文で見ていきたいと思います!

 

先週の体調不良が嘘のように、今日はすこぶる元気だ!

 

嘘のように体調が回復、つまり非常に元気!ということですね。

 

すこぶる元気!という表現は、冒頭にもあげさせていただきました。

決してこれが間違っているという意味ではありません。
現在のすこぶる、という意味で捉えると大正解です!!

 

ただし、元々の意味や語源は【少ない】という意味からスタートしていた。
このことも、頭の片隅にでも置いておいていただければなと思います。

 

私のお父さんはすこぶる厳しかったので、大学生になっても門限は20時だった。

 

門限20時!
これはかなり早めの門限設定ですよね(;・∀・)

甚だしく厳しい、非常に厳しい、と言っていいのではないでしょうか・・・
というか、多分現代の大学生なら無視するはず(笑)

 

常に自己中心的な行動ばかりとるあの上司の評判は、すこぶる悪い。

 

想像してみてください。
上司が、常に自分の気分や都合だけで行動するような人だったら・・・

 

その上司の指示に従わないといけないなんて、恐ろしいですよね。
ちなみに、私の知り合いにまさにこの上司が一人いますが…最悪です((((;゚Д゚))))

そりゃ評判も悪くなるよなってくらいに悪評が立っています(^_^;)

 

ちなみに!
ここでの例文はすべて、現在のすこぶるの意味ですのでご用心を(・ω・)ノ

 

毎日をすこぶる楽しもう!

今回は、日常で時折耳にするすこぶるの意味や語源・使い方についてみていきました。

 

あまり知られていませんが、本来は

 

 

といった意味合いを持っていたことがわかりましたね(^^)
これは、今の意味しか知らないままだったら、一生たどり着けない意味だったのではないでしょうか?

 

ただ現代においては、主に強調したいときに使う言葉として認識されています(・ω・)ノ

 

時代が変わる際には、言葉の表現だけでなく、意味も変遷するものである…
うーん、深いですね(;・∀・)

人間も言葉も、常に変化していく必要があるということでしょうか?

 

このすこぶる、現代では【非常に】と強調したい時に使えばいいので、どんな時にでも使えます。

 

  • 良いとき
  • 悪いとき
  • 悲しいとき
  • 嬉しいとき

とにかく、ものすごく〇〇な時ならいつでも使える言葉なのです。

まさにすこぶる使い勝手のいい言葉と言えます( ̄ー ̄)
ぜひぜひ日常で使ってみてくださいね♪

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