イースターの意味や由来、さらに2019年度のイースターの日付についても紹介します。まだ日が浅いイースターの行事は、日本での理解は広まっていません。そこで今回は、イースターが行われた理由や行う意味、更に日付についても考察します。
イースターの意味や由来、ちょっと意外なものなんです。
ここ数年、日本でも騒がれるようになったイースター=復活祭。
徐々に浸透しつつある新しい日本の文化と言えますね。
実際、ディズニーランドでは、数年前よりこのイースターのイベントが行われています。
それに追随するように、他のテーマパークはお店でもイースターイベントを取り入れるようになってきました。
さて、そんなイースターですが、まだまだ理解されていない部分も多くあるのが実際の所。
今回は、復活祭として知られているイースターの意味や由来について、簡単わかりやすく解説していきます。
イースターの意味を簡単解説
近年、よく耳にするようになった【イースター】。
金色の卵を持ったり飾ったりして、復活祭を祝う、というものなのですが…
そもそも復活祭って何!?
って、思いますよね(笑)
この復活祭とは、キリスト教のお祝いのことを指しています。
ちなみに、イエス・キリストの生誕祭を【クリスマス】と、言います。
そしてある日、イエス・キリストが民衆のために自らを犠牲にして十字架にはりつけになって、死亡してしまいました・・・
しかしそれからわずか3日後、なんと・・・
イエス・キリストは復活するのです!
主の復活を祝うめでたい日のことを
【復活祭=イースター】
と呼び、お祝いしているというわけです。
なんとも壮絶な理由が隠されたお祭りだったのですね。
またこのイースターは英語での呼び名になっています。
イースターはその呼び名を変えてはいますが、
- ロシア
- フランス
- ドイツ
など、諸外国においてもお祝いされています。
では、何故イースターと呼ばれるようになったのでしょうか?
その背景には、意外な理由があったのです。
名前の由来は春の女神から!
イースターという名前の由来は、【ゲルマン神話】から来ていると言われています。
ゲルマン神話に記されている
春の女神エオストレ(Eostre)が、ウサギから鮮やかな色に彩られた卵をプレゼントされる
という物語が、その由来になっています。
ウサギは多産のシンボル。
更に卵は多産・復活・新しい生命のシンボルを表していることから、この神話がイエス・キリストの復活祭にふさわしい、といわれるようになりました。
そしてこの神話には続きがあります。
ウサギから卵をプレゼントされて喜んだエオストレは、卵を春風にのせて皆に配っていったのです。
想像するとなんとも温かみのあるお話ですね(*´∀`)
このお話を気に入った6世紀のローマ教皇が、復活祭とこの神話のイメージを合わせたのが、イースターの始まりと言われています。
そして、春の女神エオストレの読みかたEostreから【イースター】と呼ばれるようになったのです。
イースターエッグとイースターバニーについて
イースターといえば【色鮮やかな美しい卵】が有名ですよね。
この卵の置物・・・現在はプラスチックやチョコレートを使用していますが(;・∀・)
この卵型の置物を
【イースターエッグ】
と呼びます。
そして、このイースターエッグを運ぶウサギこそが【イースターバニー】と呼ばれるウサギです。
イースターエッグの卵は、時間をかけてヒヨコが生まれることにイエス・キリストの復活を重ねています。
そして、ウサギはたくさんの小ウサギを産むことから【豊穣】を表していて、イースターの祭りにピッタリなシンボルになったのです。
ちなみに、あの小さい体で、10匹生むこともあります。
うーん、まさに多産のシンボルにふさわしい数ですね・・・
2019年のイースターはいつ?
イースターは毎年決まった日付があるわけではありません。
ただ
【春分の日、以降の初めての満月の次の日曜日】
と、定められています。
このような表記の祝日を【移動祝日】といいます。
キリスト教の布教が多い国では、イースターの日曜日の翌日である月曜日も休日になっているほどに重要な一日。
そして、イースターの祝日は、東方教会と西方教会で計算法が異なるで、日付がマチマチであることもしばしば・・・
それは
- 東方教会は太陰暦
- 西方教会はグレゴリオ暦
をそれぞれ使用しているためなのです。
細かい説明は省きますが、これは暦(こよみ)を決める方法が違う=日付にずれが生じている、というわけです。
このイースターの日が東方教会と西方教会で異なることは、実は現在も議論が続けられているんだとか…
もう2018年です、そろそろ仲良くしてくれよと思ってしまいます(笑)
では肝心の、
2019年のイースターはいつなの?
を、紹介します。
2019年のイースターは4月21日(日曜日)です!
折角なので、2030年までの、イースターの日付についても調べてみたので御覧ください。
年度 | イースターの日付 (グレゴリオ暦=日本) |
2019年 | 4月21日 |
2020年 | 4月12日 |
2021年 | 4月4日 |
2022年 | 4月17日 |
2023年 | 4月9日 |
2024年 | 3月31日 |
2025年 | 4月20日 |
2026年 | 4月5日 |
2027年 | 3月28日 |
2028年 | 4月16日 |
2029年 | 4月1日 |
2030年 | 4月21日 |
このようになっています!
ちなみに上の表は、全て日本でも採用されているグレゴリオ暦に沿った日にちですので、日本のイースターの日も全く同じです。
殆どの場合は4月なのですが、数年に一度の割合で3月の末頃にイースターが行われます。
まあ、日本の場合は、ディズニーランドに代表されるテーマパークは、3月~5月頃までイースターイベントやったりしていますが(笑)
イースター雑学まとめ
今回は、イースターの意味や由来、2019年のイースターの日にちについて紹介しました!
日本人には馴染みのない【イースター】。
実は海外では、クリスマスと並ぶほどの大きなイベントとなっているのです。
今では、クリスマスに並ぶと言われるほど、圧倒的な経済効果を持つハロウィン
そんなハロウィンも、はじめは日本ではなかなか浸透しませんでしたが、今では街をあげての一大イベントとなっています!
海外ん季節行事がここまで大きくなった前例がある日本です。
ハロウィンのコスプレのように、
- イースターエッグの手作り
- ウサギの仮装
- イースターの卵をウサギの仮装をしてお友達に配る
という流行りが生まれる日も近いかもしれませんね(笑)
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