日進月歩の意味や使い方、類語・対義語などについて見ていきたいと思います。現代を象徴するかのような四字熟語である日進月歩ですが、そのほんとうの意味はどういったものなのか・・・例文で使い方も一緒に見ていきます。

日進月歩の意味、座右の銘にぴったりです!

座右の銘とは、常に自分の心に留めておき、戒めや励ましにする言葉です。
よくテレビや雑誌で著名人が、座右の名を聞かれている場面がありますよね。

ちなみに、あなたは座右の銘を持っていますか?
もしないのなら、是非オススメしたい言葉があります!

四字熟語の一つ【日進月歩】です!

 

こうありたいと誰しもが思う理想の生き方、そして考え方でもあるこの言葉…
一体、どういった意味なのでしょうか?

比較的よく知られている四文字熟語ですけれど、どのようなことを表して、どのような使い方をするのか?
今回は、日進月歩について詳しく調べてみました(^^)

記事は下に続きます。

日進月歩の意味や読み方を辞書でチェック

それでは早速紹介していきます。
今回は、四字熟語【日進月歩】についてです!

読み方は「にっしんげっぽ」です(^^)

意味は、辞書によると

 

日ごと月ごとに、絶え間なく進歩すること
(明鏡国語辞典参照)

日に月に間断なく急速に進歩すること
(広辞苑参照)

 

となっていました。

常に進歩することを表す言葉ですね。

【日進】という言葉は、日々進んでいく、日ごとに良くなっていくという意味合いです。

毎日・毎月、少しづつでも進んでいく・・・
そういった意味が込められた言葉という訳ですね(^^)

 

最近では、進歩する対象は圧倒的にIT関係が多いです。
コンピューター技術が非常に速い速度で進歩しているという意味で使われることが多いようです。

四字熟語や先ほど紹介した座右の銘として使われる場合には、日々進化する・変化をもとめる・停滞しないというような向上心の想いが込められています。

類語はこれだ!

ここからは、日進月歩の類語について見ていきます(^^)

 

日就月将

意味:日ごとに、月ごとに進歩する

 

毎日、毎日、学問に励み日進月歩で実力が向上し、大いに光り輝きわたるようになりたいという意味でもあります。

日に月に向上進歩し、学問に励んで、大いに光り輝きわたるようになれたらなぁ~といつも思っているのですが・・・
これがなかなか難しい(笑)

 

飛躍的に

意味:物事の自体が急激に向上する様子

 

飛躍という言葉は、もともとは大きく飛び上がることを意味していました。
ですが、時代と共に

 

  • 大きく発展して活躍すること
  • 急速に進歩向上すること

 

という意味に変化していったのです。
この飛躍という言葉に【的】をつけると、飛躍的という言葉になりますね。

確かに、毎日成長していく日進月歩と、進歩していく飛躍的は似通った意味と言えそうです。

 

目まぐるしく

意味:物事の変化などが激しく、目が回るようであるさま
変化に合わせてしっかり対応することが容易でない様子

 

事の成り行きや動向などが頻繁に変化して、物事が流動的なときの表現として使われていますね。

「一日、目まぐるしく働いた」

などに用いられています。

 

秒針分歩

意味:日進月歩より速いスピードで物事が進んでいく様子を示している

 

この秒針分歩という言葉はあまり一般的には知られていませんが、これから新しい言葉として使われる可能性は充分にあります。

進捗著しい最近の科学や技術、パソコン関連やネット業界では、日進月歩の上を行く秒針分歩が使われています。
それだけ、進化していくスピードが早いということですね…

 

急速

意味:物事の起こり方や進み方が非常に速い

 

急速という言葉は最近よく聞かれます。
スマートフォンやタブレットで急速充電に対応しているなんてうたっている商品が多くなりましたが、これは文字通り、急速に=非常に早く充電してくれるという意味です。

 

日進月歩の対義語を見てみよう

次に、日進月歩の対義語・反対語に目を向けていきたいと思います!
前向きな意味を持つ日進月歩の対義語だけに、やはり後ろ向きな意味が多かったようです(ーー;)

 

 

旧態依然(きゅうたいいぜん)

意味:物事が昔のままで発展や進歩がないこと

 

旧態とは、昔から変わらない状態を表し、依然はもとのとおりという意味になります。
政治の話題になると毎回のように、

「お役所の官僚は旧態依然としていて何も変わらない!」

など、ワイドショーで政治評論家の方が口にしているあの言葉ですね(;・∀・)

 

栄枯盛衰(えいこせいすい)

意味:人の一生や世の中は、盛んなときもあれば衰えるときもあるということ。

 

栄枯とは草木が茂ったり枯れたりすることであり、盛衰とは盛んになったり衰えたりすることです。
この2つが合わさって出来た四字熟語です。

栄えたり衰えたりを繰り返す人や家・国など世のはかなさを表現するときによく用いられます。

 

代り映えしない

意味:立って良くなった部分が乏しく、あまり変化がない

 

現在でも、商品の改良がされてモデルチェンジが行われたものに良く使われます。
いわゆる期待外れの皮肉も込められた使い方になってしまいます(ーー;)

ちなみに、PCの季節ごとのモデルチェンジは基本的にスペックなどは何も変わらないそうです。
・・・まさに代わり映えしないといった所です。

 

ありきたり

意味:元からあることの意から転じて、珍しくないことやありふれていることを指す

 

従来と同じで、新味や工夫のないことですね。
ありきたりな発想ですが・・・など、定番の意見を言うときなどに用いられます。

日進月歩の使い方を例文で解説!

最後に、日進月歩の使い方を例文で見ていきます。
この喩えを見ていただけば、案外日常生活でも使う機会の多い言葉であることが分かるかと思います(^^)

 

この大都会は日進月歩で変貌している

都会で生活していれば、あちらこちらで新しいシステムが実用化されて生活が便利になっていきます。
毎日のように絶え間なく生活環境が目まぐるしく変わり、風景も毎日変わっていくことを表します。

 

IT業界は日進月歩の発展である

この例えはまさに現在進行形ですね。
新しいものを次々に開発しないとすぐに時代遅れになって取り残される危機を反映した文章です。

ですが、早すぎるネット社会の進化に警笛を鳴らされていると受け取る業界関係者も!
この超スピードな進化、私達人間に何をもたらすのでしょうか?

 

技術の進歩は日進月歩なので、その変化に対応しないといけない

新しい機能を備えた商品が発売されるごとに、それに合わせた対応をしていかないと時代に取り残されてしまうこと。

そして、消費者側も理解していかないと、どんなにいい道具も宝のもちぐされになってしまうことを表しています。

日進月歩は、変化を求められている中で使用されているものが多いのですが、道具を用いる私達自身も進化する事を求める言葉と言えるのです。

 

日進月歩。
ありとあらゆるものが目まぐるしく変化していく・・・そんな現代にピッタリの言葉と言えるのかもしれません。

ですが、なんだかちょっと、せわしなくて寂しいですね。

 

「時には、昔を振り返ることも現代人には必要なんじゃないか」

 

なんて思ってしまうアラサーな私です(笑)

 

 

座右の銘に日進月歩を是非!

今回は、日進月歩という四字熟語について、その意味や使い方など解説してきました。

最近では主に科学や医療、通信技術など、業界の進歩、発展を表現する場合に使われることが多い日進月歩ですが、肯定的な場面でのみ使用されているようですね。

 

私たちは、これまでも長い時を経て、進化を繰り返してきました。
進化すること、進歩することが当たり前のようになっていますが、人間には1人ひとり個性がありますし、座右の銘も一人ひとり違うのが当たり前です。

人間の成長は一度に大きく成長できるわけではなく、日に日に努力しないと成長できませんし、月ごとに努力していかないと人として成長できないですよね。

 

毎日が日進月歩!

1日、1日を頑張って成長していく!
まさに座右の銘にピッタリの言葉だと思いませんか?

あなたの座右の銘は?と聞かれたら、是非とも日進月歩を使ってみて下さい。
意味も分かりやすいですし、何よりサラッと答えるとカッコよく見えます(笑)

日進月歩。
この言葉を常に自分の心にとどめながら、辛いときには自分を励ます言葉として頑張り、毎日を過ごしましょう!

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