リスペクトの意味や使い方について紹介していきます。また、実は身近に存在するリスペクトの反対語も紹介すると共に、似たような意味であるオマージュとの違いや、レゲエにおけるリスペクトのほんとうの意味についてもお伝えします。
リスペクトの意味、知っていますか?
実はとっても幅広い意味を持つ言葉なんです(^^)
相手のことをリスペクトしているんだ
なんて使い方、よく耳にしますよね。
このリスペクト、英語やレゲエなどでも使われているかなり多くの方にとって馴染み深い言葉です。
さて、そんな言葉なのですが、日本語ではあまり意味を深く理解されていないのも事実。
今回はリスペクトの意味について、いろいろと掘り下げていこうと思います。
リスペクトの意味や使い方
それでは早速紹介してきます。
今回は、リスペクトの意味や使い方についてです。
早速ですが、日本語で用いられている、つまりカタカナ英語としてのリスペクトを辞書で調べてみました。
- 尊敬すること
- 敬意を示すこと
(明鏡国語辞典より)
この2つが、主な意味として書かれていました。
例えば、
最もリスペクトするアーティスト
この一文は、【アーティスト】に敬意を示している・尊敬しているということです。
ほとんどの方は、このようにリスペクト=尊敬・敬意として使っているかと思います。
ですが、見ての通り元々日本語ではないこの【リスペクト】です。
他にも多くの場面で用いられています。
次は、英語のRespectについて見ていきたいと思います(^^)
英語でのリスペクトは尊敬だけじゃない!?
さて、英語でのリスペクトはどのような意味を持っているのでしょうか?
まずはスペルから。
Respect
これが、本来のRespectの書き方です。
英語辞書で調べてみた所、意味は
- ~に敬意を払う
- 敬う
- 尊重する
- (規則などを)守る
- 挨拶
(リーダーズ英和辞典)
などが書かれていました。
ちなみに、日本ではリスペクトするのように動詞として使われてるこちらの言葉、アメリカでは動詞でも名詞でも用いられている言葉です。
意味は日本で言う尊敬よりはるかに奥深く
相手のすべてを受け入れる
相手の発言を受け止める
といった意味合いで用いられることも多々あります。
多種多様な方たちが一緒に暮らす国アメリカでは、人種の違う方たちがコミュニケーションを取るのは日常茶飯事です。
そういった環境だからこそ、単に【尊敬】に留まらず、もっと広い意味で相手を受け入れていこうとする姿勢が、【Respect】に込められたのかも知れませんね(^^)
レゲエではどんな意味?
レゲエでも【リスペクト】という言葉は用いられています。
実はこの言葉、ジャマイカ英語で最も有名な言葉とまで言われているんです!!
意味自体は、先程の英語と同じく
尊敬
敬意
あいさつ
などですが、ジャマイカの方たちは、その使う回数が桁違いです。
人に会ったら「リスペクト!」
誰かに人を紹介するときも「リスペクト!」
日本のように、相手のことを本当に尊敬しているから・・・といった具合に、使用を限定することはありません。
- おはよ!
- こんにちは!
ぐらいの勢いでどんどん使います(^^)
もちろん、挨拶的なノリだけではなく、
- 彼のことを尊敬しているんだ
- 彼女のこと、認めているんだよ
といった本来の意味で用いることもあります。
いずれにせよ言えるのは、ジャマイカの人たちにとってリスペクトはとっても身近な言葉であるという事実です。
相手のことを尊敬する意味を持つ【リスペクト】。
その言葉が、いつも聞こえてくる社会って、なんだか良いですね(^^)
反対語もチェック!
さて、ここからはリスペクトの反対語について見ていきたいと思います。
英語で見つけたのですが、
disrespect
(ディスリスペクト)
こちらがリスペクトの反対の意味を持つ言葉となります。
意味は、
- 失礼
- 無礼
- 係止
- 軽蔑
(リーダーズ英和辞典)
とありました。
ただの【否定】より、遥かに強い意味合いを持った言葉となりますね。
確かに、尊敬や敬意の意味を持つリスペクトとは真逆と言って良い意味合いですね(^_^;)
「日本では使わない言葉かな?」
と思った方、違います。
むしろ日本ではこの省略化された言葉が雨あられのように用いられているのです・・・!
その名は
「ディスる」
一度は聞いたことがある方も多いはず。
私自身、恥ずかしい話、調べるまではディスる=ディスリスペクトの省略ごとは知らなかった身です。
しかし相手を中傷する意味を持つこの言葉・・・進んで使いたいものではありませんね。
まして、「ディスる」がリスペクトと真逆の意味と持つ言葉と知ってしまった以上、口にするのも控えたいというのが本音です。
意識して、使わないようにしていきたいですね。
オマージュとの違い
さて、よく似た言葉でオマージュを思い浮かべた方もいるはずです。
このオマージュは辞書で意味を調べてみると
- 尊敬
- 敬意
- 賛辞
(広辞苑)
と言った意味が書かれていました。
なるほど、確かにリスペクトと似たような意味ですね。
実はこれ・・・
全く同じ意味
で使えるんです!
「じゃあ、もうリスペクトでいいじゃん」
と思うかも知れませんね(^_^;)
ですが、この言葉、そもそも英語であるリスペクトと違ってフランス語なんです。
フランス語で相手や作品への敬意・尊敬を表す際に用いる言葉こそ、
オマージュ
(hommage)
なのです。
ただ、日本では基本的に
リスペクト=優れた人物への尊敬
オマージュ=絵画など作品への敬意
と言った具合に使い分けされている印象があります。
ただし、オマージュはそのまま用いるのではなく、例えばモナリザを意識して、自分なりの新しい美女の絵を書くなど元々の作品を意識して、新しい何かを生み出した時に用いられます。
「私の作品の、オマージュを捧げるオリジナル作品はこちらです!」
といったように、オリジナルの作品に対する尊敬を表す際にオマージュを用いるのが一般的と言えます。
使い方を例文でチェック!
さて、ここでリスペクトの使い方について例文を用いてチェックしていきます!
先生のこと、本当にリスペクトしてるんだ
尊敬・・・というのはちょっと恥ずかしい年頃の子が用いる表現ですね(笑)
ですが、そこに込められた敬意は何も変わることはありません。
このように、人物への敬意を示す際はリスペクトを用いるのが一般的です。
ライバルであったアイツのことを、引退した今でもリスペクトしています
こちらは、尊敬・・・というより、心から認めていると言った意味合いですね。
認めるというのも、相手への敬意があって初めて出てくる言葉です(^^)
相手のことを認めた時、自然に出てくる言葉なのかも知れませんね。
先人の作品へのリスペクトを忘れるな!
美術などで、優れた作品を真似して練習することがあります。
ただ真似するのではなく、その作品に敬意を示す姿勢こそ、先人の技術を学ぶ上で最も大事なものと言えますね。
リスペクトの使い方に要注意
さて、ここまでリスペクトを紹介してきましたが、最後に一つ注意点を!!
リスペクトは相手への敬意を示す言葉であり、素晴らしい言葉でもあります。
出来ればジャマイカの方みたいにどんどん使っていきたいところですが・・・
カタカナ英語の悲しさ、ちょっと軽い言葉のように聞こえてしまうんです。
若者言葉、といえばわかりやすいですかね(^_^;)
これでは、いくら相手のことを尊敬していても、当の本人を
「こいつ、人を馬鹿にしやがって!」
と怒らせてしまいかねません・・・
ですから、年配の方に敬意を伝える場合は、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、素直に
「尊敬してます!」
と伝えるのが良いでしょう。
伝える相手の年代や言葉への考え方までしっかりと意識して活用してもらえたらなと思います(^^)
相手のことを常にリスペクトしよう
今回は、リスペクトの意味や使い方について紹介していきました。
相手への尊敬や敬意を示す素晴らしい言葉でしたね(^^)
言葉にすると相手を怒らせてしまうかも知れませんが、口に出さなくても相手をリスペクトすることは出来ます。
私達は、一人ではろくな仕事も達成できない弱い存在です。
そんな私達にとって、最大の武器はやはり相手をリスペクトし、一緒に協力していくことだとおもいます。
相手をリスペクトするだけで、その人のことを信頼できるだけでなく、その人もあなたのことを信頼してくれます。
そして、あなたのために能力以上の力を発揮してくれるでしょう。
リスペクトは、誰も不幸にしない、ただあなたと相手の気持ちを少し豊かにしてくれる素晴らしい行為です。
どうかあなたも、リスペクト精神を常に胸において人生を突き進んでいってくださいね!!
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