楓と紅葉、その違いは一体何なのでしょうか?

暑い夏がだんだん、終わりの兆しが見えてきましたね。

 

季節も、秋がちらちら見えてきました。

青々としていた木々も、これから少しずつ、色を変えていくなぁ・・・。

 

と、ひとり黄昏ていた時に、近所の子どもが質問してきました。

 

「ねぇねぇ、楓と紅葉って何が違うの?」

 

・・・え?カエデと・・・モ、モミジ!?

な、何が違うんだろう(・_・;)

 

適当な事言えないし、家と言って知らないというのもなんだか嫌だ…

と、途方に暮れていると、

 

「じゃあ、なんで違うのか、来週までにちょっと考えてみて!」

 

えーーー!?Σ(゚Д゚)

子供の無邪気な質問とは、時に残酷です(笑)

 

しかしまあ・・・これをネタにまた職場で高齢者の方との話題ができるぞ( ̄― ̄)

ということで、秋本番、もみじ狩りに行ってもドヤ顔できるように、紅葉と楓の違い、しっかり調べてきました!

 

楓(かえで)と紅葉(もみじ)の違いとは?

今回は、カエデともみじの違いについて紹介いきますね。

 

一見するととってもよく似ている

 

  • 紅葉

 

ですが、名前が違う以上、当然そこには違いがあるはずですよね?

一体どういった違いがあるのか、詳しく調べてみました!

 

カエデともみじの見分け方

まずは楓と紅葉、どうやって見分けることができるのでしょうか。

ひとまず、いつものように辞書で調べてみました( ̄― ̄)

 

楓(かえで)

カエルデ(蛙手)の訳。
葉の形が似ているからという。

カエデ科の落葉高木の総称。

葉は多くの掌状で、初め緑色、赤・黄色に紅葉するが、全く葉の裂けないもの、複葉になるもの、また紅葉しないものもある・・・・。
(広辞苑参照)

 

紅葉(もみじ)

秋に、木の葉が赤や黄色に色づくこと。また、その葉。

カエデの別称。
(広辞苑参照)

 

紅葉が、カエデの別称となっていて、もはや同一のものということで・・・正直、あまり差がわかりませんでした(・_・;)

なので、辞書以外でも調べることにしました(^^)

 

困ったときの施設の高齢者の方です(笑)

いろいろと聞いてみたところ、どうやら楓の中で、特に色がかわるものを「もみじ」と呼ぶようです。

 

楓も紅葉も、どちらも「カエデ科カエデ属」の植物で、植物分類上は、区別しないそうです。

 

では、いったい何が違いをつけているのでしょうか。

紅葉とカエデ、それぞれの由来と語源を調べてみることにします!

 

紅葉の由来・語源

まずは、紅葉の由来・語源から解説していきます!

 

紅葉(もみじ)は、ベニバナなどから染料を揉みだす<もみづ>が元になっているようです。

染料が染み出すように、草木が色づいた様を<もみぢ>と言うようになり、楓の中でも特に目立って色を変えるものを【紅葉(もみじ)】と呼ぶようになったそうです。

 

つまり、

 

  1. 楓が
  2. 紅葉(こうよう)して
  3. 紅葉(もみじ)になる

 

というわけですね!

 

ようやく少し違いがわかってきましたね(;・∀・)

それでは、次は楓をもう少し調べてみましょう!

楓の由来・語源について

楓の由来については、辞書にも書いてありましたが、葉の形が蛙の手に似ていることから、<かへるで>→<かえで>と呼ばれるようになったとか(^^)

また、ちょっとした専門的うんちくによると、もう少し詳しい説明が明らかになりました。

 

中国に日本のカエデとよく似たもので、

 

 

というものがあります。

 

それを漢字では、<楓>と書きます。

日本人の誰かが<カエデ>と中国の<楓>を同じものと勘違いしてしまい、<カエデ>に<楓>という字を間違えて当てたのが始まりだったとか・・・

 

先人の間違いは、今の常識になってしまうとは・・・

この時言い間違えた方も、まさか夢にも思わなかったでしょうね(;・∀・)

 

ちなみに、植物分類上は、紅葉と楓は区別しないのですが、園芸や盆栽の世界では、明確に<紅葉>と<楓>を区分するようです。

 

園芸と盆栽の世界での紅葉と楓

折角なので、

 

  • 園芸
  • 盆栽

 

2つの世界での紅葉と楓の違いについても解説していきます。

まずは、園芸界における紅葉の違いについてです。

 

園芸の世界

  • 紅葉:葉の切れ込みが多く、深いもの(イロハモミジ・ヤマモミジ・オオモミジ)
  • 楓:切れ込みの浅いもの(トウカエデ・イタヤカエデ)

 

これが、園芸における紅葉と楓の違いです。

葉っぱの切れ込みで判断しているとは・・・

 

・・・これは、私達素人では、言われても気づかないような違いですね(;・∀・)

 

盆栽の世界

  • 紅葉:葉の形が小さくて切れ込みが深く、秋の紅葉に真っ赤になるもの
  • 楓:葉の切れ込みが浅くて大きいもの

 

このように、葉の<切れ込み>の違いで区別するようです。

・・・園芸の世界とほぼ一緒ですね(;・∀・)

 

細かく言えば、盆栽の世界では秋の紅葉で真っ赤になるものを紅葉(もみじ)と呼んでいるようです。

 

外国では…

ちなみに、外国では紅葉と楓の違いをどのように見分けているかと言うと・・・とくに区別していないようです(笑)

例えば、楓の模様が国旗にもなっているカナダですが、これは紅葉とは言わずに、【maple】(カエデの英語)と言いますね。

 

同じ種類でも、歯の切れ込みなど芸術的要素でかなり細かく区分するのは、日本の民族性でしょうか。

細やかな感覚が、昔からあるようですね(^^)

 

楓と紅葉で秋を感じよう!

今回は、楓と紅葉の違いを見てきました。

 

  • 葉の形や切れ込み
  • 色づき具合

 

など、細かい点で違いをつけて2つの違いを仕分けているというのが分かりました(^^)

 

ただ、毎日の生活の中ではあまり気づかない小さな違いも、じっくり観察してみれば案外よくわかってくるものです。

 

もしよければ、このきじをきっかけに、この秋、紅葉を見に行ってみてください。

紅葉と楓の違い、そして何より秋の紅葉の美しさに気付くきっかけになるかもしれませんね。

 

ちなみに、広島県の名物<もみじまんじゅう>は紅葉を形取って作られたものなんです。

 

明治時代に、伊藤博文が宮島を訪れたとき、茶屋の娘の可愛い手を見て、

 

 

と言ったことが、もみじまんじゅうの始まりと言われています。

紅葉は、目でも食事でも楽しませてくれると言うわけですね(*´∀`)

 

秋の風物詩と言える紅葉や楓。

この2つの違いを意識して、落ち葉を眺めてみてください。

 

また新しい秋の発見がありますよ(*´∀`)

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