あなたの身の回り、朝三暮四な出来事ってありませんか?

先日、友達にカレーをおごってもらって、凄くラッキーな一日でした(*´∀`)

で、その後日、お礼にということでその友達にシチューをおごりました。

 

おごってもらって、ラッキーだったんですが・・・よくよく考えたら、これって朝三暮四なんじゃ?

 

朝三暮四、あまり聞きなれない四字熟語かもしれません。

ですが、身の回りでよくある出来事を示した言葉でもあり、覚えておくと役立つことも多々あります。

 

そこで今回は、四字熟語・朝三暮四について詳しく見ていきたいと思います!

 

朝三暮四の意味と読み方

それでは早速紹介していきます。
今回は、四字熟語・朝三暮四についてです。

ちなみに、読み方は

 

「ちょうさんぼし」

 

と言います。

 

僕が今まで聞いた中で一番インパクトのある読み間違えは、

 

「あささんくれよん」

 

でした。
・・・いや、ちょっとありそうだけど(;・∀・)

 

朝三暮四の意味は、

 

 

でした(^^)

 

僕が最初にお伝えした話ですが、

 

  1. カレーを奢ってもらう
  2. シチューを奢った

 

という、一見違う出来事ですが、奢っておごり返しただけの特に損も得もない結果でした。

それに気づかず大喜び…
これぞまさに朝三暮四ですね(;・∀・)

 

・・・ちなみに、僕の奢ったシチューのほうが値段は上でした(笑)

 

まあ、個人的な話は置いといて!
次は調べてみると奥深い、朝三暮四の由来について見ていきます。

 

由来は故事成語から

【朝三暮四】の由来は、故事成語(大昔に会った出来事から作られたお話)にあると言われています。

一体どのような話が底に潜んでいるのか・・・
詳しく見ていきましょう。

 

まず、辞書ではどのように書かれているかというと、

 

 

中国の春秋時代、宋の地域の粗公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮に四つとしたところ猿は少ないと怒り、朝に四つ暮れ三つとしたら大いに喜んだという故事。

(広辞苑参照)

 

 

とあります。

 

戦国時代に書かれた『荘子』、または『列子』から来ているようですが・・・
厳密にどちらかというのは、現在まで分かっていません。

 

猿の話が根本になっているようですが、『荘子』と『列子』ではその表現が微妙に違っています。

まず、『荘子』からみてみましょう(^^)

 

『荘子』の斉物論(せいぶつろん)という論文にて朝三暮四の由来が書かれています。

実質は同じなのに、見るところによって感じ方が違ってしまうという例として、こんな話がありました。

 

「ある猿使いの親方」がお話の中に登場するのですが、その親方が自分が飼っている猿たちに、

 

「餌は朝は三つ、夜は四つにするぞ」

 

と言いました。

そうすると、猿たちはみんな怒りました。

 

「・・・ウキー!!」

 

と(笑)

 

困った親方でしたが、機転をきかせて猿たちにこう言いました。

 

「それじゃ、朝四つ、夜は三つにしよう」

 

そうすると、猿たちはみんな喜びました。

 

「ウッキウッキ!」

 

と(笑)

 

このような寓話を載せ、説明をしています。

 

この猿が得る餌は、合計七つであることには違いありません。

ですが、喜怒の感情が物事の理解に左右され、結果的にこの猿は【朝四つ、夜三つ】が正しいという自分の価値基準に縛られているのだと言いたかったのです。

 

・・・なんとも、人間の心理につけ込んでくるお話ですね(^_^;)

 

 

では、『列子』ではどう書かれてあるでしょうか。

 

中国戦国時代の頃、宋に粗公という猿好きがいました。

猿を飼ってこれをかわいがっており、猿とも心が通じあって大変仲良く暮らしていたのです。

その中の良さは素晴らしく、粗公の家族の食い扶持を減らしてでも、猿の餌は減らさないほどだったそうです。

 

ところが、この家が空に困るほど貧しくなってしまったので、遂に猿の餌を減らそうということになりました。

しかし、粗公は

 

「餌を減らすと、猿が自分を嫌いになってしまうのではないか・・・」

 

と不安になりました。
そこで、餌を減らす、とは言わずに

 

「朝四つ、夜は三つにしよう」

 

言って猿をだましました。

 

というお話です。

 

  • 『列子』の着目点は、言葉に踊らせてだます、または騙される点
  • 『荘子』の着目点は、本質は同じなのに、言葉によって感情が変わる

 

という所です。

同じ四字熟語の由来のはずなのに、人が違えばとらえ方も違ってくるんですね(;・∀・)

朝三暮四の類語

次は、朝三暮四の類語についてです!
いくつか似たような意味合いの言葉がありますので、紹介していきます。

【言いくるめる】

意味:
言葉たくみに言ってごまかす。
口先でまるめこむ。(広辞苑参照)

 

聞いた感じ、正しいことを言っているような営業トークの数々・・・
その裏をどう感じ取れるかで、出費金額が大きく変わってきます(ーー;)

高い買い物をする予定なら、なおさら言いくるめられないように、研究して買い物に行かなくちゃいけないですね!

 

【陥(おちい)れる】

意味;
計略にかける。
だまして窮地におちこませる。

 

誰かに働きかける力が大きい言葉ですね。
しかも、良くない方の意味合いで(^_^;)

誰かを陥れるようなことは、極力したくないですね・・・

 

【朝四暮三】

 

実は、朝四暮三もあるんです(笑)

読み方は(ちょうしぼさん)
意味は、【朝三暮四】と一緒です(^^)

 

・・・ほぼ一緒の言葉・意味ならどっちか一つで良いのではと思ってしまいますね(笑)

 

【ごまかす】

意味:
・人の目をまぎらわす。
・目先をつくろう。
・人目をあざむいて悪いことをする。(広辞苑参照)

 

ごまかす時は、自分にどこか後ろめたいことがある場合ですよね。
本当に自分に自身があるのなら、そもそもごまかしたりなんてしませんもんね!

正直に生きられるように、正々堂々生きたいですね!

 

このように、沢山の類語がありました!

対義語・反対語は?

ネットの辞書や対義語辞典を調べたら分かるのですが、ピッタリの対義語というものはありません。

ですが、意味が反対な言葉はいくつか見つけたので、代わりにこちらを紹介しておきます。

 

 

【清廉潔白】(せいれんけっぱく)

意味:心が清くて私欲のないこと。(広辞苑参照)

 

 

言葉巧みに騙すといった意味を持った朝三暮四です。
その反対語は、そういったあくどいことから最も遠い【清廉潔白】なのかなと思いました(^^)

 

 

【清純】(せいじゅん)

意味:
きよくまじりけのないこと。
よごれがなくて純情なこと。(広辞苑参照)

 

 

これも、清廉潔白とほぼ同じ意味の言葉ですね。

最近は、清純=汚れのない純粋なイメージの女優に多く使われる傾向にあるようです。

 

この2つが朝三暮四の対義語・反対語といえる言葉ですね。

 

朝三暮四の使い方を例文で!

最後に、朝三暮四の使い方を例文で解説していきます!

 

 

ダイエットをしようと、主食のご飯を食べる量を減らした。

・・・が、そのかわりにおかずや、お菓子を今まで以上に食べている妻を見て、朝三暮四と言わざるをえない。

 

 

「今日からがんばる!」

と意気込んでいる妻を見ながら、傍目で残念に思う夫の心が伝わりますね・・・!(笑)

 

私も、ダイエットの為にご飯を減らしたことがあるのですが、その分お腹もすいてしまうので、何かで補おうと本能が働きます(-_-;)

なんでダイエット中のポテチはあんなに美味しいのでしょうね(´;ω;`)

 

結局、健康的な食事をとって、十分な運動をすることが一番だと悟る今日この頃です。

何事も、バランスをみながらですね!

 

 

「今回の期末テスト、数学が100点だったんだよ!」

「すごいね~!徹夜して頑張ったって言ってたしな!他の教科はどうだったの?」

「他は・・・全然勉強して無くて。一番悪かったのが、国語・・・0点だったんだ。」

「そりゃ、朝三暮四だわね。」

 

 

全部の科目を最高点取ろうとするのって、本当に難しいですよね。

特に、理系と文系は、その特徴がぱっくり出てきやすかったりもします。

 

数学で100点とっても、国語で0点だったら、プラマイゼロになっちゃいますしね(;・∀・)

いいことだけを見せようとしても、結局足りないところが見えてくるようです。

 

実は、全科目平均して良い点取るのが一番難しい。
5教科の恐ろしい所です。

 

 

「転職したんだって?」

「営業職で、土日もあったりなかったりでさ・・・

働いていて、給料はたくさんあったけど、休みがあまりにもとれなくて、事務職に転職したんだ。

そしたら今度は、休みしっかりはあるけど、給料は少ない・・・。

朝三暮四で、どっちも満たす条件なんて、世の中には存在しないみたいだ。」

「そうだよねぇ・・・。」

 

 

楽して稼ぐって、実際は夢物語ですよね(-_-;)

 

仕事も善し悪しで、一概にどれが悪いとは言えないものばかりです。
・・・が、それでも納得した仕事を毎日していきたいのが本音なわけで(;・∀・)

 

あなたのライフバランスにあった仕事を見つけることが、現代社会では何より重要です!

朝三暮四を使ってみよう!

今回は、四字熟語・朝三暮四についてみていきました!

 

目先ものばかりに目がくらんでもいけないし、その言葉尻だけを信じてもいけないということがわかりました。

言葉の内容をはっきり理解するように、生活の中で様々な状況を的確に判断していきたいですね(^^)

 

例文などを見てもらっても分かるように、私達の生活って、案外、朝三暮四のもので成り立っている部分が多いんです。

あなたの身の回りにも似たようなことがあるのではないでしょうか?
・・・私のカレー事件のように(笑)

 

もし今度、そういった事態に遭遇したら、是非一言

 

「朝三暮四じゃん」

 

と言ってみて下さい。
あなたのちょっと知的な部分を見せる大チャンスです( ̄ー ̄)

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