一期一会の意味や使い方、語源について紹介します。一期一会の出会いという言葉がありますが、実はこの言葉が強すぎて本当の意味が理解されていないんです。この四字熟語が持つ本当の意味や、類義語・反対語などについて解説していきます。

一期一会の意味や使い方、しっかり説明できますか?

四字熟語って、日本語独自の良い文化ですよね(^^)

 

 

いろいろな言葉がありますが、そのどれもが趣があって私は大好きです。
その中でも今回見ていきたいのは、よく使われているはずなのに、意味も使い方も案外知られていないという珍しい言葉です。

一期一会の意味や使い方、簡単わかりやすく解説していきます。

 

記事は下に続きます。

一期一会の意味を簡単わかりやすく!

それでは早速紹介していきます。
今回は、一期一会の意味や使い方についてです。

 

文章等でもよく目にするこちらの言葉、その意味をあなたはきちんと説明できますか?

 

  • 「大事な出会いって意味でしょ?」
  • 「大切な時間・・・だっけ」
  • 「2度とない出来事だよね」

 

いろいろな意味が頭の中に浮かんできたのではないでしょうか。
実はこの言葉、思った以上に世間一般にほんとうの意味を知られていないのです。

あなたももしかしたら、知らず知らずのうちに、誤った使い方をしている可能性も・・・
今、あなたがこのサイトを見てくださっていることこそが、私にとって一期一会の大切な出来事です。

しっかりとわかりやすく、一期一会の意味や使い方を解説していきますね。
あなたの理解のほんの僅かな助けにでも慣れれば幸いです(^^)

一期一会の本当の意味を紹介!

さて、いきなりではありますが、本題である一期一会の意味を紹介します。
それは・・・

 

一生に一度だけの機会

生涯に一度きりであること

 

となっています。
この瞬間こそが一度きりのものであり、次はないという意味となります。

 

この四字熟語が良く使われているのは

 

一期一会の出会い

 

という表現ですよね。
この言葉の影響が強いせいか、

 

一期一会=一度きりの出会い

 

と勘違いしている人が多いようです。

もちろん、使い方は何も間違っていません。
ですが、この四字熟語は出会いに限定した言葉ではなく、もっと広い意味を持った言葉なのです。

例えば、自分が出演する舞台やコンサートも一期一会の機会であり、チャンスです。
こうした大きなイベントは、全て一期一会ということが出来ますね。

そして更に言えば、今日この日に家族と食べる朝ごはんだって、今日今この瞬間しかない出来事、つまり一期一会の時間なのです。
よく使う言葉ではありますが、私達が考えているよりもずっと深い意味を持っていると言えますね(^^)

 

先程私は、この記事を見てくれているあなたとの出会いを【一期一会の大切な出会い】と書きました。
これも、明日仮に同じ記事をあなたが見に来てくれた場合でも、それは明日の話です。

今この瞬間この記事を見てくれているあなたは、明日には明日のあなたへと変わっているのです。
一期一会の意味は、あえて簡単わかりやすく崩して言いますと

 

「今この瞬間を大切にしよう」

 

と言えますね。
あなたも一日一日を、何気ない日常もまた一期一会の大切なものであると感じて過ごしてみてくださいね。

語源や由来を見てみよう

さて、お次は一期一会の語源や由来についてです。

実はこの言葉生まれは茶道の世界です。
元々は茶道の心得を述べたことわざであり、意味は

 

「どの茶会も一生に一度の大切なものである。茶会の主人も、招かれたお客もそのことをしっかりと心に刻み、今時分で出来る精一杯の誠意ある対応を行いましょう」

 

となっています。
・・・少し硬いですね(笑)

わかりやすく言いますと

 

「この茶会が最後だと思って、一生懸命真面目に取り組んでくださいね」

 

となります。

ちなみにこの言葉を最初に使ったのは、茶道を完成させたとまで言われている茶人の千利休(せんのりきゅう)です。
他の誰でもなく、茶道の生みの親とでも言うべき千利休が言ったのだとしたら・・・これはもう、納得するしかありませんね(^^)

 

【一期】とは、仏教用語で人が生まれてから死ぬまでの間=一生を指しています。
【一会】はそのまま、一度の出会いです。

これを踏まえてもう一度一期一会の意味を紐解くと、

 

一期に一回しか会わない、つまり一生のうちたった一度しか巡ってこない機会や人物との出会い

 

となりますね。
語源まで理解して、初めて本当の意味がわかったような気がします。

使い方を例文で見ていこう

さて、意味や由来について理解できたところで、その使い方を見ていきます。
ここがしっかりしていないと、せっかく学んだ言葉の意味も十分に使いこなすことが出来なくなってしまいます(^_^;)

と言っても、文章だけでは中々わかりにくいものです・・・
そこで今回も、簡単に説明するべく例文を交えて解説していきます!

 

これはもう、誰しもが知っている言葉ですね(^^)
「一生に一度しかない大切な出会いだから、誰との出会いも全て大切にしなさいね」という意味になります。

 

自分の人生を変えるような、大きな舞台が巡ってきたときの使用方法です。
普段はあまり口にしないかも知れませんが、あえて言葉にして、自分自身を奮い立たせるのも良いかも知れませんね!

 

この瞬間は、今しかありません。
ですが私達は、当たり前のように明日も同じ日々が続くと信じています。

時間は有限です。
そして、だからこそ私達の人生はとても素晴らしいものなのです。

この言葉をあえて毎朝口にして、瞬間瞬間を大切にして生きていけるよう意識していきたいものですね(^^)

 

このように、とにかく出会いや出来事、瞬間瞬間の全てを大切にしようという意味が一期一会には込められています。

普段は、本や小説など意外であまり目にすることのないこの四字熟語。
ですがこの言葉にこそ、日々を一生懸命生きていくための本質が込められているのかも知れませんね。

せっかく使い方を知ったのです。
あなたもぜひ、この言葉を毎日口にして、一瞬一瞬を精一杯楽しんでみてくださいね♪

類語・反対語にはどんな物がある?

折角ですので、一期一会の類語・反対語についても見ていきたいと思います。
一つの言葉で収まらず、他の言葉をどんどん知っていき、あなた自身の世界を広げていってくださいね(^^)

まずは、類語からです。

類語

似たような意味を持つ言葉には、以下のものがあります。

 

  • 千載一遇
  • 袖振り合うも多生の縁
  • 愛縁奇縁(あいえんきえん)
  • 偶然の出会い
  • 邂逅

 

これらが、類語に当たります。
多少の意味の違いはあれど、そのどれもが二度と無いであろう出会いや機会について述べた言葉です。

ちなみに、唯一聞いたことのないであろう【邂逅】ですが、こちらは【偶然の出会い】という意味です。

一期一会は、その瞬間全てを大切にしようとする考え方です。
偶然の出会いもまた、一生に一度しかない出会いという意味で同じ意味合いの言葉=類語と言えるのです。

 

少し理解しづらい愛縁奇縁(あいえんきえん)ですが、こちらは

「人と人との心がわかり合うのは、全てこの世の中の不思議な縁である」

という意味です。

 

言葉は違えど、同じような意味のものがたくさんありました。
昔から日本では、出会いやチャンスを大事なものとして捉える考え方があったのが見て取れますね(^^)

最後は、反対語についてです。

反対語

一期一会の反対語、いったいどんな言葉があるのでしょうか?

調べてみたのですが、実はこの言葉の正確な反対語は見つけることが出来ませんでした(^_^;)

一番近いとされていたのは、【日常茶飯事】です。
意味は、「ありふれた出来事」となります。

うーん・・・とはいえ、ありふれた每日を含めて、その瞬間を大切にしようとする精神ことが一期一会の考え方です。
そういった意味では、日常茶飯事は反対語とは到底言うことは出来ません。

となると、私の結論として、一期一会の反対語は

 

ない

 

です!!(笑)

今日の反対語の説明をしろと言われても、今日は今日しかありません。
それと同じで、一期一会は反対語など存在しない言葉なのです。

これが当サイトでの結論とさせていただきます(^^)

 

一期一会の出会いを大切に

今回は、一期一会の意味や使い方についていろいろと解説させていただきました。

見ていただいたとおり、瞬間瞬間を大切にするという気持ちこそが、一期一会の精神そのものなのです。
使い方もいくつか文例で説明しましたが、出来れば每日一度は口にしてもらえたらなと思います(^^)

今この瞬間がどれだけ素晴らしいのかを、【一期一会】という言葉を通して実感してもらえれば幸いです。

 

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