しがらみの意味について見ていきます。実はこの言葉、柵と漢字で書くのですが、その意味もまた【柵】に近いものでした。人間関係や過去、恋愛におけるしがらみの意味やその使い方について例文を交えつつ解説していきます。
しがらみの意味、ちょっと意外なものでした。
あまりいい意味で使われていない言葉の一つ【しがらみ】。
恋愛関係や人間関係など、様々な面で用いられる機会のある言葉・・・
実はこちら、私達が思っている意味とは少し違う側面も持っているんです。
今回はしがらみの意味について、私達の知らない一面も含めてみていきます。
しがらみの意味や使い方を見てみよう!
それでは早速紹介していきます。
今回は、しがらみの意味についてです。
あまり良い意味で用いられないのが常なこの言葉。
- 恋愛関係のしがらみに悩まされる
- しがらみだらけの政治
- 過去のしがらみに捕らわれる
このように、聞くだけでちょっとがっかり来てしまうようなこれらの言葉。
どれもあまりいい意味とは言えませんね(^_^;)
ですが、実はこの言葉、元々は悪い意味を持っていなかったんです。
それどころか、良い意味だったとまで言われているんです!
では、本来の意味とは一体何だったのでしょうか?
まずはしがらみの意味について見ていき、その後よく使われる3つのしがらみ関連の言葉を用いてその使い方について解説したいと思います。
意外といい意味だった!?
しがらみの意味について解説していきます。
辞書などでは
引き止め、まとわりつくもの
からみつくもの
邪魔をするもの
などと書かれています。
確かに、そういったイメージが強い言葉ですよね(^_^;)
引き止めまとわりつく・・・かなり的を得た表現です。
しかしこちら、意味はそれだけではありません。
元々しがらみは【柵】と漢字で表記されていました。
そう、こちらは柵(さく)とも読む漢字ですよね(^^)
それもそのはず、もともと
水の流れをせき止めるために、川の中に杭を打って並べ、それに木の枝・竹などを真横に結びつけたもの
のことをしがらみと呼んでいたのです!
まさに柵(さく)そのものですね。
他にも、木や竹などで編んだ垣根のことも同様に、柵(しがらみ)と呼びます。
というわけで、しがらみ=悪い意味に捉えがちですが、もともとは根本的に違うもののことを指していたということを、覚えておいてもらえたらなと思います(^^)
この川の流れをせき止めるという働きから、
- 水をせき止める
- 水に絡みついて流れを止める
- 絡みついて邪魔をする
といった具合に変化していったのです。
・・・なんか、すごい変化の流れですね(・・;)
本来なら川の流れをせき止め、人間の役に立っているはずなのにこの扱い。
ちょっと、【しがらみ】がかわいそうに思えてしまいました。
使い方もチェック!
さて、お次はしがらみの使い方をチェックしていきます。
今回は特によく使われる
過去のしがらみ
恋愛のしがらみ
人間関係のしがらみ
に焦点を当てて、それぞれの意味を解説していくとともに、その使い方を見ていきます。
過去のしがらみって何?
まずは、過去のしがらみについてです。
この言葉、意味は
過去にあった出来事にとらわれてしまっている様子
を指します。
よく用いられているのは、
【過去のしがらみにとらわれて、身動きが取れない】
などでしょうか。
いくつか例文を用いて、その意味を更に詳しく見ていきたいと思います。
ひどい失恋をしたせいで、未だに新しい恋に前向きになれない
この場合は、ひどい失恋が【過去のしがらみ】となります。
辛い過去の体験がこの人にまとわりつき、自由な恋愛を邪魔してしまっているのです。
仲違いした両親のことを思うと、未だに結婚に踏み切れない
こちらは、両親の夫婦仲の悪さが過去のしがらみとなっているケースです。
本来ならこの人には一切関係のないはずの出来事も、行動を制限し、未来を狭めてしまうしがらみになりかねないのです。
あの試合以降、僕は球を投げれなくなってしまったよ・・・
この場合は【あの試合】が、今の彼の行動を制限するしがらみになっています。
何らかの失敗や悲しい出来事・辛い記憶が過去のしがらみとなって私達の行動を邪魔しているケースが非常に多いです。
また、トラウマとなっている出来事も同様です。
いずれにせよ、こうした辛い出来事に直面し、それでも立ち向かう方たちは本当に勇気がありますよね(^^)
恋愛におけるしがらみとは
お次は、恋愛におけるしがらみです。
これは・・・なんとなく、ドロドロとした恋愛事情がこの文字から既に見え隠れしています(・・;)
具体的には、以下のような例文が当てはまります。
彼女と一緒になりたいけど、僕には妻がいる・・・
まさに不倫ドラマそのもののような展開!
こちらは、【妻】、そして【不倫相手】、【倫理観】が恋愛におけるしがらみです。
不倫=悪いことではありますが、そうは言っても燃え上がってしまった気持ちを抑えるのは難しいものです。
当人たちからすれば、不倫は悪という考え方すら、しがらみの一つに過ぎないのかもしれません。
しがらみが多くて、彼と一緒になれない
実は、恋愛におけるしがらみは多数存在しています。
金銭問題
住んでいるところの違い
文化の違い
家族の問題
当人たちが両思いであっても、様々な事情で一緒に慣れない方も世の中にはたくさんいます。
「恋は障害があるほど燃えるのよ!」
なんて言いますが、恋愛におけるしがらみは、当人たちにとっては邪魔なものでしかないのかもしれません(-_-;)
人間関係のしがらみについて
最後は、人間関係のしがらみについてです。
これはもう文字通り、あなたの周りの人間関係によって生じる様々なトラブルを指す際に使う言葉です。
お金の貸し借りで揉めていこう、彼とはもう10年以上口を利いていない
お金が原因となるトラブルって、本当に多いですよね。
実際、これがしがらみとなってしまい、人間関係が崩れてしまうケースはよく見聞きする話です。
金銭トラブルで友好関係を崩さないためにも、お金はしっかり管理しておきましょう。
親友と同じ人を好きになってしまった、どうしよう(´;ω;`)
恋愛関係のしがらみにも似ていますが、こちらは【親友関係】がしがらみとなっています。
大好きな人と付き合いたいが、親友との関係も続けたい!!
どちらも選ぶことが出来ず、身動きの取れない状態にあります。
友情を取るか、恋愛を取るか・・・これは、一生答えが見つからないテーマと言えそうです。
上司と部下、両方から板挟みにされているんです(´;ω;`)
これもまた、どこの会社でもよくある中間管理職の悩みですね。
どちらにもいい顔をしたいけれど、意見が真っ向から割れているならどちらかの味方をしなければいけない。
・・・でも、どちらの味方をすれば良いのかもわからない。
会社づとめの人なら誰でも経験しうる、最大最強な人間関係のしがらみと言えますね(^_^;)
しがらみに捕らわれない人生を!
今回は、しがらみの意味について見ていきました。
悪い意味とばかり思われがちですが、元々は水の流れを防ぐダムのようなものを指す言葉だったのです。
それが、水の流れを遮る様子からいつの間にか
邪魔をする
まとわりつく
といった、マイナスイメージの側面を持つ言葉へと変化していったのです。
なんと言うか・・・かわいそうとしか言いようがありません(-_-;)
また今回は、特にセットで使われることの多い過去・恋愛・人間関係それぞれのしがらみについても解説していきました。
生きていると、どうしても色々なしがらみが生まれ、時にそのせいでしたいことも出来ない、言いたいことも言えないなんて状況に追い込まれてしまうことにも・・・
ですが、その生き方は本当に窮屈で、辛いものです。
実際にいじめなどでつらい思いをした私自身、身にしみて体験しています。
ですからどうか、あなたはしがらみに囚われない生き方を選択してください。
人間、誰だって失敗もしますし、ひどい恋愛の一度や二度は誰しもが経験ある話です。
もちろん私も!!(笑)
そういった失敗や悲しい過去をしがらみにして自分を縛るのでなく、笑い話にして自分も周りも笑顔にしてしまいましょう!
それが出来た時、きっとあなたは本当の意味で、そのしがらみから開放されるはずですよ(^^)
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