クリエイト、リ・クリエイトの意味や語源について見ていきます。【作る】いう意味で捉えられがちですが、実際には少し意味が異なります。ほんとうの意味や、クリエイティブとの違いについても解説します。
クリエイトの意味、知っているようで知らないものでした。
最近では、ものを作る人のことをクリエイターと呼ぶようになってきています
この元々の言葉は【クリエイト】から来ています。
そのためか、クリエイト=ものづくりと思われている方が多いようです。
当然、私もそう思っていました(笑)
ですが調べてみたところ、ちょっと意味が違っていたんです。
クリエイトが持つ本当の意味や語源について解説していきます。
クリエイトの意味はものづくりじゃない!?
それでは早速紹介していきます。
今回は、クリエイトの意味についてです。
最近では、よくこの言葉を耳にします。
未来をクリエイトする
人の役に立つ、新しい商品をクリエイトしていきたいんです
等など、とにかく何かを作り出すといったイメージを持つ使われ方が多いですね。
これだけ見ると、確かに
クリエイト=ものづくり
と考えても間違えはないようですが・・・
実際には、少し意味合いが違うんです。
作るという点では正しいのですが、実はこの言葉、もっと大きな視点から見たものだったんです。
よく耳にしているし、多くの方が実際に使っているこの【クリエイト】。
その本当の意味について、より詳しく分析するため語源も調べつつ見ていきます。
本当の意味と語源を紹介
クリエイトのほんとうの意味、それは
創造する
創作する
です!
「作ると同じじゃないの?」
と思うかもしれませんが、少し違います。
作るとは、例えば貯金箱を作る・卵焼きを作る、のようにこれまでにすでにある何かを模倣して作り出す行為です。
一方【創造】は、全くなにもない、いわば0の状態から新しい何かを生み出す行為を指します。
例えば、
- 何もない状態から始めたパソコンを作ったならクリエイト
- 機械でパソコンを大量生産したなら作る(生産)
がそれぞれ当てはまります。
今までにない何かを作り出す、独創的で創造性に飛んだ作品を作り出す行為のことを総称して
クリエイト
と呼ぶのです(^^)
ですから、先程貯金箱の例でいうと・・・
お金を入れると毎回踊り出す。
全く新しい貯金箱を作った場合には、やはりこれもクリエイトなのです。
クリエイターというのは、この無から有を生み出す、全く新しいものを作り出す行為を行っている人たちの通称です。
ですから、例えば工場などで働いている人たちもものづくりに従事してはいますが、彼らはクリエイターではありません。
彼らは、役立つものを作っているという点では素晴らしいのですが、この行為は新しい何かを作るものではなく、既存のものを作り上げる行為だからです。
その語源はラテン語のcreare(クレーアレ)から来ていて、こちらもやはり何かを作り出すと言った意味を持っていました。
ただし、この時点ではどちらかといえばmakeやproduce、つまり作る・生産するといった意味合いが強かったようです。
これが英語に吸収され、そこで新しく生み出された言葉こそがクリエイト=創造だったのです。
クリエイトという言葉自体が、creareから創造された新しい言葉というわけです(^^)
リ・クリエイトってどういう意味なの?
クリエイトと似たような言葉で
リ・クリエイト
という言葉があります。
こちらの意味は、
再創造する
造り直す
改造する
などがあります。
全く新しいものを生み出すのがクリエイトなら、リ・クリエイトはすでにあるものを改造して新しいものを生み出す行為といったところでしょうか(^^)
英語で書くと【re-create】です。
このreこそが、再び・新たになどの意味を持つ言葉であり、これがcreateの頭につくことで、【再創造】という言葉に生まれ変わります!
クリエイティブとの違いはここ
クリエイトとクリエイティブの違いについても見ていきます。
似たような言葉であることから、これらの言葉を一緒くたにして考えている方も多いようです。
ですが、実際にはその意味が異なります。
クリエイティブ【creative】を辞書で調べると
- 創造的な
- 独創的な
といった意味を持ちます。
・・・ほぼ一緒に思えてしまいますよね(笑)
ですが、重要な違いがあるんです。
クリエイトが【創造的・独創的】と言った意味を持ち、この単語一つでも使うことが出来ます。
ですが、クリエイティブは【創造的な・独創的な】と言った意味を持つため、何か他の言葉にくっつくことで、初めてその意味を表現することができるのです。
例をいくつか上げますと
クリエイティブな商品を期待している
社長が言いそうなセリフですね(^_^;)
これはつまり、独創的な新しい商品を作ってくれ!!という意味だったんです。
あの人は、クリエイティブな人だよな~
アーティスト=独創的な人に対してよく使う表現方法です。
他の誰とも違う絵を書いたりする人は、まさにクリエイティブな人と言えますね。
ちなみに、この人たちに書かれた絵や作られた作品はクリエイト作品となります。
もっとクリエイティブな仕事がしたい!と言って彼は退職した
工場などで同じ製品を作り続けているのが嫌になり、このセリフとともに職場を離れる人が時折いるそうです。
先に言っておきますが、
同じ製品を作り続けること
新しい何かを生み出すこと
そこに優劣はありません。
ですが、隣の芝生は青く見えるのもまた事実・・・
同じものばかり作っていると、新しいものを生み出すクリエイターの仕事に憧れを持つ方も少なくないようです(・・;)
見ていただいたとおり、3つの例題に置いて
商品
人
仕事
といった名詞=ものなどの名前を指す言葉にくっつくことで、初めてクリエイティブという言葉は活用することができるのです。
単独で使えるのがクリエイト
名詞とセットで用いるのがクリエイティブ
と覚えておくと、2つの違いが分かりやすいかなと思います(^^)
あなたの人生もクリエイトしよう!
今回は、クリエイトの意味について見ていきました。
創造する・創作するといった無から有を生み出す行為のことをクリエイトと呼びます。
ですから、一般的なイメージである
クリエイト=ものづくり
は、正確には意味が異なりますので、しっかり覚えておいてもらえればなと思います(^^)
新しい何かを生み出す・・・この意味を考えると、なんだか胸が熱くなりますね!
私達も、私達自身の人生をクリエイトして、より独創的で素晴らしいものへと変えていきましょう!!
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