十五夜の意味や由来について紹介していきます。十五夜といえば、うさぎにすすき、お団子ですよね。実はこれ、それぞれがちゃんとした意味を持っていたんです。一つずつ、詳しくその意味合いを紹介していきます。

十五夜の意味や由来、一体どういった物があるのでしょうか?

厳しい猛暑がつづきますね。
すずしい秋が待ち遠しくてたまりません。

 

秋といえば、

 

 

などいろいろありますね。

ですが今回は、秋の名物と言えるイベント

 

 

十五夜

 

 

についてご紹介していきたいと思います(^^)

 

実はこの十五夜、意外な国との関係もあったりするんです。

日本伝統のお月見団子がもっと美味しくなる…そんな、十五夜の意味や由来について詳しく見ていきます。

 

記事は下に続きます。

十五夜の意味を簡単解説!

まずは十五夜の意味からみていきましょう。

 

十五夜とは秋に特定された言葉でもあります。

実際、俳句などの季語でつかても【秋】の意味として活用されていますね。

 

実は当時では、作物というのは月の満ち欠けとともに成長している、と考えられていたんです。

旧暦が月の満ち欠けに深くかかわっていたことからもわかるように、昔のひとの暮らしと月の満ち欠けは、切り離せない関係にあったということがよくわかります。

 

そしてまた、

 

  • 実りの秋
  • 食欲の秋

 

というように、秋には豊かな収穫の時期がやってきます。

月の満ち欠けとともに成長してきた作物に対して、

 

美味しくいただくことができました

ありがとうございます

 

そんな気持ちをこめて天に感謝する・・・

それが、十五夜の本来の意味といわれています(^○^)

 

ちなみに、十五夜は別名で

 

中秋の名月

 

という名前でよばれることもありますが、これも十五夜とおなじことです(^^)

 

2019年の十五夜はいつ?

本来の十五夜は、

 

旧暦の8月15日にあたる夜

 

のことをさしています。

 

ただ、今私たちがふだん使っている日付のカウントの仕方は、【新暦】と言われる新しい暦となります。

そのため、旧暦の8月15日を新暦になおすと、

 

9月半ば~10月半ば

 

が十五夜の時期とされています。

 

2019年ですと9月13日

 

となります!

ちなみに、2019年以降ですと

 

  • 2019年9月13日
  • 2020年10月1日
  • 2021年9月21日
  • 2022年9月10日
  • 2023年9月29日
  • 2024年9月17日

 

と結構ばらばらの予定ですね(^_^;)

 

9月もあれば10月もある・・・何故ここまで、バラバラな日程になってしまうのでしょうか?

 

ずれる理由は新暦と旧暦の違い

十五夜とは旧暦の8月15日のことです。

旧暦と新暦の違いをここで解説しておきます。

 

まず、旧暦とは、

 

 

ことを指しています(^^)

 

太陽と月それぞれの満ち欠けから日付を決める数え方だったそうです。

 

今のように、

 

 

という考え方ではなく、日の昇りや沈み、月の満ち欠けで日付をみていたんですね。

なんだかロマンチックですヽ(´▽`)/

 

そのため、今現在の新暦に直すとかなりのギャップ生まれてしまい、そのギャップが、そのまま十五夜の日程のズレにも大きく影響しているというわけです。

なぜ十五夜はお団子を供えるの?

さて、十五夜といえば、忘れることができないのが

 

お団子

 

ですよね(^^)

 

お月見の際、これからの収穫を祈るという意味を込めて、収穫したお米で作ったお団子を備えたのが、十五夜と団子の関係の始まりといわれています。

 

つまりお団子を備える理由は、

 

これまでの収穫への感謝

来年も方策でありますようにというお願い

 

この2つだったということになります(^^)

 

実は、こういった習慣は中国から伝わってきているんです。

中国では、秋の月を見て宴を催す【中秋節】という行事が古くからあり、それに則って作られたものが日本の十五夜・お月見というわけです。

ある意味これこそが、日本の十五夜の由来と言えるかもしれませんね。

 

その後日本にこの風習が入ってきた平安時代以降、最初は一部の貴族の間のみで行われていた習慣でした。

その後、江戸時代に入ると、一般庶民の間でも十五夜には団子を供えるのが一般的となっていきました。

 

十五夜とすすきの関係とは

十五夜では、お団子だけでなく、その隣にだいたい飾られているものがありました。

 

すすき

 

ですね(^^)

 

穂の出たすすきを、本来お供えする稲穂の代わりに備えたのが始まりとされています。

これは、稲穂が十五夜の時期ではまだ穂が出ていないことから、代わりとして使ったみたいですね。

 

まあ、月の満ち欠けで十五夜が決まる以上、時には稲穂に穂が出る前に十五夜が来てしまうこともありますからね(^_^;)

秋にはしっかり穂が出ているすすきはまさにピッタリの代理だったと言えます。

 

実はこのすすき、ちょっとした意味が込められていたとされています。

その意味とは・・・ずばり、魔除けです。

 

すすきを刈った際のするどい切り口が、魔除けになると考えられていたそうです(^^)

 

それから、茎の中が空洞にもなっているすすきは、その空洞部分に神様が宿っていると昔から言われていることもあり、

 

悪霊や災いから収穫物を守る

来年以降の豊作を願う

 

そういう行事にぴったりの植物として、古くから使われてきたそうです。

すすきの空洞の中に、神さまがたくさんつまっていたら・・・なんだかとってもかわいらしくて、微笑ましいですね(*´∀`)

十五夜とうさぎの以外な関係

十五夜=満月といえば外せないのはやはりうさぎです。

 

あなたは子供の時、

 

  • 「月にはうさぎが住んでいるとか」
  • 「十五夜になると月でうさぎがお餅をついている」

 

といった昔話を聞いた覚えはありませんか??

なぜ犬や猫じゃだめで、うさぎなのか気になった方も多いはず。

 

実は、この十五夜のうさぎにはちゃんとした由来があります。
その説とは・・・なんと、

 

 

 

なんです!

 

十五夜自体が日本古来のものだとおもっていたので、まさかインドからきたお話だったとは・・・ちょっとびっくりですね(;・∀・)

 

その神話とは、ジャータカ神話と呼ばれる、月のうさぎのお話です。

要約したストーリーをご紹介しますね。

 

猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。

3匹は老人を助けようと考えた。

猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、
それぞれ老人に食料として与えた。

しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。

自分の非力さを嘆いた兎は、
何とか老人を助けたいと考えた挙句、

猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、
火の中へ飛び込んだ。

その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、
兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、

兎を月へと昇らせた。

月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、
兎が自らの身を焼いた際の煙だという。

出展:Wikipedia

 

美しいような、悲しいような・・・ですね。

私たちが普段なんとなく話をしていた月のうさぎには、実はこんな由来があったというわけです。

次の十五夜は、是非月に登ったうさぎを思いつつ、満月を眺めてみてくださいね(^^)

 

十五夜には空を見上げよう

今回は、十五夜の意味や由来について紹介してきました。

 

十五夜の意味は元々は

 

今年度の豊作の感謝

来年度の豊作のお願い

 

というものでした。

 

また、

 

  • 月見団子
  • すすき
  • うさぎ

 

それぞれにもちゃんとした意味があることも分かっていただけたかと思います(^^)

 

今ではなんとなく行っているだけのイベントとかした十五夜ですが、農業がメインだった当時の日本にとって、この十五夜は秋の一大イベントと言っても過言ではなかったのです。

 

ただ、現代の十五夜もそれはそれで素晴らしいものだと思いませんか?

美しい月に思いを馳せる・・・忙しい毎日を送っている現代人にとってこの十五夜は、数少ない月を、美しい星空を眺める機会となっています。

 

折角の十五夜・秋の夜長です。

たまには時間の流れなどいっさい忘れて、空でもみあげてみてください!

 

もしかしたら、月でうさぎがお餅を付いている姿、見えるかもしれませんよ(*´∀`)

 

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