御意の意味や使い方について解説していきます。了解と同じ意味に取られがちな御意ですが、実は意味が違っていたんです。また承知との関係性も見ていくほか、返事・返答に使って良いのかという点も調査してきました。
御意の意味、ちょっと意外なものでした。
「御意!!」
なんて突然言われると、ちょっと迫力がありますよね~
最近ですと、大人気ドラマDoctor-Xにて使われていたことが記憶にあたらしいところです。
さて、そんな御意ですが・・・実際の所どんな意味なのでしょうか?
耳にすることは数あれど、調べようとはまず思いませんよね(笑)
ですが折角なら、意味の方を知っておきたいと思いませんか?
今回は御意の意味について詳しく解説していきます!(^^)
御意の意味と使い方を解説!
それでは、早速紹介していきます。
今回は御意の意味や使い方についてです。
日常生活では中々使うことのないこの言葉、ドラマなどで使われていることも有り案外耳に入ってくることも多いんですよね(^^)
さて、そんな御意ですが・・・あなたはどんな意味だと考えていますか?
「了解でしょ」
「分かったとかじゃないの?」
等、色々な考えが頭を巡るかと思いますが・・・その正解については知らないかと思います。
まあ、中々【御意】を調べようなんて思いませんよね(笑)
ですがせっかく目にした言葉です。
どうせならその意味を抑えておきたいですよね。
そこで今回は、この御意が持つほんとうの意味や、正しい使い方について詳しく見ていきたいと思います。
まずは、意味のチェックから入りましょう!
御意の意味はこれだ!
さて、御意の意味ですが・・・
お考え・お心
おっしゃる通り
お考えの通り
といった意味があります。
そうなんです!
実は、私達が普段から考えている「了解」・「わかりました」と言った意味は、御意には含まれていなかったんです!
ニュアンス的には近いのかも知れませんが、あくまで近いだけです。
厳密には違う意味なので、しっかりと抑えておいてもらえればなと思います。
目上の人の考えやその意向を指す言葉であったり、目上の人に同意・肯定の返事をする言葉として用いるのが一般的です。
まあ、同意の意味という点では、やはり了解に近いのかも知れません。
ですが、目上の人の考えを示す言葉として【御意】が存在しているという点も、合わせて意識しておいてくださいね。
案外、私達が知っている言葉の意味は、その言葉の本の一面にしか過ぎないのかも知れませんね。
ちなみに、この御意は、目上の人に敬意を表す際などに用いられる言葉です。
後輩の方などに対して
御意!!
などと使うのは、本来の用途としては間違っています。
・・・まあ、これを使うとしたらほぼ冗談なので、ある意味先輩にも使いづらい言葉ではありますが(^_^;)
使い方を例文で解説
さて、ここで御意の使い方を例文にて解説していきます。
実際に使うとなると、一体どのようなシーンで用いられるものなのでしょうか?
社長の御意にかなうような行動を行う
社長の御意、つまり社長の意図に沿った行動を行うという意味です。
この場合、当然ですが【同意】の意味はありません。
【お考え・お心】と言った意味で用いられています。
御意にございます!
これはもう、そのままの意味ですね(^^)
目上の方の指示などに対して返す言葉です。
相手の考えに同意していますよ・賛同してますよと言った意思を込めた言葉となっています。
私的な感情は捨てて、先輩の御意に従います
仕事などをしていると、自分の気持と上司の考えが一致しないときもありますよね(^_^;)
そんなときでも、やはり上司に従うべき瞬間は必ずやってきます・・・
先輩の御意、つまり先輩の意向に従って行動しますという意味がこの言葉には込められているのです。
このように、
目上の方の考え指す
相手への同意を示す
の2パターンの意味を持つ【御意】です。
めったに聞く機会はないかも知れませんが、それ故にとっさに使われた際に混乱してしまう言葉でもあります。
「今、この人はどっちの意味で使ったのかな?」
と考えて、次の行動へのヒントにしてもらえればなと思います(^^)
了解・承知と何が違うの?
さて、ここで気になるのは御意・了解・承知の違いですよね。
最近では【御意】はまず聞かないですし、使うとしたらほぼ間違いなく【了解】【承知】のほうです。
調べてみた所、この了解は
自分と同等、もしくは自分より舌の身分の人に用いる言葉
となっていました。
つまり、先程の例で言うと、社長に
「了解!」
などというのは、とっても失礼な行為に当たります。
・・・あとが怖いので、ここは要注意です。
絶対に使わないようにしましょう。
私のように、
「ゆーだいくん、了解は目上の人の使う言葉では・・・ないよね?」
と静かすぎるトーンで会社のトップに怒られないように(;_;)
あの「・・・」の間は怖すぎました(笑)
では、目上の方に対して同意を示す時はどのように返せば良いのでしょうか?
まさかこの時代に
「御意」
なんて返事してしまっては、それこそ相手をからかっているようにも取られかねません。
というか、そうとしか見えません(笑)
その答えとして存在しているのが
「承知」
なんです。
この承知、相手への同意を示す言葉という点では【了解】と一緒ですが、こちらは目上の相手に対して用いる同意の言葉なんです。
つまり、社長や先輩にの意見に対して同意したいときには
承知しました
というのが最も正しい返答方法なのです。
ですが、これは逆に自分と同等か立場が低い人間に使うのはNGです。
部下からの作業報告などに対する返答は
了解!
で良いですので、この辺の使い分けを自分の中でしっかりと整理してもらえたらなと思います(^^)
というわけで整理しておきますと
御意は目上の人への同意(過去)
了解は自分と同等かそれ以下の地位の人への同意
承知は目上の人への同意(現代)
となっています。
3つの同意を示す言葉の意味をしっかりと把握して使い分けていってくださいね!
返事・返答はこの言葉
さて、最後に御意は返事・返答に使えるのかについて見ていきます。
実際存在している言葉なので、上司に対して使うことは間違ってはいません。
・・・が、です!
この現代において、いくら相手に敬意を払っていったつもりでも、言われた方にしてみれば
「私をバカにしているのか!?」
くらいに取られてしまいかねません。
あなたも、もし新人に何か仕事の指示を出した際に
御意!
なんて言われたら・・・イラッとしますよね(笑)
そもそも、御意が目上の人に対する言葉であるということ自体、今の時代においてあまり、というか殆ど知られていません。
そういった背景も考えると、どれだけそこに敬意がこもっていたとしても、御意は返事・返答には適さないと言わざるを得ないでしょう。
ただし、気心の知れた相手に対して、あえて使うのは全然OKです。
実際私も一番中のいい先輩には、尊敬の念を込めつつ
御意です、先輩!
なんて使ってます。
仕事中でもテンションがちょっと上がるので、この使い方ならオススメです(*^^*)
御意!で仕事を引き受けよう
今回は、御意の意味や使い方について紹介していきました。
まさか御意が目上の人に対する敬語だったとは・・・正直知らなかったです(・_・;)
同意の意味ばかりが目立ってしまいますが、実際には
目上の方のお考え・意図
目上の方の意見に対する同意
と2つの意味を持っているので、ここはもう一度チェックしておいてくださいね。
この御意ですが、半分冗談を言っているようにさえ思えてしまいますよね。
そんな特性を活かした使い方を最後に紹介します。
実際私も会社でやっていたのですが、嫌な仕事を引き受ける際に使ってみてください。
なんだか面白くなってきて、気分が上向きますよ♪
実際、私も部署のリーダーになってから意識的に嫌な仕事に対してこの言葉を使うようにしていたのですが、最終的には部下の人たちも毎日笑顔で仕事を引き受けてくれるようになりました。
折角意味を知ったのです。
なにかうまい具合に活用してみて下さいね!!
この記事が、あなたの御意に従うものだったことを願います(^^)
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