灯油をこぼしたとき、あなたならどうしますか?車、服、じゅうたんやカーペット、家の中・・・こぼした場所によってその対処・対策は様々です。場所ごとの灯油をこぼした際のにおい対策やすべきことをお伝えします。

灯油をこぼしたときの対処

寒ーい冬を乗り切るうえで欠かせない道具と言えば、『ストーブ』とその燃料の『灯油』ですよね。

そんな灯油ですが、家まで運ぶ途中で

 

「こぼした!」

 

と言う失敗をしてしまった方、多いと思います。

 

灯油って、とにかくその臭いがきついですよね(^^;)

しかも、一度ついてしまったらなかなかその臭いが取れないのも悩みの種の一つです。

 

今回は、場所ごとに違う灯油をこぼしたときの対処法についてお知らせしていきます。

 

記事は下に続きます。

灯油を車の中にこぼした時の対処方法

まずは、最も灯油をこぼす機会の多い車の中です。

灯油を入れた後、運ぶ際にはまず車で移動しますよね。

 

このとき、

 

「ふたがしっかり閉まっていなくて思わず・・・」

 

と言うケースが多いようです(;・∀・)

 

車の中は基本的に締め切っており、灯油の独特のにおいもこもってしまいます。

経験ある方はわかるかと思いますが、灯油のにおいが充満した車と言うのはなかなかに辛い空間です(^^;)

 

車内灯油をこぼしてしまった場合、まず最初に行うのが

 

換気

 

です。

とにかく窓を開けて、こもった臭いを全て外に出してしまいましょう。

 

放っておくとこぼしてない部分にまで、気化(気体として空気中に散らばっている)灯油のにおいが染みついてしまうのを防ぐためです。

 

さて、窓を開けたところでいよいよ対策開始です。

まずは車内の取り外し可能なマットやシートににこぼした場合、

 

  1. すぐにそれらを外す
  2. こぼした部分を中心に熱湯でよく洗う
  3. 後は天日干で乾かす

 

この手順で作業することにより、数日もすれば灯油のにおいはきれいさっぱり取れてしまいます。

 

次に、座席など取り外しの効かない場所にこぼしてしまった場合ですが、その場合は重曹をかけてみてください。

臭いや水分を吸い取る性質のある重曹ですから、こぼした灯油も、その臭いも、両方回収してくれます。

 

また、こぼした灯油の応急処置を出来る限り迅速にやることも重要です。

と言っても難しいことではなく

 

  • 新聞やタオルでこぼした灯油を吸い取っておく
  • 雑巾で水拭きしておく

 

の2つだけです。

当たり前のことのように思えますが、この対処が早ければ早いほど灯油の浸みこみは少なくなり、臭いも取れやすくなります。

 

大量にこぼしてしまった場合は、粉洗剤や重曹を上に振りかけると言うひと手間をプラスしてください。

粉上のものを灯油のこぼれた部分にまくことで、こぼれてしまった灯油を吸着させ、回収しやすくするのです。

 

ちなみに、まいた洗剤や重曹は水分を吸って固まりますので、車内用掃除機や、なければほうきとチリ取りなどでも簡単に回収することが可能です。

外で灯油をこぼした時の対処方法

車内の次に多いのが、運んでいる途中=外でこぼすことです。

一番最初に思い浮かぶのは、

 

引火の危険性

 

です。

 

ですが、灯油は40℃以上でなければ引火しないため、冬場に引火する恐れはまずありません。

こぼしてしまったからと言って、それがすぐ火災につながる可能性は低いでしょう。

 

放っておいても2~3日で気化してしまうそうですが、もし可能ならその場で水を使って流すのがおすすめです。

嫌な匂いもすぐ取れますし、

 

「火事にならないかな・・・」

 

といった不安もなくなります。

 

他にも、こぼした場所が家の庭などの場合には、土をかぶすのも有効です。

土をかけておくと、臭いが外に漏れるのを防ぐため、臭い対策になります。

 

そのまま3日程おいておけば臭いは完全にとれ、こぼれた灯油も気化してなくなってしまいます。

 

灯油が服についた場合の対処

灯油をこぼした彼女

衣服に灯油がつく・・・これ、かなり落ち込んでしまいますよね(^^;)

灯油がしみこんでしまうと臭いがなかなか取れず、

 

「少しでも早く洗濯したい!」

 

と思ってしまうはず。

ここで大事なのは、

 

他の衣服と一緒に洗濯はしない

 

という事です。

灯油の臭いが、一緒に洗濯したすべての衣服に付着してしまうからです。

 

灯油がついたのは一枚だけなのに、洗濯した結果すべての衣服に被害が拡大してしまっては元も子もありません(;・∀・)

 

正しい洗濯方法としては

 

  1. 日陰干しして、衣服についた灯油を気化させる
  2. 灯油がついていた部分を、食器用洗剤などで部分洗いしておく
  3. 灯油がついてしまった服の身を洗濯する

 

となっています。

こうすれば、他の衣服に被害が拡大することなく、灯油で汚れてしまった服のにおいを取ることができます。

 

ただし、お気に入りの服などに万が一灯油が散ってしまった場合、この方法よりもすぐにクリーニング店に持っていくことをお勧めします。

 

衣服の傷みを抑え、かつ臭いも確実に取ってくれるためです。

 

持ち込んだ際には、どの部分にどの程度灯油が付着したのかしっかり説明しておきましょう。

たまに、衣服に元々付いていた染みと勘違いして、そちらをキレイにして終わり・・・という事例を耳にしますので(^_^;)

 

家の中で灯油をこぼした!

ストーブに給油している際など、焦ってこぼしてしまうことが多いんですよね。

家の中で灯油をこぼした場合の対処方法

 

  1. 灯油を新聞紙やタオルで吸い取る
  2. こぼれた場所に重曹や粉洗剤をまき、拭き残した灯油と匂いを吸着させる
  3. しばらく時間を置いたのち、掃除機で2を吸い取る
  4. 雑巾でこぼした場所をしっかり水拭きする
  5. 換気をして拭き残した灯油の気化を早める

 

となっています。

 

こぼした場所以外にも、見えないだけで灯油は散っていますので、完全に臭いを取ることはできません。

ですが、こぼした場所を上記の対策にてきれいにしておけば、残った悪臭は2~3日で自然に取れてしまいます。

 

じゅうたん・カーペットに灯油をこぼした

じゅうたんやカーペットに灯油をこぼしてしまった場合、ふき取りがなかなか大変ですよね。

吸収が早いため、すぐに対処しなければしみになってしまいます。

 

じゅうたん等の敷物に灯油をこぼした場合のふき取り手順は、以下の通りです。

 

  1. 新聞紙などでこぼしてしまった灯油をできる限り吸い取る
  2. 中性洗剤をお湯で薄めたものをぞうきんにつけ、こぼした場所をたたき拭き
  3. 重曹や粉せっけんをかけて残った灯油と匂いを吸着させる
  4. しばらくして、灯油を吸い取った3を掃除機ですいとる
  5. 水洗いをする。できない場合は雑巾で水拭きを行う

 

ここでも、粉状のもので灯油を吸い取らせることが重要です。

特に重曹は、残った灯油はもちろん、臭いも一緒に吸い取ってくれるのでかなりおすすめです。

 

手についた灯油

「こぼすことはないけど、給油の際手についた灯油にはいつも困らされる」

 

この悩みは、誰しもが経験したことがあるはずです。

確かに、手についた灯油の臭いって石鹸で洗ってもなかなか取れないですもんね(^^;)

 

手に染みついた灯油のにおいを取る方法は、サラダ油が効果的です。

油の油分が、臭いの原因に吸着して、処理してくれるのです。

 

  1. サラタ油少量を手につける
  2. 油を手全体になじませ、両手をしっかりとこすり合わせる
  3. ハンドソープ・石鹸を追加し、油分と石鹸類がしっかりと混ざるまで手になじませる
  4. 流水で洗い流せば完了

 

この手順が、最も効率よく手についた灯油臭さを処理することができますね(^^)

 

ちなみに、これ以外にもみかんの皮で手をこする方法もありますね。

柑橘類は、灯油の匂いを消すにはもってこいなんです!

 

灯油を使う季節と言えば、まさにみかんを食べる冬!!

みかんの皮を捨てずにいくつか取っておくと、灯油が手についたとき大変重宝してくれます。

 

灯油をこぼさないアドバイス

最後に、何度となく灯油をこぼした経験のある(笑)私が、こぼさないためのアドバイスを・・・

それは、

 

  • 焦って給油しない
  • ふたを閉めたかしっかり確認する
  • ゆっくり落ち着いて運ぶ

 

の3つです。

 

どれも当たり前のことのように思えますが、こぼすときは大抵どれかができていないものです。

・・・私のように(^^;)

 

灯油をこぼしても対処は簡単!

今回は、灯油をこぼした際の対処法として、

 

  • 車の中
  • 家の中
  • じゅうたん

 

といった、こぼして困る場所の対策についてそれぞれ書いていきました。

 

どうしても、灯油をこぼしてしまうことはありますが、そんなときは慌てずに、今日紹介したような方法を試して下さい。

大丈夫、案外簡単に灯油の匂いは取れちゃうものですから!

 

 

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