塩の賞味期限表記についての記事です。あなたの家にあるお塩、賞味期限はいつですか?実は、塩には賞味期限表記が存在しません。何故そんなことが許されるのか・・・塩の特徴も踏まえつつ詳しく解説していきます。

塩に賞味期限がない理由、いったい何なのでしょうか?

  • 「どうして塩には賞味期限の表記がないのだろう?」
  • 「開封後の塩っていつまでもつのだろう?」

などなど、疑問に思ったことはないでしょうか。

塩のパッケージには「○年○月○日」といった、おなじみの賞味期限が記載されていません。

ですので

「いつまで使えるのだろう」

「この塩はまだ食べても大丈夫かな」

と不安になりますよね。

そんな不安を解消すべく、今回は開封後の塩の賞味期限や保存方法を紹介していきます。
あなたの毎日の生活に、少しでもお役に立てれば幸いです。

記事は下に続きます。

塩の賞味期限表記について

それでは早速紹介していきます。
今回は、塩の賞味期限表記についてです。

食べ物であれば、基本的にどんなものでも賞味期限、あるいは消費期限というものは存在しています。
もちろん、醤油や味噌といった調味料であっても同様です。

しかし、【塩】に関して言えば話しが違います。
こちらはなんと・・・

 

賞味期限表記が存在しない

 

のです!!!
いったい何故なのでしょうか。

まずはこの疑問について解消していきたいと思います。

何故塩に賞味期限はないのか

何故塩に賞味期限表記が存在しないのか・・・
その答えは、賞味期限そのものがないためなんです!!

これは、食品の品質を管理するJAS法(農林物資の規格化等に関する法律)や食品衛生法において、

 

「長く保存ができて、劣化が少ない食品には賞味期限を記載しなくていい」

 

と決められているためです。
そのため、塩のように長期保存が可能な食材は、賞味期限の表示が免除されています。

塩は無機質であり、腐敗菌が活動するための養分を含んでいません。

腐敗菌が存在しない・・・つまり腐らないと言うことです。
そのため、塩は特別な保存方法などをとる必要無く、長期間品質を保つことができるのです。

まさに、半永久的に口にすることの出来る食材だといえます。

ここ最近、塩を販売しているメーカーによっては、袋の説明欄に

 

【なぜ賞味期限が記載されていないのか】

 

についての説明書きが書かれているものも販売されています。

ここではあえてどの会社の塩なのかは言いません。
あなた自身の目で、売り場に行き探索してみてくださいね。

案外、あなたのおうちにある家のお塩にも表記されているかもしれませんよ(^^)

未開封の塩の賞味期限

食べ物が腐る原因は、腐敗菌が繁殖していくためです。
ですが、塩には腐敗菌が生きるための養分を含んでいないため、腐敗菌は生きていけません。

つまり腐る心配がほとんど無いのです。

ですから、未開封の塩には、賞味期限はありません。
まあ、何日経っても腐らないわけですから、そもそも賞味期限自体が必要ないですものね(^_^;)

塩って、実は凄い食べ物なんですね。

開封後の塩の賞味期限

続いては、開封後の塩の賞味期限について言及していきます。

「一度開けたら、塩も腐るようになるのでは・・・」

と思う方も多いようですが、ご安心ください。
仮に開封したとしても、塩には賞味期限がありませんので、安心して口にしていただけます。

ただし、多くの方がご家庭で体験しているように、塩は湿気を吸うことで固まってしまいます。
ですから、保存方法には注意が必要なのです。

もちろん、この状態であってもこの状態でも腐ることはありませんし、食べるのにも何の支障もありません。
岩塩など良い例ですね(^^)

 

また、空気中の湿気だけなら良いのですが、たとえば料理の際に塩を使っていたために

 

醤油

みりん

肉汁

 

等が、塩の袋の中に入り込んでしまうことも・・・
このような不純物が入り込んでしまった場合には、いくら単体では腐らない塩といえどもその影響から腐敗してしまう可能性が極めて高いです。

注意しておきましょう。

まあ、一番良いのは開封後は速やかに使い切ってしまうことです。

あるいは、小売りしている塩の購入。
毎回必要最低限の塩のみを購入するというのもお勧めです。

当たり前ですが、塩一粒であっても大事な食べ物です。
無駄にすることなく、大事に食べたいものですね(^^)

塩の保存方法!

塩には賞味期限がないということが分かっていただけたでしょうか?

先ほど少し触れましたが、塩は開封したとしても腐る心配はほとんどありません。
ですが、湿気を吸って固まってしまうことも多々ありますし、保存方法を間違えれば最悪塩の味が落ち、あるいは腐敗してしまう可能性も存在します。

ここからは、

 

  • 未開封
  • 開封済み

 

それぞれの状態での塩の保存方法について紹介していきます。
今日からでも出来る簡単な方法ばかりです。

是非、参考にしてくださいね♪

未開封

未開封の塩の場合は、常温保存でOKです!

ただし、塩は

 

湿気を吸いやすい

臭いが付着しやすい

 

といった特徴も持っています。
これは、袋に入ったままの塩であっても変わりません。

湿気などを防ぐためにも、冷暗所で保管しておくのがベストな保存方法と言えそうです。
塩は当然常温保存が可能なので、冷蔵庫などで保存しておく必要はありません。

開封後

開封後は、湿気や他の食品などの臭い付着を防ぐためにも、ガラスや陶器等の蓋付きの容器に移し替える必要があります。
容器は100円ショップなどで手軽に購入できるので、あらかじめ一つ家に常備しておくのがオススメです。

塩の役立ち豆知識

 

さて、ここで塩に関する役立ち情報をお伝えします。

この2つの豆知識を知るだけで、あなたの家のお塩がもっと大活躍すること間違いなし!
是非是非、試してみてくださいね(^^)

もし、塩が固まってしまっていたら

一つ目は、塩が固まってしまったときの対処方法です。
これ・・・困りますよね(^_^;)

特に料理するときなど、まさか塊のまま入れるわけにもいかないので地道に砕くことになるのですがこれが実に硬い!
厄介きわまりない状態と言えます(ーー;)

そんな時は、

 

  • フライパンで軽く炒める
  • 電子レンジで2・3分加熱する

 

この二つの方法がオススメです。
たったこれだけの一手間で、なんと塩が勝ったばかりのようなサラサラな状態に戻ってしまうんです!

 

「この塩、固まっているから使えないわ・・・」

 

等と考え、捨てる事だけはやめましょう!
これほど持った内々事はありません。

何度も言いますが、塩には賞味期限はなく、半永久的に口にすることが出来るのです。
無くなるまで、使い続けていきましょう♪

塩の防腐効果を活用しよう

塩は、自身が腐らないだけでなく、食べ物の腐敗を防いでくれる効果があります。
二つ目のお役立ち情報・・・それは塩が食べ物に与える防腐効果です。

その最たる例が塩漬けです。

私も塩漬けは大好きです。
あのしょっぱさ、もうこれだけでご飯一杯はいけそうです!

実は、塩は今より遙か昔、冷蔵庫など無い時代から保存食を作るために使われていました。
例えば、梅干しです。

➡ 梅干しの賞味期限はどれ位?自家製は半年!?冷蔵庫の中でも危険なの?

以前梅干しの賞味期限について書いた記事でも紹介しましたが、梅を塩漬けにすることで殺菌効果を付与し、腐るのを防いでくれます。

 

【梅干しはかびない】

 

としてお弁当のおかずなどに大人気ですが、実はあれも塩の力によるものだったのです!

ちなみにこの効果、塩分濃度に比例してどんどん強くなります。
昔ながらの伝統な方法で作られた梅干しなら、塩分濃度はおよそ20%だそうです。

これほどまでのしょっぱさ・・・確かに、梅干しが腐らないのにも納得というものです(^_^;)

ちなみに、最近スーパーで売られている減塩梅干し。
こちらは塩分濃度が低く、5%~といった一桁のものも多いです。

そのため、お弁当に入れてもカビが来る場合も・・・

もちろん、防腐効果が高い食材ではあるのですが、それでもカビてしまう・腐ってしまう可能性があるのもまた事実。
そう考えると、味とご飯のおかずとしての役割、そこに防腐効果まで付いた梅干しは本当に凄い発明と言えそうです(^^)

また、おにぎりにも塩をかけますよね。
実は、これも味付けだけでなく、塩の殺菌効果によりお弁当として持って行くおにぎりが、旅先でも安心して食べられるようにと考え出されたものなんです。

昔から塩を使った食品が多いのは、なかなか食べ物は食べられなかった時代に、保存食として残しておいて、必要なときに食べるという昔ながらの知恵なのですね。
まさに、

【おばあちゃんの知恵袋】

といった所すね(^^)
本当にすごいです!!

塩の賞味期限表記はいらない!

今回は、塩の賞味期限表記について色々とお伝えしてきました。

見ていただいたとおり、塩には賞味期限がありません。
ですから、保存さえしっかり行っておけば、半永久的に食べることの出来る調味料というわけです。

 

ちなみにですが、塩以外にももう一つ、同じような調味料である砂糖にも賞味期限がないんです!

砂糖も塩と同様に、長時間品質を保つことができる貴重な食材の一つです。
そのため、先ほど述べたJAS法にて、商品に賞味期限を明記しなくて良いと定められているのです。

 

塩は、腐らずずっと食べることが出来るのですが、湿気を吸いやすい・臭いが付きやすいといった短所も持っています。
また、各種調味料をはじめとした不純物が塩に混じってしまうと腐ってしまう確率も非常に高いです。

開封した時点で、どれだけ気を遣ってもやはり湿気や臭気は吸収してしまうもの・・・
ですから、塩を購入し、開封した後は速やかに使い切ってしまうのが一番です!

塩も、他の食べ物と同様に鮮度が良いうちに食べてしまう。
これこそが、最高においしく食べるための方法というわけです(^^)

全ての料理において言えることですが、塩は、料理にかかせない最高の調味料です!
上手に保存して、いつまでもおいしい塩の品質を保っておいてくださいね。

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