以心伝心の意味や使い方・類義語や対義語などについて見ていきます。以心伝心の意味、実は最近意気投合と一緒になっているようなんです。この記事では、以心伝心の本当の意味や、正しい使い方などを例文を絡めつつ紹介していきます。

以心伝心、そんな関係の友人がいたら最高ですよね(^^)

「私たちって以心伝心だよね」

 

なんて、聞いたことありませんか?

 

四字熟語である以心伝心。
上手く使えば、相手との仲の良さを感じさせるとても良い言葉ですよね(*´∀`)

 

・・・ただし、きちんと理解せずに使っている人も見受けられます。
世間一般のイメージと、実は微妙に意味が違っているんです(;・∀・)

 

しっかり理解を深めてもらうために、今回は以心伝心の由来や類語、対義語などもふくめてご紹介したいと思います。

記事は下に続きます。

以心伝心の意味・読み方とは

今回は、四字熟語・以心伝心について見ていきます(^^)

以心伝心の意味と読み方ですが、こちらは

「いしんでんしん」

 

ですね(笑)
たま~に間違えている人がいるので、一応紹介しておきます。

 

で、肝心の意味ですが、こちらは

 

 

です。

 

意味だけを見ると、人間同士の関係・・・というよりも、なんだか仙人みたいですね(;・∀・)

 

身近な例でいうと、友達や同僚・パートナーと、たまに

 

言葉や文字で表すことができないような感覚を共有できていた!

 

なんてことはありませんか?
これこそが以心伝心です。

 

言葉に頼らずとも感覚が共有できた。
それがわかったときって、ほんとに嬉しいですよね(^^)

 

以心伝心=とっても仲の良い友人、といった意味で活用している方もいます。
ですが、実際には感覚が共有できた瞬間を指す言葉なので、ちょっと意味合いは変わってきます。

この辺り、注意が必要ですね!

 

以心伝心の由来や語源について

ここで、以心伝心の由来や語源について見ていきたいと思います。
実はこの四字熟語、元々は

 

禅の教訓の一つとして使われていた言葉

 

だそうです。

 

お釈迦様の教えの真髄を、言葉や文字に頼らず、師の心から弟子の心に伝えること。
これが本来の意味だったそうです。

 

それが次第に、禅以外の場面にも使われるようになっていき、やがて人間同士が無言で感覚や気持ちを伝え合う意味として使われるようになっていったのです。

 

元々は禅からの発祥だったというわけですね。
それが、時代の流れの中で、日本中の人たちに意味が広がっていったため現代の形になった。

そう考えると、以心伝心が出来た瞬間って、ちょっと徳を積んだ瞬間なのかもしれませんよ?( ̄ー ̄)

 

類語はあの四字熟語!

続いて、もっと以心伝心に慣れ親しんでもらうために、類語の紹介をしていきます!

 

同じ意味の言葉をあえて違う表現で表すことで、会話や文章のアクセントになっていきます。
沢山の類語がありますので、是非覚えていってくださいね(^^)

 

意気投合

意味;互いの気持ちや考えなどが、ぴったりと一致すること。 気が合うことをいう。

 

こちらは、言葉や文字を介さず、といった意味は含まれません。
話をしていてお互いに気持ちが通じ合うといった場面も含まれます。

現在日本で使われている以心伝心は、どちらかと言えばこの【意気投合】の意味に近いと言えますね(;・∀・)

 

シンパシー

意味:同情、共感、共鳴。

 

  • その気持ちわかります
  • あなたの意見に賛同します

 

といった意味ですね。

楽しいことばかりでなく、相手が落ち込んでいるときや、お悔やみを伝えたい時にも当てはまる便利な言葉です。

 

共感

意味:他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。

 

こちらも、言葉や文字を介さず、といった意味は含まれません。

既にある意見や感情に対して賛同することをいいます。

 

以心伝心とまではいかなくても、仕事などコミュニケーションが欠かせない場面では、

 

「この人だったらわかってもらえそうだな」

 

という、共感力が信頼につながります(・ω・)ノ

 

波長が合う

意味:考え方や感覚がよく似ている。

 

 「どうもあの人とはしっくりこないな」という時に、【波長が合わない】といった風に使います。

 

波長が合うということは、以心伝心にとても近い状態ということもできますね。

 

 

このように、以心伝心には多くの類義語があります。
会話の流れの中で、是非これらもあわせて使ってみるようにしてくださいね(^^)

 

対義語・反対語もチェック

以心伝心の対義語・反対語ですが、対義語辞典やネット辞書を見ても分かるように、厳密なものは存在しません。

ただ、意味合い的に対義語と言える言葉は存在しています!

 

隔靴掻痒(かっかそうよう)

意味:
痒いところに手が届かないように、はがゆくもどかしいこと。
思うようにいかず、じれったいこと。物事の核心や急所に触れず、もどかしいこと。

こちらになります。

 

こっちが伝えたい思いが上手く伝わらず、じれったい時などに用いる言葉ですね。

あまり聞き慣れない単語なのでやや使用が難しいかもしれませんが、使いこなせたらかなり知的な印象を受けますよね。

こちらは以心伝心と違って余り使う機会は多くないですが、ここぞという時には是非活用してみてくださいね(^^)

 

以心伝心の使い方を例文で紹介

ここからは、以心伝心を日常使い出来るように、例文でお伝えしていきます!

 

あの子とはいつも以心伝心で、お互い気持ちが通じ合っている。

 

言葉で言わなくてもわかってくれる人の存在は、何にも代えがたい貴重な関係です。

 

  • 友人
  • 家族
  • 妻や夫
  • ライバル

 

どんな関係であれ、以心伝心な相手はあなたにとって財産と言えるでしょう。
そんな人に、巡り会いたいものですね( ;∀;)

 

長年の結婚生活で以心伝心の仲になったとはいえ、言葉で伝えることも大切だ。

 

以心伝心にも落とし穴があります。

いくら気持ちを察し合えるとはいえ、やはり自分とは別の人間が考えていることは、全部わかりきれるとは言えません(⌒-⌒; )

以心伝心の関係とはいえ、そこに甘んじることなく、きちんと謝ったり、感謝の気持ちを伝えることも、人間関係を維持していくうえでは大切な行為なのです。

 

相手との関係に甘えること無く、誠実に接していきましょう!

 

幼馴染の彼とは、表情を見れば以心伝心で理解し合える仲だ。

 

幼い頃から似た環境で育ってきた幼馴染とは、以心伝心で分かり合えるのも難しくはないかもしれません。

ですが、大人になるとなかなかそういった出会いがないものです…

 

もし今あなたに以心伝心の幼馴染がいるとしたら、それはとっても素晴らしい人であり、出会いです!
生涯の友と考えて、その関係・・・大事にしてくださいね!

以心伝心の関係を大切に!

今回は以心伝心の意味や使い方・類義語や対義語等をご紹介してきましたヽ(´▽`)/

 

言葉を介さなくても、分かり合える関係。

 

仕事をするときに以心伝心の相方がいたら、すごくスムーズで働きやすいです。

また、プライベートで以心伝心の仲間がいれば、それは本当に心強いことです(^^)

以心伝心は理想的で、完璧な関係のように思えます。
ですがそんな関係になれたからといって、決して油断してはいけません。

言葉での表現がなくなってしまっては、いつの間にか考え方はすれ違い、ギスギスしてしまうのが人間関係の難しいところ…

 

 

もちろん、何も言わなくても通じ合えることは、居心地が良いことには間違いありません。
しかし、その状態に慣れきって、コミュニケーションを怠ってしまうこと絶対に避けるべきです!

 

以心伝心の間柄だからこそ、なお一層言葉の重要性が増してくるのかもしれませんね。
だからこそ、その人ととの関係が長く続くよう努力も必要なのです(・ω・)ノ

 

以心伝心を目指しつつ、言葉でのカバーも忘れない。
なんだかちょっと矛盾しているように見えますね(;・∀・)

 

ですが、コミュニケーションや人間関係に

 

これが正解!

 

という最適解はありません。
だからこそ、是非一緒に試行錯誤していきましょう!

 

あなたにとって以心伝心の大切な方が増えることを願っています(^^)

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