ヤモリの卵が孵化するまでにかかる日数や卵の大きさなどを詳しく見ていきます。また、産卵時期や自宅で卵を孵化させる場合の注意点も詳しく解説していきます。更に、孵化シーンを見たい方のために動画も用意していますのでこちらもご覧下さい。
ヤモリって、実は卵から産まれるんです。
最近、
かわいい
として人気急上昇中のヤモリですが、その孵化シーンにも注目が集まっています。
卵から生まれるという事実は案外知られていないようです。
今回は、ヤモリが卵から孵化するまでにかかる日数や卵の大きさなどについてみていきます。
ヤモリの卵、孵化にかかる日数は?
それでは早速紹介していきます。
まずは、ヤモリの卵が孵化にかかる日数から見ていきます。
実は、ヤモリは一度に2個の卵を産みます。
そのため、孵化して産まれてくる子供は一度に二匹です。
一回の出産で子供が2匹・・・なんとなくおめでたい気持ちになりますね(^^)
この辺は、ヤモリが縁起が良いとして有名だからこそ、そのように感じるのかもしれません。
➡ ヤモリは縁起がいいってホント?幸運の兆候も!家守だから家も守る?
ヤモリの体の色によっては、うっすら卵が体の中に入っているのが透けて見えるので、もしお近くにヤモリがいる環境なら探してみて下さい。
小さい体に卵を二つ抱えて必死に動き回るその姿には、ちょっと感動すら覚えてしまいます。
そんな大事に守られて遂に生み出される卵ですが、孵化するまでの期間はおよそ1ヶ月~2ヶ月と言われています。
一ヶ月近くブレがあるのは、そのときの気温によって大きく深間でのスピードが異なるためです。
基本的には
暖かければ早い
寒ければ遅い
となっています。
ですから、気温によってはかなりの長い期間、卵の中で子供達が育つ場合もあるのです。
ヤモリの卵がある場所は?
さて、ヤモリを見たことがあるという方であっても、肝心のヤモリの卵については余り目にしたことのない方も多いはず。
それもそのはず、実はヤモリの卵は大変見つけにくいことで有名なんです。
これは、親ヤモリがあらかじめ外敵に見つかりにくいように、暗くて目につきにくい場所に産むためです。
親の愛を感じますね(^^)
野生の生物ですら見つけにくい場所な訳ですから、当然人間が探すのも至難の業です(^_^;)
草むらの奥や、木々の根っこの隙間などで時折見かけることがあります。
とは言え、その卵の産卵場所は、親ヤモリが子供のために必死に探し当てたポイントです。
もし見つけても、そっとしておいてもらえればなと思います。
産卵時期はいつだっけ
ところで、当然ですがヤモリの産卵は一年中行われているわけではありません。
時期は決まっています。
ヤモリの産卵時期は5月~9月頃とされています。
初夏~初秋にかけてですから、暖かく、生き物にとっては一番暮らしやすい気候と言えますね。
この時期を狙ってヤモリは卵を産みます。
5月~8月頃までに生み出された卵は暖かい気候ですから、当然早く出産します。
ですが、9月の半ば辺りにさしかかると段々寒くなってくるため、ヤモリの孵化もそれだけ遅くなります。
この時期に産まれるヤモリたちは、約2ヶ月の時間をかけてゆっくりと産まれてくるのです。
ヤモリの卵の大きさはどれくらい?
さて、ヤモリの卵の大きさは一体どれくらいなのでしょうか。
卵と聞くとついつい見慣れているニワトリの卵を想像してしまいがちですが、当然そんなに大きくないです。
というか、それだと明らかに親のヤモリより大きいです(笑)
一般的に、ヤモリの卵の大きさは親のサイズにもよりますが、約1㎝と言われています。
これが2個体の中に入った状態でヤモリは産卵場所を探し、安全なところで卵を生み出すのです。
1センチというと小さく思えますが、元々小柄なヤモリです。
これを2個運ぶというのは、本当に大変な作業なはず・・・
無事に生まれるのを願うばかりです・・・(;-;)
家でヤモリの卵を孵化させる場合
ここまで、野生のヤモリの出産にスポットを当ててお伝えしてきました。
ですが、中には自宅でヤモリを飼っていて、家で卵を孵化させたいという方もいるはずです。
そこでここからは、自宅でペットとして飼育しているヤモリの卵の孵化に関する注意点を見ていきます。
どこに卵を産むの?
まず、家で飼っているヤモリはどこで卵を産むのかという点です。
先程書きましたように、もし外であれば、ヤモリは見つけにくく暗い場所に産卵を行います。
しかし、飼育している場合はケージ内などで飼っていることが多く、その場合はケージの床、つまり自身の足下などにそのまま産んでいる場合も・・・
この場合はかなり注意が必要です。
というのも、折角苦労して産卵した卵に気づかず、親ヤモリが自分での足で踏みつぶしてしまう場合があるためです。
飼育している身としては、これは絶対に避けたいところですよね(^_^;)
もしヤモリが妊娠していた場合は、細かく様子をチェックして、産卵後は速やかに安全な場所に卵を避難させてあげて下さいね。
ただし、これを避ける方法もあります。
それはヤモリを飼っているケージの中にヤモリ専用のシェルターを設置しておくことです。
恐らく、多くのヤモリ飼育中の方はケージ内にシェルターを用意していることと思います。
身を隠す環境があれば、ヤモリもストレスを感じることなく安心して卵を産むことができます。
実際、シェルターを入れているケージであれば高確率で卵はこの中に産みつけられます。
こまめにシェルターをチェックして、卵があれば速やかにこれを移動。
安全に孵化できる場所を用意してあげましょう。
また、卵でなく親ヤモリの方を新しいケージに移動する方法もあります。
・・・が、これはヤモリにストレスがかかる方法ですので、産まれる前のヤモリを新しいケージで1から孵化させる方が親子両方にとって負担の少ないやり方と言えるでしょう。
卵を産んだ後、注意すべき点は?
無事卵が産まれた後は、いくつかの注意点があります。
卵を無理に剥がそうとしない
卵と親ヤモリは別々の環境に分ける
卵に時々水分を与える
この3点です。
ヤモリの卵は、生み出された直後は本当に柔らかいです。
この時、壁や床などにくっついてしまう事もしばしば・・・
そして数日もすればかちかちに固まります。
こうなってしまうと、卵を割ることなく剥がすのはかなり難しいです。
無理に剥がさず、静かに産まれるのを見守りましょう。
次に、親と引き離すという点ですが、これは先程も書いたように親ヤモリが卵を踏みつぶしてしまう恐れがあるからです。
また、時に親ヤモリは卵を食べてしまうことも・・・
卵を産む場所にまでこだわっていた親ヤモリなのですが、産卵と同時に一気に卵への興味を失ってしまいます。
するとどうなるか・・・
お腹が減った状態ですと、そのまま食べてしまうのです。
折角産んだ卵を餌にされるほど悲しいものはありません。
そうならないためにも、最初から親と卵は分けておきましょう。
最後は、水分。
卵が無事孵化するためには適度な湿気も必要です。
時折様子を見て、霧吹きなどで水をかけてあげて下さいね(^^)
卵が孵化したら、餌は何にしよう?
卵から孵化したら、当然餌をあげる必要があります。
そのときの餌は一体何が良いでしょうか?
親ヤモリはコオロギやミルワームなどを主食としているのですが、子供の場合はそうはいきません。
何故なら、基本的にヤモリは自分より小さい生物しか食べないからです。
産まれたばかりの子供ヤモリは本当に小さく、それより小さいコオロギなどまずいません。
では一体何を食べさせれば良いか・・・
オススメは、バナナの皮を卵が入ったケージの中に入れておくことです。
すると、バナナの皮が徐々に腐っていき、そこからハエの幼虫であるウジが大量に生まれます。
これなら、子供ヤモリよりも小さいため問題なく餌となってくれます。
余り見た目は良いものではありませんが、餌問題を一番簡単に解決する方法として紹介しておきます。
ヤモリの卵の感動的な孵化シーンは必見!
いかがだったでしょうか?
今回はヤモリの卵について孵化までにかかる日数やその大きさ、自宅で孵化させる際の注意点などを紹介させてもらいました。
最後に、一つ動画を紹介しておきます。
こちらは、ヤモリが実際に卵から孵化する瞬間です。
勿論自分で飼っている方はこの感動を生で見ていただきたいのですが、まずは一度動画で確認してみてもらえればなと思います。
本当に感動的なシーンですので、じっくり見てもらえればなと思います。
それでは、ごゆっくりご覧下さい(^^)
卵から頑張って出てこようとするその姿、本当にかわいいですね♪
自宅で飼っている方は、是非是非今度は自分のかわいいペットともに、心ゆくまで堪能して下さいね!
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