トリュフの味や匂いについて、例えを用いて説明していきます。あの強烈な香りとは裏腹に、何故かトリュフの味についてはあまり語られません。トリュフの味や匂いを例えたら、いったいどんなものに!?

トリュフの味や匂い、知っていますか?

世界3大珍味の一つにも数えられているトリュフ。
フランス料理や、最近では高級な和食店などでも使われるようになってきました。

キノコの1種であるこのトリュフ、とても芳醇な香りがすることは多くの方が知識として知っています。
ですが、実際に体験したことのある人は意外と少ないのです。

今回は、意外と知られていないトリュフの味や匂いについて、他の物に例えつつ紹介していきます。
また、幻のトリュフともいわれている超高級白トリュフについても紹介していきます!!

記事は下に続きます。

トリュフの味や匂いについて

それでは、早速紹介していきます。
今回は世界3大珍味の一つ、トリュフの味や匂いについてです。

突然ですが、あなたはトリュフについてどのようなイメージを持っていますか?

  • 「とっても高いキノコ」
  • 「フランス料理なんかに少し乗っている」
  • 「匂いがとても強い」

このようなイメージを持っているのではないかと思います。
ですが、あなたは実際にトリュフの味や匂いについて尋ねられた時、答えることができますか?

そう、多くの方がこの高級キノコに対する様々なイメージは持っているのですが、肝心の味や匂いについては全くと言っていいほどに知らないのです!

私も何度か食べたことがあるのですが、そのほとんどは数切れが料理の上に乗っていたり、すりおろしたものがかかっているだけです。

とてもではないですが、じっくり味を見ることはできませんよね(-_-;)

しかし、折角ならどんな味か確かめてみたいというのが好奇心と言うものです。
あなたも、実際のところ味や匂いがどんなものか、やっぱり気になりますよね(^^)

今回は、トリュフの味や匂いの感想を、例えを用いてわかりやすくあなたにお届けしていきたいと思います。

どんな味か

まずは、トリュフの味についてです。

匂いについてはよく騒がれていますが、味については多くの方が語ろうとはしません。
ですが、キノコの一種であるこの食べ物にも、当然味は存在しています。

その味は・・・実は、ほとんどしないんです。
マツタケを思い出してもらえれば分かりやすいかと思います。

【香りマツタケ味シメジ】

と言う言葉があります。
意味は、香りを楽しむならマツタケが、味はシメジがおいしいという意味です。

この言葉の通り、マツタケは高級なものほど、より芳醇な香りがしてくるものですが・・・味は正直普通のキノコです(笑)

いえ、美味しいんですよマツタケ!
土瓶蒸しとか大好きです。

ですが、です。
これはあくまで香りを楽しむものであって、味わうものではないのです。

トリュフもそれは同じです。
濃厚且つ芳醇、気品あふれるとさえ言われる香りを楽しむものであって、味についてはあまり触れないことが暗黙のルールとなっているです。

それでもあえて私の味の感想を言うなら、

「とっても薄いしいたけ味」

です(^^;)

どんな匂いなの?

さて、トリュフの味がほとんどないことは説明させてもらいました。
そしてここからは、トリュフの匂いについて見ていきます。

やはり、トリュフと言えばその香りです!
フランス人の方を始め、世界中のグルメの方たちの心をつかんで離さないその匂いは、いったいどのようなものなのでしょうか!?

その匂いは、とにかく強烈です。
初めて新鮮なものを嗅いだ時には、匂いが強すぎて一瞬悪臭のように思えてしまう程です。

しかし、じっくり嗅いでいると、段々その強烈な匂いがトリュフによるものだと分かってきます。

  • 恍惚となる
  • 体に生気があふれてくる
  • いい香り

私の語彙では表現しきれませんので、これだけではトリュフの香りの魅力を全てはお届け出来ないかもしれません。

ですが、とにかく夢心地になるような、それでいてトリュフの香りとしか言いようがない、何とも独特且つ芳醇な香りを放ってくれています。

味や匂いを例えると

さて、上では私が感じたトリュフの味や香りについて解説させてもらいましたが・・・正直分かりにくいですよね(笑)

人の感想は、なかなか自分の感覚としては捉えづらいものです。
そこで、ここからはトリュフの味や臭いを身近にあるもので例えて紹介していきます!

味を例えると

私の意見だけでなく、色々な方の感想を参考にしていますので、どれか一つでもあなたのイメージに合致する表現が出ていれば幸いです。

まずは、味!
無味ともいわれがちなトリュフの味ですが、

  • マッシュルームのような味
  • シイタケに似ている
  • 味がないのが味
  • ぼそぼそした味と食感
  • 生の薄くスライスしたジャガイモ

このような表現が出てきました。
全てに一貫して言えるのは、ほとんど味がないということですね。

マッシュルームやシイタケは同じきのこ類ですし、案外味は近いのかも知れません。
また、トリュフ単体で食べると、確かにぼそぼそした食感ばかりが気になって、味にはなかなか集中できないです(^^;)

やはり、トリュフの味についてはあまりいい表現がされることは少ないようです。

匂いを例えてみた

お次は真骨頂、トリュフの匂いについて例えてみました。

味とは打って変わって、とっても強烈なその香りは、例えも中々に強烈な表現者が多くあった印象です。
ひっそりと私の感想も混ざっていますので、どれか当ててみてくださいね( ̄▽ ̄)

  • 今まで嗅いだ中で一番強烈な食べ物の匂い!
  • ガスのような匂い
  • 芳醇ってこういう香りを言うんだな
  • 凄い香りとしか言いようがない
  • スパイスのような強烈なにおい
  • 新鮮な土の匂い
  • 森の中で嗅いだことのあるような香り
  • キノコの香りなんだけど、他とは何か違う
  • 男性のフェロモンの香り

このような表現がされました。
うーん、どれも強烈な印象を与えてくるものばかりですね(^^;)

上を見たらわかるように

「のような」

と言う表現が多く使われています。
つまり、他に似たものがない香りなんです!

あくまで、「あえて言うならば○○のにおいがする」といったレベルで、トリュフの匂いと同じものは存在していないのかもしれませんね。

ただ、どれか一つ似ているものを挙げるなら【男性の香り】が最も似ているという意見が多いようです。

白トリュフの味と匂いがすごい!?

さて、実はトリュフには一般的に知られている黒トリュフとは別に、もう一つ種類はあるのをご存知でしょうか。
こちらの名前は、白トリュフ。

名前の通り、真っ白な色をしたトリュフです。
なんと、大きいものであれば家が一軒建ってしまう程の価格が付く超高級品です。

なぜそこまで高級かと言いますと、黒トリュフよりはるかに珍しく、めったに取れないことが理由の一つです。
ですが一番の理由は、とにかく香りが凄いんです!!

イタリアで収穫されている白トリュフの発見には、ブタの力を借りることが多いです。
強烈な香りを頼りに、トリュフブタが掘り当ててくれます。

ただし、発見してからはもう戦争です。

ブタも、この高貴な香りを放つキノコを食べたいのです!
白トリュフをブタが発見したら、すぐに人間がとらなければ一瞬のうちに完食されてしまいます・・・

毎年白トリュフのシーズンになると、ブタが食べるか、人間が回収するかで熾烈な収穫争いが繰り広げられているそうです(^^;)

何故ブタを使って探すのかと言うと、犬では香りの強さに参ってしまうことがあるからだそうです。
それほどまでに香りが強烈で、見つけたらすぐに食べたくなってしまう程の魅力的な匂いというわけですね。

さてこの白トリュフですが味の方は・・・やっぱりありません(笑)
味に関しては、黒トリュフ同様極めて無味に近いものと言えます。

ただし、生で食べることが多い白トリュフは、黒トリュフと違って火を通していない分、まったりとした柔らかい食感を楽しむことができます。

ですが、香りの方は全然違います。

「こんなに強烈なの!?」

と、思わず叫んでしまう黒トリュフの香りが弱く思えるほど、白トリュフは匂いが強いです。
白トリュフを部屋の中に持ってくると、例え大部屋であっても辺り一面が白トリュフの香り一色に染まってしまう程です。

料理に立った一切れ乗っていれば、それだけでも思う存分香りを堪能できるというわけです。

さて、その香りですが、例えるなら

  • ガソリンの漏れたガス
  • とっても強烈な動物系の香り
  • バターに近い匂い

と言われています。
動物系やガソリン・・・この例えを見ても、白トリュフの香りが他の物とは一線を画すのが良く分かりますね(^^;)

本当に物凄い香りとなっていますので、もし機会があれば、一度口にしてみてくださいね♪
未知の味覚の世界を堪能できること間違いなしです(^^)

世界3大珍味の名前に偽りなし

いかがだったでしょうか?
今回はトリュフの味や臭いについて、例えを用いつつ説明してきました。

最後に私があなたに伝えたい言葉はただ一つ!

世界3大珍味の名前に偽りなし

です。
あのトリュフにしか出せない香りは、他の料理の隠れた魅力を全て引き出してくれます。

単体では悪目立ちしかできませんが、他の料理と合わさることでその魅力を何倍にも引き立てる。
まさに名脇役といった所です。

世界一のキノコ、普段は中々食べれませんが、記念日などに大切な方と食べてみてはいかがでしょうか(^^)