不倶戴天の敵・・・そんな方が身近にいないでしょうか?

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【不倶戴天】は、現代の日常ではあまり使わない言葉です。

しかし、時代劇、戦国時代を題材にした映画、または三国志などの中国の歴史書などではよく見かける言葉でもあります(^^)

 

最近では、字面や訓音のイメージから、

 

  • カッコイイ!
  • オシャレ!

 

等とゲームや映画に使用されたりしていますよね。

 

確かに、使われている漢字や読み方はかっこいいのですが・・・

この不倶戴天という言葉、そんな生半可な気持ちで使用してはいけない恐ろしい言葉だったのです!((((;゚Д゚))))

今回は、そんな四字熟語【不倶戴天】の深い意味をさぐっていきます。

 

不倶戴天の意味とは

それでは早速紹介していきます。

今回は、不倶戴天の意味や読み方についてです。

 

仰々しい漢字に思える【不倶戴天】。
確かに難しい漢字ですよね・・・

一体なんと読むのでしょうか。

 

それは

 

 

です。

 

耳慣れない方も多い不倶戴天という四字熟語ですが、その意味は・・・

 

という意味になります。

 

つまり、<不倶戴天の敵>という言葉は

 

同じ天の下(同じ世界)で生きていくことなど、真っ向御免!というくらいに、憎しみが大きい敵に対して使う言葉ですね。

 

・・・そう聞くと、本当に恐ろしい表現であることが分かります((((;゜Д゜)))

 

【敵】という表現を使うのですから、まあ、あまりいい関係ではないのかなと想像は付きます。

ただ、スポーツの中で敵と意味する時は、

 

スポーツマンシップに則って勝敗に恨みっこなし!

 

といった、相手への気遣いなども感じられます。

 

しかし、今回の不倶戴天では勝負やスポーツどころか、

 

「同じ世界で息を吸うのも嫌だ!」

 

というくらいの恨みなのですから、これは相当なものですよね・・・

 

ここまで相手を恨む言葉、一体どのようにして生み出されたのでしょうか?
その謎は、この【不倶戴天】の出典である漢詩に隠されていました!

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不倶戴天の語源・由来について見てみよう

四字熟語・不倶戴天は、漢詩にその由来・語源があるとされています。

 

その漢詩は中国の昔の書、<礼記>に記載されており、礼記は【礼について書かれた儒学】とされています。

 

儒学とは、簡単にいうと儒教の学問的側面のことをいいます。

ちなみに儒教とは、中国最古の教えとされていて、大成した方には中国の歴史の中でも特に有名な孔子がいますね。

公明な教え・学問であり、その主題は礼説や倫理哲学、思想などの教えのことをいいます。

 

ではこの世界に表れた【不倶戴天】の最初の文章は、どんなものだったのでしょうか?

 

不倶戴天がはじめて使われた原文を紹介します。

 

 

という一文になりますが、このままでは難しいのでわかりやすく書いてみます。

 

 

ちょっと分かりやすくなりましたね。
これを、更にかみ砕いてみると・・・

 

 

という意味になります。

 

なるほど。

確かにどれ程の憎しみなのか痛いほどに伝わる言葉です。

 

不倶戴天・・・これは軽々しく使ってはいけない言葉だと改めて考えされられます。

 

しかし、この原文では不倶戴天の【不】の文字がありません。

 

これは漢詩の読み方の規則なのですが

 

~であらず(=~ではない)という文章を作る際、【ず】という否定を<不>という漢字で表すのです。

そのため、原文の最後にあった戴(いただ)か【ず】=不を示しています。

 

英語であらわす不倶戴天

深い憎しみを込めて使われる<不倶戴天>。

ここまでの憎しみを持つ言葉、英語で表すことができるのでしょうか?

と、考えて調べた見たら・・・ありました!

 

英語では

 

Mortal  Enemy
(滅ぶべき運命の敵)

 

と訳します。

 

あっさりしているような感じがする表現ですが、実はそうではありません。

 

このMortal という英単語ですが

この単語の意味には<必滅の>という意味も込めれているんです。

 

相手に対して【必滅させたい敵】なんて、普通考えません。
凄まじいまでの執念を感じてしまう言葉ですね。

 

この世に相手の一欠片も残さずに、ボロボロにして滅亡させる・・・

 

と書いてしまうと、少しばかり想像力を働かせすぎでしょうか?

 

とにかく

 

  • 英語での表現
  • 四字熟語としての表現

 

どちらでも共通で言えるのは、恐ろしい意味を持った言葉であるということですね。

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類語は何がある?

不倶戴天ほどの憎しみの深さではないですが、よく似た意味を持つ類語についても調べてみました。

 

相容れない

意味:お互いの主張や立場が相反していて両立しないこと

 

お互いに相手を受け入れられない・・・という意味になりますね。

まあ、人間どうしても合わない人はいますし、そういった方とは極力関わらないのも一つの手ですよね(^_^;)

 

両立しない

意味:調和しない様(さま)

 

調和という言葉が、釣り合っているという意味合いで使われているので、不倶戴天とはまた違ったイメージのようにも聞こえます。

ですが、水と油のように【(相手を)弾く・拒絶する】という意味合いとしての表現は合っていそうですね。

 

共存できない

意味:同時に二つ以上のものがともに在(あ)る事ができない

 

【自分も他人も揃って生存できない】という意味になりますね。

 

一緒に生きていくことができない!

 

というニュアンスでは、ある意味不倶戴天に一番近いイメージと言えそうです。

 

対義語・反対語について

不倶戴天の対義語や反対語ですが、ネット辞書などを見ても分かるように、厳密には存在しません。

ただ、意味として反対語と呼べるものはいくつか存在していますので、そちらを紹介したいと思います!

 

水魚の交わり

意味:水と魚のように、なくてはならない存在

 

離れることのできない親密な間柄という意味もあり、おしどり夫婦の関係が一番当てはまりますね。

水魚の交わりのような夫婦関係を築きたいものです(*´∀`)

 

親友

意味:打ち解けて仲の良い間柄の人をさす

 

不倶戴天とはまさに真逆の意味を持つ言葉と言えそうです(ーー;)

 

愛情

意味:人や物に注ぐあたたかな気持ち

 

愛情とは夫婦や恋人でも沸き上がる感情ですが、一番その表現が当てはまるのは、やはり子供に対しての気持ちですね♪

 

子供には無償の愛情を与える

 

とよく表現されます。

 

自分の子供がただご飯を食べているだけなのに可愛い。

クシャミをしたら空調を気にしたり、愚図って泣いていても可愛くて抱っこしてしまいます。

そんな子供への深い愛情は、不倶戴天の気持ちさえも溶かす感情なのかもしれません(^^)

 

不倶戴天の敵って?使い方を例文解説!

では最後に、不倶戴天の使い方を例文で紹介していきます!

私たちの毎日の生活にはあまり馴染みがない言葉ですが、不倶戴天なシチュエーションを考えてみました。

 

あの男性は、私の事を不倶戴天に憎み続けることだろう

 

・・・一体どんなことがあってこんな発言がでてくるのか、恐ろしい限りです((((;゚Д゚))))

しかし平穏な毎日でも、誤解が生じたりして、憎しみを買ってしまうことも実際あります。

このような状況にならないためにも、なるべく誰かの助けになるように行動したいものです。

 

私の不倶戴天の敵は、今もどこかで生きているはずだ

 

何か大変な事情があって、不倶戴天な心情になった人の気持ちです。

相手はどこかで生きているようですが、

 

「どんな気持ちで生きているか・・・」

 

まではわからないので、恨みを持っている人は恨み続ける状況になりますね…

 

相手に心があるのなら、恨んでいる人に対して謝罪なり、償いなりがあるはずです。

しかしそれもないというのならば、その人間は<ヒトでありヒトにあらず>です。

あなたがそんな化物のことを恨むのはあまりに馬鹿らしいので、そういった感情を早めに手放してもらえればなと思います(´;ω;`)

 

私はあの不倶戴天の上司を訴えることにした

 

昨今、パワハラが蔓延しております。

部下の立場からしてみれば、パワハラで嫌な気持ちにされて、断れば左遷とはたまったものではありません。

不倶戴天の恨みをもつ状況にならないように、私達は、自分で自分の身を守らなければなりません。

そのために、上司と話をするときは必ずノートにメモをとりましょう。

良い上司は

 

「真面目でいい子だな」

 

と思いますし、パワハラ上司なら

 

「まずい!証拠が残る!」

 

となるわけです。

その時はかならず、日付とその日の天気をメモしてください。
とにかく詳しい情報を、出来る限り詳細に残しておくことが重要です。

 

それでも上司がセクハラしてきたら?
多分、近いうち左遷されるのはその上司です。

・・・ちなみに、私もパワハラ上司の横暴なやり取り、その一部始終をメモに収めています( ̄ー ̄)

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不倶戴天の敵を作らないために…

今回は四字熟語・不倶戴天についてでした。

 

計り知れない心情をあらわしたこの言葉は、悲痛で無念な思いが込められていました。

 

自分が大事にしてるものがある日壊されたら・・・

 

その時感じるであろう自身の気持ちを想像すると、不倶戴天の敵のイメージがつかめるかと思います。

 

もしかしたら、自分でも気づかないうちに相手を傷つけていることがあるかもしれません。

なにか行動するときは、まず行動した後を想像して、相手がどんな気持ちになるのかを考えてから行動しなければいけませんね。

 

自分も、相手も、不倶戴天の敵を持たないような関わり・考え方を意識していきましょう!

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