クリスマスに柊を飾る理由や、ヒイラギの木の下でキスをしてもいいという言い伝えについて言及します。クリスマスの緑色のギザギザの葉っぱや赤い実、実はあれはヒイラギなんです。クリスマスにヒイラギを飾る理由、紹介していきます。

クリスマスに柊(ヒイラギ)を飾る理由やその由来、知っていますか?

 

 

クリスマスになると、毎年飾るクリスマスリース。

あのリースにくっついている葉っぱは

 

 

です。

普段から見ているのであまり考えませんが、子供の頃、ふと思いました。

 

「あれ、なんでこれ柊の葉っぱ飾るの?」

 

と。

 

節分に柊を飾るのは、鬼を家に入れないため。

では、クリスマスは・・・まさかサンタを入れないため!?(笑)

 

というわけで、今回はクリスマスに柊の木を飾る理由について詳しく見ていきたいと思います!

 

記事は下に続きます。

クリスマスに柊を飾る意味とその由来

まず、クリスマスに飾られている柊ですが、あれは厳密には

 

 

という植物です。

クリスマス、柊の葉と共に飾られている赤い実が特徴的です。

 

さて、そんな西洋ヒイラギをクリスマスに飾るのは<魔よけ>の意味があります。

そういう意味では節分の柊を飾る意味合いと似ていますね。

 

しかし、クリスマスに家を何から防いでいるのかというと、それはサンタさん!!

・・・ではなくて、悪魔のようです(笑)

 

サンタさんは厳密に言うと・・・キリスト教から生まれていないともされています。

 

 

 

 

ですので、サンタさんとクリスマスは、厳密に言うと深く関係がないのです。

 

どうしてもクリスマスが終わって、翌日はサンタさんのプレゼントが枕元やツリーの下にある・・・というイメージがありますよね。

しかし、それはいろいろな国の風習がまざって、今の形に落ち着いているようなのです。

 

西洋ヒイラギは、真冬に赤い実をつけることから、キリスト教より以前から<聖なる木>とされていました。

そして西洋ヒイラギはとても丈夫な常緑樹で、その丈夫さが「健康や長寿」への願いを表すのです。

 

クリスマスにこの西洋ヒイラギが定番となっている理由が、もうひとつあります。

 

西洋ヒイラギは、あの美しい緑のトゲのある葉が特徴です。

そしてその葉は、キリストの頭に飾られた<いばらの冠>と似ているのです。

 

葉はキリストのいばらの冠をあらわし、その赤い実はキリストの<血>を表している、とされています。

 

つまり、キリストが十字架にはりつけにされたシーンを、西洋ヒイラギが体現しているというわけなんですな。

 

「はりつけの象徴なんて、なんだか怖いな・・・」

 

と、思われる方もいると思います。

 

しかし、これはキリストの悲劇を嘆くものではなくて、

 

我々人類のために、キリストが犠牲になってくださった

 

という感謝の気持ちを表しています。

ですので、キリストの生誕をお祝いする<クリスマス>のお祝いの品にはぴったりというわけです。

 

豆知識の補足としてもうひとつあります。

 

それは<西洋ヒイラギ>という名前なのですが、これは英語でイングリッシュ・ホーリーと書きますが、その綴りは

 

 

と書くんです。

Hollyとはヒイラギという意味です。

 

そしてクリスマスソングでよく聞く

 

「ホーリーナーイート♪」

 

という歌詞があります。

 

こちらのホーリーは

 

Holy

 

と書きます。

ちなみに、<聖なる夜>という意味です。

 

発音と綴りがよく似ているのも、ヒイラギがクリスマスの飾りに選ばれた由来であり、またクリスマスにふさわしいからHolly(ヒイラギ)と名付けられたとも言われています。

 

 

ヒイラギの木の下でキスをする?

クリスマスは、ヒイラギの下でなら誰にでもキスをしてもいい・・・という言い伝えがあります。

 

実はこれ、間違えなんです(ーー;)

正確に説明すると、この木は

 

ヤドリギ(宿り木)の木

 

を指しています。

ヤドリギは灌木(かんぼく)・・・人間の背丈くらいの小低木のことを言います。

 

しかも驚きなのは、ヤドリギは自ら根をはるのではではなく、他の木に寄生して生えている木なのです。

ヤドリギも実はなりますが、西洋ヒイラギの赤い実とはちがって、白い実をつけます。

 

なぜヤドリギの下で誰にでもキスをしてもいいか、というと、

 

  • キリストの十字架の材料がヤドリギ
  • 一年通しても絶対に枯れず緑の葉を茂らせている
  • 不死・活力・肉体の再生のシンボルだった

 

このような、色々な理由から<幸運と長寿>の象徴と言われ、あるいは<愛の木>と言われるヤドリギです。

そのため、この木には霊的な効力がある、と当時の人々は本当に信じていました。

 

これら言い伝えが元となり、

 

1年に1度、クリスマスにヤドリギの白い実をもぎ取った人は、誰にでもキスをしてもいい

 

という伝説が19世紀には定着したのです。

・・・モテる女性の方とか、この伝説のせいで大変だったでしょうね(;・∀・)

 

クリスマスと柊の素敵な関係まとめ

今回はクリスマスと柊(ヒイラギ)の木について色々と紹介しました。

 

クリスマスは色々な木や植物が飾られていますよね。

一般的に知られているものだけでも、

 

  • 西洋ヒイラギ
  • 宿り木
  • もみの木
  • ポインセチア

 

等など、色々な冬の植物がクリスマスを楽しく美しく彩っています(^^)

 

クリスマスは<緑・赤・白>の色を聖なる色としているので、

 

 

すべての植物に意味があるんだな、と思わず感心してしまいます。

今年のクリスマスは西洋ヒイラギを飾って、ヤドリギと白い実を家に飾ってみるのも面白いかもしれませんね(*´∀`)

 

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