深呼吸の効果を知っていますか?ストレス軽減、集中力アップ、頭痛の解消に疲労回復…これらは深呼吸によって得られる恩恵のほんの一部です。深呼のやり方も載せていますので、呼吸により取り入れる酸素の効果を体感してください。

深呼吸の効果が凄い

皆さんは、最近深呼吸をしていますか?
私が読んだ本には、

『現代人は忙しく、ほとんどの人がゆっくり呼吸をする時間すら取れていない』

と書いてありました。

確かに、落ち着いて深呼吸をするなんてこと、よっぽどのことがない限りしないのではないでしょうか?
ですがそれはとてももったいないことです。

何故なら、深呼吸を少しするだけで心身の健康や人生そのものが劇的に改善されてしまうからです!!
今回は、あまりに身近で忘れがちな呼吸の価値に焦点を当てて、深呼吸の効果の素晴らしさを余すところなくお伝えしていきます。

深呼吸の効果11個

それでは、早速紹介していきます。
今回皆さんにどうしても伝えたかったのが深呼吸の効果です。

呼吸という私たちが無意識にしている動作は本当に重要で、大切なものです。
ですが当たり前すぎてそれを改善しようなどどいう気にはなりません。

ほんの少し呼吸に意識を向け、1日のうちほんのわずかな時間を呼吸に使うだけで人生は出来的に好転する可能性を秘めているのに、です。

ここで深呼吸の魅力を語りたいのですが、それは下の効果を見てもらえば十分に伝わると思います。
それでは、深呼吸の驚くべき効果・効能11個をご覧下さい。

なお、今回の深呼吸の効果・効能は主にパム・グラウト著、『人生を思うように変える呼吸法』を参考にさせてもらっています。

血圧が安定

気付かないうちに侵攻し、突然襲ってくる恐怖の症状から『サイレントキラー』ともいわれている高血圧。
それを抑えるのが深呼吸です。

緊張しているときに深呼吸をすると落ち着く

というのを聞いたり実際に体験したという方も多いのではないでしょうか。
緊張しているということは、血管が収縮してしまうことにより高血圧症状が出ている状態でもあります。

深呼吸をすることで副交感神経、簡単に言えばリラックス効果を生む神経が活発に働くようになります。
すると神経の興奮が抑えられ、血管も拡張し血圧も下がり穏やかになっていくのです。

ストレス社会といわれる現代では、私たちの神経は常に緊張状態にさらされる危険性をはらんでいます。
しっかり深呼吸を行い、血圧が上がりすぎないよう自分でコントロールすることが求められています。

緊張して血圧が上がっている時は、深呼吸することで扁桃体がそれを察知して、副交感神経を活発に働かせようとします。ですので、ゆっくりと深呼吸することによって、リラックス効果が生まれ、交感神経の興奮を抑えることができるのです。
その結果、上がった血圧を下げることができます。

データによれば、深呼吸を数回行うだけで血圧が30~40mmHgも下がることあるそうです。

緊張がほぐれる

上で書いたように、深呼吸することで緊張がほぐれる効果が期待できます。
深くゆったりとした呼吸を行うことにより、呼吸が落ち着き脈拍もゆっくりになります。

大舞台などで緊張した時は、気づかないうちにかなり呼吸が浅くなっているものです。
すると、呼吸は乱れ脈もドクドクと激しく打つようになり益々緊張が高まっていく一方・・・

  • 試験
  • 会社のプレゼン
  • 大事な試合

緊張する舞台は数知れません。
こういった時は、本番前から常にいつもより大きく息を吸い、ゆっくり吐くことを心掛けておきましょう。

ストレス解消

ストレスからの解放

深呼吸を行うことで、ストレスからも解放されます。
実は、ゆっくりと深く呼吸をすることで脳に

リラックスしていいよ

という指示が飛ぶのです。
これにより、脳は今まで感じていた緊張から解放され、私たちはストレスから解き放たれるのです。

個人的にかもしれませんが、大きく息を吸うという動作そのものが適度な運動になっていることもあり終わった後には爽快感すらあります。

  • イライラする
  • 仕事のミスが出て落ち込む
  • 忙しくて時間がない

色々なストレスにさらされた時、私は常に深呼吸を意識します。
これだけで感じていたストレスは姿を隠し、後にはすがすがしさだけが残っているのです。

皆さんもぜひ一度実践して、ストレスからの解放と爽快感を体験してみてくださいね♪

冷え性改善

深呼吸をすると、肺にたくさん空気が入り込み横隔膜が大きく広がります。
広がった横隔膜は内臓に刺激を与え、活発な活動を動かします。

これにより血行が促され、全身をスムーズに血液が巡ってくれるようになるのです。
血液が体中にしっかり廻れば、冷え性改善は当然の結果と言えるでしょう。

便秘改善

上で書いたように、大きく息を吸い広がった横隔膜は内臓を刺激します。
便秘と深い関連を持つ腸もまたそんな横隔膜に刺激される内臓の一つ。

腸が活発な動きをすることにより排便が促され、便秘解消の効果も期待できるそうです。
確かに、腸があまり動かないと当然便も出ていかないでしょうし、その逆にしっかり刺激を与えることが出来たら薬いらずで排便を促すことができるのかもしれませんね。

生活習慣病の予防

深呼吸した際には、体の中でも良い反応が活発に起こるそうです。
その一つが、体内での色々な栄養素の排出。

深呼吸の際に生成されるとされる

プロスタグランディンI2

プロスタグランディンE

動脈硬化の予防や血栓ができるのを防ぐ効果を秘めているそうです。
しっかりと酸素を取り入れるだけで脳梗塞の危険性をはらむ動脈硬化や血栓の生成を防げるとは、まさに医者いらずの万能治療薬といったところでしょうか。

ダイエット効果は抜群

名著『人生を思うように変える呼吸法』に書かれていたのは、深呼吸をすれば痩せられる!
と言うものでした。

正直こればかりは信じられなかったのですが、深呼吸を始めて3週間・・・私、1.5キロ痩せました(笑)
本の作者、パムに言わせれば脂肪を燃やすという表現はあながち間違っていないとのことです。

物を燃やすために絶対必要な物、それは『酸素』です。
酸素がなければたとえライターを持っていたとしても、決して火が付くことはないでしょう。

深呼吸をすることで普段より多くの酸素を体に取り入れることが可能です。
多く取り入れた酸素は、普段よりもはるかに多くの脂肪燃焼効果を発揮してくれます・・・私の体が特に生活習慣を変えることなく痩せたように。

深呼吸することで基礎代謝が上がると言いますが、これもパムから言わせれば酸素をより多く取り入れた結果の一つに過ぎないそうです。

やる気がみなぎる

深呼吸でやる気に満ちた男

深い呼吸は、私たちの体にこれまでよりはるかに多くのエネルギーを与えてくれます。
私はまだ深呼吸を生活の中に取り入れて短いですが、それでもここ最近は仕事が楽しくなり、夜勤なども全く疲れを感じることが無くなりました。

元々私たちの無意識に行っている呼吸では細胞に充分な酸素がいきわたらず、常にエネルギー不足な状態に置かれているためだとか・・・

しかし、自発的に深呼吸を行い、しっかりと体に酸素を行きわたらせるだけで細胞はすぐにエネルギーを取り戻し、気力体力共にあふれんばかりの状態に私たちの体を導いてくれるのです。

集中力アップ

皆さんは、体の中で最も酸素を多く消費している場所をご存知でしょうか?
答えは、です。

なんと、体内に取り入れた酸素の20~25%は脳を動かすために使われているのです。
それだけ脳は多く酸素を消費しているということにほかなりません。

呼吸が浅いと脳が使用できる酸素量も少なくなり、必然的に脳の活動が減退してしまいます。
すると集中力は低下し、脳は本来のパフォーマンスを発揮することもかなわないのです。

ではどうすればいいか、簡単です。
脳の栄養たる酸素を呼吸で取り入れればいいのです。

幸い、世の中には脳を活性化してくれるこの天然の栄養素は尽きることを知らないほどには存在しています。
心行くまで深呼吸して、脳を活用してもらえたらなと思います。

ちなみに、酸素をしっかり脳に供給することでなんと認知症予防の効果も期待できるのだとか。
高齢者の方も、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

怪我の回復がはやくなる

酸素カプセル、と言うものをご存知でしょうか?
スポーツ選手などがこぞって使用するこちらのアイテム、実はけがの回復を早める働きがあるといわれています。

その効果も、ここまで何度も言ってきた通り・・・酸素の働きによるものです。
酸素が隅々まで行きわたると体の細胞は活性化します。

活性化した細胞はそのパフォーマンスを余すところなく発揮できます、もちろんけがの回復も、です。

骨折した方が「酸素カプセルに入り1か月もたたない内に完治させた」、など様々な効果効能が報告されている酸素カプセル。
その効果を、いつでもどこでも呼吸一つで手に入れられるとしたら最高ですよね。

疲労回復がはやくなる

酸素が不足してくると

体中が何となくダルイ

等といった倦怠感に襲われます。
これも、深呼吸一つで簡単に取り除くことができるのです。

実は、酸素には運動した後に体中に溜まってしまう乳酸をはじめとした疲労物質を分解・除去する力が秘められているのです。
つまり、運動後の体中を襲う疲労感もしっかりと深呼吸を行い体中に酸素を送り込むことで、素早く取り除くことができるのです。

体にたまった毒素を体外に放出

先ほど、深呼吸にて細胞が元気になると言いましたが、実は呼吸が浅いと細胞内に毒素が溜まってしまうのです。
パム曰く、酸素が行き渡らない時の最大の問題はこの毒素が体内にとどまってしまう事で、

  • 毒素が脂肪に変わってしまう
  • 全身の倦怠感を招く
  • 消化のペースが遅くなる
  • がんや心臓病などの引き起こす

等の恐ろしい問題を引き起こしてしまうそうです・・・
しかし、深呼吸にて酸素をしっかり体内に取り入れさえすれば、溜まった毒素はすべて体外に排出されエネルギーに満ちた細胞に生まれ変わらせることが出来るのです。

しかも、ほんの少し意識して呼吸をするだけで♪

頭痛を和らげる

多くの方が悩まされている片頭痛。
実はこの頭痛さえも深呼吸は治してしまうことが実証されているのです。

実際頭痛の一つである群発頭痛で病院を受診した際、酸素吸入を行い症状を和らげるほどです。

片頭痛の原因の一つは、酸素の不足によるものだそうです。

酸素が少ない状態では血管が収縮しており、脳に血液を送るのが欠陥が拡張している時よりもはるかに負担となってきます。
その負担が片頭痛と言う形となって私たちを襲っているのです。

つまり、片頭痛の原因は頭ではなく、酸素不足による血管の収縮にこそあったのです。
深呼吸をしっかりして、体内に酸素を取り入れてください。

酸素が体中に満ちて血管が拡張されれば、自然と片頭痛も収まってくるはずです。

深呼吸一つで人生は好転する

さわやかな空

いかがだったでしょうか?
今回は深呼吸の効果、効能について紹介していきました。

13個もの効果を説明してきたわけですが、簡単にまとめさせてもらうと

深呼吸一つで人生変わる

これに尽きます。
酸素が体にとって大事なのは言うまでもないことのように思えます。

ですが実際には、私たちは思った以上に酸素を取り入れるための呼吸をないがしろにしています。

最後に簡単な深呼吸の方法を説明しておきます。
間違ったやり方でもしないよりははるかにいいのですが、どうせならより良い方法を身に着けてもらえればなと思います。

  1. お腹を膨らませながら、鼻から大きく息を吸い込む
  2. 体中に吸い込んだ空気が行き渡るのを感じつつ数秒そのまま
  3. お腹をへこませつつ、口から息を思いっきり吐きだす。このとき、体内の毒素やその他いらないものを吐き出すイメージで行うとなお良いそうです。
    体内の空気を全部吐き出す気持ちでおもいっきり!!
  4. 空っぽになった肺の中に、再び鼻から新鮮な空気を取り入れる

この手順を1~2分、1日に3回行ってみてください。
1日たった数分間でいいのです、これなら移動中の隙間時間で十分に行うことも可能です。

鼻から息を吸い込むことに慣れていないと、しばらくは少し息苦しさを感じるかもしれません。

こんなにしんどいなら深呼吸なんてしたくない

もしかしたらこう思うかもしれません。
ですが、個人差はあるでしょうが私は3日目まできつく、4日目から少し慣れ、1週間すれば深呼吸をすることで得られる快感や恩恵を素直に全身で感じられるようになりました。

遅くても1カ月経てば体中に酸素が行き渡り、自分がこれまでとは全然違うエネルギーあふれる存在に生まれ変わっていることに気付くはずです。

たった1カ月、1日数分間を呼吸に向けるだけ。
これだけで、

  • ダイエット
  • 頭痛
  • 生活習慣病
  • 冷え性
  • 便秘

といった現代人を悩ますありとあらゆる症状を取り除くことができるのです。
素晴らしいと思いませんか?

生活にもっと酸素を取り入れてください。
しっかりと深呼吸をしてください。

それだけで、今日からあなたの人生はより良いものへと変わっていくことを保証します。

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