白湯の温度の目安について紹介しています。赤ちゃんの場合や胃ろうの方の場合の白湯の適切な温度と温度を誤ると引き起こす副作用についても書いています。
白湯の温度の目安、ご存知ですか?
健康やダイエットに白湯が良いというのは、最近よくテレビや雑誌で取りざたされています。
ですが、それらの情報は白湯の効果や作り方については書いていても、肝心の白湯の温度についてはあまり書かれていません。
そこで今回は、白湯の温度の目安について調べてみました。
白湯の温度の目安
それでは、早速紹介していきます。
今回は、白湯の温度の目安についてです。
白湯の作り方とその効果についてはこちらの記事にて紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
いくら白湯が体にいいといっても、温度が全然違っては十分な効果は発揮できません。
とはいえ、目安と言うものは活用する人によって当然異なるものです。
この記事では、私が特に白湯を必要とすると考える方たちに最適な白湯の温度についてお話ししていきます。
あなたにぴったりの温度が見つかりますように♪
一般的な白湯の温度
白湯の温度ですが、一般的には50℃が目安であり、またベストな温度とされています。
何故50℃なのか。
それは、この体温より少し高めの温度設定が最も体が吸収しやすい温度であり、白湯の有する数々の健康効果も発揮されるからです。
もし、白湯の温度が体温を下回ってしまいますと、いくら万能の薬と言われる白湯であってもその効果は十分に発揮されませんので要注意です。
感覚的には、
フーフーしてゆっくり飲むことができるくらいの温度
と思ってもらえれば大丈夫です。
適温の白湯の作り方
さて、白湯は10~15分ほど空気に触れさせた状態で沸騰させ続けるのがベストなつくり方です。
そして、時間が来たら今度は冷めるのを待って飲む。
確かにこれが一番いいやり方なのですが、そうは言っても忙しい現代人。
中々これだけの時間を白湯一つに確保するのは難しいというのが本音だと思います。
そこで、白湯を適温に冷ますための簡単な方法を一つお伝えします。
それは、コップに入れた白湯と同量のミネラルウォーターを入れることです。
こうすることで、さめる時間を取る必要もなく適温の白湯が出来上がるのです。
ちなみに、何故ミネラルウォーターかと言うと、折角沸騰させて作った白湯に水道水を入れると再びカルキなどの不純物が入ってしまうからです。
日本の水道水は世界一安全でおいしいといわれています。
水道局の方を始め、数々の方の努力により、飲むことに関しては一切の問題がありません。
ですが、白湯の健康効果を求めている場合は話は別です。
水道水で冷ますよりも、不純物のないミネラルウォーターを使用するのがおすすめです。
白湯の1日の摂取量の目安は?
さて、折角健康効果のある白湯を作ったからといって、
「やかん一杯飲め!!」
と言われてしまっては、誰だって辛いものがありますよね(^^;)
心配しないでください、そこまで飲む必要はありません。
白湯を飲む目安ですが、大体1日800ミリリットル程度と考えてもらえれば大丈夫です。
どんなものであっても、飲みすぎ食べ過ぎは体の毒になるものです。
白湯の場合は、その消化吸収の良さからあまり飲みすぎてしまうと体内の必要な栄養素まで流してしまう事にもなりかねないです。
また、1度に800ミリ飲み切るというのもオススメしません。
1度に水分を取りすぎてしまうと胃液が薄まってしまい、胃腸の調子を整えるはずの白湯のせいで消化吸収が悪くなってしまうためです。
コップ1杯の白湯を2~3時間おきに1杯ずつ飲むようにするのがオススメです。
ただし、白湯の温め直しはあまり推奨されていません。
1日かけて飲む場合は、朝一番で白湯を作り、保温できるボトルなどに入れて持ち運びましょう。
あなたに合った白湯の温度はこれ!
さて、白湯の温度の目安が分かったところで、次は赤ちゃんと胃ろうの方の白湯の温度についても見ていきます。
赤ちゃんに白湯を飲ませる際には、温度がとっても気になるところですよね。
「熱すぎてやけどしないだろうか」
「冷ましすぎておなかをくだしてしまわないだろうか」
色々な心配があるかと思います。
この記事で、その心配は少しでも解消してもらえたら幸いです。
また、胃ろうの方の場合は直接胃に白湯が流れ込むとあって、やはりその温度は気になるところだと思います。
赤ちゃんのご両親にせよ、胃ろうの方の家族にせよ、大切な方の体調を思う気持ちは一緒です。
適切な白湯の温度を確認し、明日から安心して白湯を作ってもらえたらなと思います。
赤ちゃんが飲む場合
まずは、赤ちゃんが飲む場合です。
赤ちゃんが白湯を飲むメリットとしては、離乳食の準備や便秘改善・虫歯予防などがあります。
また、当然ですが水分補給の意味合いもあります。
そんな赤ちゃんに飲んでもらう最適な白湯の温度は人肌です。
間違っても、大人と同じような温度の白湯を準備してはいけません。
白湯の作り方は大人用のものと同じで大丈夫です。
やかんなどなら水を入れ、火にかけ15分ほど沸騰させ、人肌まで冷ます。
これで完成です。
もし、一度に作って冷蔵庫などで保存している場合は、飲んでもらう前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておきましょう。
冷たい白湯は赤ちゃんの体調を崩す原因になりかねません。
また、赤ちゃんが飲むのを拒否した場合は、無理に飲んでもらう必要はありません。
母乳やミルクなどで水分がしっかりとれているなら、それ以上無理してあげる必要もないからです。
あくまで、赤ちゃんが欲しがっていて、飲んでくれる場合に白湯を準備してあげる。
このスタンスが一番いいのかなと思います。
とはいえ、赤ちゃんの、と言うより大人の場合も同じなのですが、白湯には良い面だけでなく悪い面も当然あります。
ミネラルウオーターで作った白湯のミネラルで、赤ちゃんがアレルギーを起こしてしまう場合もあります。
「この子に白湯は本当に必要なのか」
その判断をしっかり行う必要があります。
胃ろうの方の白湯
お次は、胃ろうの方の白湯の温度の目安です。
胃ろうの方の場合は人肌よりほんの少し熱い程度、数字でいうと38℃が目安となります。
ベストは、胃の中に入った時に、ちょうど人肌と同じ温度になることです。
しかし、胃ろうの入れ物から胃の中に到達するまでにはタイムラグがあり、その結果少し白湯が冷めてしまうのです。
となると、胃ろうに白湯を入れる時点で人肌にしておくと、胃の中に入る時点で少し冷えた状態になってしまっているのです。
これでは、胃腸が冷えてしまい、お腹を下す原因にもなりかねません。
当然、熱すぎるものもダメです。
効果うんぬん以前に、もし自分がいきなり熱いお湯を胃の中に入れられたらと想像してみてください・・・
辛いですよね。
胃ろうに入れる前に十分時間に余裕を持ち、白湯を作り始めましょう。
あとは、冷めるのを待って準備完成です!
適度な温度で最高の効果を引き出そう
いかがだったでしょうか?
今回は白湯の温度の目安について色々な視点から説明してきました。
一般的には50℃、これが白湯のベストな温度と言われています。
また、この温度なら当然一気に飲むことはできません。
ゆっくり時間をかけて飲むことで、胃腸がゆっくり温まり、体内からじんわりと熱が発生します。
飲み終わるころには、体がポカポカしていることにも気づくでしょう。
私たちが飲む場合も、赤ちゃんや胃ろうの方に白湯を準備する場合も、考えることは一つです。
適切な温度の白湯を作る
これに尽きます。
ちょうどいい温度の白湯は、本当に健康効果が高いです。
便秘改善、新陳代謝向上、免疫力アップといいことづくめの白湯です。
しかし、熱すぎたり、冷たすぎたりしてしまっては効果は低く、場合によっては体調を崩す引き金にもなりかねません。
その効果を十分に発揮してもらうためにも、それぞれに合った温度で白湯を楽しんで下さいね。