黄色い尿が出る原因、何か知っていますか?実は、栄養ドリンクやサプリメントなどが引き起こしている可能性も。この記事では、尿の異変に潜む腎臓の不調や、高齢者の黄色い尿が示す体調不良等についても解説していきます。

記事は下に続きます。

尿の色が黄色いと、なんだか不安になりますよね(;゚ロ゚)

トイレに行き、おしっこをする。
このとき、ふとトイレの方を見ると

 

水が真っ黄色!

 

なんて経験、ありませんか?
あまりに濃い黄色ですと、どうしても病気を疑ってしまうものですよね(^_^;)

今回は、黄色い尿が出てしまう原因について詳しくお伝えしていきます。

尿が黄色くなる原因を紹介!

今回紹介するのは、尿が黄色くなる原因についてです。

尿は普段からやや黄色いものですから、少し色が付いたくらいであまり違和感がないですよね。
ですが時折、

 

濃い黄色

蛍光色

レモン色

 

と言った、どう考えても不自然な色の尿が出てくる場合も・・・
これを見てしまうと、

 

「もしかして、私病気かも・・・」

 

と不安になってしまうのも無理の無い話しです。

実際私も、尿が黄色くなるたびに、自身の体調不良や病気を疑っていた一人です(ーー;)

しかし黄色い尿が出てしまう=病気が原因だけではありません!
実は、意外な理由があったんです。

ここからは、あなたの尿が黄色くなる原因についていろいろな角度から見ていきたいと思います。
あなたが健康になるために飲んでいるあの飲み物、実は尿を黄色くしてしまっているんです(^_^;)

そもそも何故尿は黄色いの?

そもそも、何故尿は黄色いのでしょうか。
体内から排出する水分な訳ですから、無色透明でないとおかしいような気もします。

ですが実際には、あなたが健康である場合に排出されるのは、黄色~琥珀色をした尿なのです。
このような色が付くのは、肝臓から分泌される消化液=胆汁に含まれる【ビリルビン】という尿中色素による影響です。

内臓に異常が無い場合は、このビリルビンは常に尿とともに一定量排出されます。
そのため、尿にわずかに色が付き、薄黄色をした液体へと変わるのです。

仮にあなたが水分を多量に摂取していた場合は、尿量が増え、ビリルビンの濃度が薄まるため、尿は透明に近い色へと変化していくのです。

ちなみにこちら、なんと便の色にも影響を与えているのです!!
もし緑色の便が出る場合には、ビリルビンの酸化を疑ってみてください。

➡ 便が緑色になる原因は7つ!腹痛は?大人はお酒や薬の副作用が引き金!?

水分不足

さて、それではここからは尿の色濃い黄色・蛍光色と言った明らかに異常がある色合いに変化させてしまう原因について解説していきます。

どう考えても異常なまでに鮮やかな黄色な尿が出た経験・・・おそらく誰でもあるはずです(^_^;)
様々な要因がありますが、あなたの場合はどれが当てはまるのでしょうか。

一つずつ、自分の立場に当てはめつつ考えてみてくださいね(^^)

まず一つ目、最も多くの方が経験している濃い黄色をした尿の原因。
それは・・・

 

水分不足=脱水症状

 

です!!
実は、体内の水分が足りていない状態では、尿は真っ黄色に染まってしまうのです。

これは、先ほど解説したビリルビンによる影響が大きいです。
先ほど紹介したように、ビリルビンは常に一定量、尿とともに排出されます。

そのため、もし体内の水分が少ない=排尿量が少ないと、尿に含まれているビリルビン濃度が高まります。
すると、影響がより強く出てしまい、結果として濃い黄色の尿が出てしまうと言うわけです。

この場合、解決策は簡単で

 

【水分を取る】

 

の一言に尽きます。
水分をしっかり摂取して、排尿量を増やせば、自然と正常な尿の色に戻っていきます。

脱水や水分不足は、軽く見られがちですが非常に危険な物です。
体調不良はもとより、場合によっては脳梗塞など血管系の疾患をも招く非常に危険な状態と言えます。

黄色い尿は、いわば

あなたの体があなた自身に危険を伝えてくれているサイン

なのです!!

信号をしっかりキャッチして、素早く脱水症状から抜け出してしまいましょう。

とはいえ、本来脱水状態にならないことがベストなのは言うまでもありません
こまめに水分補給してくださいね(^_^;)

実は、脱水症状は尿の臭いにも大きな影響を与えているんです。

 

臭い

 

この二つの変化は、あなたや周りの人の脱水症状を知らせる大きなサインです。
見逃さないようにしてくださいね♪

➡ 尿の臭いが強い原因は病気?膀胱炎や腎臓に注意!男性・女性別の理由とは

ストレスで・・・

ストレスが影響して、尿が濃い黄色になってしまうこともあります。
といっても、ストレスが直接尿の色に変化をつけているわけではありません。

こんな覚えはないでしょうか。

 

  • 大事な試合の前に緊張して口の中が乾いた
  • 重要なプレゼン前に喉がカラカラになった

 

これらは、緊張によりもたらされている症状の一つです。
気のせいに思えてしまうこれらの症状、実はあなたのストレスが引き起こしている体の不調だったのです!

緊張しストレスがかかることで、交感神経が体に

 

「唾液の分泌量を少なくして!」

 

と言う指示を出してしまうことが原因だったのです。
つまり、過度な緊張=ストレスが引き起こしている症状というわけです。

強いストレスは、体内の水分量を減少させます。
すると、脱水に似たような症状となり、結果的に尿が濃くなってしまう事につながるのです。

また、強いストレスがかかるような状況下では、ついつい水分補給を忘れてしまいがちです。

 

  1. 緊張する
  2. 喉が渇く
  3. いらいらする
  4. 気持ちが乱れ更に緊張する
  5. 1~を繰り返す

といった、最悪の悪循環に陥ってしまいかねません。
ストレスや、それに伴う水分不足は尿管結石の引き金にもなる恐ろしい症状の一つです。

尿管結石はこんな症状も引き起こします・・・
➡ 左脇の下に痛みあり!右脇下側も痛い?原因や受診すべきは何科か紹介

 

はっきりいってデタラメなまでに痛いので、これを防ぐためにもストレスはためないようにしていきたい物です(^_^;)

尿が濃い黄色の時は、

 

「ちょっとストレスが溜まっているのかも」

 

と考え、息抜きの時間を作るのがオススメです。
自分の生活をふりかってみると、案外健康への近道が見つかるかもしれませんよ(^^)

栄養ドリンクやサプリメント

栄養ドリンクサプリメント
忙しいビジネスマンや、受験勉強中の学生さんにとっては必需品とも言えるアイテムなのではないでしょうか。

私の友人は、受験勉強で風邪を引き寝込んでいると、先生がお見舞いに来て

 

「この栄養ドリンク飲んで勉強しろ!」

 

と言ってきたそうです(;゚ロ゚)
まあ、これは行き過ぎではありますが、栄養ドリンクが手放せないといった人が多いのは本当の話です。

さて、そんな栄養ドリンクやサプリメント・・・実は尿の色に大きな影響を与えていたのです。
今この記事を読んでいて、かつ栄養ドリンクが手放せないという方、もしかして尿の色が

 

 

蛍光色

レモン色

 

 

等ではないですか?
実はそれ、ドリンクやサプリに含まれているビタミンB2の働きによるものだったのです!!

尿の色が、まるでさっき飲んだ栄養ドリンクと一緒の色をしている!と驚いた方も多いはず。
それもそのはず、ビタミンB2は水溶性のビタミンなのですが、体の中に蓄積することが出来ないのです。

ドリンクを飲んだ後に出る尿には、先ほど摂取したビタミンB2がそのまま溶け出してしまうのです。

結果、栄養ドリンクやサプリメントに含まれている色素とともに流れ出てくる訳ですが、この影響で尿も不自然なまでの鮮やかなレモン色や蛍光色に染まってしまうと言うわけです。

栄養ドリンクを飲んで黄色い尿が出る・・・
これだけ聞けば、体に悪いものでも入っているのでは・・・と思ってしまいますが、そうではないのでご安心ください(^_^;)

 

  • オロナミンC
  • デカビタ
  • ビタミンサプリメント

 

このあたりを飲んだ後の尿の色は特に影響を受けやすいので、その辺を頭の片隅に置いておいてもらえればなと思います。

慢性疲労

あなたの体を襲う慢性的な疲労。

睡眠不足や仕事疲れなどもあり、なかなか疲労が抜けないという方も多いはず。
実は、その長く続く疲労も、尿の色に影響を与えているのです。

疲労と言えば、

 

「なんだかだるい」

 

「疲れがとれない」

 

と言った訴えばかりが頭に浮かびますが、実際はそういった表面的な疲れだけではありません。
疲労が蓄積すると、内臓にまでダメージを与えてしまう恐れがあるのです。

疲労というのは、心身ともに徐々に蓄積されていき、見えないところで徐々に体力を削っていきます。
内臓も同様に疲労が溜まっていくため、はじめは健康的であっても、段々と本来の働きが出来なくなってしまうのです。

たとえば、腎臓です。
この臓器が慢性的な疲労により機能が低下していくと、本来濾過されて現れないはずの血液中の成分や蛋白が尿とともに排出されてしまいます。

これらの成分が沈殿した尿は

 

黄色が濃くなる

濁る

白い沈殿物がある

 

等の状態になって排出されます。
他の黄色は害がない場合も多いのですが、このように濁りや沈殿物を含む黄色い尿は、明らかに身体の異常を示しています。

もしあなたが、ここ最近疲れがとれず、水分はしっかり取っているのに尿が濃い黄色の場合、内臓に疲れが溜まっているのかもしれません。

体も心も、休息は必要です。

黄色い尿は、今この瞬間があなたの休息のタイミングであることを教えてくれているのかもしれません。
尿をきっかけに、一度自分の体調や日々の生活を見直してみて下さいね(^^)

肝臓の機能低下

さて、慢性疲労の関係で、腎臓以外にもダメージを受けることで尿の色に変化を与える臓器があります。
それは

 

肝臓

 

です。
肝臓は、【沈黙の臓器】と称されるほどダメージが体に出にくい場所の一つです。

黄疸などが肝臓の不調を示すサインと言われていますが、実は黄疸はある程度重症化しないと現れない場合も。
最初は、疲労や眠気・やる気が出ないといった

 

「疲れかな?」

 

と思わず勘違いしてしまうような症状の方が、実は出やすいんです。
こちらの記事にて肝臓の不調を示すサインを紹介していますので、参考にしてみてください。

➡ 肝臓が痛い!原因はアルコール?肝機能低下時の自覚症状30個

 

肝臓への負担が増えてくると、尿の色も徐々に濃くなってきてしまいます。
黄疸+尿が濃い黄色と言った症状が出た場合は要注意!!

肝臓に重大な疾患が潜んでいる可能性も・・・
すぐに受診して、適切な診断と治療を受けるようにしてください。

また、以外と知られていないのですが、肝臓にダメージを与えている原因の一つに

 

サプリメント

 

があります。
人工的に作られたサプリメントを服用していると、徐々に肝臓に負担が蓄積し、機能低下が生じてしまうのです。

サプリメントを体内で分解しているのは、実は肝臓です。
そのため、多量のサプリメントの摂取は、肝臓に余計な仕事を増やし疲労を倍増させてしまうのです。

元気になるため・健康になるために飲んでいるサプリメントで体を悪くしてしまっては元も子もないですよね(^_^;)

 

もし、

サプリメントを飲んで尿が黄色くなる

といった現象が習慣化している人は、肝臓に多大な負担をかけている可能性があります。

疲れがとれないからサプリメントを飲む。
その習慣こそ、肝臓にダメージを与え、慢性的な疲労を生み出しているのかもしれません。

栄養バランスのとれた食事を取って、サプリメントに極力頼らない生活を送るようにしてみてはいかがでしょうか。
案外簡単にその疲労、取れてしまうかもしれませんよ(^^)

高齢者の尿が黄色い場合

高齢者の方の尿が黄色い場合、どういった症状が考えられるのでしょうか。
不自然なまでに黄色い尿が出た場合、良くある勘違いは

 

  • 内臓疾患かも!?
  • 膀胱炎かな
  • 腎臓が悪くなったのかも!

 

といったものです。
もちろん、これらの可能性も0ではありません。

ですが、少し【高齢者】というイメージにとらわれすぎている印象を受けます。
高齢者=病気といったイメージに引っ張られ、冷静な判断が出来てないことが、実は介護士の間でも良くあるんです(^_^;)

高齢者の方の尿が濃い黄色の場合、まず一番に疑うべきは

 

脱水

 

です。
体内の水分量が若い人たちに比べて遙かに少ない高齢者は、簡単に脱水症状を引き起こします。

水分を摂取しているように見えても、汗や尿で簡単に体外に放出してしまいます。
特に頻尿の高齢者の方は要注意!

また、内蔵機能の低下などで、摂取した水分があまり体内に吸収されていない可能性も考えられます。

内臓や膀胱の疾患の可能性も考えられますが、それよりも遙かに脱水症状を起こしている方が可能性は高いです。
まずは一度、その高齢者の方が前日~現在にかけてどれくらい水分を摂取しているか考えてみましょう。

喉の渇きを感じにくい高齢者の方は案外多く、水分摂取をしていない場合も多々あります。
尿から脱水を見つけ、体調管理に努めましょう!

黄色い尿で行く病院は何科?

さて、ここまで尿が黄色い状態について書いてきましたが、ほとんどの場合深刻な問題ではありません。
ですが、上で紹介した状態に当てはまっていないのに、何故か尿が黄色い・・・と言った方も中に入るでしょう。

そういった時は、どうしても不安になりますよね。
また、沈殿物を含む黄色の尿には病気が潜んでいる可能性も非常に高いです。

そんなときは、病院のどのかに行けば良いのかを紹介します。
それは・・・

 

泌尿器科

 

です。
良く聞かれるのは、

 

「内臓が悪いかもしれないから内科では?」

 

といった質問ですが、尿の異変をたずねるのなら、尿の専門家が一番です。

仮に内臓に原因がある場合でも、検尿などの検査と通じてすぐに発見することが可能です。
発見後は、先生が速やかに最もあなたに適した科に申し送ってくれるので、安心してください。

 

尿の異変はすぐ泌尿器科!!

 

このことは、しっかり覚えておいてくださいね(^^)

黄色い尿+αに要注意

今回は、黄色い尿が出る場合について色々とお伝えしてきました。

色が濃い過ぎる尿が自分の体から出てくると、どうしたって不安になってしまいます。
ですが、必ずしもそれが体調不良につながるというわけではありません!!

むしろ、脱水や内臓疲労などあなたの体の異変を教えてくれている体からのサインの可能性が高いです。

必要以上に怖がるのではなく、

 

「いったい何故、こんな色の尿が出たのか」

 

と冷静に考え、あなたの体からの信号を正確にキャッチしてもらえたらなと思います(^^)
尿の色を活用して、あなたの体の健康をしっかり見つめ直しましょう!!

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