脇の下の傷みの原因、一体何なのでしょうか。この記事では、右脇下の痛み・左脇下の痛みそれぞれの原因となる病気や症状について詳しく解説していきます。また、受診すべき科についても図表で説明しています。
脇の下に痛み、感じていませんか?
あなたは脇の下に、妙な違和感を覚えていないでしょうか。
この記事にたどり着いた方の中には、多かれ少なかれ脇の下に痛みがあるのではないでしょうか。
本来あり得ないはずの場所に生じる痛み・・・怖いですよね。
ですが、本当に怖いのは痛みそのものではなく、痛みを生じさせている原因が分からないことです。
今回は、脇の下に痛みやしこりが出てしまう原因について
- 右脇の下
- 左脇の下
それぞれで詳しく解説していきます。
脇の下に痛みが!原因は?
あなたを今悩ませている脇の下の痛み・・・一体何が原因なのでしょうか。
そもそも、脇の下なんて余り使う場所ではないため、よっぽど意識しない限りは異変があっても中々気付きません。
にもかかわらず、痛みを覚えてしまっている。
その時点で、あなたにとって何か通常とは異なることが生じていると言えるのです。
痛み=病気と意識が向いてしまいがちですが、実際にはあなたがしている何気ない行動のせいで痛みが出ている場合もあります。
詳しい症状の説明に入る前に、まずはどのような原因があなたの脇の下にダメージを与えているのかサッと紹介していきます。
脇下処理の失敗で・・・
まずは、ちょっと恥ずかしいこちらから(^_^;)
女性の方に多いのが、脇の下の毛を処理している際に切って傷つけてしまうというもの。
切っただけでも痛みがあるのはも当然ですが、そこから化膿してしまうケースも・・・
細菌
細菌に感染してしまい、脇の下のリンパ腺が腫れることがあります。
このとき、かなりの痛みが発生してしまいます。
過剰な運動
運動や過度の筋トレは、筋繊維の部分断裂を引き起こします。
その結果どうなるかというと・・・
筋肉痛
になります(笑)
まあ、健康になるというわけですね(^^)
ただ、このとき脇の下に生じる痛みは本当にキツいです・・・経験者が言うので間違えありません。
神経の圧迫
- 同じ姿勢を長時間作業を行う
- デスクワークを続ける
これらの作業は、首や肩甲骨周りの筋肉の緊張を招いてしまいます。
その結果近くの神経が圧迫され、激しい痛みが生じてしまうのです。
病気によるもの
痛みが生じると言うことは、やはり体のどこかに異常が起きていると言うことです。
その異常を引き起こしている要因の一つが、病気です。
主に
- 胸
- 心臓
- 肺
と言った、脇に近い器官に生じている病気が原因ではありますが、それ以外にも
腎臓
胃
膵臓
十二指腸
と言った各種内臓器官に生じた病気でも、脇の下に痛みが発生してしまいます。
右脇の下側が痛い場合考えられる病気とは?
さて、ここまでで、脇の下に生じている痛みには様々な要因があるということを理解していただけたかと思います。
まあ、脇の下の処理なんかだと完全に自分が原因な訳ですが・・・(^_^;)
問題なのは、病気で痛みが出ている場合です。
病気で痛みが生じている状態は、ある意味ではチャンスです。
この痛みに早く対応することができれば、早期発見・早期治療へとつなげていくことができるからです。
ですが、どのような病気が潜んでいるのか分からなければ、発見に至るのはなかなか難しいのも事実。
そこでここからは、右脇・左脇それぞれの下側に痛みが生じている状態で考えられる病気について詳しく紹介していきます。
まずは、右脇から見ていきます。
乳腺炎
出産前後に発症することのある乳腺炎には、2種類あるとされています。
乳腺に細菌が入り込み、炎症を生じる【化膿性乳腺炎】
母乳が固まって乳管が詰まる【うっ滞性乳腺炎】
どちらも乳房全体に張りや痛みが生じるのが特徴です。
このとき、張りが出る場所によっては、脇の下あたりまで痛みが生じてしまったり、赤く腫れ上がってしまう場合も多々あります。
胸や脇の下付近にしこりが出来てしまい、そこから痛み、それもかなりの激痛が出てきてしまいます。痛みや腫れ以外にも、
熱
頭痛
等の症状に襲われます。
対処方法は
栄養バランスの取れた食事を摂取する
胸を圧迫しない
と言った点が挙げられます。
【うっ滞性乳腺炎】の場合、一番良いのは母乳を出すことで、これによりかなり痛みも改善されます。
ただし、自分では出せない場合も・・・
その場合は病院へ行き、母乳を出してもらうなどの処置も一つの手です。
乳腺炎では、脇の下~胸にかけて痛みが生じます。
場所が場所だけに【乳がん】を疑う方も少なくありません。
確かに、乳がんも初期よりしこりが出てきます。
ですが、乳がん初期の場合、そのしこりに痛みを伴うことはほとんど無いです。
仮に乳がんで痛みがある場合には、かなり重度化しているとともに、その痛みも耐えられないほどの激痛となっています。
ですから、多少の痛みでは乳がんの可能性はかなり低いのでご安心下さい。
ただ、やはり気になる場所ではありますので、一度精密検査を受けることをオススメします。
乳がんであれ、乳腺炎であれ、医師に診てもらうことが早期発見・早期治療への一番の近道です。
肋間神経痛
神経痛、と付きますが、実際には病気ではありません。
神経系の症状と言うことで、その原因は複数想定されており、非常に原因の特定が難しい症状でもあります。
ちなみに、肋間神経とは胸髄(背骨の中を通る脊髄)から出ていて、肋間動脈・静脈と並んで隣り合う12対の肋骨に沿って走行している神経を指します。
その肋間神経が、何らかの原因で働きを阻害されたときに生じる痛みこそ、肋間神経痛なのです。
右半身、または左半身に言葉にできないほどの激痛が生じ、数分ほどですっと収まるのもこの症状の特徴です。
- 何故片側だけに痛みが生じるのか
- 原因がなんなのか
未だ多くのことが謎に包まれている症状です。
ただ、最新の研究では、肋間神経痛にはストレスが大きく関与しているのではないかと言われています。
胆嚢炎
文字通り、胆嚢(たんのう)が炎症を起こしている状態です。
同時に胆管炎を発症することも多く、総じて胆道感染症と言われています。
症状は
上腹部の激痛
脇腹~脇下にかけて生じる痛み
胸や背中にかけての痛み
発熱
嘔吐
等があげられます。
高齢者の方の場合は、この胆管炎が急激に悪化し、時に命をも落としかねないほどの重傷化するケースも・・・
痛みの種類も激痛もあれば、ズーン、と響くような鈍痛まで様々です。
背中など痛みが広がる範囲が広く、狭心症などの病気と間違えられやすいのも特徴の一つです。
胆石症
肝臓内では、胆汁と呼ばれる消化液が作られています。
この胆汁が胆嚢内で固まり、石のようになってしまうことがあります。
これを胆石と言い、胆石ができている状態を胆石症と言います。
本来胆汁は、脂肪などを消化するために分泌されるもの。
ですが、脂肪分過多の食事やコレステロールの過剰摂取などが原因で、
胆汁内のコレステロールの増加
胆嚢の機能低下
が生じ、結果として胆石が作られてしまいます。
これは体質にも大きく関連していて、同じような食生活を送っていても、胆石ができやすい人とできにくい人とに別れます。
その痛みは【体がよじれるほどの痛み】と例えられるほどで、とてつもない激痛であることが分かります。
初期段階では痛みの症状は少なく、
「ちょっと右脇に違和感が・・・」
と感じる程度だそうです。
この段階で早めに気づければ幸運と言えるでしょう。
胆石が小さい段階なら、現代の医学では簡単に治療が可能です。
外部から胆石のみに衝撃波を送ることで、胆石を砕くという治療方法がすでに確立されているからです。
この方法なら痛みもほとんどなく、回復も早くなります(^^)
胆石が大きくなった場合、手術による摘出を行わなければなりません。
痛みと手術費用、それに失われる時間・・・かなり辛いです。
右脇腹の違和感を早めに察知して、病院受診へとつなげましょう。
肝炎
文字通り、肝臓に炎症が起こっている状態を指します
肝臓は、人体の中でも特に重要な役割を果たしている臓器の一つです。
ここに異常が起きていると、体にも多数の不調が生じてしまいます・・・
- 全身の倦怠感
- 発熱
- 黄疸
- 吐き気
- 食欲不振
- 慢性疲労
- 右脇腹の痛み
これらは全て、肝炎一つであなたの体に襲いかかってくる症状です。
普段からお酒の飲み過ぎや油ものの食べ過ぎなどで肝臓に負担をかけている方、要注意です。
こちらで肝臓の調子が悪いのかどうかチェックできますので、よかったらご覧ください。
➡ 肝臓が痛い!原因はアルコール?肝機能低下時の自覚症状30個
帯状疱疹
帯状疱疹、これはまさに激痛というながふさわしい病気の一つです。
子供の時にかかった水疱瘡(みずぼうそう)、このウイルスが完全に死滅することなく皮膚の中に潜伏していて、大人になった後で活性化することで発症する皮膚疾患の一種です。
まさか、子供の時のウイルスが何十年も経ってから襲ってくるとは・・・
原因は、本来備えてる免疫力の低下によるウイルスの活性化とされており
極度の疲労
ストレス
加齢
等、何かしらの要因で免疫力の低下が生じた際に発症してしまいます。
高齢者の方で帯状疱疹になった方を見てきましたが、激痛で顔がゆがみ、本当に辛そうでした・・・
皮膚のチクチクとした痛みから始まり、赤いブツブツの発疹が発生。
進行していくにつれ、体の神経に沿って帯状に広がっていきます。
体の右側、あるいは左側に発生することがほとんどで、両側に現れることはほぼありません。
皮膚上に症状が現れてくれるので、早期に発見すれば塗り薬などで対応が可能です。
こちらも、完全に防ぐことが不可能である以上、早期発見・早期治療が最も有効な治療手段と言えるでしょう。
腎盂肝炎
腎臓に細菌感染が起こり、炎症を起こしてしまう病気です。
比較的女性に多く見られる傾向にあります。
腎臓の役割の一つが、尿、つまりおしっこを生成することです。
ですが、仕事などで長時間排尿を我慢している場合、尿道のが流れが悪くなってしまうことに・・・
その結果、尿道から細菌が侵入し、炎症発生。
腎盂腎炎となってしまうのです。
男性に比べて、女性の方が尿道から腎臓までの距離が短いため、細菌も侵入しやすいです。
これが、腎盂腎炎に女性がかかりやすい原因となっています。
排尿しようとした際などに脇腹あたりに痛みが生じることが多いです。
早期治療での回復が見込める病気ではありますが、病状が悪化すると治療に時間がかかり入院治療を要する場合もあります。
排尿時に痛みを感じる時点で、腎盂腎炎でなくとも腎臓や尿道など関係する臓器・器官に異変が起きている可能性が極めて高いです。
早めに受診して、原因を特定しておきましょう。
腎結石・尿管結石
先ほど胆石を紹介しましたが、同じように腎臓にも結石と呼ばれる石のようなものができることも・・・
その正体はカルシウムの塊であり、主に
脂肪分過多の食事
高コレステロールな食事
が腎結石生成の要因となっています。
腎臓は体の中央より右側に配置されているため、右脇腹が痛いという自覚症状を感じやすいのです。
とは言え、腎結石ができた場合でも、自覚症状は内場合も少なくありません。
ただし、この結石が腎臓の下にある尿管(おしっこが通る管)に落下して、詰まってしまうことが・・・
これこそが、恐怖の病気【尿管結石】なのです。
大の大人が泣き出すほどの激痛で、なんと立ち上がることも不可能な場合も・・・
実際、多くの方が救急車で病院に運ばれており、私の知り合いもこの尿管結石になり、救急車で病院へと運ばれていきました。
こうなると、おしっことともに結石が自然に出てくるのを待つしか手はありません。
普段から健康的な食生活を送り、予防することが最善の一手なのです。
左脇の下側が痛む場合の病気や症状とは
さて、ここまでは右脇の下側に生じる痛みについて言及してきました。
ですが、脇というのはもう一つ・・・そう、左脇という物が存在しています。
「私は左脇の方が痛い」
「最近、毎日左脇の下辺りに違和感が・・・」
等、不快感を感じている方もいるはずです。
ここからは、左側の脇に感じる痛みや違和感に関係する病気や症状を見ていきます。
筋肉疲労かも
もしあなたが、
肩こり
首のコリ
と一緒に左脇の下側が痛いと感じている場合・・・それは、筋肉疲労によるものかもしれません。
「肩と脇って全然関係ないじゃん!!」
このように思う方も多いのですが、実際これらの筋肉の疲労が左脇の下部に悪影響を及ぼすことは多々あります。
この場合の痛みの特徴は、筋肉を引っ張られている・突っ張っているような痛みです。
近い症状で言えば、筋肉痛です。
まあ、筋肉の疲労による痛みなのですから、筋肉痛と似通っていて当然かもしれませんね(^_^;)
症状が出る場所も
左脇の下付近
腕
肩
背中
等、様々な箇所に現われます。
ちなみにその原因は、筋トレなどではなく、
猫背など姿勢が悪いため
慢性的な運動不足
同じ姿勢で長時間作業をしている
等があげられ、デスクワークを中心とした人に多いと言えます。
改善に一番効果的なのは、とにかく姿勢を正し、こまめに運動することです。
デスクワークやパソコン作業をしているときなどは、一時間に5分のペースでストレッチする時間をとりたいところです。
たった5分ではありますが、この休憩+運動時間があなたの肩こり・首のコリを解消し、左脇の下側に感じる痛みまで消し去ってくれるのです。
便秘でも左脇に痛みが!
夜の多くの女性を悩ませている宿敵【便秘】。
食生活の変化や野菜不足などから、便秘に頭とお腹を抱える男性も増えてきています。
さて、そんな誰しもが辛く感じてしまうその便秘、実はこれが原因で左脇の下に痛みを感じてしまうことがあるんです。
実はこの辺り、便が溜まりやすい【下行結腸(かこうけっちょう)】という腸の一部があります。
長く便秘が続くと、この辺りに便がずっと溜まっているため、段々とだる重いように感じてしまうのです。
左脇の下付近に「ズシーン」と重くのしかかるような痛みを感じている場合、便秘が原因の可能性が非常に高いです。
この痛みをなくすには、便秘解消しか手はありません(^_^;)
栄養バランスの取れた食事
適度な運動で腸に刺激を!
規則正しい生活
等基本的なことをしっかりと守り、便秘改善を目指して下さいね(^^)
狭心症
さて、ここからはいよいよ、左脇の下を襲う痛みに関連する病気を解説していきます。
まず最初は、狭心症。
実は、心臓疾患に罹った患者の多くは左脇の下~みぞおち辺りに痛みを覚えた過去があるんです。
私の身内も、心疾患に襲われた際にこの付近に尋常じゃないほどの激しい痛みを感じていたそうです。
狭心症とは、わかりやすく言えば心臓に血液が届かなくなることで生じてしまう、心臓疾患の一種です。
胸が締め付けられるような痛みが特徴で、狭心症発作と言われています。
基本的には、狭心症の発作は
「あ、これは狭心症の発作だな・・・」
と患者さん自身が分かるそうです。
それほど特徴的な痛みとなります。
ただし、絶対にそうだと言うわけではなく、これ以外にも
- 胃の痛み
- 胃の不快感
- 肩こり
- 歯の痛み
と言った症状が襲ってくることもあります。
やはり、心臓という体の最も大事な臓器の一つであることから、そこに不調が出た場合には激しい痛みや体全体の不調へとつながってしまうようですね。
原因は、心臓に血液を供給している冠動脈が細くなっていることなどがあげられます。
胸が締め付けられるような痛みを感じたら、すぐに病院へ行きお医者さんに診てもらうようにしましょう。
狭心症は、薬などでコントロールできる病気です。
恐れず、少しでも早い受診に綱得てもらえたらなと思います。
心筋梗塞
心筋梗塞、この名前をご存じの方は多いかと思います。
心臓を動かす筋肉である、心筋。
この心筋に血液を送る冠動脈が血栓や脂肪の塊により詰まってしまうことで、血流が完全に止まり発症します。
血液が来ないことで心筋が壊死、そのまま心臓が止まってしまうことも少なくないという恐ろしい病気なのです。
心筋梗塞も、狭心症と同様強い痛みが襲ってくるのが大きな特徴です。
ですが、必ずしも激しい痛みがあるとは限りません。
場合によっては、
「左脇腹が少し痛い・・・」
程度の違和感から始まり、突如心臓を激痛が襲ってくるというケースもあります。
これも、心筋梗塞の前兆症状の一つですので、見逃さないよう注意してもらえればなと思います。
その他の前兆について書いた記事もありますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
➡ 心筋梗塞の前兆症状11個と発症リスクチェックリストを公開!
肺疾患
肺に関連する疾患でも、左脇下部に激痛が走るケースも。
特に多いのは
肺気腫
気管支炎
の二つです。
肺気腫は、肺の働きをサポートし、空気の入れ換えをしやすくしてくれる【肺胞】がつぶれてしまい、取り入れた空気を押し出せなくなる病気です。
- 息苦しさ
- 咳
- 痰
等の症状から始まり、最後には呼吸困難に襲われてしまう恐ろしい病気でもあります。
主な原因は、喫煙です。
また気管支炎は
急性気管支炎
慢性気管支炎
の2つに別れていて、【急性気管支炎】の方は何らかの刺激が原因となって、気管支が炎症を起こしている状態を指します。
急に咳が止まらなくなる
体がだるい
胸に不快感がある
と言った特徴があります。
一方【慢性気管支炎】は、気管支に生じている炎症が慢性化している状態で、気管支は勿論喉にもかなりの負担がかかっている状態にあります。
また、繰り返す咳や痰は、体力を奪い、体全体に悪影響を与えることとなります。
主な原因は
- 喫煙
- ウイルス感染
- アレルギー
等があげられます。
肺は私達がイメージしているより遙かに大きな臓器の一つです。
そのため、この肺に異変が起きている状態では、肺と隣接している脇の下側には鈍痛や激痛など様々な種類の痛みが生じてしまいます。
これを防ぐには、喉の保護禁煙に限ります。
マスクの着用
保湿
こまめな水分補給
禁煙
で喉や肺の健康を維持していきましょう(^^)
膵炎
膵臓が炎症を起こしている症状を、そのまま【膵炎】と言います。
膵臓は体の中でも左寄りに位置している臓器です。
本来食べ物の消化を助ける働きをしてくれる膵臓ですが、この働きが過剰になってしまい、その結果自身を傷つけてしまうことがあります。
膵臓の働きがおかしくなる原因は、主に
アルコールの多量摂取
胆石が膵臓に入り込んでしまう
と言ったことがあげられます。
先程書いたように、胆石が出来る原因は高コレステロールな食事や、脂肪分多めの食べ物を口に為ていることです。
つまり、食生活悪ければ膵炎は起こりやすくなってしまうのです。
普段から意識的に
アルコールの量を減らす
脂っこい食事を控える
などの対策を打っていきましょう。
十二指腸潰瘍
胃のすぐ下に位置している腸。
その一部に十二指腸という部位があります。
この十二指腸が胃酸過多(胃酸の出過ぎ)により潰瘍、つまり穴が開いてしまいます。
自分自身を傷つけて痛みが生じている状態を、十二指腸潰瘍と言うのです。
主な原因は
- 過度なストレス
- 薬の飲み過ぎ
- ピロリ菌
等です。
痛みを生じる部分はかなり広く、腹部全体と言えるでしょう。
また、左脇の下側にも痛みは出てきます。
主な症状は
腹痛
吐血
下血
等です。
ストレスを感じることの多い20代~40代に頻発する病気であり、ストレスをため込まない・発散することが最大の治療法と言えます。
乳腺炎
再び出ました、乳腺炎です。
右脇の下側に生じる痛みの際にも書きましたが、左脇下でも同様です。
乳房が両側についている以上、乳腺炎による痛みもまた、両側に発生する可能性があります。
小さなしこり+痛みがある場合には、乳腺炎を疑ってみて下さい。
肋間神経痛
先程、右脇の下側に生じる痛みでも解説した肋間神経痛ですが、実は左脇にも痛みが生じてしまいます。
両側の脇の下に痛みがある場合には、この肋間神経痛を疑ってみるのが良いと言えるでしょう。
脇の下が痛い!病院は何科に行けば良いの?
脇の下の痛みが原因で、病院へ行こうという方が困るのは
「一体何科にいけば良いの?」
というものです。
確かに、これは難問です(ーー;)
何故なら、今見たように脇の下の痛みといっても、その原因となっている病気は症状は様々だからです!
そのため、どの科にいけば良いのかいまいち分かりづらくなってしまいます・・・
そこで、病院受診の際に、何科にいくべきか目安となる表を用意しましたのでご覧下さい(^^)
症状がある部位 | 科の名前 |
筋肉や筋・腱等 | 整形外科 |
病気・リンパの腫れ | 内科 |
帯状疱疹など皮膚の異常 | 皮膚科 |
授乳中の女性・妊婦さん | 産婦人科 |
全く何科か分からない | 内科 |
となります。
自分で症状がいまいち把握し切れていない場合には、とりあえず内科を受診するのが正解です。
そこで症状を説明すれば、先生が最も適した科を紹介してくれます。
とにかくまずは病院へ足を運んでみる、その第一歩こそが重要なのです。
脇の下の痛みに要注意!
今回は、脇の下の痛みに繋がる各種病気や症状をお伝えしてきました。
【脇の下の痛み】と一言で言っても、その原因は本当に様々なものでした。
ただ
「痛いな」
と諦めるのではなく、一体なぜこの痛みが生じているのか・・・その原因と突き止めることが問題解決の第一歩です。
そして、それを最も簡単かつ確実に実現してくれるのは、やはり病院です。
- 面倒だ
- お金がかかる
- 時間が無い
等色々な考えがあなたにもあるかと思います。
ですが、病院受診はあなたの体が発している痛みというサインに対して、あなたが出来る最高の行動の一つです。
どうか、あなた自身のためにも病院へと足を運び、脇の下の痛みの原因を突き止めて下さいね(o^^)
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脇が痛いです。どんな薬を飲めばいいですか?教えてください。(^_^)
真理ちゃん様
コメントありがとうございます(^^)
ですが、ちょっとそれだけではわからないですね(^_^;)
脇の痛みはいろいろな病気がかんがえられますし、タダの打撲などの可能性も否定できません。
最近どこかで打った・ころんだなど思い当たるフシがないなら一度病院で見てもらい、原因を突き止めるのが一番の解決策かと思います。
ちなみに、打撲なら薬を飲むより湿布+温めるのが効果的かと…
参考になれば幸いです。
ゆーだい
肋骨と背中が時々痛いです肋骨のほうは刺さるような痛みです
一週間前の起床時に腹這いでその時固いもグギッとしてしまい脇辺りが激痛。前にも右側で同じ事が起きた。右側もシップを張り落ち着いたから左側も同じようにしてみたが
一週間前の起床時に腹這いでその時、グギッとしてしまい脇辺りが激痛。前にも右側で同じ事が起きた。右側もシップを張り落ち着いたから左側も同じようにしてみたが起床時はいつも激痛。原因もわからず治療法も。教えてください。
苺みるく様
両側で起きるということは、仮に症状が緩和しても、いずれまた起きるはずです。
となると、一度病院で精密検査してもらうのがおすすめですね。
お大事になさって下さい(´;ω;`)
こんにちは
私は、頸椎症神経根性、椎間板ヘルニアを10年の持病があり辛いのが首の筋肉痛があり脇のヒリヒリした痛みが続いていて病院や整体に行ってますが中々治りません。仕事中の悪い姿勢が原因かもしれないのですがどうすれば良くなるのか知りたいです教えて下さい。
よろしくお願いがいします。
ミカ様
こちら、僕自身症状を見ていないので、軽はずみなことは言えないです・・・申し訳ありません。
ただ、セカンドオピニオンをして、病気が見つかった方を知っています。
可能なら、大きい病院で再検査をするのが一番いいかなと思います。
お大事になさって下さい。