車に飾る正月飾りはいつから飾り、いつまでしておくものなのでしょうか。他にも、車の正月飾りの処分方法や車にしめ縄をつける意味など、車と正月飾りの関係についてその全てをお伝えしていきます。
車に正月飾りをすることってありますか?
家の正月飾りを終えた後、
折角だから車も・・・
なんて考える車好きの方も多いのではないでしょうか。
そんな車の正月飾り、いったいいつからするもので、またいつまで飾っておくものなのでしょうか。
今回は、車の正月飾りはいつからいつまでするのか、その期間の説明をしていきます。
また、その他に車の正月飾りの疑問で多いのが
- 車にしめ縄をつける意味って何?
- 飾り終わった後の正月飾りってどう処分すればいいの
というもの。
折角ですので、こちらの疑問にもお答えしていきたいと思います。
車の正月飾り
それでは、早速紹介していきます。
今回は、車の正月飾りの期間やしめ縄の意味、そして飾り終わった後の処分方法などについて詳しく見ていこうと思います。
正月飾りって、飾る期間が難しいんですよね(^^;)
クリスマス時期から飾っておくのは変ですし、かといって少し気を抜くといつの間にか新年になっているなんてことも・・・
飾る期間の正しい日にちは、いったいいつなのでしょうか?
いつから飾る
車の正月飾りですが、一体いつから飾るのが良いのでしょうか。
調べてみたところ、
12月26~28日の間
か
12月30日
が飾る日として大変良いといわれています。
この中でも、特に飾る日にふさわしいといわれているのが12月28日です。
8を漢字で書くと、
八
ですよね。
見てもらってもわかるように、この漢字、下部分が末広がりになっている文字なんです。
末広がり、つまりどんどん良くなっていくということで『8』は大変縁起がいい文字として扱われいます。
そういった背景から、12月28日こそが最も正月飾りを飾るのにふさわしい1日と言われています。
飾ってはいけない日
では、飾ってはいけない日はあるのでしょうか?
それが、上の紹介で抜けていた12月29日と12月31日です。
まず、12月29日が抜けている理由ですが、実は12月29日は『二重苦』、『苦立て(くたて)』、『苦松(にがまつ)』と言われており、縁起の悪い日として新年を迎えるための正月飾りは飾らないほうが良いといわれているのです。
12月31日は、この日に飾ることを『一夜飾り』と呼び、これは葬式の飾りと同じものとなってしまうため、こちらも縁起が悪いとされています。
また、縁起が良い・悪い以前の問題で
前日に慌てて飾るなんて、神様に失礼だ!
とも考えられており、前日までに飾っておくのが礼儀と思われています。
まあ、神様も前日にバタバタと飾られるよりは、事前にちゃんと準備してしっかり迎え入れる準備をしてくれている家のほうが嬉しいですよね。
いつまで飾る
次は、いつまで正月飾りを飾るのかと言う疑問についてです。
当然ですが、正月が過ぎていつまでも飾っておくのは変な話ですし、かといって飾ってすぐ片付けるのもなんとなくもったいない・・・
このいつまで飾っておくのかと言う疑問も、意外と私たちを悩ませるタネなんですよね。
その答えですが、同じ日本でも地方ごとに異なっていて
- 関東地方では、1月7日に七草粥を食べた後
- 関西地方では、1月15日の小正月の後
となっています。
この違いは、はるか昔、江戸時代にまでさかのぼってその原因を知ることができます。
江戸時代以前までは、1月15日までの正月飾りを飾っておく期間を『松の内』と呼んでいました。
ですが江戸時代、幕府より
「正月飾りは7日を以て飾り収めとす」
というお達しが出たのです。
これを聞いて、関東地方の方はそれ以降1月7日をもって正月飾りをしまうようになりました。
ですが、江戸時代の悲しさ、情報網が発達しきってはいなかったのです。
そう、関西地方にはこのお達しが十分に伝わっていなかったのです!
そのため、関西地方の人たちはこのお達し以降も当然1月15日の松の内終了までの間正月飾りを飾っていて、それが現代になっても変わることなく行われているのです。
とはいえ、最近は徐々にですが、関西地方でも1月7日をもって正月飾りをしまう人も増えてはいるようです。
車にしめ縄をつける意味とは
それでは、次は車の先頭につけられているのをよく目にするしめ縄についてです。
これは、
車を運転する方たちの無事故や交通安全を祈願してつけられたもの
だそうです。
車を運転する人に限らず、乗っている人すべての1年間の安全を祈ってつけられるお守りのような枠割りを果たしてくれているのです。
また、しめ縄は家族みんなに幸せを届けてくれる神様への目印の役割を果たす道具でもありました。
そのことから、車につけるしめ縄は『車内にも神様に来てもらい、安全と幸福を祈願する』と言う意味も持っているのです。
正月飾りの処分はどうするの?
さて、1月7日、あるいは1月14日が過ぎた後は正月飾りを処分する時期がやってきます。
ここでまた一つ疑問が・・・
それは、
正月飾りはどうするの?
という問題です。
いわばお守りのような役目を果たしてくれていた正月飾り、無碍に扱うわけにはいきませんよね。
正月飾りのもっとも一般的な処分方法は、近所の神社仏閣にて処分していただくことです。
おそらく、正月が近くなると各神社では『とんど焼(またはどんど焼き)』『左義長(さぎちょう)』『お焚き上げ』といった行事をやる日を掲載してくれているはずです。
これらの行事は名前こそ違えど基本的には同じ行事を指していて、簡単に言ってしまえば正月飾りを燃やして処分してくれるものです。
お焚き上げ等これらの行事による炎は清浄なものとされており、この炎で焼くことによって正月飾りは清められ、そのまま灰となって天へ帰っていくと信じられています。
正月飾りは自分たちの新年を安全に迎えるためのお守りであり、またしめ縄などにいたってはそのまま神様が下りてくる目印となっているものです。
大切に、感謝の気持ちを込めて処分してもらいましょう。
とはいえ、忙しい現代社会、どうしてもそういった行事に予定が合わないという方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために簡易のお焚き揚げともいう処分方法をお伝えします。
一つ目は燃やす場合
この場合は、
- お酒や塩で地面を清める
- 正月飾りを白い紙に包む
- 燃やす
と言う手順が良いでしょう。
それも行えない場合には、ゴミとして処分しましょう。
その場合は、
- 白い紙に包む
- 塩をまいて清める
- 正月飾りのみをゴミ袋に入れて捨てる
といった手順をオススメします。
どんな処分方法であっても、まずは正月、そして新年の最初と言う大事な時期の安全を守ってくれた正月飾りへの感謝は忘れないようにしたいものですね。
正月飾りで安心安全な新年を!
いかがだったでしょうか?
今回は、
- 車の正月飾りはいつからいつまで飾っておくものなのか
- 車にしめ縄をつける意味とはいったい何なのか
- 飾る期間が終わった後の正月飾りの処分方法とは
と言う3点についてお話ししていきました。
最後に、今回の記事の要点をまとめますと
- 車の正月飾りは12月26~28日、30日に出すのが良いとされている
- 12月29日と31日は飾るべきではない
- 飾る日で特にいいのは末広がりの12月28日
- 正月飾りをしまう日は1月7日、あるいは1月15日
- 地方によってしまう日の日付は異なる
- 車の正月飾りは安全を祈願したお守り
- 車につけるしめ縄は、神様が下りてくる目印
- 正月飾りの処分方法は、神社でのお焚き上げがおすすめ
と言ったことを紹介していきました。
12月28日、というとかなり年末ですよね。
もっと早い時期から出すのかと思っていたのですが、縁起がいい日付、ということなので用事がなければぜひこの日に正月飾りを行い、新年をいいスタートダッシュで迎えたいものですね。
車に正月飾りをつけることで、年末年始の安全を祈願することができます。
忙しい年末、疲れがたまった正月です。
正月飾りの力をお借りして、しっかり安全運転と無事故を手に入れて、楽しいお正月を満喫してくださいね♪
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