高齢者向けレクリエーションでクイズを用いる際には、いくつかのポイントがあります。そこをしっかり押さえれば大盛り上がり間違いないです!!この記事では、高齢者施設でのレクリエーションに最適なクイズ問題10問を解説付きで詳しく紹介しています。

クイズを楽しむ女性

レクリエーションでクイズを用いる際には、とにかく盛り上がることが重要です。
ただクイズを出題するだけでは脳トレを変わりません。

今回は、高齢者のレクリエーションにふさわしいクイズ問題10問を紹介していきます。

クイズレクリエーションの注意点

レクリエーションでクイズを用いる際には、必ず注意しなければならない点があります。
それは、高齢者の方たちがみんな楽しんでいるかどうかという点です。

レクリエーションというと、基本的には参加している高齢者の方みんなが楽しめるのが大前提となります。
しかし、クイズの場合には解ける人もいれば、当然解けない人もいます。

認知症などの病気にかかっておらず、また認知機能も高い高齢者の方たちはクイズ問題もどんどん正解を出していきます。
その人たちのグループは、きっとクイズレクリエーションの時間をとても楽しく満喫することでしょう。

一方で、それ以外の方はどうでしょうか?
私が今までレクを提供してきた中で、

  • 仕事一筋だった男性利用者
  • 認知症の高齢者
  • 内気な方・恥ずかしがり屋な方

この方たちは基本的にレクには参加してくれますが解答することはまずありません。
それどころか、つまらなそうに時計を眺めて早く終わるのを待っていることも・・・

彼らを眺めていると、どう考えてもレクリエーションを楽しんでいるようには見えないのです。
むしろ、レクの時間が苦痛になってしまっているようにさえ思えてしまいます。

一部の人しか楽しめないレクリエーション。
これは、介護のプロである介護士が決して提供してはいけないものです!!

みんなが楽しめるような工夫を凝らす

では、いったいどうすればみんなに楽しんでもらえるでしょうか?
先に言わせてもらいますが、クイズ問題自体はレクの題材として素晴らしいものです。

多くの利用者の方が楽しみながら取り組めますし、答えを考えることは脳トレや認知症予防にもつながります。
ですが、それだけでは不十分です。

レクリエーションの一番の目的は、やはり楽しむことです。
楽しい時間をだからこそ、高齢者の方たちは集中してレクに取り組んでくださるのです。

今回紹介するクイズ問題では、レクリエーションでクイズを用いる際に私が行っている工夫を織り交ぜています。
できる限り多くの方に楽しんでもらえるよう、色々なアイデアを盛り込んでいます。

解答のほうにどんな工夫をしたのかについての解説も入れておきますので、何かの参考にしてもらえたらと思います。

大盛り上がり!!クイズレク10問

それでは、さっそく高齢者向けレクリエーションクイズ問題を紹介していきます。
普段当サイトで紹介しているクイズではなく、あくまでレクリエーションとしてのクイズです。

そこの違いも考えつつ、高齢者の方たちに楽しんでもらえるよう出題していきます。

問題

第一問

1円玉の大きさはちょうど1センチである。

第二問

タコとイカには・・・心臓が3つある

第三問

今日は、実は特別な一日なんです。しかも、とてもめでたい日!!
さて、いったい何の日でしょうか??

第四問

島という漢字が入るの都道府県は、全部で5つある

第五問

塩と砂糖を同じ量だけ混ぜてみると・・・甘く感じる

第六問

スタッフの○○さんは・・・35歳である。

第七問

今日のおやつは・・・どら焼きです

第八問

2020年には東京でオリンピックが開かれますよね。
実は、オリンピックではメダルのほかに・・・賞状ももらえる。

第九問

ウナギにもアナゴにもうろこはない

第十問

ここにおられる女性の方たちは、皆さんべっぴんさんである

解答

第一問

×

1円玉の直径は、実は2センチです。
すごく小さいように思えますが、意外と大きいんですね。

クリエーションでクイズを用いる際には、基本的に○か×といった単純な2択問題がおすすめです。
これなら、確率は2分の1ですのでどんな方であっても答えさえすれば正解のチャンスはあります。

だれでも正解を楽しめる、レクリエーションでクイズを用いるときの最も大事なポイントの一つです。

第二問

あまり大きくないあの体の中に心臓が3つ・・・想像もできないですね。

誰も知らないような雑学クイズのほうがおすすめです。
高齢者の方たちもみんな分からなければ、当然勘で答えることになりますよね。

ありゃ、外れた・・・

あんたよく分かったな~

このように、問題がわからないからこそ高齢者の方たち同士で生まれてくる会話もあるんです。

第三問

誰かの誕生日・施設のイベントの日など

特に誕生日の日はぜひクイズ問題にしてもらいたいと思います。
高齢者の方たちはあまり誕生日を喜ばないように思えますが、実はほかの人に祝ってもらうこと自体はとてもうれしいんです。

どんな人でも、自分のことをほめてもらったり、お祝いの言葉をもらって気分が悪くなるような人はいないでしょう。
特にクイズが苦手な方の誕生日なら最高です!!

その人しか答えることができなくて、しかも答えた後にはみんなからのお祝いが待っている。
これなら、クイズが苦手な方でも等しく主役になれるので本当にお勧めです。

第四問

島根県、福島県、鹿児島県、広島県、徳島県の5つです。

島がつく県に住んでいる人、もしくは昔住んでいた人がいたらそこから思い出話に発展し会話が弾むことも。
共通の話題を提供していくのも、レクリエーションクイズの大事なポイントです。

第五問

×

塩のほうが味が強いらしく、しょっぱい味になります。

実際に少量用意してなめてもらうのもいいかもしれません。
クイズで終わるのではなく、実際に体験してもらうほうが高齢者の方たちもよりレクリエーションを楽しむことができます。

第六問

例)○

昔は若かった彼女も今では・・・いえいえ、こっちの話です○○さん。

たまにスタッフの話題を入れるとみなさんとても喜ばれます。
冗談がわかるスタッフの方を選ばないと、後で怖い目にあうかもしれませんのでそこはご注意を・・・

第七問

例)×

今日は、シュークリームです!
クイズが終わったら皆さんに手渡すので、あともう少しお付き合いくださいね。

クイズというとついつい政界を求めてしまいがちですが、答えを充てる必要はありません。
レクリエーションとしてのクイズでは、むしろ外れても楽しめる、そんな問題を提供していくに意義があります、

第八問

実は、オリンピックでは1~3位はメダルと賞状が。1~8位までに入った人には賞状が贈られるんです。

オリンピックなどのイベントが近いときは、それに関する話題も提供していきましょう。
やはりタイムリーな話題ほど、聞いている人たちの心をつかむようです。

・・・せっかく賞状をもらっているなら、もっとテレビなどで堂々と宣言したらいいのにと思うのは私だけでしょうか?

第九問

×

実はウナギにはうろこがあるんです!!

ちなみに、同じような形をしていますがアナゴには見た目通りうろこはありません。

身近な魚に関するクイズです。
芸能人などの情報よりも、こういった身近な話のほうが高齢者の方たちはやはり喜ばれるように感じます。

第十問

当然、○ですよね。
私も毎日べっぴんさんに囲まれて幸せです♪

最後は、少し冗談を交えて終われば明るい気分でレクを終了することができます。
男性の方はこういった冗談をあまり好まない時もありますので、利用者の方たちの性格を見つつ問題を変えていってもらえたらと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回は高齢者向けレクリエーションで用いるクイズ問題10問を紹介させてもらいました。

見ていただいた通り、純粋なクイズというよりも高齢者の方たちに話題を提供し、楽しい時間を過ごしてもらうことに主眼を置いています。

脳トレとしてのクイズと、レクリエーションとしてのクイズとではその目的も違ってきます。

今日提供するクイズは、いったいどんな目的なのか・・・
このことを常に頭に入れてレクリエーションとしてのクイズに取り組んでもらえたらと思います。

最後に、高齢者向けレクリエーションをまとめた記事を紹介しています。

レクリエーションを考えるのって大変ですよね(-_-;)
この記事では、毎日レクに取り組む皆さんの負担を少しでも軽くすべく

  • 施設にあるものでできる
  • 簡単
  • 準備不要

などのコンセプトの下でレクリエーションアイデアを提供しています。
どんどん活用してもらえたらと思います。

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