あさりの漢字や雑学について書いた記事です。実はあさりには漢字が複数存在しています。また、あさり以外の貝の漢字や雑学もあわせてクイズ形式で紹介していきます。
あさりの漢字、いったいどうやって書くのか知っていますか?
突然ですが、私は貝が大好きです。
お寿司屋さんに行くと、魚のネタよりも貝のネタの方を多く食べてしまうくらいです(笑)
そんな私ですが、ふと疑問に思うことが先日ありました。
それは、
「あれ、あさりの漢字ってどんなのだっけ?」
というものです。
普段からあさりの味噌汁を飲んでいるのですが、思い起こしてみるとあさりを見るときはいつも【あさり】あるいは【アサリ】と書かれているのみ。
漢字表記されているものを見たことがなかったんです。
これは貝好きを自称する私としては見過ごせません!!
そこで今回は、あさりの漢字についてクイズ形式で皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
あさりの漢字はどれ??貝の漢字クイズ!
今回はあさりの漢字クイズ問題です!
とはいえ、あさりの漢字について尋ねるだけではすぐ終わってしまいますし、ちょっとつまらないですよね(^^;)
そこで今回のクイズでは、あさり以外の貝の漢字についてもあわせて紹介していこうと思います。
考えてみれば、漢字を見たことのない貝や、カタカナでしか書かれていない貝の名前って沢山あるんですよね。
- しじみ
- あさり
- はまぐり
- アワビ
これら普段からよく口にする貝の漢字についても、しっかり紹介してきたいと思います。
それでは、貝の漢字クイズ問題、スタートです!
問題
第一問
蛤
第二問
田螺
第三問
海松貝
第四問
栄螺
第五問
蜆
第六問
浅蜊
第七問
姥貝
解答
第一問
ハマグリ
まずは、高級貝としても名をはせている【ハマグリ】です。
近年は国産物が減少し、韓国をはじめとした諸外国の輸入物が増えてきています。
海外産も勿論美味しいのですが、国産のハマグリは粒が大きく味が濃厚、甘みもあるため日本料理屋さんなどでは国産ハマグリが大変重宝されているそうです。
ハマグリは、同じ貝殻同士でないと決してぴったりくっつくことはないというのをご存知でしょうか?
私も実際やってみましたが、本当に違う貝殻とではくっつきませんでした。
このことから、女性の貞節の印として古くから重宝されており
- 雛祭り
- 結婚の祝い膳
といった際には、必ずハマグリのお吸い物を出していたそうです。
これから男性のもとにお嫁に行く女性に対して、
「ハマグリのように清楚な女性になりなさい」
という思いを込めて出されていたのでしょうね。
第二問
タニシ
次の漢字はあの川などに良くへばりついている【タニシ】です。
イネなどの農作物を食べてしまうため害虫として忌み嫌われているこのタニシ。
実は・・・食べれるんです。
元々は食用として入ってきたこともあり、古くから日本人の口に入っている生き物だったんです。
現在では一部地域を除き食べられることはめったにありませんが、しっかり調理を施せば意外と美味なんだとか・・・
主だった料理としては
- 煮物
- 炒め物
- つぼ汁(タニシの味噌汁)
- 串焼き
があげられます。
この料理レパートリーの多さが、古くから食べられてきた証拠といえるでしょう。
ちなみに栄養分も豊富で
- ミネラル
- ビタミン
- カルシウム
- 鉄
- 亜鉛
といった健康を保つ上でぜひ摂取しておきたい栄養素が顔をそろえています。
高齢者の方にとっては、亜鉛を食べることで衰えた味覚をある程度回復できるので、そういった意味でもオススメです。
近くにタニシ料理を扱うお店があったら、一度試してみてもいいかもしれませんね(^^)
第三問
ミルガイ
この漢字はなかなか読めなかったのではないでしょうか。
海松貝と書いて【ミルガイ】と読むんです。
白くてプリッとした食感が人気のミル貝ですが、正式名称はミルクイという名前なんです。
ハマグリ同様、こちらも国産のミル貝は激減しており、主に日本で食べられているのは
- 韓国産
- 中国産
- カナダ産
なんだとか・・・
一応国産のものも市場に出回って入るようですが、国産ミル貝はかなりの高級品となってしまっています(^^;)
それでも、やはり味は格別という方も多いですので、機会とお金があればぜひ一度食べてみてくださいね。
第四問
サザエ
こちらの漢字は【サザエ】です。
サザエといえばつぼ焼きが有名ですよね。
あの独特の苦みも癖になる味なわけですが、サザエにはほかの貝にはない特徴がありますよね。
・・・そう、あの蓋です。
サザエには、なぜか身を隠すかのような蓋のようなものがついています。
そのせいで、何度貝殻から身を出すのに苦労したか(^^;)
実はあの蓋、サザエの命を守るうえでとっても大事な役割を果たしているんです。
あの蓋がないと、もし陸に打ち上げられてしまった時すぐに干からびて死んでしまうんです。
そのためサザエはある程度貝殻の中に水をため込んでいて、緊急時にはその水を活用して干からびるのを防ぐんだそうです。
蓋は、ため込んだ水が外に漏れださないようにする役割を果たしていたのです。
やっぱり、どんなものにも意味があるという事ですね。
第五問
しじみ
お味噌汁の定番品にして、小さいながらも濃い味が大人気の【しじみ】が正解です。
このしじみ、二日酔いに大変効果がある食材です。
最近では、二日酔いの朝には蜆の味噌汁、というのが定番となりつつありますよね。
これにはしじみに含まれる成分が関係しているんです。
しじみには
- タウリン
- メチオチン
- オルニチン
といった成分が含まれていて、肝機能向上や二日酔いの症状を抑えるのに大変効果的なんだそうです。
あんな小さな貝なのに、スゴイですよね。
長年おみそ汁の具として愛されてきたしじみは、これからも変わらず食卓を彩ってくれそうです。
第六問
あさり
今回の主題である、あさりの漢字・・・正解は浅蜊でした!
ただし、これにはまだ続きがあります。
もしかしたら、
「え、私の知ってるあさりの漢字はこれじゃないのに・・・」
といった方もいたかもしれません。
それもそのはず、実はあさりには複数の漢字が用意されているんです。
- 浅蜊
- 蛤仔
- 鯏
- 蜊
これらは全て、あさりと読むことができる漢字です。
虫へんの漢字や、魚へんの漢字だったりと色々な文字が使われているのに驚かされます。
ですが、この文字の多さがそのまま日本人が古くからあさりを愛し、食べていた証拠なのかもしれません。
古代の貝塚(ゴミを捨てる場所)からもあさりの貝殻が発掘されていることから、日本人は1000年以上昔からずっとあさりを食べていたといわれています。
潮干狩りなどで簡単に取れるあさりですが、年々国産物はその数を減らしているんだとか・・・
ずっと日本人が愛し食べ続けてきたあさり、この素晴らしい貝がずっと食べれるような環境を守っていきたいものですね。
第七問
ウバガイ
最後の問題、正解は【ウバガイ】でした!
ウバガイというとあまり聞き覚えがない方の場合、ホッキガイのほうが身近に感じるかもしれませんね。
実は、私たちがホッキガイと呼んでいる貝の正式名称こそがウバガイなんです。
生食が一般的ですが、実は干しても相当美味しい貝なんです。
このホッキガイ、実は40年近く生きるとっても長寿の貝なんです。
元々かなり大きい部類に入る貝なのですが、長生きすればするほどさらに大きく成長していき、10センチを超える大物も少なくないそうです。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、あさりの漢字はどう書くの、ということであさりをはじめとした貝の漢字クイズを紹介させてもらいました。
あさりの漢字、たくさんありましたね。
- 浅蜊
- 蛤仔
- 鯏
- 蜊
これら全部があさりの漢字ですので、しっかり覚えておいてくださいね♪
最後に、あさりのちょっとした雑学を・・・
実はこのあさり、水をろ過、つまりキレイにしてくれているんです!
海中の微生物を食べて生きているあさりは、海水をキレイにしてくれます。
なんと、1匹のあさりを1時間水に入れておくだけで、1リットル近い水をきれいにろ過してくれるのです。
あんな小さな貝が、地球の水をきれいにしてくれている。
なんか、うれしいですね(^^)
食べておいしく、私たちの海もきれいにしてくれるあさり=浅蜊。
これからも、私たちの食卓と環境の美化をよろしくお願いします♪