あけましておめでとうございます。正月の定番挨拶ですが、皆さんはいつまでこの挨拶を使いますか?ビジネスシーンでの正しい活用方法などを踏まえて、いつまで用いることができるのか解説します。
お正月の挨拶の定番と言えば
あけましておめでとう
ですよね。
この言葉を聞くと、
ああ、もう新年なんだな~
という感じがして来るから不思議ですよね。
これぞまさに、日本の正月にふさわしい挨拶と言えるのではないでしょうか?
ところで皆さん、この正月の定番挨拶である『あけましておめでとう』ですが、いったいいつまで使っていますか?
まさか2月まで使う人は少ないとは思いますが、とはいえ正月3が日だけというのも早すぎるような気が・・・
下手に長く使いすぎると「いつまで正月気分なんだ!!」と言われそうですが、新年の挨拶をすぐにやめてしまうのもあまりに風情がないように感じます。
また、こうした年始の挨拶は特にビジネスシーンでは重症視される傾向にあります。
相手の方に正月の挨拶をいつまで使って良いのか、あるいはいけないのか・・・
この悩みは意外と多くの方が抱えているようです。
私たちを悩ませる挨拶の問題。
今回は、正月の定番挨拶である明けましておめでとうはいつまで言うのかについて、ビジネスシーンでの活用方法も踏まえて説明していきたいと思います。
あけましておめでとうはいつまで言うの?
今回お伝えしていくのは、明けましておめでとうはいつまで言うのかという疑問についてです。
正月の定番挨拶であるこちら、当然言い始めるのは新年に入ってからです。
では、いつまで言うのか。
こちらについては、皆さんはっきりとは理解していないようです。
とはいえ、年配の方を中心にこうした節目ごとの挨拶に重きを置いている方たちは多くおられます。
まして、新年最初の挨拶です。
ここがきっちりしているか否かで人を見極める方もいることでしょう。
私は介護士になってからも何度も年を越していますが、高齢者の方たちに対して余り長く正月の挨拶を活用していると
あんた、もう正月じゃないよ
と教えていただくことがあります。
高齢者の方たちは、自分なりにいつまであけましておめでとうを使うのかを線引きをされているようです。
介護士の方にとっては家族が多く面会に来られる正月です。
挨拶マナーを間違えないためにも、あけましておめでとうの使用期限についてこの記事で理解してもらえたらなと思います。
基本は1月15日
正月の挨拶をいつまで言うのか。
ほとんどの場合は
1月15日
迄とされています。
これにはちゃんとした理由があります。
実は、私たちが一般的に読んでいる正月には種類があります。
一つは、元旦を中心とした私たちのなじみ深いお正月(あるいは大正月)です。
そしてもう一つが、小正月という1月15日に迎える正月のことです。
この小正月までを松の内と呼んでおり、この日までは正月飾りを飾る期間でもあります。
松の内が終了する日であり、正月飾りを片付けるタイミング。
つまり1月15日迄をもってあけましておめでとうを新年のあいさつとして用いるのを終了するのが一般的となっています。
地方によって違う
ここで一つ注意が必要です。
それは、必ずしも1月15日があけましておめでとうを言い終わる日ではないと言うことです。
というのも、実は挨拶の期限に大きく影響を与えている松の内の期間そのものが、地方によって異なっているからなんです。
実は、関西地方の場合1月7日迄を松の内に設定しています。
それに伴って、正月の挨拶もこ1月7日までとしており、以降は使わないという地域も多々あるようです。
この件に関しては本当に地域ごとにばらばらなところがあり、明確な基準は作ることができません。
最近では、関西地方でも1月15日迄を松の内とする地域が増えてきているようですので、将来的には1月15日迄をあけましておめでとうを言う期間とする決まりができるかもしれませんね。
ちなみに、こちらの記事にて松の内などについて詳しい解説が載っておりますので、よければそちらも参考にしてみてください。
こんな時は控えよう
地方ごとの違い以外にも、正月の挨拶では注意しておきたいことが。
それは、相手の都合です。
相手の身内に不幸があった場合には、当然ですがあけましておめでとうは言うべきではありません。
とはいえ、挨拶をするためだけに相手の身内の近況について聞くなどはまずあり得ない話です。
少し変な話ではありますが、そういった不安がある場合には相手側が
あけましておめでとう
と言ってくるのを待つのが無難なところかもしれません。
無難な正月の挨拶はこれ
- 相手の都合
- 地方ごとの違い
いろいろな要素が絡んでしまっては、毎年行っているはずの正月の挨拶も、かなりの難問へと変わってしまいます。
1月中旬頃になると特にそれが顕著で、
ああ、今はまだ正月の挨拶を使っても良いのだろうか・・・
と誰しもが悩んでしまう時期でもあります。
そんなときに覚えておきたいのが、正月の無難な挨拶方法です。
友人なども場合は必要ないことですが、ちょっとした知人やまだ関係ができていない方に対して挨拶でいやな印象を植え付けたくはないものですよね。
そんな時は、
今年もよろしくお願いします
という挨拶を使いましょう。
これなら、相手に対して失礼になることは決してありません。
仮になかなか会うことができず、挨拶が1月中旬、あるいは下旬まで遅れてしまった場合でも、この挨拶なら使う時期を問わず相手に丁寧な対応を行うことが可能です。
ビジネス時のあけましておめでとう問題
最後に、ビジネス時におけるあけましておめでとうはいつまで用いて良いのかという問題に触れていこうと思います。
最も挨拶に神経を配るシーンと言えば、やはりビジネスです。
自分の挨拶一つで大事な契約や相手からの信頼が台無しになってしまうかと思うと背筋が凍る思いですよね(^_^;)
ビジネスの場合、「あけましておめでとう」を用いて良いのは
仕事始めの最初の一週間
になります。
1月7日月曜日に仕事が始まった場合、1月11日の金曜日までであれば
あけましておめでとうございます
その翌週からは、
今年もよろしくお願いします
と挨拶をするのが最も無難な挨拶と言えるでしょう。
また、上で挙げたように地方ごとにあいさつの期限は変わってきますので、その辺は先方に合わせた柔軟な対応が求められます。
とはいえ、やはり相手が喪中である可能性はぬぐえないわけです。
ですので、挨拶を失敗したくないビジネスシーンの場合、基本的には「今年もよろしくおねがいします」を。
相手があけましておめでとうございますと言ってきた場合は、こちらも「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と返すようしっかり意識しておくことが重要です。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、あけましておめでとうございますはいつまで言っていいの?という、意外と知らないだけど気になる情報について、ビジネスシーンでのあいさつ方法なども交えてお伝えしてきました。
この記事を書くにあたっていろいろ調べたのですが、私はかなり間違ったあいさつをしていたことがようやくわかりました(^^;)
新年のあいさつは、相手との新しい一年を送る中で最初に発する大事な言葉です。
その言葉の使い方について知っておくことは、必ずどこかで役に立ちます。
しっかりと覚えておいてくださいね。
最後に、新年のあいさつで最も大切なことを一つお伝えしておきます。
それは、いざ挨拶をするときは全力で、去年1年の感謝と、今年一年またお願いしますという相手への敬意を込めて行うことです。
例え言葉遣いが正しくても、感情のこもっていないテンプレート通りの言葉を発している人というのはあまりいい印象を持たれることはかないません。
寧ろ、相手に悪印象を与えてしまうこともしばしば・・・
折角挨拶を行うのです。
しっかり気持ちを込めた挨拶で、相手に好印象を抱いてもらいましょう♪
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