サウナの温度と湿度の平均について調べてみました。スチームサウナ、高温サウナ、、ミストサウナの平均温度を紹介するほか、何故サウナでやけどしないのかについても解説します。
サウナの温度と湿度、平均はどれくらいでしょうか。
あなたはサウナに行ったことがありますか?
銭湯やスーパー温泉などに行けば、必ずと言っていいほど一緒にある設備の一つがサウナですよね。
汗をたくさんかけるとあって、健康に気を使う方の利用も多いです。
そんなサウナですが、いったい何℃あるのか気になったことはありませんか?
また、100℃を越えるかと言う温度の中にいるにもかかわらず、何故私たちはサウナの中でやけどをしないのでしょうか。
今回は、そんなサウナの疑問についていろいろと見ていきます。
サウナの温度・湿度について
それでは、早速紹介していきます。
今回は、サウナの温度や湿度はどれくらいかという疑問について色々と見ていきます。
あなたはサウナを利用したことがあるでしょうか。
実は私、温泉や銭湯が大好きで、一回行くと30~1時間分は必ずお風呂に浸かっています(*’▽’)
その際に必ず利用するのが、このサウナです。
始めはただ「熱い」としか考えられなかったこの場所も、いつも利用していると段々色々なことが目に付くようになります。
- 温度計
- 湿度計
特に気になるのはこの二つです。
80℃を超えていることはざらなサウナですが、数々の温泉・サウナ巡りをしてきた私はあることに気づきました。
それは、場所によって温度が全然違うという事です。
そう、同じ『サウナ』と名前が付いているこの施設も、実は温度はそれぞれ異なるものであることが少なくないんです!
今回はそんな気になるサウナの平均温度・平均湿度について解説していきます。
サウナの平均温度は何℃
サウナの平均温度、あなたはどれくらいだと思いますか。
当然ですが、熱い場所・汗をかく場所なわけですからその温度は外よりもはるかに高いです。
まあ、温度が意味がないので、高くて当然なわけですが(^^;)
さて、そんなサウナの平均温度ですが、調べてみたところ・・・
85℃~95℃
でした!!
100℃をギリギリ超えるか超えないかといった所ですね。
勿論、中には100℃を超えるところもありますし、私も実際そういったサウナに入ったことがあります。
・・・まさに灼熱と呼ぶのがふさわしいほどの熱さでした(^^;)
ただし、この温度はあくまで通常のサウナの平均に過ぎません。
そもそも、サウナには何種類もあることをあなたはご存知でしょうか。
- スチームサウナ
- ミストサウナ
- 遠赤外線サウナ
- 冷凍サウナ
この4つが、現状多くの施設で取り入れられているものです。
さて、それぞれの平均温度はどれくらいなのかと言いますと、以下の通りです。
- スチームサウナ・・・85℃~95℃
- ミストサウナ・・・40~50℃
- 遠赤外線サウナ・・・65~70℃
- 冷凍サウナ・・・-10℃前後
これが、主だったサウナの平均温度です。
こうしてみると、名前こそ同じ『サウナ』なのですがその温度は全く異なっていて面白いですね。
冷凍サウナは例外として、ミストでも50℃前後もあるのは驚きです。
あれってあんまり暑くない気がしていたのですが、それでも実際はかなりの高温だったんですね。
ちなみに、最近では高温を売りにした『高温サウナ』なんてものもあるのですが、こういった場所では100℃~110℃近い温度を体感できるようです。
湿度はどれくらいあるの?
続いては、平均湿度についてです。
サウナ初心者のうちは温度ばかりに気を取られがちですが、慣れてくると別の事に気づきます。
それは、
温度の割にかなり過ごしやすい
という事です。
そもそも100℃近い、あるいは100℃を越える場所に入っているにも関わらず、汗をかく程度しか体に影響がないのがおかしな話だと思いませんか?
真夏だと、40℃もないはずの外に出るだけで汗が止まらなくなり、ジメジメとした暑さで心身ともにくたくたになってしまうのに、です。
その理由こそ、実は湿度によるものだったのです!
実はサウナと言う場所、極端に湿度が低いんです。
時折室内にある湿度計を目にしたことがあるでしょうか。
そこに書かれている数字は・・・5%前後となっています。
私も最初これを見た時は、
「ああ、暑さで湿度計が故障したんだろうな」
と考えていました。
ですがこの湿度計は、正常に動いています。
サウナ内の平均的な湿度は、それほどまでに低いのです。
参考までに先ほど紹介したサウナでの平均湿度を紹介しますと、
- スチームサウナ・・・80~100%
- 高音サウナ・・・5~15%
- 遠赤外線サウナ・・・10~15%
となっています。
一般的なサウナでは5%前後と本当に湿度が低いです。
この湿度の低さこそが、高温であってもサッパリと汗をかき快適に過ごすことができるサウナの秘密だったのです。
一方で、スチームサウナは水分を気体にして充満させているわけですから、当然湿度は高くなります。
肌や髪を乾燥から守り、じわじわと汗をかくことができるので女性を中心に人気を集めています。
どのサウナを使うかは好みですが、全て緻密に計算された温度・湿度バランスであることだけは忘れないでいてくれたらなと思います(^^)
何故サウナの中ではやけどしないのか
最後に、多くの方が一度は考えたことのある疑問にお答えしたいと思います。
それは・・・
「なんでサウナの中ではやけどしないの?」
というものです。
冷静に考えれば、100℃近い場所に足を踏み入れているわけですから体中がやけどしてもおかしくはないですよね(^^;)
ですが、実際にはそういったことにはならないのはあなたも知っての通りです。
いったい何故なのでしょうか。
これにはちゃんとした理由があるんです。
それは、
- 空気と液体の熱伝導率の違い
- 汗による保護
の2つです。
まず、熱伝導率について。
これは難しい名前で書いていますが、簡単に言うと【空気と水の熱の伝わり方が違う】ということです。
100℃の熱湯に触れると、まず間違いなくやけどしますよね。
ですが、100℃の気体(室内)になると話が異なります。
液体に比べて、気体はなんと20倍も熱を伝えにくい物質なのです。
そのため、同じ100℃であっても熱湯ならヤケドするのにサウナならヤケドしないと言うわけです。
更に、私たちが安全にサウナを楽しめる理由がもう一つあります。
それは、私たちが必ず体から出している『汗』の保護によるものです。
「汗臭くなる」
「服が濡れて気持ち悪い」
このように、汗に対しては悪いイメージを持っている方も多いですよね。
しかし、この汗こそが私たちの体を守ってくれている大変優れたバリアーであることはあまり知られていません。
実は、汗をかくことで私たちは皮膚の周りに薄い水分の膜を張ることができます。
この汗の膜が、体を空気の乾燥から守るバリアーとなり、私たちを高温の環境からも守ってくれているのです。
更に、体から出た汗の一部は蒸発し、私たちの体を冷やす働きがあります。
また汗が蒸発する際には、体の周りに冷たい空気の層を作り出してくれてもいるんです。
これを専門用語で気化熱と言います。
- 薄い水分の膜
- 体を冷やす
- 気化熱による冷たい空気の層
この汗の3つの働きが、私たちの体を100℃いう高温から守ってくれているのです。
そう考えると、毎日嫌がっている汗も、ちょっとありがたみが増して感じますね(^^)
汗をかいた後は水分補給を忘れずに!
いかがだったでしょうか?
今回は、サウナの平均温度と湿度はどれくらい?ということで、
- 平均温度
- 平均湿度
- 何故サウナでやけどしないのか
という3つのポイントについてお話しさせてもらいました。
見ていただいた通り、かなり高温の場所であっても、私たちは汗をかくことを楽しんでいます。
ですので、サウナ利用の後は必ず水分補給をしっかり行ってくださいね。
先ほど汗のメリットを書きましたが、汗をかくという事は体から大量の水分・塩分が失われていくという事です。
特に高齢者の方は、体内の水分が若い人に比べて少ないです。
更に、体力が低下している分脱水などによるダメージは若い人よりもはるかに大きく、時に命をも危険にさらしてしまうのです。
サウナの後は、水ではなくスポーツドリンクを飲みましょう。
これ一本で水分と塩分の両方を一度に摂取できるので、大量に汗をかくサウナとの相性は抜群です!
健康にいいはずの場所で体を壊してしまっては本末転倒と言うものです(^^;)
正しいサウナの使い方をして、健康的に汗をかいて下さいね♪