日常とクイズ問題 今回の高齢者向けのクイズ問題は、言葉の並び替えクイズです。 脳を活性化させるために最も有効なのは、とにかく普段とは違った頭の使い方をしていくことです。 そういった意味では、クイズ問題はまさに脳の活性化に […]
日常とクイズ問題
今回の高齢者向けのクイズ問題は、言葉の並び替えクイズです。
脳を活性化させるために最も有効なのは、とにかく普段とは違った頭の使い方をしていくことです。
そういった意味では、クイズ問題はまさに脳の活性化にうってつけです。
何故なら、クイズは普段の生活では絶対にやらないからです。
今回の言葉の並び替えにしてもそうです。
私たちは、「おはよう」と言う時に、
「えっと、おの次がはで…うはどこだっけ?」
とは考えませんよね?
当たり前に使っている言葉ですから、自然に「おはよう」と言葉が出てきます。
ですが、これがたとえば
う は お よ
を並び替えてしゃべってください。
と言われたらどうですか?
同じ使い慣れたおはようなのに、少し考え込まないと出てこないのではないでしょうか?
この、少し考え込んでいるときにこそ私たちの脳は活性化しているのです。
今回の言葉の並び替えクイズも、高齢者の方向けのクイズ問題ではありますが、同時に若い人がチャレンジしてもすぐにはできない問題に仕上がったと思っています。
たかがクイズ、されどクイズです。
このサイトに来て、この記事を見てくださった皆さん。
是非、私が作った自信作の数々にチャレンジしてみてくださいね!
高齢者向け言葉の並び替えクイズ
問題
① が と う り あ
ヒント 何かしてもらった時に言う言葉。感謝の言葉。
② す ま り く す
ヒント 赤い服を着て、白いひげを生やしたおじいさんがやってくる日といえば?
③ ぼ ー ん だ る
ヒント 引っ越しの際に大活躍。軽いし丈夫。
④ が ちゅ う っこ う
ヒント 初めての部活をここでする子供も多いのでは?12~15歳までお世話になる場所です。
⑤ き っけ ん し こ
ヒント 女性のあこがれ。男女二人の新しい旅たちの場所です。ここがゴールではなく始まりです…
⑥ つ ど う え ぶ ん
ヒント たくさんの生物が暮らしています。子供に大人気の場所です。
⑦ が い そ ば れ ま わ
ヒント ことわざです。遠回りのほうがかえって近道なときもあるという意味です。
⑧ そ か お み お
ヒント そばを食べます。鐘を突きます。
⑨ ば ら そ み ひ り
ヒント 人の名前です。有名な歌手です。名曲・川の流れのように、の歌い手です。
⑩ う ど か に わ は ら く ふ た る き
上級問題です!
ヒント ことわざです。笑顔が一番という意味のことわざです。
解答
①ありがとう
いつでもこの言葉を相手に伝えれるようになりたいものです。
②クリスマス
子供も大人も楽しめる、華やかで楽しいイベントです。
③段ボール
地味ですが、私たちの生活に根付いた心強い味方です。
④中学校
思春期真っ盛り、色々甘酸っぱい思い出も出てくる時代です。
⑤結婚式
女性が最も輝く瞬間です。でも、花嫁さんはお色直しをはじめ、いろいろと大変だそうです…
⑥動物園
個人的に怠け者が大好きです。あのボーっとしている感じは彼らにしか出せません。
⑦急がば回れ
社会人になって、改めてこの言葉の偉大さを知りました。
⑧大みそか
除夜の鐘をききながらの年越しそばは、一年で一番おいしいそばだと思います。
⑨美空ひばり
時代が変わっても、真のスターは色あせることなく皆さんの思い出に残り続けます。
⑩笑う門には福来る
いつも笑顔でいれば、幸せが近づいてくる。
これほど素晴らしい言葉もないですね。
高齢者にクイズを出すときは…
いかがだったでしょうか?
10問とも意外と難しく、中にはとけないものもあったのではと思います。
作っていた私本人も、「これはヒントなしでは大変かも…」なんて考えながら作ってしまったくらいです。
クイズ問題を出すときに大事なのは、
- 楽しい雰囲気でやる
- ヒントを出すタイミング
の二つです。
楽しい雰囲気の中では、友人やスタッフに話を聞きながら、和気あいあいと問題を解こうとしてくれます。
これが、無言で静かな中で「リハビリです」と言われてしまってはやらされているという空気になってしまい、楽しめません。
以前の記事にて書きましたが、楽しいということは高齢者の方にとって大変重要な要素です。
その要素を書くような雰囲気は、決して作ってはいけません。
もう一つクイズを行う上で大事なのはヒントを出すタイミングです。
ヒントを出すタイミングが遅いと、集中力が低下しやすいと言われえる高齢者の方は数問で疲れてしまいます。
また、難しすぎる問題には「こんなものはできない」と早々にさじを投げてしまう人も現れます。
逆に、タイミングが早すぎると、「このクイズは簡単すぎてつまらない」となってしまい、これもまた高齢者の方の興味から外れてしまいます。
クイズでは、問題も大事ですがそれ以上に求められるのはこういった細やかな気配りです。
○適度に難しさを調整しながらのクイズの出題
○ヒントを出すタイミング
○参加者全員が楽しめるような雰囲気づくり
等など多くの能力が要求されます。
それだけに難しい仕事ではありますが、同時にやりがいのある仕事です。
また、こういった技術は介護士として働く上で最も求められるものの一つです。
デイサービスなどレクが多いところでは、そのまま司会などのスキルとして使えます。
クイズを考える際の柔軟な発想力は新しいレクの作成や、利用者の方に合ったアクティビティを探していくうえで大変役立ちます。
特養や老健であっても、季節行事等で大いに役立つスキルです。
ヒントのタイミングなどの細やかな気配りができるということは、高齢者の方の対応にも生かされます。
どんな技術も、結局は自分を高めることへとつながっていきます。
次回クイズを考えるようなことがあれば、自分を高めてくれる仕事、ととらえて利用者の方も、自分たちもみんなが楽しめるようなクイズを作っていただけたらと思います。
最後にクイズ問題まとめ記事を作成しておりますので、もっとクイズを解きたい方、問題を探しているという方はぜひ活用ください。