ハロウィンの合言葉と言えば、皆さん何がありますか?トリックオアトリート、ジャックオーランタン等いろいろです。今回は、それら合言葉の意味と起源について徹底的に解説していきます!!

ハロウィンの合言葉

10月31日はハロウィンですね。
秋の一大イベントと化したこのハロウィンには、色々な合言葉があります。

  • ハロウィン
  • トリックオアトリート
  • ジャックオーランターン

等、様々な言葉が10月が近づくころになると街を埋め尽くします。
ですが、これらの言葉について皆さんはどれくらい知っているでしょうか?

  • 周りが使っているからなんとなく使っている
  • 意味は知らない

と言う方、多いと思います。
そこで今回は、ハロウィンで用いられる合言葉の意味や起源について説明していこうと思います。

ハロウィンの合言葉とその意味

秋の一大イベントといえば、やっぱりハロウィンですよね♪
秋になるとカボチャにコスプレ、魔女にお化けなど独特の雰囲気が漂い始め、ディズニーランドやUSJではハロウィンイベントが多数用意されるなど、まさに日本全体がこのお祭りを楽しむようになりました。

しかし、このイベントについて日本人の理解はまだまだ乏しいのが現状です。

というのも、ハロウィンは海外のものなのですが、日本で騒がれだしたのは1997年にディズニーランドがハロウィンイベントを行ってからのこと。
つまり、私たちがこの秋のお祭りを楽しむようになったのはつい最近の出来事なんです。

そのため、ハロウィンの合言葉についても何故それを用いているのか知らないという方も多いのが現状です。
ちなみに、ハロウィンの合言葉と言えばいくつもあるのですが、特によく聞かれ、かつあまり理解されていないように感じるのは

  • トリックオアトリート
  • ハロウィン
  • ジャックオーランターン

の3つです。

参加するだけで十分に楽しめるイベントではありますが、そこで用いる合言葉について理解を深めておけばもっともっと楽しめるのは間違いありません。
そこで今回は、この3つの合言葉の意味について皆さんにお伝えしていこうと思います。

トリックオアトリートの意味

まず最初は、最も多く用いられる

トリックオアトリート

についてです。
ご存知の方も多いと思いますが、こちらは子供たちがお菓子を貰う際に言うセリフです。

この言葉を分解すると3つの単語に分かれます。
それぞれ、

トリック・・・いたずら、たくらみ

オア・・・または、あるいは

トリート・・・おもてなし、奢り、ご馳走

の意味を持っています。

日本語で訳すと、意味は

お菓子をくれないといたずらするぞ!!

となります。
まあ、日本では実際お菓子がもらえなくてもいたずらする子供は少ないと思いますが、ハロウィンだけの一種の合言葉と言ったところです。

トリックオアトリートの英語のつづり・スペルを知りたい方はこちらからどうぞ♪
➡ ハロウィンのつづりは?トリックオアトリートのスペルと共に紹介!

ちなみに、海外ではお菓子を出さないと

  • 水鉄砲を打たれる
  • 家に落書きをされる
  • 卵を壁に投げられる

等の恐ろしいいたずらも…
本場はいたずらもスケールの大きさが違いますね(;´・ω・)

ハロウィンの意味

次は、

ハロウィン

についてです。
当たり前のように10月31日をそう呼ぶ私たちですが、そもそもこの言葉にはどういった意味があるのでしょうか?

ハロウィン=トリックオアトリートとなっていますが、実はこの二つの合言葉、別々のところから来ているんです。

トリックオアトリートは、1900年代の初めごろ一人の少年がお菓子をもらうために考え出したアイデアとして叫ばれたのが始まりと言われています。
そこから、世界中に広まっていったわけですがハロウィンの場合は全く別のところにそのルーツがあるんです。

ハロウィンは、古代ケルト人が10月31日に行っていたとされる『サウィン祭』というお祭りにルーツがあると言われています。
ちなみにこのサウィン祭、『祭』の文字こそついているものの日本のお祭りとは全く異なります。

古代ケルト人にとってハロウィンは一年の終わりに当たる日で、日本でいう大みそかに相当するものです。
また、ハロウィンには先祖の霊が返ってくるとされていたためお盆のような意味合いも込められていたそうです。

お祭り、と言うよりは宗教的な意味合いの強い行事だったようですね。

独自の文化を保っていたケルト人でしたが、当時権力を持っていたキリスト教会に支配されてしまいます。
しかし、完全に文化を塗りつぶしてしまうことで生じるケルト人の反乱を危惧したキリスト教会の人たちは、『サウィン祭』と言う行事を何らかの形で残すことにしました。

ちょうど、ハロウィンの翌日はキリスト教の祭日である『諸聖人の日(旧姓:万聖節All Hallows)』に当たります。
サウィン祭が行われる10月31日はAll Hallowsの前日=Eveであることから、『ハロウ イブ(Hallows Eve)』となり、更に呼びやすくするため『ハロウィン』と言い換えられていったそうです。

こうしてみると、ハロウィンとトリックオアトリートはかなり違う歴史背景がありますね。
その二つが今は同じイベントとなっているのですから、面白いものです。

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ジャックオーランタンの意味

ジャックオーランタン

それでは、最後に

ジャックオーランタン

の意味についてです。
ご存知の通り、ジャックオーランタンとはハロウィンの日になると必ず登場するカボチャのお化けにつけられている名前です。

実はこのカボチャ、もともとはある悪人が用いたランタンだったと言われています。

昔、酒浸りでろくでなしの男がいました。名前はジャック。
このろくでもない男の魂を悪魔が狙ってやってきました。

しかし、ジャックは言葉巧みに悪魔をだまし、自分の魂を未来永劫取らないように約束してしまったのです。

そして、寿命を迎えたジャックは死後の世界に行くのですが、天国は生前のジャックの行いを知っているから入れることはできない、としました。

仕方なく地獄に向かうジャックでしたが、悪魔は「お前の魂は取らない約束だ」として、地獄に来ることを拒否。
ジャックは、天国にも地獄にも入ることができなくなってしまったのです。

行く場所のないジャックはカブで作ったランタンに火をともし、あの世とこの世のはざまで今でもさまよっているそうです。

何とも恐ろしい伝説ですね(;’∀’)

このランタンこそが、『ジャックオーランタン』の起源と言われています。
ちなみに、意味はそのまま『ジャックのランタン』です。

元々はカブだったのですが、アメリカにハロウィンが伝わった際、アメリカではカブよりもポピュラーな野菜であるカボチャに伝説がすり替わったといわれています。

そこから、ジャックオーランタン=カボチャとなり、今ではそれに関連するハロウィングッズが数多く誕生しているのです。
とはいえ、その始まりが幽霊の持っているランタンだと考えると・・・少し怖いですね(^^;

意味が分かればもっと楽しい!!

いかがだったでしょうか?
今回はハロウィンの合言葉の中でもとくに有名な3つを紹介させてもらいました。

ハロウィンは、今では日本で欠かすことのできない一大イベントです。
そのビッグイベントは、意味を理解しておくことでもっともっと深く楽しむことができるようになります。

是非、今年のハロウィンは言葉の意味を考えつつ、また知った知識を友達に自慢しつつ(笑)合言葉と一緒に楽しんでもらえたらなと思います♪

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