くさやの臭い、知っていますか?噂ばかりが独り歩きしているくさやの臭い、実際はどういったものなのでしょうか。私の体験談やにおいの例えを用いて、その絶品と言える味と共に説明していきます。
くさやの臭い、知っていますか?
日本を代表するくさい食べ物と言ったら何が思い浮かびますか?
私は断然、くさやです。
この食べ物、とにかく臭いが凄いんです!!
たとえあなたが家の外にいても、一瞬で何を焼いているか分かってしまう程の激臭を放つこちらの食べ物・・・
その臭い、気にならないといえばうそになりますよね?
そこで今回は、実際にくさやの臭いを体験し泣き叫んだ私が、どういった臭いなのかについて、例えを交えて紹介していきたいと思います。
くさやの臭いについて
それでは、早速紹介していきます。
今回は、くさやの臭いについてです!!
くさやがくさい食べ物だとは知っていても、それを実際に嗅いだことのある方は案外多くありません。
少なくとも、私の周りには両親とその家族を除いて一人もいませんでした。
今の若い世代の方たちはあまり食べないんですかね(^^;)
あ、平成生まれな私も一応その範囲・・・なのか?
実物を体験していない方が多いためか、臭いのきつさばかりが広まっていっているように思えます。
ですが、噂だけで判断している方に私は言いたい・・・
あなたの想像しているものより、はるかに衝撃的な臭いです!!
と。
ここからは、実際にくさやの臭いを至近距離でかいだ私の感想と、臭いをあえて例えるならどういったものになるのかを説明していきたいと思います。
私の感想
まず、くさやの臭いを最初に嗅いだ私の感想から紹介したいと思います。
それは・・・
ウォエ!!
でした。
実は、初めてくさやと出会ったのはまだ小学生のころ、祖父の家に遊びに行った際でした。
玄関前の駐車場に車を止め、外に出た直後その臭いが襲ってきます。
子供だった私は、冗談抜きでこの臭いに叫びました。
「お母さん、くさいよ!!じーじの家、くさいよ!」
当時の私は、母親にくさいと連呼していたそうです(笑)
でも本当、あの臭いをくさやと知らず嗅いだだけでは、もう「くさい」としか言いようがないんです(^^;)
家の中に入ると、かろうじてドアが防いでくれていた臭いも合わさり、全力のくさや臭が私を襲ってきます。
ちょうど家に入ったあたりでしょうか?
その時点で私は泣きました(´;ω;`)
流石に、子供にあの臭いはきつかったのでしょう。
あるいは、大好きな祖父に何かあったのではないかという心配の気持ちがあったのかもしれません。
兎に角、そんな幼い私にとって、くさやの臭いは食べ物と理解できない、到底受け入れられないほどの臭いだったというわけです。
ちなみに・・・家を出てからも祖父が私に近づけて見せてくれたくさやの臭いは取れず、しばらくは苦しんでいたそうです(笑)
まあ、何が言いたいかと言うと、私のくさやの臭いに関する感想は大人になった今でも全く変わらず・・・
くさい!!
この一言です(笑)
くさやの臭いを例えると・・・
さて、まずは私とくさやの衝撃の初対面シーンを紹介させてもらったわけですが、いかがだったでしょうか?
私のくさやに対する思いが少しでも伝わったなら幸いです(笑)
とはいえ、私の感想だけではくさやの臭いがどういったものかなんて中々想像しにくいですよね(^^;)
そこで、ネット上の他の感想も含めて色々なくさやの臭いを例えた言葉を紹介していきます。
もしあなたがくさやの臭いを嗅いだ事があるのなら、
「自分なら一体どういった例えをするだろう?」
と、考えながら読み進めていってもらえたらなと思います。
それでは、くさやの臭いの例えを紹介していきます!
「納豆と同じくらいの臭い」
「焼くと何倍も臭くなる」
「どぶの臭い」
「公衆便所」
「動物園の臭い」
「シーチキンを2週間くらい腐らせたようなにおい」
「おう吐物の臭いがした」
「5年間放置した排水溝のような臭い」
「世界一くさい食べ物」
・・・どれもひどい例えですね(^^;)
臭いを嗅いだことのない方にとっては、
「食べ物にそれは言い過ぎじゃないか」
と思ってしまうかもしれません。
ですが、くさやの臭いを知っている方なら、口をそろえて言うでしょう。
これは全部正しいな
と。
それほどまでに、圧倒的なインパクトを残す悪臭と言えるのです。
とはいえ、くさやの名誉のために言っておきますが、これらは全て悪口でも何でもないのです。
実際にそう感じるような臭いです。
というのも、焼いたくさやの臭いは、なんと実際に世界でくさい食べ物ランキングのトップ5に名前を連ねている食材なのです。
ワールドクラスなくささを誇っているというわけです。
くさやは、魚の干物をくさや液と言われる特殊な液につけて作ります。
魚の種類は
- ムロアジ
- トビウオ
が一般的です。
作り方ですが、まず内臓を取り除くなどの下処理をした後で、くさや液に漬け込みます。
このくさや液、発酵させた塩水がベースなのですが、この液体がくさやの美味しさと臭いを作り出しているんです。
中には300年物のくさや液も存在するというから驚きです。
この液体、タンパク質を分解する働きを持っており、このたんぱく質分解の際に発生する臭いこそが、くさや本来の臭いと言われているものなのです。
半日~1日くさや液に漬け込んだ後、真水でよく洗い、最後に天日干しを丸二日行って完成です。
くさくて、でもとってもおいしいくさやの完成と言うわけです。
くさやの味は?
ここまで、くさやの臭いについて説明してきましたが、もう一つ、こちらも疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
「結局、くさやっておいしいの?」
これです。
私は祖父が大好きだったことあり、何度もくさやとご対面を果たしているわけですが、その味を表現させてもらいますと・・・
今まで食べなかったことを後悔するほどの美味しさ
です。
はっきり言って、他の魚の干物とは一線を画す味です。
勿論、食べた瞬間にもくさやの臭いはなくなっていないわけです。
口に入れた瞬間、臭いも襲ってきます。
しかし、それ以上に!!
くさやのうまみをこれでもかと凝縮した味が口の中で大爆発を起こすのです!
「これまで食べた魚の干物は何だったのか・・・」
思わずこのように思ってしまう程、とにかくおいしいです。
濃厚にして芳醇、
「御飯が何杯でも食べれてしまうんじゃ」
こう語っていた、100キロオーバーな祖父のセリフもうなづけます。
多分、
くさや+白米+お酒
という、ダイエットを一瞬で破たんさせる悪魔の組み合わせが、祖父をどんどん太らせたんでしょうね(^^;)
しかもこのくさや、塩分はほかの干物よりはるかに低いため、健康にも悪影響を及ぼしません。
- 御飯のおかず
- 鮭の肴
どちらでもベストパフォーマンスを発揮してくれるくさやの干物、おすすめです!!
ちなみに、通販などで簡単に購入できますよ~(*’▽’)
臭いけど美味しい、それがくさや!
いかがだったでしょうか?
今回はくさやの臭いはどういったものなのか、私自身の体験談と色々な例えを持って語らせてもらいました。
見ていただいた通り、
本当にくさい
です。
今回、しつこいくらい何回もくさいと言ってますね(笑)
しかし、です。
このくささにはまる方がいるのもまた事実です。
そして、その方たちは例外なくくさやの本当の魅力に気づいているのです。
そう、たまらないほどの美味しさに!!
あなたは、くさやの臭いを嗅いだことがあるでしょうか?
もしない方は、是非一度、通販で頼んで実物で体感してみてください♪
- 生のままの臭い
- 焼いた後の臭い
両方を比べてみてください。
焼いた後のくさやの臭いは、もう本当に笑うしかないです(笑)
そして、その臭いを乗り越えて味わった時、あなたはあまりに美味しさに、くささでゆがんだ顔から笑顔がこぼれるはず!
最もくさくて、最もおいしい干物くさや。
是非、お試しを(*’▽’)
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