発泡スチロールの捨て方について紹介しています。果たして、何ゴミなのでしょうか。燃えるごみ、燃えないゴミ、それとも資源ごみ?正しい捨て方や処分方法を見ていきます。
発泡スチロールの捨て方、知っていますか?
2週間ぶりに仕事が休みなので部屋のお片づけをしていたのですが、ちょっと困ったことが・・・
家から出てきた発泡スチロール、一体何ゴミなのか分からなかったんです。
調べてみると、同じように捨て方が分からず困っている方が大勢いて、僕は少し安心しました(笑)
今回は、そんな発泡スチロールの捨て方や何ゴミになるのかについて詳しく見ていきたいと思います。
発泡スチロールの捨て方
それでは、早速紹介していきます。
今回は発泡スチロールの捨て方についてです。
実はこれ、多くの方が捨て方に困っているものの一つなんです。
- 燃えるゴミ
- 燃えないゴミ
- プラスチックごみ(資源ごみ)
全く異なる3つの答えが、調べても、また人に聞いても出てくるんです(^^;)
特に、燃えるゴミと燃えないゴミは、本来真逆のものですよね。
いったい何故、ここまで違う考えが出てくるのでしょうか。
発泡スチロールの正しい捨て方、そして一体何ゴミになるのか調査しました!
燃えるゴミでOK?
さて、最も多いのは、やはり燃えるゴミとして出している人たちなのではないでしょうか。
実際、多くの自治体では発泡スチロールは燃えるゴミとして捨てていいという取り決めになっているようです。
私が住んでいる岡山県の県庁所在地・岡山市でも「可燃ごみとして取り扱う」と決まっています。
ちなみに、大きくて袋に入りきらない場合は、砕いて小さくした後袋に詰めて出せばいいそうです。
やっぱり燃えないゴミ?
一方で、燃えないゴミとして処理している地域も多いです。
同じゴミなのに、燃えるゴミと燃えないゴミ、両方の扱いがあるなんて不思議ですよね。
調べてみたところ、これはゴミ処理場の能力によりその扱いは異なるとのこと。
同じゴミであっても、処理場の機械の性能によっては燃えるゴミにもなるし、燃えないゴミにもなるというわけです。
プラスチックごみの場合も
最近増えているのは、このプラスチックごみ(資源ごみ)として扱うケースです。
このプラスチックごみという枠組みは、資源回収、つまりリサイクルに力を入れている地域で良く見られます。
最近は、環境問題に精力的に取り組む市区町村も増えてきていることから、プラスチックごみとして扱う地域が急増中です。
良くある間違いが、燃えるゴミとして扱っていた地域から、プラスチックごみ扱いで処分している地域に引っ越した方のゴミの捨て方です。
引っ越しの荷物梱包などで出た大量の発泡スチロール。
これを燃えるごみとして捨てようとしたら、近所の方と口論に・・・では、引っ越し早々お互い不快な思いになってしまいます。
あなたの地域の発泡スチロールの捨て方、今のやり方で本当に正しいですか?
特に最近引っ越しをされた方は、必ず一度確認してみてくださいね。
粗大ごみになることも・・・
大きすぎる発泡スチロールは、時折粗大ごみとして扱われることにもなります。
少し大きい程度なら分解して袋に詰めればいいのですが、あまりに大きい場合はバラバラにするのも一苦労(^^;)
そんな時は、粗大ごみとして捨ててもいい地域かどうかを確認してみてください。
これも地域によって異なるのですが、場合によっては余計な労力を使うことなく捨てることが可能となります。
必ず自治体で確認を
発泡スチロールの捨て方ですが、必ずお住いの自治体に確認をしてください。
上で書いたように、地域によって
- 燃えるゴミ
- 燃えないゴミ
- プラスチックごみ(資源ゴミ)
の全てで扱っている、とても珍しいゴミなんです。
自己判断ではなく、必ず自分の地域での正しい捨て方について見ておいてくださいね(^^)
特に、再利用可能な資源ごみとして扱う場合は、環境にも優しいエコな捨て方なので率先して行っていきたいですね。
発泡スチロールの処分方法
さて、ここまで発泡スチロールの捨て方について書いてきましたが、最終的な結論が
「自治体に確認をしてください」
ではあまりに無責任ですよね(^^;)
そこでここからは、捨てる以外にも沢山ある、発泡スチロールの処分方法について解説していきます。
実はこれ、売れるかもしれないんです!!
自治体で回収してもらう
まずは、自治体に回収してもらうという選択肢。
資源ごみとして扱うものですから、当然再利用が可能なわけです。
自治体によっては積極的にこれらを集めて、リサイクルを盛んに行っています。
時に大量に出てしまうこの発泡スチロール・・・
ゴミ袋に詰めるだけで何袋にもなってしまい、捨てるのも大変といった思いをした方も多いはず(^^;)
私も、一度バイト先の大掃除の際、大量の発泡スチロールの処分に苦心したのを覚えています。
- 自治体はリサイクルができる
- あなたは余計な労力やゴミ袋の費用がかからない
と、双方にとってもメリットのある処分方法です。
積極的に自治体を活用し、回収してもらいましょう!
売る
なんと・・・発泡スチロールは・・・
売ることができるんです!!Σ(・□・;)
しかも、新品だけではなく使用済みの物であってもです!
私たちにとってはあまり必要のないものでも、中間業者さんなどにとってはとっても便利なものなんです。
新品を買うよりも安く手に入れることができるため、業者の方からしても嬉しいことなんだとか。
ただし、売るために、いくつかあなたがしておくべきことがあります。
- 綺麗に洗っておく
- くっついたシールなどは取っておく
この2点です。
発泡スチロール回収後は、リサイクルして様々なことに活用されます。
買取を行う会社は、そのための機械も購入しているわけですが、これはあくまでリサイクルするための道具です。
きれいに掃除することはできませんし、場合によってはそのゴミのせいで機械に不具合が生じてしまうことも・・・
必ず、きれいに掃除しておきましょう。
そしてもう一つ、シールをはぐこと。
これは、もちろんリサイクルをスムーズに行うためでもありますが、同時にあなたの個人情報を守るためでもあります。
時折ではありますが、発泡スチロールに直接住所などが書かれた紙が貼られています。
これをそのまま出してしまっては、どういった形で活用されるかわかりませんよね(^^;)
あなた自身のためにも、しっかりと処理をしたのち売るようにしましょう。
ちなみに、発泡スチロールの買い取り業者は案外多いので、家からの距離や買取価格などを考えてお店を探してみてくださいね(^^)
「発泡スチロール 売る」
で検索すれば、いいお店が沢山出てきますよ♪
リサイクルボックス
スーパーなどに置いてあるリサイクルボックスをご存知でしょうか。
こちらに入れて、回収してもらうことも可能です。
このボックスに入れる発泡スチロールは、
- 刺身
- 肉類
の容器である場合がほとんどです。
つまり、スーパーで買い物した容器を、そのお店で回収してくれているのです。
結果的に出るゴミは最低限ですみますし、捨てる手間も省けて便利ですよね。
環境にもあなたにも優しい処分方法で嬉しい限りです♪
ただし、こちらのリサイクルボックス、実はある問題が・・・
それは、一切洗わずにそのまま容器を捨ててしまう方がいるという事です!!
先ほどの買い取り業者と同様、こちらのリサイクルボックスでも、当然回収後は資源として再利用するわけです。
ですので、汚れたままの状態では、機械の不具合など無用なトラブルを引き起こしてしまう可能性が非常に高いです。
どうも、ゴミ箱かなにかと勘違いして捨てている方が大勢いるようです。
僕自身、実はスーパーでも働いた経験があるのですが、こういったお客さんの対応にはすごく悲しい気持ちになってしまいます・・・
注意書きがしている通り、リサイクルボックスは『洗った発泡スチロール容器を出す箱』です。
くれぐれも、間違えないようにしてくださいね!!
発泡スチロールのリサイクル後
さて、ここまで様々な処分方法について見てきました。
最後に、折角なのでリサイクルされた発泡スチロールがどういった形で再利用されているのかを少しだけ覗いてみようと思います♪
マテリアルリサイクル
まずは、マテリアルリサイクル。
いきなり聞きなれない単語が出てきて驚いた方もいるかと思います。
ですがこれ、私たちもかなり恩恵を受けているんです。
マテリアルリサイクルとは、分かりやすく言えば、
【回収した発泡スチロールを、『物品』として再び生まれ変わらせるリサイクル方法】
になります。
具体的には、
- 建築材料
- 土木工事の材料
- 文具
- 身の回りのプラスチック製品
- 再び発泡スチロールに
等がリサイクル後の活用方法になります。
そう、私たちが普段何気なく使っているペンや、住んでいる家などにも発泡スチロールは用いられているのです!!
「もしかしたらこれ、自分がリサイクルに出したものなのかも・・・」
そう思うと、なんだか嬉しくなりますね♪
固形燃料
専門用語でサーマルリサイクルという手法があります。
これを行うことで、使用済み発泡スチロールが固形燃料に生まれ変わるんです!!
普段から身近にあるものが、色々なものを動かすための燃料になるというのですから驚きです。
この方法では、主に
- 電力
- 発泡スチロールをリサイクルするための熱を生み出す
の2つの方法に用いられます。
そう、自らをリサイクルした熱で、リサイクルするためのエネルギーを作り出しているのです。
自家発電なわけですから、ある意味究極のエコですね♪
そして、私たちがいつもお世話になっている電力。
こちらも生み出してくれているのです。
段々、発泡スチロールが凄い道具に見えてきたのは私だけでしょうか。
液体燃料
ケミカルリサイクルと言うリサイクル手法があります。
これは、発泡スチロールを液体燃料へと生まれ変わらせてくれるリサイクル方法になります。
この方法で生まれ変わって液体燃料は
- 鉄を作る際のエネルギー源
- 化学工場の原料
- 工場内のエネルギー源
等に活用されています。
工場では、日々私たちの生活に役立つものがたくさん作られています。
つまり、発泡スチロールは姿を変えても、私たちの生活を影ながら支え続けてくれているのです!!
あなたの地域は何ゴミかしっかり確認を!!
いかがだったでしょうか?
今回は発泡スチロールの捨て方について詳しく見ていきました。
地域によっては燃えるゴミ・燃えないゴミとして扱っている場合もありますし、場合によっては資源ごみとしてリサイクルの対象にもなっています。
また、捨てる以外にも様々な処分方法があることもあわせて説明させてもらいました。
リサイクルボックスなどは、少し足のを延ばして大型スーパーなどに行けばまず間違いなく置いています。
綺麗に洗ってリサイクルに出す。
たったこれだけで、地球環境にとって良いことをあなたがしたことになります。
ただ捨てているだけの方も、もし良ければリサイクルに出してみてくださいね(^^)
あなたの地域では、発泡スチロールの捨て方はどうなっているでしょうか。
必ず一度、確認してみてくださいね!