接着剤の取り方・剥ぎ方って意外と知られていません。この記事では、手や机、木や服など色々な場所について接着剤(アロンアルファや木工用ボンド)の取り方をお伝えします。
接着剤って、強力かつ速攻でものをくっつけられるとっても便利な道具ですよね。
ですが、接着剤の取り方について知っておかないと後で後悔することに・・・
接着剤が手にくっついた時、木のテーブルにくっついた時、とれなくて困った経験はありませんか?
「指と指がくっついてとれない!」
「机にくっついてしまい、無理矢理剥がしたら木と一緒に取れた・・・」
このようなお悩みを抱えている方、一人や二人ではないはずです。
私自身、職場での工作を行う際などに接着剤には何度も苦戦してきた身です(^_^;)
そこで今回は、多くの方が抱える共通の悩み『接着剤の取り方』について詳しく見ていきたいと思います。
接着剤の取り方・剥がし方紹介!!
多く使われている接着剤と言えば
- アロンアルファ
- 木工用ボンド
の2種類だと思います。
そこでこの記事では、2大メジャー接着剤に焦点を絞り、それぞれの取り方・剥がし方について詳しく説明していきます。
この二つの取り方を覚えてさえいれば、ほとんど全ての接着剤の取り方もほとんど一緒です。
しっかりマスターして、くっつく恐怖におびえることなくどんどん接着剤を使っていって下さいね♪
それでは、接着剤の取り方・剥がし方の説明スタートです!!
アロンアルファの取り方
まずは、最も強力な接着剤の一つアロンアルファの剥がし方です。
- 手や指
- 机
- 服
といった日常生活でもっと困る三つのケースに分類してそれぞれ剥がし方をお伝えしていきますので、自分の悩みにあったところから読み進めて下さいね♪
手や指にくっついた時
まずは、手や指にアロンアルファがくっついてしまった時。
時間がたてばたつほど固まってしまいますし、かといって無理矢理取ると皮膚が剥がれてしまいそう・・・
この問題はどのようにして解決すれば良いのでしょうか。
熱いお湯につける
何の道具がなくても、手に付いたアロンアルファは取れるんです。
- 40度以上のお湯を用意する
- アロンアルファがくっついた手や指をつける
- しばらく待って、お湯の中でもみほぐす
- ポロポロと取れてきれいに♪
これで完成です。
ただし、上記の方法で完全に取れない場合も・・・
そのときは、軽石などでこすってあげれば手に残ったアロンアルファもきれいさっぱり取り除けます。
除光液
除光液で分からない方はマニキュア落としだと思って下さい。
除光液に含まれている成分の一つにアセトンというものがあります。
このアセトン、実はアロンアルファの効果を薄めて剥がしやすくしてくれるんです。
ですので、くっついてしまった手と手の間にほんの少し除光液を垂らし少し待って見て下さい。
すると、肌に痛みを感じることなく取ることが出来ます。
専用剥がし液
接着剤ばかりに目が行きがちですが、実は接着剤を剥がすための専用の液も存在しているんです。
アロンアルファ専用剥がし液
と言う名前も付いており、まさにアロンアルファを剥がすために存在している商品です。
最近では100均にもこの専用剥がし液がおいてあるので気軽に購入することも可能です。
勿論、ホームセンターにはより品質の良いものを置いてあります。
いずれにせよ、普段からアロンアルファを使う方は1本剥がし液を購入しておくと大変便利です。
放っておく
「お湯につけるのもめんどくさい、道具もない。」
そんなあなたにとっておきの方法をお伝えします。
それは・・・
もう放っておきましょう(笑)
それほど緊急を要することもない場合、しばらく放置しておけば自然に取れます。
表面の細胞は時を置けば自然に剥がれ落ちていくものです。
少量手に付いた程度なら、少しざらつきが気になりますが、いつの間にかそれもなくなっています。
絶対にしてはいけないのが無理矢理引きはがすこと!
これは皮膚そのものを剥がしてしまう恐れがあるので、絶対に行ってはいけません。
あくまで放置です。
予防策
手にくっつくのを予防したい時には、使い捨て手袋を装着しておけば安心です。
ただし、多くの家庭ではそんなものは持っていないはず。
その場合、手にハンドクリームを塗っておくと膜が出来るので、仮にアロンアルファがくっついてもかなり剥がしやすくなっています。
机(木)にくっついた時
お次は、机(木)にくっついた時どうするかです。
接着剤が机にくっついたら、なかなか取ることが出来ず困ってしまいますよね(^_^;)
無理矢理剥がして机の表面ごとボロボロにしてしまった私のような人間も多いはず・・・
机にくっついたアロンアルファ、さてどうすれば良いのでしょうか。
剥がし液
簡単確実なのはやはり専用の剥がし液の使用です。
アロンアルファが誤って付いてしまった部分に剥がし液を塗り数分待ちます。
その後は、布やガーゼなど柔らかい素材もので優しく拭き取ってあげましょう。
余り激しくこすると、机や木の表面に塗っているニスや塗装が取れてしまうためです。
また、塗料の種類によっては剥がし液を塗ったため取れてしまうことも・・・
しっかり確認してから行うようにしましょう。
サンドペーパー(紙やすり)
サンドペーパ-、別名紙やすりです。
この時点で多くの方が想像したとおり、くっついた接着剤をサンドペーパーで削り取ろうというものです。
目が荒い物から始まり、徐々に目の細かいやすりに変えていくことで机にほとんど損傷なく作業を終わらせることも可能です。
焦らず、少しずつ削っていく忍耐力と我慢強さが求められる方法となっています。
予防策
こちらの予防は簡単です。
机の上でやる前に、新聞をその上に引きましょう。
たった一手間で机の被害をかなり防ぐことが出来るようになります。
服にくっついた時
お次は服にくっついてしまった時。
お気に入りの服にアロンアルファが付いてしまった場合、なんとしてでもきれいに取ってしまいたいですよね。
そのための方法についてお伝えしていきます。
アセトン原液
やや手間のかかる方法ですが、アセトン原液を使う方法からお伝えしていきます。
マニキュアにも含まれているこちらのアセトンですが、やはり原液を用いル方がその効果も高いので衣服に用いるときは原液を使用しましょう。
準備するものは
- アセトン原液
- 有機溶剤用のマスク
- ポリエチレン用の手袋
- 大量のガーゼ
- 室内の換気
の5つです。
特に換気は体調を壊さないためにも絶対必要なので、必ず風通しの良いところで行いましょう。
やり方は
- アロンアルファのくっついている部分の下にガーゼを数枚引く
- その上からアセトン原液を染み込ませたガーゼでこすり徐々に溶かす
- ガーゼをちょくちょく交換しつつ、完全に溶けるまで作業を行う
これだけです。
単純そうに見えますが、有害物質が多少とは言え出ているのでマスクと喚起は徹底して行いましょう。
ちなみにこの方法、服を駄目にしてしまう場合も多々あるんです。
そのため、アロンアルファが取れたとしても色落ちしたりゴムが伸びたりといった可能性は否定できません。
アイロン使用
アイロンの熱で溶かしてしまう方法もあります。
準備するものは
- アイロン
- キッチンペーパー
- ガーゼ
の3つです。
やり方は
- アロンアルファのくっついている部分の下にガーゼを引く
- アロンアルファの上からキッチンペーパーをかぶせる
- キッチンペーパーの上からアイロンで押さえつけて溶かす
- ガーゼ・ペーパーをちょくちょく交換しつつ、完全に溶けるまで作業を行う
という工程になっています。
こちらも簡単で、しかもアロンアルファがほとんどきれいに落ちてしまうので、手間以上の価値がある方法と言えます。
ただし、あくまで『ほとんどきれいに』です。
完璧には取れません・・・
それでは、何の弊害もなくただ元通りにしてほしい、という場合どうすれば良かったのでしょうか。
やっぱり最後は専門家
- アセトンは色落ち
- アイロンは完全には取れない恐れが
となると、最も良い方法は何でしょうか。
多少お金はかかりますが、もっとも確実な方法はやはり専門家に依頼することです。
この場合は、クリーニング屋さんとなります。
アロンアルファがくっついた服を持って行き、事情をしっかり説明すればそれでok。
勿論、プロでも取れないほど汚染している場合は別ですが、ほとんどの場合これできれいに接着剤を剥がすことが可能です。
やはり餅は餅屋。
この方法なら服の傷みも少ないです。
大事な服にアロンアルファが付いてしまった場合などは無理をせず、専門家に任せてしまいましょう。
木工用ボンドの取り方
続いては、木工用ボンドです。
小学生の工作などでよく使っていた木工用ボンド、もし手や机に付いてしまった場合などはどうすれば良いのでしょうか?
手や指にくっついた
お湯に手を付けた後、石けんでしっかり洗えば簡単に取れます。
少し手荒れする恐れもありますので、その後ハンドクリームを付けておくことをオススメします。
机(木)にくっついた時
木工用、というだけ合って木に付いてしまったら取れにくそうですよね(^_^;)
ですが、こちらも簡単に取れます。
その方法はボンドが乾く前なら濡らした布で拭き取るだけ。
乾いて固まってしまった場合はお湯につけた布をかぶせしばらく放置。
その後、柔らかくなったボンドを拭き取ります。
お湯で暖めたボンドは色が白くなり、簡単に取れるようになるんです。
服にくっついた時
一晩お湯につけた後、こすれば取れます。
基本的に、木工用ボンドは水やお湯にしばらくつけておけばokです。
まず間違いなくきれいに剥がすとが可能です。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は接着剤の取り方・剥がし方は?ということで、接着剤の代表選手であるアロンアルファと木工用ボンドの取り方について説明させてもらいました。
見ていただいたとおり、木工用ボンドはお湯か水で取れるのに対し、アロンアルファはかなり取ることが難しくなっています。
一番良いのは他のところに付けないことですが、そうはいっても付いてしまうものですよね(ーー;)
もし接着剤の取り方に困ったときは、また参考にしてみて下さいね♪
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