貼付という漢字の読み方について説明していきます。ちょうふやてんぷ等複数の読み方がされているこちらの言葉。正しい読み方と意味について見ていきます。
貼付という漢字の読み方や意味、知っていますか?
『貼付』
この文字、皆さんはなんと読んでいますか。
- はりつけ
- てんぷ
- ちょうふ
色々な読み方が浮かんでくるのではないでしょうか。
日常生活の中でも時折目にする漢字ではありますが、その読み方や意味は思った以上に知られていません。
果たして、どの読み方が正解なのでしょうか。
そして、この言葉にはどういった意味があるのか調べてみました。
貼付の読み方
それでは、早速紹介していきます。
まず最初は、貼付の読み方についてです。
こちらの漢字、かなり難しいですよね。
なんと、ある調査ではこの貼付こそが最も読み間違えの多い漢字とする調査結果が出たほどです(^^;)
それほど難しい貼付の読み方、間違えても仕方ないのかもしれません。
しかし、折角なら正解の読み方も知っておきたいというもの。
ここからは、上で上げた3つの読み方それぞれについて正しいのかを確認していきます。
ちょうふは正解
まず最初に「ちょうふ」という読み方。
この読みは、答えを知っている人しか出てこないですよね。
そう、ちょうふは文句なく正解の読み方です。
ですがこの読み方は本当に多くの方が知らないんです。
つい先日、私も読み方を知らずに間違えて、しかも誰も間違えに気づかなかったという経験をしてきました。
・・・もしかしたら、分かったうえでのスルーかもしれませんが(笑)
それほどまでに珍しい、難しい読みの漢字と言えます。
てんぷもOK
次に、「てんぷ」という読み方です。
実は私も、最近までこの漢字はてんぷと読むものだとばかり思っていました。
まあ実際、この読み方でも正解です。
ただし、こちらは慣用読みと呼ばれる読み方に当たります。
慣用読みとは、昔からの風習で使われている言葉、つまり一般的に広く知れ渡った、本来とは異なる読み方を指します。
元々の正しい読みではなかったのですが、長い年月使われ続けることで、このてんぷも正しい読み方となっていったのです。
はりつけは・・・
さて、最後の読み方は「はりつけ」です。
なんとなく、これでもあっているような気がしますよね。
はりつけと言う読みは、実は意見が分かれるところなんです。
決して間違えではないのですが、基本的にはりつけと読む場合には【貼(り)付(け)】といった具合に読み仮名がついています。
そのため、貼付のみで出てきたときにはりつけと読むことはほとんどないといえます。
決して間違えではないけど、正解と言うわけでもない。
まさにグレーゾーンの読み方と言えるのです。
貼付の意味
さて、読み方が分かったところで、続いては貼付の意味についても触れたいと思います。
といっても多くの方がその意味を想像していると思います。
この貼付、意味は文字通り
貼り付ける
となっています。
貼り付けると聞くと、紙をノリなどでくっつけることを想像しますよね。
ですが、それだけではありません。
メールに資料のデータを載せて贈る場合にも貼付を活用できます。
この場合は、
「会議のデータをメールに貼付して送ります」
といった使い方になります。
更に、同じく会議の場面でいうと
「皆さんのお手元の資料に貼付しているグラフをご覧ください」
という形にも活用可能です。
この場合は、そのまま資料にくっついてあるグラフを指す言葉になりますね。
今あげた二つの例を見てもわかるように、会議等仕事の場において活用することが多い言葉です。
というより、日常生活ではあまり使う言葉ではないですよね。
「お母さん、冷蔵庫にメモ貼付しといたよ!」
なんて、意味はあっていますが堅苦しくて使いにくいですもんね(^^;)
まとめ:読み方は複数あることも多い
いかがだったでしょうか?
今回は貼付の読み方と意味についていろいろと説明してきました。
最後に、大事な部分をもう一度まとめておきます。
- 貼付の読み方は「ちょうふ」が基本
- 「てんぷ」も慣習読みではあるが正解
- 「はりつけ」と読む時は、普通振り仮名をつけて書く
- 意味は文字通り【貼り付ける】である
これらが、今回お話しした中で特に伝えたいポイントとなります。
と言うわけで、貼付の読み方はちょうふ、もしくはてんぷが一般的となります。
貼付の方がより正しい答えなのですが、相手に伝わらない可能性も高くなります(^^;)
意味も想像しやすく、相手もよく知っている読み方をと考えれば、慣習読みとなっている「てんぷ」を用いたほうが無難かもしれません。
いくら正しい読み方をしていても、相手に伝わらなくては元も子もありません。
その場その場での正解となる読み方を用いてもらえればなと思います。
また、言葉の意味は貼り付けるです。
上司などに連絡する際には、貼付を用いて伝えれば物を知っている人物としてひょっとしたら評価が上がるかもしれませんよ(^^)
それでは、今回も最後まで読んでくださりありがとうございました♪