年金手帳を紛失したら困りますよね。ですが安心してください、実は即日再発行が可能なんです。この記事では、年金手帳紛失から即日再発効までの流れや再発行の料金などをお伝えします。
高齢者の方で時々あるお悩みの一つが「年金手帳不を紛失した!!」というもの。
当然再発行となるのですが、色々な用途がある年金手帳・・・出来るなら即日ほしいところですよね(^^;)
調べてみたところ、私の周りに限らず、全国的に見てこの年金手帳紛失問題は後を絶たないそうです。
ですが、紛失した後の解決手段についてはあまり周知されていないようです。
「再発行はどうすればできるの?」
「新しい年金手帳が届くまでにどれくらいかかるかな・・・」
「再発行の料金っていくら位かかるのでしょうか」
色々な悩みが浮かび上がってきました。
そこで今回は、高齢者の方たちの生活を支える必須アイテム『年金手帳』を紛失した場合、どうすればいいのかについて説明していきます。
- 再発行は即日可能なのか
- 再発行の値段はいくらなのか
この最も質問の多い二つについてもしっかりお答えしていきます。
年金手帳を紛失したら・・・
ここからは、年金手帳を紛失してしまった場合どうすればいいのかについて紹介していきます。
あまりうれしい事態ではないのですが、いざ無くしてしまった際、対処法を知っているだけでかなり精神的な負担が違ってきます。
年金手帳を身分証明書として使用する方も多く、そのためあちこちに持ち歩くことも珍しくありません。
また、
「家に置いておくとなんだか不安で・・・」
ということから毎日カバンの中に入れている方も大勢います。
人間、いくら注意を払っていても無くす時には簡単に物をなくします。
それが、大切な年金手帳であってもです。
無くした時、必ず行わなければならないのは再発行です。
ここからは、年金手帳再発行に関するすべてを説明していきます。
再発行手続きの手順
あなたは第何号被保険者?
それでは、再発行手続きの手順について説明していきます。
実は、再発行手続きの申請先は人によって異なります。
それぞれどういった人が、どこに申し込むのかについてはまずは紹介します。
私たちは、大きく分けて3つのグループに分けられます。
- 第1号被保険者・・・20歳以上60歳未満の自営業者・学生・フリーター・無職の方、及びその配偶者の方
- 第2号被保険者・・・厚生年金・共済年金や船員保険に加入している65歳未満の方
- 第3号被保険者・・・第2号被保険者に扶養されている配偶者で20歳以上・60歳未満の方
- 第4号被保険者・・・厚生年金の任意加入制度に加入している被保険者の方
の4つです。
一般的な会社員・公務員の方などは第2号被保険者に入りますが、実際に会社を起こしている方などは第1号被保険者に当たります。
自分がどの区分に当てはまるのか理解したことろで、いよいよ再発行の申請先について説明します。
再発行の申請先
再発行の申請先は、各被保険者ごとに異なっています。
- 第1号被保険者は、市・区役所・または町村役場の国民年金担当窓口が申請先となります。
- 第2号被保険者の場合は、自身の勤務先の会社に申請すればOKです。
- 第3号被保険者の方は配偶者、つまり第2号被保険者の方の会社に申請してください。
- 第4号被保険者の方たちは、住所地を管轄している年金事務所の方に問い合わせれば大丈夫です。
手続き方法
手続き方法は
- 郵送
- 電子申請
- 窓口持参
の全部で3つとなっています。
市や区役所も窓口ではあるのですが、最終的な窓口はすべて年金事務所となっていて、再交付の申請書はすべてそこに送られてきます。
第2号被保険者の方が自分の勤める会社にて再発行の申請を行った場合、その会社の年金関係の担当者の方が、年金事務所に直接持っていくか、郵送にて手続きを行ってもらいます。
私は『郵送』と『窓口持ち込み』をいつもオススメしています。
というのも、3つ目の手続き方法である電子申請はかなり複雑で手間のかかるものだからです(^^;)
というのも、電子申請を行うのは以下の6つの条件を満たす必要があるんです。
- パソコンとブラウザソフト動作確認状況を満たしている
- ポップアップブロックを解除している
- Javaをインストールしている
- 電子証明書を既に取得している
- e-Gov電子申請システムサイトを信頼済みのサイトに登録している
- e-Gov電子申請用プログラムをインストールしている
恐らく、パソコンにかなり精通していないとこれらの言葉を理解するのは難しいでしょう。
特に、4番の電子証明書は取得が難しく、その手間を考えると窓口となる年金事務所に持っていくほうがよっぽど楽と言うものです。
再発効にかかる期間
皆さんが一番に気になるのは、やはり再発効までの期間なのではないでしょうか。
結論から言わせてもらいます。
再発効までにかかる最短の期間は・・・
10分
です(笑)
10日間でも10週間でもなく、10分です。
つまり、年金手帳を紛失してしまった場合でも、きちんとした手続きさえ行えば即日再発行ができるというわけです。
かなり大事なものですので審査などが厳密かと思いきや、案外あっさりと作ってくれます(^^;)
とはいえ、これはあくまで年金事務所に直接持ち込みを行った場合のみで、通常はもっと時間がかかります。
即日再発行の方法については下で詳しく説明していきます。
再発行までにかかる通常の期間も、先ほど紹介した被保険者のうちどれに属するかで変わってきます。
それぞれ
- 第1号被保険者・・・数週間~一カ月ほど
- 第2号被保険者・・・約一カ月
- 第3号被保険者・・・約一カ月
- 第4号被保険者・・・即日。ただし、郵送の場合は届くまでに一週間かかる。
となっています。
第4号被保険者以外の被保険者がなぜ一カ月近く再発行にかかるのかというと、こちらも理由があります。
- 第1号被保険者は市区町村の役場を通して年金事務所へ、
- 第2号・第3号被保険者の場合は自分もしくは扶養者が勤務する会社から年金事務所へ
というように、それぞれ2重の手間がかかってしまうためその分時間がかかってしまうのです。
即日再発行を行う方法と必要な物
上で少し触れたように、再発行は即日OK、最短10分でできます。
ですがそのためには、年金事務所に直接出かける必要があります。
ちなみに、その際に必ず持っていかなければならないものは
- 身分証明書
- 年金手帳再交付申請書
の二つのみです。
あらかじめ申請書の方に必要事項を記入しておけば、身分証明が終了し次第すぐに再発行が可能です。
身分証明書として有効なのは
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
の3つが代表的です。
また、基礎年金番号が分からないという場合に必要なのが『認印』です。
基礎年金番号がすぐに分かる書類として
- ねんきん定期便
- ねんきん特別便
- 国民年金保険料の口座振替額通知書
- 国民年金保険料の納付書・領収書
といったものを持っていれば手続きがよりスムーズになりますので、こちらも準備しておいて損はないと思います。
代理人に任せる場合
高齢者の方の場合、自分で年金事務所まで出向くのが困難なケースも多々あります。
そんな時にかわりを務めるのが代理人なわけですが、当然この代理人の方であっても即日発行が可能です。
その場合は
- 本人からの委任状
- 本人の認印(委任状に押されているものと同じ)
- 代理人の認印
- 代理人の顔写真付きの身分証明書
- 基礎年金番号がわかる書類。ただし、もしなければ生年月日・住所がわかるものでも可。
の5つのものが必要ですので、こちらもお忘れなく。
年金手帳再発効に必要な料金は?
そして、最大のポイントともいうべき再発行の料金です。
かなりお金がかかってしまうなら、少し再発行にも身構えてしまうところです。
気になる料金は・・・
0円
です。
そう、再発行には一切費用が掛からないのです!!
これは嬉しいですね(*’▽’)
年金手帳を紛失しないためのアドバイス
いかがだったでしょうか?
今回は、年金手帳を紛失した際に再発行が即日が出来るのか、そしてそのために必要なものやその料金について説明してきました。
簡単にまとめますと
- 年金手帳を紛失しても、即日再発行は可能。ただし年金事務所窓口に直接出向いた場合
- 再発行の費用は一切かからない
- 再交付に絶対必要なのは『身分証明書』と『年金手帳再交付申請書』の二つ
が今回の記事の結論になります。
最後に、年金手帳を紛失しないためのアドバイスを。
それは・・・
持ち歩かない
これに尽きます。
家の外にもって出るからこそ、無くしてしまうのです。
それならいっそ家から出さなければ問題はありません。
身分証明書として使うなら、先ほど書いたように運転免許証や保険証で事足ります。
と、偉そうにかいていますが私もよく物をなくす人間です(^^;)
皆さん、普段からしっかり手元で保管してなくさないようにしましょうね♪
もしこの記事を御覧の方はご注意ください。
以前は年金手帳はすぐ再発行されましたが、平成30年3月5日以降は時間がかかります。
本人が行っても1時間ぐらい待ちます。
また即日発行の場合理由が必要になります。
ただ年金記録照会票という基礎年金番号が表示された用紙をもらえます。
また30年3月5日以降は年金の手続はマイナンバーで出来るので年金手帳が必要になることは少なくなります。
ご注意様
情報ありがとうございます。
情報確認しだい、間違えて修正させていただきます。
ゆーだい