この記事では、ガムの賞味期限・消費期限に関する情報や開封後どのような変化を起こすのかなどについて詳しく解説していきます。キシリトールガムには、何故消費期限が書かれているのかも説明します。

ガムの賞味期限はどれくらいか、知っていますか?

  • 眠気覚まし
  • 気分転換
  • 口寂しい時のおやつ

様々な場面で大活躍してくれているガムですが、あなたは、このガムの賞味期限について考えたことがありますか。

飲み込むものではないので、あまり気にすることはないかと思いますが・・・そうは言っても、一応口に入れるものですし、食べられる期限があってもおかしくはないですよね。

今回は、そんなガムの賞味期限についていろいろと考えていきたいと思います。

ガムの賞味期限・消費期限について

それでは、早速紹介していきます。
今回は、ガムの賞味期限・消費期限についてです。

実は、ガムは少し変わった食べ物で、

  • 賞味期限表記あり
  • 賞味期限表記なし

2通りのものが存在しているんです!
ですので、

「うわっ、このガム賞味期限切れ!」

と言う人も、

「これ5年前に買ったやつだけで食べようよ」

なんと言う方もいるわけです。
・・・まあ、5年前のガムはたとえ期限なくても食べるのは少し怖いですが(笑)

これは、書いても書かなくてもいいというわけではありません。
ちゃんとしたルールにのっとって、賞味期限の表記は決められているのです。

そこで今回は、画像も交えつつその説明をしていきたいと思います。

賞味期限があるガム

まずは、賞味期限のあるガムについてです。
私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、キシリトールガムです。

実はこれ、裏面に賞味期限が表記されているんです。

ですが、他のガムではそんなものは見たことがない。
私が見落としていただけなのか、それともキシリトールガムだけに書かれているものなのか・・・

気になったので調べてみたというわけです。

結論から言いますと、キシリトールガムには、全ての種類に賞味期限の明記が義務付けられています。
正確には『特定保健用食品のガムには』ですが。

実は、ガムに限らず特定保健用食品には全て賞味期限の明記が義務付けられています。
そのため、キシリトールも例外なく書かれているのです。

ちなみに、現在ガムで特定保健用食品の指定を受けている

  • キシリトールガム
  • リカルデント

は、両方ともに賞味期限が書かれています。
気になる方は、お手持ちのガムかスーパーで商品を手に持って確かめてみてくださいね(^^)

賞味期限がないガム

続いては、賞味期限のないガムについてです。
・・・とはいえ、この書き方をすると誤解が生まれるかもしれませんね(^^;)

賞味期限のないガム、というより特定保健用食品以外の全てのガムの賞味期限に関してです。
殆どのガムに何故賞味期限が書かれていないのか、その理由を知っているでしょうか。

  • 「飲み込まないものだから書いてないのでは?」
  • 「ガムは腐らないから」
  • 「最後は口から出すものだし・・・」

色々な理由が考えられますよね。
ですが、そのどれもがなんとなく違いような気もしてしまいます(^^;)

この理由について色々と調べてみたところ、どうやら各企業、説明文は多少違いこそすれ、ほぼ同じ理由で賞味期限表記を行っていないことが判明しました。

その理由とは、

  1. ガムはお菓子類の中でも特に経年劣化(日が経つにつれ、品質が劣化していくこと)の少ない
  2. 原材料も時間の経過による劣化が最小限のものを使用している
    (糖類・香料・ガムベース等)
  3. 腐敗の原因となる水分が極めて少ない
  4. 密封性の高い包装を商品ごとに行っている

この4つです。
確かに、全てのガムに当てはまる特徴ですね。

このような条件がそろっているため、常温で品質の劣化はほとんどなく、結果としてガムの賞味期限表記はなくてもかまわないとなっているそうです。

明確な理由が存在して、少し安心しましたね(^^)

開封後の賞味期限はどれくらい?

さて、未開封のものに賞味期限表記をする必要がないことは分かりました。
ですが、問題は開封済みのガムについてです。

「元々賞味期限は書いてないし、大丈夫でしょ」

こんな考え方をしている方も多いのではないかと思います。
ですが実際は・・・ガムの品質は開封後より徐々に劣化していきます。

そもそも、上の条件で書いたように、容器の密封性や水分のなさがガムの品質劣化を防いでくれている大きな要因の一つでした。

しかし、開封した時点で密封性も水分のなさも失われてしまいます。

  • 空気中の水分・湿度
  • 空気そのものによる参加
  • 気温差による温度変化

これら外部要因により、ガムはどんどん悪くなっていきます。
具体的に言えば、味は劣化し、香りはなくなっていき、歯ごたえはどんどん悪くなります。

水分がなくなってしまい、バキバキに固くなったガムを食べたことはないでしょうか。
これは、低温低湿度の場所に長期間保存していた結果、ガムの水分が完全に抜け落ち、表面が乾燥してしまった証拠に他なりません。

一応、食べることはできますが・・・味の方は期待しないでください。
実際に食べた私が言うので、間違いないです(^^;)

例えるなら、砂糖をわずかにかけ、練りに練った小麦粉をひたすら噛んでいるような感覚でした・・・

消費期限について

さて、賞味期限について話をすると必ず気になってくるのが消費期限です。
ガムには、この消費期限は存在しているのでしょうか。

こちらは・・・

ありません!!

そもそも、賞味期限がないのに消費期限だけある、というのもおかしな話ですよね(笑)
どうやら、

  1. ガムには賞味期限がない
  2. じゃあ何がある・・・
  3. 消費期限か!!

みたいな感じで、噂が広まっていったようです。
ですが、そもそも特定保健用食品のガム以外は賞味期限・消費期限の両方が書かれていません。

というか、

  • 賞味期限
  • 消費期限

この二つの違いがいったい何なのか、いまいち分かっていない方も多いようです。
まあ、私もその一人だったわけですが(笑)

この点については以前の記事にて紹介していますので、気になる方はぜひ目を通してみてください(*’▽’)

➡ 賞味期限と消費期限の大きな違いって何?

いつでもガムを楽しもう

いかがだったでしょうか?
今回はガムの賞味期限・消費期限について詳しく見ていきました。

最後に、今回の情報をまとめますと

  • 通常、ガムに賞味期限はない
  • 特定保健用食品のガムのみ消費期限表記義務がある
  • 開封後は、徐々に品質が劣化していく
  • 消費期限はない

の4つがポイントです。
やっぱりなかったんですね、賞味期限(^^)

開封後、保存場所によっては劣化スピードが異なります。
出来る限り直射日光の当たらない涼しい場所に保存して、早めに食べきってしまうのが一番美味しい食べ方と言えるでしょう。

家の隅に購入後忘れ去られていた数年前の未開封ガムがあったら、捨てる必要はありません!
ほぼ劣化していない、購入直後の味に近いガムが楽しめますよ♪

それでは、今回も読んでくださりありがとうございました!

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