鬼ごっこの種類や遊び方、実はいろいろあるんです。日本と海外、計19種類の今日からでも遊べる鬼ごっこの種類や遊び方を詳しく紹介しています。小学生にももってこいの遊びとなっています。
相手を追いかけてタッチする、シンプルだけど子供から大人まで愛されている遊び『鬼ごっこ』。
実はこの鬼ごっこ、たくさんの種類があることはご存じでしょうか?
日本だけでも30を超える種類を持つ鬼ごっこ、なんと世界中でも愛されている遊びなんです。
今回はそんな大人気の鬼ごっこの種類と遊び方、さらに世界のいろいろな鬼ごっこについても詳しく見てきたいと思います。
鬼ごっこの種類と遊び方
それでは、早速本題に入りたいと思います。
今回紹介するのは、日本と世界の鬼ごっこについてです。
まずは、日本で親しまれている鬼ごっこの種類とその遊び方について詳しく見ていきます。
よく知っているものもあれば、思わず
「こんなのあるの!?」
と驚いてしまうものもあるでしょう。
長く愛されている日本の代表邸な遊び鬼ごっこ、その種類の多さと奥深さを堪能して下さいね♪
*ここから先、説明をわかりやすくするために、鬼ごっこの鬼を『鬼』、それ以外の逃げる子供たちのことを『子』を呼ばせてもらいます。
鬼ごっこ
もはや説明不要の伝統的遊びの一つです。
相手を追いかけてタッチしたらされた相手と鬼を交代する。
シンプル故に純粋な身体能力が試される、ある意味究極の体育会系的遊びと言えるのかもしれません。
子供にとっては楽しみながら体力強化もできるので教育にもってこいの遊びとなっています。
隠れ鬼
かくれんぼと鬼ごっこを合体したような、少し変わった鬼ごっこがこちら。
- 最初に鬼が隠れます。
- 次に隠れた鬼を子が探します。
- 鬼を見つけた子はそのまま鬼と一緒に同じ場所に隠れていきます。
- 一番最後まで鬼を見つけられなかった子が次の鬼となります。
氷鬼
- 鬼を決めて他の子は逃げます
- 鬼にタッチされた子はその場で凍り付き、動くことができなくなります。
ただし、凍ってしまった子も他の子にタッチされた場合は氷が溶け、再び動けるようになります。 - 鬼が全員凍らしたら鬼の勝ち、最初に凍ってしまった子が新しい鬼となります。
この氷鬼、鬼が一人ではなかなか全員を捕まえることは出来ないので参加人数において鬼の数を増やしていくのをおすすめします。
色鬼
鬼ごっこに色の要素を加えた種類がこちら。
鬼は最初に
「あか」
「きいろ」
などの色を宣誓します。
その後、子は言われた色のものを探しつつ逃げ回ります。
鬼は通常通り子を捕まえに行くのですが、この時宣誓された色を触っている子は捕まえることができません。
もし子が全員宣誓した色のものに触ってしまった場合は新しい色を良い、再び追いかけます。
鬼も子も、追いかけたり逃げるだけでなく周りをよく見て良い色を見つけ出しそれをうまく活用することが求められます。
影鬼
鬼ごっこがタッチで鬼を交代するのに対して、こちらは影を踏んだら交代というルールです。
体力のない子供でも簡単に鬼役を交代できることから誰でも楽しめる鬼ごっことして最近人気が出ている遊びの一つです。
太陽の位置での影の伸縮、影の伸びる位置、消える位置など理科の勉強を遊びながら自然にできるのもこの影鬼の良いところです。
木鬼
氷鬼と似たようなルールで、木鬼という鬼ごっこがあります。
- 鬼を決めて他の子は逃げます
- 鬼にタッチされた子はその場で気になってしまい、動くことができなくなります。
木になった子は両手・両足を広げ、木のような形になってその場で待機します。 - 木になってしまった子は、他の子に広げている足の間を通ってもらうことで木から解放され再び動けるようになります。
- 鬼が全員を木にしたら鬼の勝ち、最初に木になった子が新しい鬼となります。
この木鬼も氷鬼同様に鬼の数を複数に設定しておくことをおすすめします。
鬼さんこちら
- まずはかなり多きめな長方形を地面に書きます。
体育館の場合はバスケットコートをそのまま使用するのが良いでしょう。 - 次にその長方形の4隅に安全エリアを設置。
鬼はこのエリアにいる人を捕まえることはできません。 - ゲームスタート。
安全エリアは10秒以上いることはできませんので、どうしても鬼に捕まりそうなときの緊急避難用に活用します。よあ安全エリアは人数制限・回数制限などを設けておくとより高度な駆け引きが要求されるようになり楽しく遊ぶことができます。
傷鬼(感染)
傷鬼、地域によっては感染とも呼ばれている鬼ごっこの種類の一つです。
- 通常の鬼ごっこと同じように、鬼は相手を追いかけます。
- タッチされたら鬼は交代します。
- 新しく鬼になった子は、タッチされた部分を押さえながら他の人を追いかけます。
背中をタッチされたら背中を、足をタッチされた場合は足を押さえながらとなります。
足をタッチされた場合、鬼側としてはかなり厳しい戦いとなりますね(^_^;)
ぐるぐる鬼
複数人で、かつ少ないスペースで出来る鬼ごっこがこちら。
- 鬼と子を一人決め、それ以外の子は輪になって座ります。
- 子は鬼に捕まらないように輪の周りを走って逃げます。
この時、逃げる子は座っている子にタッチすることが出来ます。 - タッチされた子は輪から立ち上がり、鬼から逃げなければいけません。
最初に逃げていた子は、輪を一周走った後その空いたスペースに座り込むことが出来ます。 - 鬼にタッチされた子はその場で鬼になり、今度は逆方向に走って子を走って追いかけます。
これを繰り返して遊びます。
逃げる子は何人タッチしても大丈夫、空いたスペースには一周走った人なら誰でも座ることが可能です。
ただし、タッチすると言うことは一瞬スピードが落ちると言うこと。
余り大勢にタッチしていては自分が捕まってしまうことになるのでご用心を・・・
しゃがみ鬼
これも基本的には普通の鬼ごっこです。
ただし、少しルールがプラスされていて
座っている間は無敵
ということです。
ただしこれではみんな座ってしまうので当然鬼が変われません。
そこで、座っていられるのは10秒だけ。
鬼が10数える間に立ち上がり逃げ出さなければいけません。
こちらも鬼を複数人用意した方が鬼とこの実力差がより拮抗して面白いゲームとなります。
高鬼
- 鬼が最初に10秒数える間に、子はどこでも良いので地面より高いところに登ります。
- 鬼は高いところには登れませんが、鬼が10秒数えるまでしか子は登っているところにいることは出来ません。
- そうして10秒以内に高いところから降りて、新しい場所に登る必要があります。
鬼はこの新しい場所に移動するタイミングなどを狙ってタッチしていきます。
高いところに登っている人を地面からタッチOKにするルール(空中あり)も存在します。
こちらはローカルルールですし、ゲームによっては鬼が一気に有利になってしまいますので、ありにするかなしにするか、あらかじめしっかり決めておきましょう。
手つなぎ鬼
- 普通の鬼ごっこ同様、鬼が子を追いかけます。
- 鬼が子にタッチしたら、そのまま手をつないで一緒に他の子を追いかけます。
- 鬼はそのままどんどん数を増やしていきます。
- 手をつなぐ人数が四人になった場合、鬼は分裂して二人二人に分かれることが出来ます。
手をつなぐとどうしても走るのが遅くなるので、体育館の中などある程度逃げれる範囲を限定して鬼が子を捕まえやすい環境で行うのがおすすめです。
増やし鬼・ゾンビ鬼
ゾンビ鬼という名前が最近では一般的なようです。
基本的に子が有利なルールが多い中、この鬼ごっこは圧倒的に鬼が有利となります。
- 最初は普通の鬼ごっこ同様、鬼が子を捕まえに行きます。
- 鬼が子にタッチすると、なんとこの子も鬼になります。
- タッチされればされるほど鬼が増えていき、最後の子を鬼にした時点でゲーム終了です。
このどんどん鬼が増えていく様子が、「まるでゾンビのようだ」としてゾンビ鬼という名前が付いたようです。
逃げる方はまさしくゾンビに追いかけられるような、かなりのプレッシャーが襲いかかってくるゲームですね(^_^;)
ケンケン鬼
ゾンビ鬼とは逆に、鬼に異常に厳しいのがこちらの鬼ごっこです。
名前の通りこちらの鬼ごっこ、鬼は・・・ケンケンしか出来ません(笑)
追いかけるときはケンケンで、休憩時のみ両足をつくことが許されます。
運動場や公園など広い範囲で行うと、まず間違いなく鬼はずっと変わることを許されません・・・
体育館のバスケとコートのみ、などある程度範囲を絞って行う際におすすめのルールとなっています。
ボール鬼
通常の鬼ごっこは手でタッチしますが、こちらはボールでタッチします。
- 鬼は、子に向かってボールを投げます。
- 当たってしまった時点で鬼は交代です。
ただし、ボールをうまくキャッチすることが出来た場合はセーフとなります。
ボールをキャッチした場合は鬼がいない方向へ力いっぱい投げてしまいましょう。
足が遅い子でも楽しめる鬼ごっことしてこちらも最近人気を集めているようです。
目隠し鬼
おにさんこちら、手の鳴る方へ♪
この歌を聴いたことがあるでしょうか?
実はこの歌、目隠し鬼から来ているんです。
- まず最初に、地面に円を描きます。
余り大きすぎない程度の円がおすすめです。 - その円の中に子と目隠しをした鬼が入ります。
- 鬼は、この手拍子と「おにさんこちら~♪」という歌を頼りに子を追いかけてタッチします。
- 無事タッチできたら鬼を交代。
目隠しを渡して次の鬼に引き継ぎます。
歌は知っていても、こちらの鬼ごっこは意外と知られていないようですね。
世界のいろいろな鬼ごっこ
鬼ごっこの種類、めちゃくちゃ多かったですね(^_^;)
ですが今紹介したのは日本だけのもの・・・世界には、他にもいろいろな鬼ごっこが存在しているんです!!
続いては、世界各国の鬼ごっこについて見ていきます。
スイス:キツネよ出てこい!
スイスの鬼ごっこはキツネよ出てこいという名前で、鬼をキツネに見立てて行われます。
キツネが隠れて、それ以外の子がキツネを探します。
キツネを見つけたら、子が全員集まって「キツネよ出てこい!」と叫びます。
それを聞いたキツネは片足ケンケンで飛び出し、結び目を付けて飛びやすくしたハンカチを子に向かって投げます。
うまく子にぶつかれば鬼交代、当たらなければキツネは再び他の場所に隠れて見つけてもらうのを待たなければいけません。
タイ:卵を守るカラス
- 最初に直径3メートルほどの円を地面に描き、中に卵となるボールを置きます。
- 鬼はカラス役となり、先ほど描いた円の中に入ります。
- 円の外にいる子たちはタッチされないように、カラスが守っている卵を取ります。
- カラスにタッチされたら鬼交代、ボールを守って全員タッチできれば鬼の勝ちです。
- 卵一つでは厳しいので、複数個用意して行うのが一般的なようです。
オーストラリア:キャッチアンドキス
なんだか合コンで出てきそうなゲーム名ですね(^_^;)
そのルールもなかなか過激なものです。
- 男女別チームに分かれ、最初は男子が鬼をする
- 鬼は子を追いかけ、捕まえたらそのままほっぺにキスします。
- 全員がキスされたらは今度は女子が鬼となり、他の子を捕まえます。
- 女子も男子のほっぺにキスをして、再び鬼交代。
・・・なんと素晴らしいゲームなんでしょうか。
男子の場合、本当は逃げられてもキスのために捕まってくれそうな気がしますね♪
あなたはどの鬼ごっこがお好き?
いかがだったでしょうか?
今回はいろいろな鬼ごっこの種類と遊び方、そして世界各国の鬼ごっこについて紹介していきました。
こうして見てみると、懐かしいもの、忘れていたものもたくさんあるのではないでしょうか。
皆さんはどの鬼ごっこがお好きですか?
色々な種類がありますが、遊び方の工夫次第では老若男女問わず楽しめることが出来るのも昔の遊びの魅力です。
- お子さんと
- 小学校で
- 地域のイベントで
今回紹介した色々な鬼ごっこ、どんどん活用していってもらえたらなと思います。