ペットボトルレクリエーションということで、ペットボトルやキャップを使ったレクを紹介します。普段捨てる部分のふたもしっかり活用した、高齢者向けの内容です。

ペットボトルを活用したレクリエーションについて、今回はお伝えしていきたいと思います。

おそらく、現代人の中でペットボトルのゴミを出さずに生活している方はいないでしょう。
ジュースを始め、飲み物の多くがこのペットボトルに入って売られています。

このいくらで集めることの出来るペットボトル。
レクリエーションに活用しちゃいました!

今回は、ペットボトルレクリエーション8種を皆さんにお届けしていきたいと思います。

ペットボトルレクリエーション

今回紹介させてもらうのは、ペットボトルレクリエーションです。
ペットボトルはレクの道具として大変オススメです。

  • 軽い
  • 耐久性がある
  • いくらでも手に入る
  • キャップも活用できる

と言った特性は、お金をかけずにレクを考えたい介護士にとって嬉しい所です。
このペットボトル、活用しないのはもったいないという物です。

というわけで、このレクリエーションに最適な道具の一つ【ペットボトル】を活用した、簡単楽しいレクリエーションを紹介していこうと思います。

高齢者の方でも気軽に参加できる物ばかりですので、施設でどんどん活用して楽しんでいってもらえたらなと思います。

ペットボトルボーリング

まずは、定番のボーリングレクリエーションから。

ペットボトルは軽いので、簡単に倒れます。
力がいらないので高齢者の方のレクリエーションにピッタリと言えるでしょう。

また、空のペットボトルに水を入れることでそのままボーリングのボールとしても活用できます。
普通のボールと違って転がる場所が予測できないので、身体機能の差に関係なく楽しめるというのも大きなメリットです。

準備から実際のゲームまで、ペットボトル一つで全て解決できるというのは、準備する介護士的には、かなり嬉しい点ですね(^^)

ペットボトルでトレーニング

レクリエーションとは少し赴きが違いますが・・・
ペットボトルに水を入れることで、そのままダンベルとしても活用できます。

これは、デイサービスなどでオススメなのですが、利用者の方の中には

「家でも出来る運動やリハビリはないだろうか」

という思いを抱えている方も大勢います。
そこで、デイサービス、つまり家に帰る利用者の方が来る場で簡単なペットボトルトレーニングを教えてあげて下さい。

器具の心配はなく、手軽でいつでも出来るというのは高齢者の方からしても嬉しいポイントです。
施設内で完結せず、家での生活改善までサポートするのがプロの介護士の仕事です♪

キャップでおはじき

おはじき、という遊びを知っているでしょうか?
指でビー玉をはじいて、盤面にある球を落としていくゲームです。

これを、ペットボトルのキャップで行うというわけです。

ビー玉のおはじきは、球が重いし小さいので高齢者の方にはやや不向きです。
ですが、ペットボトルのキャップは軽いし大きいのではじきやすくもあります。

昔遊びの一つであるおはじきは、高齢者の方も経験したことのある方が大勢います。
懐かしい遊びを、キャップを活用して簡単手軽に体験してもらいましょう!

ペットボトル的当て

的当てにもペットボトルは活用できます。
といっても、的をペットボトルに変更するだけで出来てしまうのですが(笑)

しかしこのレク、なかなか凄いです。
通常の的当ては球を的に当てておしまいですが・・・ペットボトル的当ては違います。

そう、軽いから的が簡単に倒れるのです。

「え、それだけ?」

と思うかもしれませんが、結構大事なポイントです。

高齢者の方は老眼などにより目が見えにくくなっています。
そういった方たちにとって、通常の的当ては球が的に当たったのかがよく分かりません。

しかし、このレクなら球が当たりさえすればピンが倒れます。
そのアクションの大きさで、高齢者の方もはっきり的に当たったのが分かりますし、ピンの倒れる音などで会場も盛り上がります。

シンプルなレクほど面白いものです。
是非一度、お試しを!

ちなみに、ただのペットボトルよりも

  • ぬいぐるみをのせる
  • 鬼の面を付ける
  • 職員の顔写真

などの工夫をした方が更に楽しいレクになります!

風船野球

高齢者の方たちに野球をしてもらうのは、ちょっと厳しいですよね(^_^;)
しかし、【風船】と【ペットボトル】、この二つの道具がそろえば可能となります。

といっても、本物の野球ではありません。

  1. ペットボトル(バット)を持った利用者の方にいすに座ってもらう
  2. 職員がそこに向かって風船を投げる
  3. 打つ!!

これを行います。
この際職員の後方にいすを置き、他の方に座ってもらい守備をしてもらうのもオススメです。

ふんわりと浮いた風船ですから、けがの心配もありません。
ナイスキャッチしたときは、本物の野球さながらの声援を送りましょう!

自分で打った風船が勢いよく飛んでいくのは、高齢者の方にとっても気持ちの良いものです。

積み上げろ、ふたタワー!

もう一つ、ペットボトルのキャップを活用したレクリエーションを。
ない湯王は、ネーミング通りのものです。

  1. ペットボトルのふたをたくさん用意する
  2. ひたすら積み上げる
  3. 一番高隈で積み上げた人の勝利

これは、手先のリハビリにもってこいとなります。
出来る人はやや絞られてしまいますが、熱中する方の多いレクでもあります。

職員より積む方もいますので、是非介護職員の方たちも一緒になって楽しんでもらえたらなと思います。

ペットボトルゴルフ

ペットボトルを活用して、ゴルフレクリエーションを行うことも可能です。

ペットボトルを500mlで4本、2lで3本ほどつなげるとちょうど良い長さのゴルフクラブになります。
かなり軽いので、高齢者の方でも簡単に扱うことが可能です。

つなぎ目をしっかりガムテープで閉めておけば強度もかなりの物となるので、ビニールボールなどを打つくらいなら十分可能です。

ゴルフそのものもそうですが、ペットボトルとガムテープでクラブを作る作業も立派なレクリエーションです。

物作りなどの手作業は手指のリハビリや脳トレの効果も高いので、こういった作業がどんどん取り入れていってもらえたらなと思います。

キャップ玉入れ

玉入れは、レクリエーションにオススメな種目の一つです。
ですが、これを施設でしようとすると一つ大きな問題が・・・

そう、玉が大量にはないのです(^_^;)

新聞紙を丸めて作ることでリハビリや手指の運動にもなりますが、この場合毎回ゴミが出てしまうことにもなります。

また、レクの時間をそんなに長く取れないときに球を手作りする時間はなかなか取れません・・・
そんな時にオススメなのがこのレクです!!

玉の代わりにペットボトルのキャップを使うので、職員の家庭からいくらでも集めることが可能です。
また、玉と違ってやや握りにくいキャップが、却ってゲームの面白さやリハビリ効果を引き上げてもくれます。

玉を入れるかごは段ボールなどでも良いので、やや大きめに設定しておくと良いでしょう。
コントロールが結構難しいですので、少し外れても入るようにしておくのがちょうど良いです。

お金も準備の手間もかからない、シンプル簡単なレクリエーションとなっています。

環境にも優しいペットボトルレクを是非

いかがだったでしょうか?
今回はペットボトルレクリエーションということで、高齢者の方にオススメなペットボトルとそのキャップを活用したレク7つを紹介させてもらいました。

このレクの良いところは、何よりもレクの素材に一切お金がかからないところです。

施設などでは、当然出費が少ない方が助かりますし、中には職員の方が自腹で買っている施設もあるというのは残念ながらよく聞く話です。

いくら好きな仕事とは言え、自腹を切って行うのはおかしな話です。
その点ペットボトルならどこの家でも出る物ですし、何より本来ゴミとなる物をリサイクルするのですから環境にも大変良いです。

つまり、このレクリエーションはエコなのです(^^)

環境にも施設にも、介護職員にも高齢者の方にも優しいペットボトルとそのキャップを用いたレクリエーション。
皆さんも是非、試してみて下さいね!!

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