嫌がらせに対する仕返し、どんなものが考え付きますか?いじめられっ子として9年間生きてきた私が、相手も自分も傷つけず、しかも相手への復讐を果たせるという矛盾した最高の仕返し方法をお伝えします。
嫌がらせへの仕返し、色々思いつきますよね。
- 暴力
- 嫌な噂を広める
- 陰険な嫌がらせ
でも、これはやめておいたほうが良いです。
相手のためでなく、あなたのために・・・
今回は、小・中学校の9年間いじめられ続けた僕が学んだ理想の仕返し方法についてお伝えしていきます。
(相手を傷付ける方法ではないので、安心してお読みください♪)
自殺を考えるほどのいじめ
突然ですが、私は小・中学校の9年間いじめられっ子でした。
特に理由はなかったらしく、最初の一人が私をいじめて以来どんどんその数が増えていき、気づけばクラス全員がいじめっ子でした。
あえて言うならば、仲間外れにならないようにクラスの流行=私へのいじめにみんなが乗っていたというのが理由だったのだと思います。
テレビで話題になるようないじめの内容はすべて受けたと思います。
- 集団による暴力
- クラス全員からの無視
- 先生からの差別
- いすや机が捨てられている
- 上靴と座る椅子には毎日押しピン
- 荷物がなくなることは日常茶飯事
本当にありとあらゆるいじめを経験したと思っています。
その中で、私は一度自殺を決意しました。
建物の最上階からの飛び降り
です。
実際に柵を乗り越えるところまで行いました。
でも、その時ふとした考えが頭をよぎったのです。
死への恐怖、ではありません。死んだほうが楽になれると考えたからこその行為でしたから・・・
その考えは
何故いじめっ子のために僕が死ななければならないの?
ということでした。
そう考えると、腹が立って仕方なかったのです。
自分の人生を散々もてあそばれ、命をもあいつらのために捨てる?
絶対に嫌だ!!
心の奥底から本気でそう思ったのを覚えています。
そう決心した私は、再び柵を乗り越え元の位置に戻りました。
・・・傍から見たら、きっと柵を往復する変な男の子だったと思います(笑)
そして元の位置に戻った私は急に怖くなりました。
死を目の前に感じた私は、恐怖でしばらく震えが止まりませんでした。
そして、同時にまだ自分が生きていることの素晴らしさを実感しました。
このとき、決意したんです。
生きてさえいれば何でもできる。
それなら、いっそ生き抜こう。いじめっ子になんて絶対に負けてやらない!!
これが、私がいじめっ子の放つ数々の嫌がらせへの仕返しを心に決めた瞬間でした。
嫌がらせへの仕返しは・・・
私は負けず嫌いです。
9年間毎日のようにいじめられた僕は、何とか相手に復讐してやりたいと考えていました。
ですが同時に、相手を傷つけたくはないとも考えていました。
一つには、憎くて仕方のない、それこそ顔も見たくないほどの相手であっても、自分と同じ苦しみを味合わせたくなかったからです。
そう、死を覚悟するほどの苦しみは・・・
もう一つの理由は、自分がいじめっ子と同じ立場に行きたくなかったからです。
ここで同じような苦しみを相手に与えれば、もしかしたらその瞬間は気分がスッとするかも知れません。
ですが、それで終わりなのです。
その後襲ってくるのは、きっと後悔と恐怖です。
何故この苦しみを人にまで与えてしまったのだろう
いつか恨みを返されたらどうしよう
私は、臆病者です。
だからこそ、このような気持ちになりたくなかったのです。
自分を苦しめたいじめっ子たちにこれ以上苦しめられたくなかったし、関わりたくもなかったのです。
そんな様々な葛藤の中で考えた嫌がらせへの仕返しこそが、これから紹介する2つです。
無視する
いじめられっ子がなぜいじめをするかご存知ですか?
それは、相手の苦しんでいるリアクションを仲間同士で笑ってバカにしたいからです。
自分より下の人間がいるのを見て安心したいから、と言っていいでしょう。
そいつらにとって最もいやなのは、相手にされないことです。
何故なら、相手にされない=自分が下に見られている
と感じてしまうからです。
下に見ているはずのやつが自分たちを馬鹿にしている、これほど悔しいことはきっとないでしょう。
そして、無視するということはいじめっ子たちが期待しているリアクションが一切ないということです。
いじめっ子たちは相手のリアクションを求めていじめているのです。
それが一切なければ、どうなるでしょうか?
・・・飽きるのです。
私はいじめへの対処として無視を行いました。
無視、と言っても相手をではありません。
相手のいじめ行為を、です。
いじめには一切反応せず、気にも留めないのです。
- 殴って来たら、大声で先生(他人)を呼び、相手の手が止まったところでかわす
- 椅子や靴に設置された画びょうは何も言わずに元あった場所へ戻す
- 運動場に捨てられた机やいすは取りに行って普通に使う
そして、極めつけは
いじめっ子に普通に挨拶する
です。
相手の『いじめ』そのものを無視しているわけですから、当然いじめによって生じる相手への悪意も無視です。
ですので、嫌な感情を全部抑え込んで、
おはよう
またね
と声をかけるようにしたのです。
その時の相手の顔はなかなか面白かったです。
ポカーンと口を開けて、「お、おう」と言ったのです。
いつも自分たちを避けて怖がっていた相手が対等に挨拶してくるのですから、よっぽど驚いたのでしょうね。
その時の顔を見たとき、何とも言えない気持ちになりました。
自分も相手も嫌な気持ちにさせない、自分なりの仕返しをなしえた瞬間に
勝った!!
と感じたのです。
相手より成功する
いじめっ子への敗北とは何でしょうか?
私は、
相手と同じかそれ以下のレベルにまで落ちること
と考えています。
私をいじめていたいじめっ子のメイングループのメンバーは
- 一人じゃ怖いから常に徒党を組んでいる
- 弱いやつ相手にいつも威張っている
- いじめという武器で自分をアピールすることしかできない
といった人たちでした。
ある意味、自分に自信がなかったんだと思います。
メンバーのほとんどは、
- 頭のいい子
- 先生の評価の高い子
- 運動能力の高い子
ばかりでした。
言ってみれば、エリートです。
先生からの評価も高く、そのため先生によってはいじめられていた私をかばうどころか
いじめられるお前が悪い
と断言することさえもありました。
それほどまでに、学校という社会では高い地位にいたのです。
だからこそ、いい子を演じるストレスを私で発散していたのかもしれませんね。
とはいえ、優秀で将来有望なのは事実。
ですから、私はずっと決めていました。
こいつらより、成功しよう
上に行って見返してやろう
と。
人によっては、そういったモチベーションは不純だ、と思うことでしょう。
ですが、私はそうは思いません。
この気持ちがあったからこそ、私はいじめにも耐えられました。
暴力をいくら振るわれても、最後の一線=自殺は踏みとどまることができました。
たとえ発端が不純でも、成功したい!!という強い気持ちをもって成長することに問題はないと私は考えます。
今、私は少しは成長したと思います。
仕事を持ち
スポーツの試合では時々表彰され新聞に載り
ブログを書くことで情報発信という夢をかなえ
大学院で好きな勉強をする
いじめられていた頃は考えられなかった程、充実した生活を送っています。
ささやかですが、幸せな日々です。
これは僕にとって成功です。
少なくとも、最近偶然見かけたかつてのいじめっ子よりはましだと思います。
人に迷惑をかけ、いまだ徒党を組まなければ何もできない彼らよりは。
彼らを見て、少し寂しくもなりました。
かつてあんなにも才能にあふれていた彼らが、見かけや言葉遣いだけで悪ぶり、中身がスカスカになっていたことに。
そして、もしあそこでいじめに張り合って同じことをしていたら、自分自身も同じように中身のないダメ人間へとなり果てていたかもしれない現実にちょっとだけ怖くもなりました。
最高の復讐は相手への感謝
私は、いじめに関してはかなり詳しいほうだと思います。
いじめられてきたからこそ、いじめの苦しみ・痛みがわかります。
相手の身になって考えるようにもなりました。
これをされたくないだろうな、ということがわかるようになりました。
10歳にならないうちに、自殺を決意し、死を覚悟しました。
そして、生きている、ただそれだけで私たちの人生は十分に幸せなんだということにも気づかされました。
今だからこそ言える事なのですが、私はあの地獄の9年間に感謝しています。
意味を見出した時から、あの時間は無意味なものでなく、私自身を成長させてくれるきっかけへと変わったのです。
いじめられたからこそ、いじめへの反撃、嫌がらせへの仕返しに関しても詳しくなりました。
相手の嫌がらせに対してどう反応するか。
あえて反応してやらないことで、相手が悔しがるのを学びました。
嫌がらせしてきた相手に対して、何事もなく対応することが、相手の悔しさを何よりも高めることを知りました。
そして、相手にとって面白みのないつまらない態度をとることで、自然といじめそのものがなくなることも知ったのです。
そして、仮にいじめがなくならなくても相手のいじめや嫌がらせといった行為に対して
小さいな
かわいそうだな、これしかないんだ
と相手より精神的に優位な気持ちをもって向かい合えるようにもなりました。
時に、相手の嫌がらせやいじめがモチベーションになることを知りました。
あの9年がなければ、きっと私は成功を目指して大学院に通っていません。
やりたいことを広げようとブログに手を出してもていないでしょう。
いじめ、嫌がらせ、そしてそれを実行するいじめっ子
彼らと彼らの行う最低の行為があったからこそ、私は成長できました。
きっと彼らはこうされるととても嫌がるでしょう。だから、私は時々思い返して心の中でこう言うことにしています。
いじめっ子たち、ありがとう
と。
自分たちがいじめていた相手からの感謝、これがきっといじめっ子にとってはとても腹立たしいものなのだと思います。
感謝することは、私にとって幸運しか呼びません。
出来事に意味を見出し、相手への嫌な感情を消し去り、私の心を落ち着かせてくれます。
しかし、いじめっ子にとっては『いじめ』によって得られるはずの成果が一切ないということなのです。
嫌がらせをしていたはずなのに、相手=私が気にも留めないというのは、彼らの目的が達成されないということなのですから。
いじめや嫌がらせにあっている人へ。
嫌がらせを受けている
いじめを受けている
辛いですよね。
なんで私が!!という思いが湧き続け、理不尽な行為への怒りが止まらなくなっているのではないでしょうか?
それなら、我慢せず仕返ししましょう!!
復讐しちゃいましょう!!
ただし、相手と同じ行為ではありません。
それをしたら、相手と同じところにあなたも落ちてしまいます。
- 嫌がらせやいじめに反応しない
- 相手より成功する
そして、
- 相手に感謝する
この3つをしてみてください。
あいつらに感謝なんてできるわけない!!
と思った方、その通りだと思います。
私も小・中学校時代なら同じように言ったでしょう。
ですが、これは相手のための感謝ではありません、あなたのための感謝です。
変な話ですが、あなたがいじめっ子や嫌がらせに対して行う感謝は、あなたのための感謝であり、相手の考えを台無しにする最高の復讐でもあるのです。
何も
嫌がらせに対抗するのは嫌がらせだけ
なんてルールはないわけです。
ですので、相手と同じ土俵で仕返ししなくていいのです。
あなたはあなたの立ち位置で、あなたのプラスになる仕返しを行えばいいのです。
それが、一番いい嫌がらせ・いじめへの仕返しになるのですから。
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匿名様
私もずっといじめられていた身です。
ほんの少しでも力になったのなら幸いです。
ゆーだい
貴重な実体験の話を記事にしていただいて、どうもありがとうございます。
生きる事の意味や、人として強く生きる事を十分学ばれたと思います。
少しでも陰険な社会が払しょくできれば、もっと良い世の中になるのに、残念でなりません。
まぁ様
コメントありがとうございます(^^)
嫌がらせ・いじめは絶対にしてはいけないことです。
受けた私は本当に辛く、每日が地獄のような日々でした・・・
ですが、その中で学んだことが大きいのも事実です。
いじめられっ子だった人たちが、その経験をマイナスではなく、プラスとして、自分の武器として考えてくれたらこの記事を書いた意味があるとかんがえています!
本当に、陰険な考え方が世の中から消えていってしまえばいいのになと思います・・・
ゆーだい
拝見させて頂きました。
私は今、会社で一部の人間達から嫌がらせを受けています。
ですが、私は嫌がらせに対して何の反応もしません。
それに挨拶もしています。
あの人たちと同じレベルに落ちるのがとても嫌だからです。
この記事を読んで、私はこれでいいのだと実感できました。
有難う御座います。
匿名様
私は、あなたの状況にないので軽々しく言葉をかけて良いのか迷っていました・・・
ただ、言わせてください。
あなたは、間違っていません!
その考え方、素敵です!!
頑張ってください!
ゆーだい
相手の嫌がらせに対してあえて反応してやらない対応を試みたことがあるのですが、かなり難しかったです。嫌がらせがどんどんエスカレートしていきました。
匿名様
そうですか・・・難しいですよね。
僕自身、エスカレートしていき、机を捨てられ、椅子を捨てられ、画鋲を靴などに仕込まれたことなどが何度もあります。
どうか、あなたは全く悪くないので、そんなことをする奴らのせいで落ち込まないで下さい。
その環境を離れられるなら、逃げるのも作戦だと思います。
どうか、早く平和が訪れますように。
ゆーだい
私は、ずっといじめられていて、いつか柔道をしていたので、復讐してやろうと思いましたが、記事を読んでやっぱりいじめている子と、おなじふうには、なってはならないんだなと、分かりました。
ありがとうございます!!
LibertyWalk727様
ぜひ、そうして下さい。
同じ穴のムジナになったら、あなた自身の魂が汚れてしまいます。
いじめっ子たちと同じ土俵に立つのは、あまりにも馬鹿らしいです。
僕たちは、あいつらとは違う土俵で、お互い頑張りましょう!
さいごに自滅します。
いじめの再発が二度と永遠に起きないように
対処方法と仕返し方法を調べに来たのになにこの記事…