ほくろが取れたとき、あなたはどうしますか?実は、私たちが体をかいているとほくろが取れてしまうときがあるんです。その際の痛みや正しい対処方法などについてお伝えします。
ほくろが取れた・・・そんな経験のある方はいませんか?
人間は、体の至る所にほくろがあります。
どんなに美人の方であってもそれは例外ではありません。
通常、このほくろは一度出来た物はずっと体にくっついているのですが、時折例外があります。
なんと、取れてしまうのです!
今回は、ほくろが取れたという症状についてみていきたいと思います。
ほくろが取れた!?
それでは、早速紹介していきます。
今回は、ほくろが取れたという症状についてです。
「え、ほくろって取れるの!?」
このように驚いている方も多いかと思います。
ですが、時折こういったことが起こりうる物なんです。
しかし、そうは言ってもそもそも取れない物と認識しているほくろです。
体の一部が取れてしまうのですから、悩みは尽きません。
「何か悪い影響があるのかもしれない」
「もしかして、私って病気なの?」
このように、様々な疑問が頭の中を駆け巡るのも無理はない話です。
そこで今回は、ほくろが取れたときにあなたに起こる症状について一つずつ、細かく見ていきたいと思います。
ほくろが取れるのは自然
まず最初に理解していただきたいこと。
それは、ほくろが取れるのは自然なことであるというものです。
一般的には、一生体にくっついている物と考えられていますが、それは間違いです。
そもそも、私たちはほくろについてほとんど何も知らないのですから、取れるかどうかが分からなくても無理はありません。
というか、そもそもほくろって一体何なのでしょうか(^_^;)
実はこれ、皮膚の表面に集まったメラニン色素が固まった物なんです。
つまり、手足のように筋肉や骨と言った重要な要素で作られた体の一部ではなく、あくまで色素の集合体なのです。
皮膚の表面に色素の塊が浮かんできた物ですから、一定以上の力がかかった場合取れてしまうことは十分に考えられます。
実際、ほくろが取れた経験のある方のほとんどは
- 痒くてかいているとき
- ゴシゴシと強く体を洗っているとき
といった、ほくろに力が加わっているタイミングです。
実際、高齢者の方のほくろが取れるのも、入浴介助などをしている瞬間です。
私も一度見たことがあるのですが、初めての時はかなりビックリしたのを今で覚えています(^_^;)
痛み
ほくろが取れた際の痛みについてはどうでしょうか。
上でも書いたように、皮膚をかきむしることで取れることはあります。
この時、無理な力がかかるから取れるわけですから、当然多少の痛みはあります。
何あなたがかきむしって皮膚がむけてしまった時のことを思い出してみて下さい。
蚊に刺されたり、日焼け跡が痒くてかきむしってしまったことが一度や二度はあるはずです。
皮膚がむけた後、痛かったですよね?
これと同じです。
ほくろが取れたと言うことは、皮膚をかきむしって取ったのとほぼ同じ意味です。
当然これは痛みが伴ってしまいます。
ですが、まれに痛みの全くないケースも。
時折ではありますが、ほくろの細胞が新しくなる際に、自然と体から剥げ落ちてしまうそうです。
この場合、体の代謝の一環ですので痛みは全くありません。
無理矢理力を加えてほくろをかきむしり、取れてしまった場合にのみ痛みが発生するのです。
出血
ほくろが取れることにより出血するケースもあります。
こちらは、力を加えた=かきむしってしまったため無理に皮膚が剥がれてしまいそこから出血する場合がほとんどです。
新陳代謝の一環で取れた場合には、このような心配はありません。
まあ、ほくろも皮膚の一部のような物ですから、強い力でかきむしってしまっては、当然出血もしてしまうというものです(^_^;)
痒いからと言ってむやみやたらにかきむしらず、時には体のために我慢してあげることも必要ですね。
取れた後の対処
さて、ほくろが取れてしまった後の対処はどうすれば良いのでしょうか。
かきむしって取れてしまった場合には、その部分に炎症が起こっている可能性が非常に高いです。
また、指や爪から雑菌が入り込んでいる場合も少なくありません。
まずは、流水でしっかりと洗い流し、患部を清潔に保つことが最優先の対処と言えます。
出血も止まり、落ち着いたところで次の処置です。
ほくろが取れてしまった後の患部が乾燥していると、回復がそれだけ遅れてしまいます。
保湿クリームなどを用いて患部を乾燥から守りましょう。
また、菌が入り込まないように保護しておくことも忘れずに。
- 清潔保持
- 保湿
この二つを行うことで、けがの回復を早めることが出来るのです。
まれに、雑菌が入り込んでしまい激しく炎症を起こしてしまう場合もあります。
この場合は一度病院に行き診てもらう必要があります。
炎症を抑える薬を処方してもらい、使用することでちゃんと回復していきます。
再生することも
ほくろは、一度取れてしまったら二度とその場所には出てこないというわけではありません。
時には、再生することもあるそうです。
ほくろはメラニン色素の塊であることは最初に説明しました。
このメラニン色素、時折皮膚の深くまで根を張っていることがあるそうです。
表面の塊を取ったからと言って、皮膚にしっかりと根付いてしまった色素の全てをキレイに取れたことにはなりません。
その結果、根元に残ったメラニン色素が、時を経て再び体の表面に現れてしまうのです。
ちなみに、自然に取れてしまったほくろの場合は再生することもないそうです。
しかし、そのすぐ隣に出来てしまうことは当然あるので、仮にそうなったとしても無理矢理徒労とだけは決してしないで下さいね。
気をつけるべき事
あなたに一番気をつけて欲しいこと、それは・・・どんなに気にくわないほくろであっても、無理矢理取ろうとは絶対にしてはいけないということです。
この記事では、確かにかきむしることでほくろが取れてしまうことがあると説明しました。
ですが、それはあなたの体をあなた自身が傷つけてしまった結果です。
決して自然なことではなく、体に負担をかけてしまっているのです。
それを望んでやるようなまねだけは、絶対にしないで下さいね。
皮膚に大きなくぼみが出来てしまったり、一生消えないような傷跡が残る可能性が非常に高いです。
また、雑菌による炎症も発生する可能性は高いです。
体にとって良いことなど、一つも無いというわけです。
どうしてもほくろが取りたいのであれば、美容整形などでレーザー手術を受けることをオススメします。
専門家の先生と相談し、専用の医療機器を用いて行うで、あなたの体への負担は最小限に抑えることが可能です。
保険が使える場合、安ければ数千円でほくろ除去手術は行えます。
無理矢理取るようなことだけは、しないで下さいね
ほくろのあなたの一部です
いかがだったでしょうか?
今回は、ほくろが取れた場合の症状について詳しく見ていきました。
取れた、というよりもかきむしって取った・剥いだと言うのがより正しい表現なのかもしれません。
そう、私たち自身が皮膚をかいてしまうことにより、知らないうちにほくろが剥げてしまっていたのです。
腕や足、皮膚や髪の毛がそうであるように、ほくろのあなたの大切な体の一部です。
それを忘れないで下さいね。
痒いときは、思いっきりかきたくもなるでしょう。
ですが、我慢です!!
そこを堪えることさえ出来れば、皮膚に無駄な傷を付ける心配は無くなります。
我慢できず力を入れすぎてしまった結果、あなたの体に一生消えない傷跡が残ってしまうこともあるのです。
たかがほくろ、されどほくろです。
大切な体の一部、大事にしてあげて下さいね(^^)