ボーリングのレクリエーションってどこの施設でも行っているのではないでしょうか? 少ないスペースでできますし、ルールも単純なのがいいですよね。 ですが、同じルールのものばかりだと誰だって飽きてしまいます・・・ 今回は、そん […]
ボーリングのレクリエーションってどこの施設でも行っているのではないでしょうか?
少ないスペースでできますし、ルールも単純なのがいいですよね。
ですが、同じルールのものばかりだと誰だって飽きてしまいます・・・
今回は、そんなおなじみボーリングレクに一工夫した変わり種レクリエーションを紹介していきます。
簡単楽しいボーリング
高齢者施設で必ずと言っていいほどに行われるレクリエーションの一つが、このボーリングレクではないでしょうか?
このレクのいいところは
- 準備が簡単
- ルールが単純
- 利用者間の身体能力に多少の差があっても楽しめる
等など、まさに介護施設・高齢者の方向きの特性を兼ね備えているところです。
ですが、いいとこづくめのこのボーリングレクにも一つだけ問題が・・・
それは、
飽きてしまう
ということです。
まあ、ボーリングレクに限ったことではないのですが、同じことを繰り返しているとどんな楽しいレクリエーションであってもいずれ飽きてしまいますよね。
しかし、ほんの少しの工夫で、いつも行っているボーリングをまったく違う楽しいレクリエーションに生まれ変わらせることができるのです!
今回は、私がアレンジした新しいボーリングレクをについてお知らせしていきたいと思います。
どこを工夫するか
では、ボーリングレクのどこを工夫するかについてですが、
大きく分けて3か所です。
- ボール
- ピン
- その他
です。
その他は、ボールまでの距離・チーム戦などルール分野での工夫です。
この3つの点を工夫するだけで、今までおこなっていたおなじみのボーリングレクが、とても面白いものに様変わりするんです♪
ボーリングレク3種
それでは、さっそくそのレクを紹介していこうと思います。
この工夫は、マンネリ化の解消だけでなくリハビリ効果アップも期待できます。
そういった点にも注目してみていってもらえたらと思います。
ボールを工夫
最初はボールの工夫です。
ボールは普段普通のビニールボールを使っている施設が多いのではないでしょうか?
これでも十分楽しめるのですが、難度を上げるためにはよりコントロールが難しい、あるいはピンが倒れにくいボールを使います。
例を挙げれば
- 小型のビニールボール
- ラグビーボール
- ピンポン玉などです。
ラグビーボールはなかなかないとは思いますが、あればぜひやってみてください。
バウンドがころころ変わるので、なかなかピンのほうに向かいません。
倒れないのが利用者の方のチャレンジ精神に火をつけてくれるので、大変盛り上がります。
ほれ頑張れ!
あ~、違う!!
投げた方はもちろん、周りで応援している方も大盛り上がりです。
小型のビニールボールやピンポン玉は、単純に球が軽くなるので、ピンが倒れにくくなります。
特にピンポン玉は転がすと軽すぎるので、上から放ってもらった方がいいでしょう。
上から放るという行為は、転がすのとは全然違った筋肉を活用するため、普段とは違った部分の筋トレ・リハビリの効果が期待できます。
この際には、ピンも軽めのもの(500ミリリットルの空ペットボトル等)を使用しておきましょう。
普通のピンでは倒れなくて、難しすぎるかもしれません。
あまり難しいと、高齢者の方が飽きてしまいますので、そこら辺のさじ加減は利用者の方のレベルを見つつ調整してもらえたらと思います。
ピンの工夫
続いてはピンの工夫です。
ピンは大きさを変えていきましょう。
例えば、先ほどの説明したようなペットボトルです。
500ミリリットルを基本に、350ミリリットル、2リットルなど工夫していきましょう。
2リットルに水を入れたらなかなか倒れないので、利用者の方がどうやったら倒れるか相談をしあったりしてレクの会場は大盛り上がりです。
逆に350ミリリットルのように小さいピンだと当てづらいのでこちらもなかなか難しく、盛り上がります。
ピンの数を工夫するのもいいかと思います。
ついついボーリング=10本ととらわれてしまいがちですが、100本でも、逆に1本でもいいわけです。
ピンの数を増やすとどうしてもスタッフの負担も増えてしまいますが、その分だけ利用者の方も喜んでくれるのは間違いありません。
倒れるピンの数に比例してレクそのものが派手になるので、どんどん楽しくなっていくようです。
その他の工夫
最後にその他の工夫をいくつか紹介したいと思います。
チーム対抗戦
まずはチーム対抗戦。
これはどこの施設でも取り入れているのではないでしょうか?
やはり、どんな種目であってもチーム対抗にするとやっぱり盛り上がりますよね。
チームの分け方も
- 性別
- 年齢
- 介護度
等など様々な方法で分けれますので、より利用者の方が楽しめるようなチーム編成を考えてみてください。
コース変更
ボーリングコースも変更してみましょう。
コースに障害物を置いたり、でこぼこ道にするとなかなか狙ったところにボールがいかず、皆さんピンを倒すのに苦戦していました。
しかし、その分だけ会場も盛り上がりますので、是非お試しを。
またこういった工夫は、身体能力によるハンデをなくしてくれるので利用者間の介護度に多少の差があっても同じようにレクリエーションを満喫してもらうことができます。
ピンにお題をつける
倒すピンの数を減らし、代わりにピンごとに何らかのお題を紙に書いて巻いておきます。
- 自己紹介
- 自慢話
- 思い出話
等なんでも大丈夫です。
ゲームをしてもらうとともに、利用者同士の距離を締めてもらう効果があります。
新しい入居者の方が入ってきたときなどには特にオススメです。
ただの自己紹介ではどうしても緊張したり、あまり聞いてなかったりといったことがありますよね。
これなら、レクで楽しみながらなので緊張せずに話をすることができ、しかも同じボーリングを楽しんだ仲間通し、お互いの距離も一気に縮まります。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、ボーリングレクについての記事を書かせていただきました。
ボーリングに限らず、どうしてもレクリエーションというのはある程度同じものを繰り返してしまっている施設も多いかと思います。
多忙な業務の中、新しいレクを考え、そのために準備をするのは大変ですし、仕方ない部分もあると思います。
そういった時には、ぜひ今回のように既存のレクに少しの工夫を施してみてください。
これなら、手間も最小限で、しかも全く違ったレクに生まれ変わってくれるので新鮮な気持ちで楽しんでもらうことができます。
ルール・レクの準備物、参加人数・・・どこに目をつけるかで、同じレクリエーションでも色々な工夫が出てくると思います。
皆さんも、色々な工夫でボーリングをそしてほかのレクリエーションを楽しいものに作り替えてみてくださいね。
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