高齢者への頭の体操の効果 高齢者の方にとって、頭の体操を行うことは非常に重要です。 なぜなら、頭の体操をしっかりと行うことで認知症の予防・脳の活性化につながっていくからです。 認知症については、頭を使うことで脳内細胞や神 […]

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高齢者への頭の体操の効果

高齢者の方にとって、頭の体操を行うことは非常に重要です。

なぜなら、頭の体操をしっかりと行うことで認知症の予防・脳の活性化につながっていくからです。

認知症については、頭を使うことで脳内細胞や神経の活性化を促し、脳の老化を防いでくれます。

また、脳や使えば使うほど成長していく機能がついていますので、高齢になったからと言って必ずしも記憶力安等が衰えるわけではありません。

ですので、頭の体操をしっかりと行うことで、新しいこともどんどんと覚えられるようになっていきます。

認知症予防に記憶力の向上、脳の活性化、脳の血流がよくなる…頭の体操を行うことは、色んな特典が目白押しなのです。

頭の体操クイズ

それでは、実際に頭の体操についてみていきます。
今回は、一番基本的な頭の体操ともいえる「クイズ問題」をいくつか紹介します。

じゃんけんひらめきクイズ

じゃんけんという誰もが知っているゲームを利用したクイズです。

「チョキとグーに負けないのは?」

「グーに勝たず、パーに負けるのは?」

正解は、どちらもグーですよね。

負けないのは?

勝たず

という風に、普通のじゃんけんと違う表現で答えを尋ねているのがこの問題のポイントです。
単純ですが若い人たちも引っかかってしまうという、意外に頭を使う問題です。

ことわざクイズ

覆水○に返らず
○に入る言葉は?

正解は、盆です。

中には簡単に解いてしまわれる利用者さんもいらっしゃいますので、利用者の方のレベルに合わせて簡単なものから複雑なものまでいくつか用意しておくことをお勧めします。

食事メニューを考える

これは、少しクイズとは違うかもしれませんが、簡単かつ効果的なので一緒に説明させてくださいね。

主婦の方はとっくにご存じでしょうが、実は、食事のメニューを考えるというのはとても頭を使う作業です。

利用者の方の場合食事は施設で出たり、宅食を頼むといった方も多いのではないでしょうか?

普段しないことをすることも脳の活性化につながります。

ぜひ普段の生活から取り入れてみてください。

スピード勝負!5秒計算問題!

文字通り、スピード勝負の問題を出題して解いてもらいます。

例えば、

5+6=

とか、

9-8=

等です。

コツは、難しすぎないことです。
あくまでクイズですので、簡単で大丈夫です。

しかし、簡単すぎたら頭の体操にならないので、時間制限を付けてみました。

意外に制限があったほうが利用者の方たちも燃えるようです。

思い出しクイズ

「あなたの出身中学(女学校)の名前は?」

「初恋の人の名前は?」

用者の方に過去のことを質問形式で投げかけます。

普通に頭の体操として取り組むもよし、回想法やコミュニケーションとして活用するもよしの万能ツールです。

ひらがなクロスワード

 こ
た□こ
 ん

□の中身は?

正解は「い」ですね。

これも、難しすぎると誰もわからないので、誰でも知っているものを二つ組み合わせて問題を作っていきましょう。

赤いものといえば?

「赤いものといえば?」と尋ね、どんどん答えてもらいます。

「リンゴ」「トマト」「血」等など、なるべくたくさん答えば出るような問題がいいですね。

色は赤や青、緑など好きな色にしてくださいね。

ホワイトボードなどをあらかじめ準備しておき、出た答えは利用者の方全員が見えるような工夫をするとわかりやすいですね。

イメージクイズ

一番背が高いのは?

①犬
②猫
③ラクダ

二番目に早いのは?

3分
150秒
2分40秒

等、を質問して答えてもらいます。
じっくり考えると簡単ですので、これも時間制限を設けたほうがいいかと思います。

直観とひらめきで答えてもらうゲームです。

昨日はどんな日?明日はどんな日?

明日の曜日、予定等について尋ねるものです。

昨日の出来事などを思い出すクイズは多いのですが、未来のことを考えるほうが慣れてなくて、意外と頭を使うんです。

私はだれ?

これは、特に介護施設やデイサービス向けのクイズです。

悲しいことに、私たち職員の名前は思った以上に利用者の方には覚えられていないものです…

というわけで、それを逆手にとってクイズにしちゃおうというものです。

趣味などから始まり、徐々に名前のヒントを出していくとみんな真剣に考えてくれるので盛り上がります。

このときに、新人職員さんなどを紹介するのもいい作戦ですよ。

毎日の継続が大事

頭の体操は、思いついた時だけやればいいというわけではありません。

一日五分でもいいので、継続してできるだけ毎日やる事こそが何より重要です。

そうすることではじめはできなかった問題も次第に脳が活性化しとけるようになっていくものです。

皆さんも、さっそく今日から始めてみてください。