なんだか最近足がだるいと感じはしませんか?それ、病気のせいかもしれませんよ。足のだるさを引き起こす病気をはじめとした原因7つと、だるさを吹き飛ばす解消方法についてお伝えしていきます!むくみや肝臓の病気も、足の不調に関係してるかも…
特に何かしたわけではないのに足がだるい・・・
それ、もしかしたら病気のせいかもしれません!!
今回は、足のだるさの原因となっている要因7つとその解決方法をお伝えしていきます。
足がだるいのは病気のせい?
最近なんとなく足がだるい
歩くのがしんどくなった
なんてことはありませんか?
年のせい、疲れがたまっているからと見過ごされがちなこの症状、実は全く別の原因があるかもしれません。
なんと、足がだるい原因の一つに、疲れなどとは全く関係のない病気が考えられるというのが最近明らかになったのです!
この記事では、まず最初に私たちを悩ませる足のだるさを引き起こす原因7つをお伝えして行きます。
そして、だるさの原因を理解したうえで、次はだるさをなくすための5つの解消方法も併せて読んでいただけたらと思います。
足がだるい原因7つ
それでは、さっそく足がだるくなる原因7つを紹介していきます。
足は第二の心臓といわれているほど、私たちの体にとって本当に重要な体の一部になります。
この記事で、大事な足に関する理解を深めるとともに、不調の原因について考えてもらえればと思います。
冷え症
あまり関係ないように思えますが、冷えは足のだるさと深くかかわりがあります。
というのも、体が冷えてしまうと血管が収縮します。
不必要に収縮してしまった血管では、体中にスムーズに血液を送ることはできません。
血液は体を動かすうえで最も重要な、いわばガソリンのようなものです。
そのガソリンがうまくいきわたらなくなってしまうため、体が冷えると足にもだるさという形で不具合が生じてしまうのです。
むくみ
むくみも、足のだるさを引き起こす原因の一つです。
ちなみに、むくみとは血液の循環が悪くなり、余分な水分や老廃物が溜まってしまうことにより生じる症状です。
この老廃物の中には疲労物質も含まれており、それが私たちの体に作用することで足のだるさを感じる結果となってしまうのです。
そもそも、むくみ自体が様々な病気の前兆として取り上げられています。
- 糖尿病
- 心臓病
- 肝臓病
これらの初期症状の一つにむくみが取り上げられています。
足のだるさがむくみを伴っている場合には、一度病院で詳しく検査したほうがいいかもしれません。
筋肉の硬直・張り
この症状は、特に事務職やパソコンでの仕事を行ういわゆるデスクワークを生業とする方に多い症状です。
長時間同じ姿勢をとっていると、私たちの筋肉はそのままの形で凝り固まってしまいます。
筋肉は血液を体中に循環させるうえで非常に重要な働きを担っています。
その筋肉が固まってしまうと、血液をうまく体全体に巡らせることができません。
特にデスクワークなどでは、椅子に長時間座っているため足を動かすことなく2時間・3時間と座っておくことも日常茶飯事です。
そのため足全体の血液がうまく循環せず、血液のめぐりが悪くなるとともに血液が運んでくれるはずの老廃物も足に溜まってしまいます。
そのせいで、足がだるく感じてしまうのです。
疲労の蓄積
皆さんは、長時間運動すると足がだるくなる理由を知っているでしょうか?
実は、私たちの体は長時間運動をつづけた後には、乳酸という疲労物質が体内に溜まってしまうのです。
この乳酸が私たちの体に作用し、足がだるいなどの症状を引き起こしてしまうのです。
マラソンなどの足腰を使う競技では、特に重点的に足に乳酸が溜まるので慣れていない人はすぐに足がだるくなってしまいます。
ストレス
ストレスは、体の異変のすべての引き金になりえる恐ろしいものです。
- 足がだるい
- 気持ちが乗らない
- 動きたいけど身体が思うように動かない
このような気持ちを引き起こしてしまいます。
特に原因がないのに体がだるい、やる気が起きないといったときにはストレスがあなたの体に悪さをしているのかもしれません。
肝臓の病気
肝臓は私たちの体を動かしていくうえで非常に大事な役割を担っています。
その肝臓が病気になると、様々な症状が私たちの体を襲います。
足のだるさもその一つです。
はじめは1日のうちほんのわずかな時間、少しだるいかも?程度なのですが肝機能の低下に伴い徐々に重症化、最後にはあ一年中足がだるくてたまらなくなり動くことすら面倒に感じてしまいます。
特にふくらはぎのあたりを中心に襲ってくる症状ですので、ふくらはぎに違和感を感じ始めたら肝臓の病気を疑ってみてください。
関連 ➡ 肝臓が痛い!?こんな症状要注意!
下肢静脈瘤
- 毎日足がだるい
- 足に違和感を感じる
- 足突っ張っている感覚が抜けない
これらの症状が当てはまる方、もしかしたらそれは慢性静脈不全という病気かもしれません。
そもそも、私たちの身体には2種類の血管があります。
- 心臓から血液を体内に送りだす動脈
- 全身にいきわたった血を再び心臓に送り返す静脈
静脈を流れる血は体に貯まった老廃物やいらない水分を収集して心臓に戻ります。
回収した老廃物や血液の逆流を防ぐため所々に弁という物があるのですが、この弁がまれに壊れてしまうことも・・・
すると血液循環がうまくいかなくなり、血液の逆流が起こってしまうようになります。
その結果として、下半身に不純物や余分な水分が溜まっていき瘤のようなものが形成されます。
これを下肢静脈瘤といいます。
下肢静脈瘤は進行に伴い血管が浮き出てくるようになります。
その後だんだんと足がだるく、重いような感覚が付きまとうようになっていきます。
さらに症状が悪化すると
- 皮膚の黒ずみ
- 足のかゆみ
- 足の痛み
といった異変が足に起こってくるようになります。
放っておくと最後には歩行困難にまでなってしまいますので、早期の治療が望ましい病気の一つです。
特に発症リスクが高いのは
- 女性、特に妊娠している方
- 立ち仕事の多い方
だといわれています。
最近足がおかしいかも・・・と感じたら、一度病院を受診してみるのもいいかもしれません。
解消方法
ここまで、足のだるさを引き起こす原因について説明してきました。
原因については理解していただけとかと思います。
あとは、原因に合わせただるさの解消方法を行っていけばいいのです。
ここからは自宅で簡単にできる足のだるさ解消法をお伝えしていきます。
ストレッチ
一番よく聞かれるのはやはりストレッチでしょうか?
ほとんど場所をとらず気軽に行えますので、足のだるさを感じたらまず一番にやってほしい治療法です。
足のだるさを解消する場合にはあまり難しく考えず、
- 足首を回す
- 足の指を上下に動かす
- 足の裏を指などで刺激する
等を試してみてください。
これだけでもかなりだるさが解消されて、足が軽くなったように感じますよ。
温める
足のだるさにはほとんどの場合、血行不良が深くかかわっています。
その中でも特に女性の多いのは冷え性による血行不良からくる足の不調です。
冷えを手っ取り早く解消するには、やはり温めるのが一番です。
あまり肌を露出せず、しっかりと防寒対策をとるだけでも冷えが解消し、足のだるさは変わってきます。
入浴
入浴は足のだるさをとるうえでとても効果的な手段の一つです。
というのも、お風呂に入ることで
- 筋肉の疲労をとる
- 冷え症解消
- ストレス解消
- 血行を良くする
といった効果が期待できます。
見てのとおり、先ほど挙げた足のだるさを引き起こしている原因のほとんどを入浴一つで解消することが可能なのです。
- 忙しいから
- お金がもったいない
といった理由でお風呂に入らない人もいるかもしれません。
ですが、健康のための入浴と考え、週に2~3回だけでもお風呂にゆっくりつかる時間をとってみてはいかがでしょうか?
足のだるさは解消され、毎日の生活に勢いが取り戻せるかもしれませんよ。
休む
特に疲労の蓄積などが原因の場合には、これが一番です。
ここ最近、ゆっくり何もしない時間はいつ取りましたか?
・・・すぐに思い当たらない人は要注意。
疲労というものは、気づかなくても徐々に体内に蓄積しています。
放っておくと、突然津波のように私たちの体に襲い掛かってくるのです。
1日中、とまではいいません。
せめて1週間のうち1時間以上は何もせず、家で趣味に没頭する時間を作りましょう。
体の疲労もとれますし、ストレスが解消されることで足のだるさもかなり軽減されるはずです。
運動
逆に運動することで足のだるさが改善されることも。
そもそも、足のだるさは血液の循環が大きな要因の一つです。
そして血液の循環は、足を動かないために筋肉が凝り固まってしまうことで生じます。
凝り固まった筋肉は運動でほぐすことが可能です。
体を動かすことでストレスも解消されますし、健康のことを考えても運動はどんどん積極的に行うべきです。
また、運動して筋肉がつけば血液を循環させる筋肉の収縮力も強くなります。
そのため、体中の血の巡りが良くなりむくみの改善、足のだるさの解消も期待できるのです。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は足のだるさの原因となる7つの症状とその解消方法についてお知らせしました。
補足しておきますと、下肢静脈瘤の場合は、上に書いた方法だけでは治療は望めません、
一度病院を受診し、適切な指示を仰ぐのがベストです。
足にこぶのようなものが出てきたり血管が浮き出てきた時には早めに病院に行き見てもらいましょう。
足のだるさを引き起こす原因は実に様々です。
- 病気
- 血行不良
- 凝り固まった筋肉
- ストレス
原因によって、当然解決方法も違ってきます。
足のだるさを感じた時には、まず最初に
私の足はなんで今だるいのだろうか?
この足の違和感の原因は昨日の運動?それとも・・・
と考えてみることから始めてみてもいいかもしれません。
最後に、関連記事のほうでこれまで当サイトで取り上げた病気に関する情報をまとめた記事を紹介させてもらっています。
心筋梗塞・肝硬変といった生活習慣と深く関連した病気も多く取り上げていますので、健康維持のための参考にしてもらえればと思います。