高齢者向け脳トレ問題、今回は計算問題を用いた脳トレです。ただし、普通の計算問題ではありません。今回ご紹介するのはひらがなと計算問題が合体した新感覚脳トレ問題です。普通の計算に飽きた方、おすすめです!
今回は、高齢者向け脳トレ計算問題です。
ただし、脳トレというだけあってただの計算問題ではありません。
ひらがなを用いた計算問題です。
言葉だけ見てもイメージできないと思いますので、記事のほうで詳しく説明していきます。
計算問題だけで脳トレ?
今回は、高齢者の方向けの脳トレ計算問題です。
最近では高齢者の方にとどまらず、老若男女多くの世代の方に脳トレが愛されるようになってきました。
私の行きつけの本屋でも、いつの間にか脳トレ本コーナーができていて、その人気ぶりに驚かされました。
今回、計算問題の脳トレを書こうと思ったのは、まさにこの本を見たからです。
というのも、計算問題の脳トレはほとんどが
1+5
8-3
等の簡単な計算問題を載せているだけのものです。
もちろん、難易度が上がれば掛け算や割り算などもあって、なかなか頭を使いそうな問題はあります。
ですが、これはあくまで計算問題です。
脳トレというにはあまりに単純すぎるような気がして私はなりませんでした。
せっかくの計算問題という素材をこれだけしか活用しなくていいのだろうか?
ふと、私は考えてしまったのです。
脳トレと計算問題の必要性
とはいえ、上にあげたような計算問題が悪いとは決して思いません。
それどころか、こうした簡単な問題を足掛かりにして計算に取り組む方が増えるのは大変素晴らしいことだと思います。
日常生活を送っていると、なかなか計算をしないものです。
買い物の合計額はレジに任せればいいですし、携帯電話や電卓といったものがあれば自分の頭を使っての計算をする必要はありません。
2ケタの計算なんて、日常生活を普通に送っていたらほとんど用いないかもしれません。
使わない機能は当然低下します。
それは、人間の脳も例外ではありません。
脳機能の低下は生きがいの喪失、意欲の低下、さらには認知症を招いてしまいます。
こういった事態を防ぐという観点に立ったとき、計算問題の脳トレは大変意義のあるものといえるのです。
ひらがな×脳トレ
ですが、いつも同じ計算問題ばかりでは飽きてしまうのも事実です。
また、計算問題ばかりでは、計算に使う脳の部分は活性化しますがほかの部分はほとんど使用されません。
そこで、いつもと違う計算問題で、かつ脳を隅々まで活性化してくれる脳トレを考えました。
それが、今回紹介するひらがな計算問題です!!
ほかの記事でも紹介しているように、脳は2つ以上のことを同時に行う時、一つのことのみを行うよりもはるかに活性化した状態にあります。
そこで、今回の計算問題は脳の二か所を同時に使用する問題を作成したのです。
どこを使うかというと、問題にある通り
計算を解く場所
と
言葉を考える場所
です。
正式な名前もあるのですが、難しくなってしまいますので今回は省きます。
国語の授業で使う脳と算数の授業で使う脳を同時に使用する、と考えるとイメージしやすいのではないでしょうか?
脳トレひらがな計算問題
どういった問題なのか、早速説明していきます。
まずは例題を一問。
に たす さん
いくつですか?
・・・正解はごです。
という風に、普段数字を用いる問題や答えをすべてひらがなで置き換えて取り組んでもらうものです。
単純ですが、なかなか思いつかないのではないでしょうか?
この問題のいいところは、いくつかの過程を踏まないと問題が解けないところです。
- ひらがなを数字に直す
- 計算する
- 答えをひらがなに直す
これらの工程を踏まなければ問題を解くことができません。
そう考えると、かなり頭を使う問題といえるのではないでしょうか?
とはいえ、結局は簡単な計算ですから時間さえかければ誰でも解ける問題です。
しかも、普段とは違う問題はいくつになっても楽しいものです。
同じ脳トレなら、楽しみながらやってもらったほうがいいですよね。
関連記事 ➡ 楽しいが高齢者にもたらす驚くべき恩恵!!
それでは、早速問題に入ります。
今回は全部で10問です。
急いで解く必要はありませんので、じっくり時間をかけて全問正解を目指してみてください。
問題
第一問
さん たす ご
第二問
ご たす なな
第三問
じゅういち たす はち
第四問
なな ひく よん
第五問
じゅうよん ひく はち
第六問
じゅうきゅう ひく じゅうさん
第七問
さん かける なな
第八問
ろく かける ご
第九問
はち たす さん ひく なな
第十問 じゅうなな ひく きゅう たす じゅういち
解答
第一問
はち
第二問
じゅうに
第三問
じゅうきゅう
第四問
さん
第五問
ろく
第六問
ろく
第七問
にゅういち
第八問
さんじゅう
第九問
よん
第十問
じゅうきゅう
脳トレも工夫が大事
いかがだったでしょうか?
今回は高齢者の方が楽しめる脳トレ問題として、脳トレひらがな計算問題を紹介しました。
これは、脳トレに限らずレクや介助などすべてに言えることですが、一番大切なことは工夫です。
どんな単純なことも、ほんの少しの工夫で楽しめるものに早変わりします。
逆に、脳トレのような素晴らしい素材であっても、何の工夫もなくただ高齢者の方に提供しているだけではつまらないものとなり果てます。
介護士の仕事で一番難しく、ですが一番楽しいのはこの工夫することではないでしょうか?
自分の手で、誰よりも素晴らしいものを提供できたとき、この仕事を本当に楽しく感じる瞬間です。
関連記事 ➡ 介護の楽しさを介護職員が語ります!
仕事が楽しくなるか、つまらないものになるのかは自分次第です。
ほんの少しの工夫で、自分の仕事も、おまけに高齢者の方も楽しくなるのだとしたら頑張ってみてもいいですよね。