今回は高齢者向け頭の体操です。 普段考えないようなことに取り組み、頭を柔軟にしておくことが何よりの認知症予防です。 今回の問題も楽しんで取り組んでもらえたらと思います。 楽しく頭の体操を 今回は、頭の体操問題をご紹介しよ […]

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今回は高齢者向け頭の体操です。

普段考えないようなことに取り組み、頭を柔軟にしておくことが何よりの認知症予防です。
今回の問題も楽しんで取り組んでもらえたらと思います。

楽しく頭の体操を

今回は、頭の体操問題をご紹介しようと思います。
が、その前に一つだけ忠告を。

どうか、楽しんで問題に取り組んでくださいね。

楽しむこと自体が、高齢者の方にとって有意義であることは今までの記事でも説明してきました。

関連記事 ⇒ 毎日の楽しいが高齢者にもたらす驚愕の恩恵とは!?

そして、楽しんでいるとき、人間の脳はとても活発に活動しています。
その状態になること自体が、すでに頭の体操であり、認知症予防に有効なものと言えるのです。

何より、楽しくもないことをただ続けることは苦痛でしかありません。
折角このサイトに遊びに来てくれているのです。

どうか、今回お出しする問題を含めて、楽しんでもらえたらと思います♪

頭の体操問題

それでは、さっそく問題のほうに移りたいと思います。

今回の頭の体操のお題は、『仲間外れ探し』です。

各問題、3つの選択肢があり、一つだけ仲間はずれがあります。
それがどれなのかを見つけてもらうものです。

この問題は、頭の体操にとても効果的です。

何故なら、

  1. 問題が、どんなグループについて聞いているのかを考える
  2. 仲間はずれを考える
  3. 何故、自分が選んだものは仲間外れなのかという理由を考える

と三つの要素を同時に考える必要があるからです。
言葉で書くと、

難しそう・・・

これは高齢者の方には少し難易度が高いのでは?

と思ってしまうかもしれません。
ですが、これは私たちが普段の生活から無意識のうちに行っている考え方なのです。

例えば、

人が3人並んでいます。

この中に女性が一人だけいるので連れてきて、と言われた場合には私たちは

  1. 3人のグループを探す
  2. 誰が女性なのかを見分ける
  3. 女性に声をかける

といくつものことを同時に行いますよね?

ですが、言葉にすると、

あそこの三人の中から、女性を一人連れてきて

だけです。
そう、私たちは日常生活で、無意識のうちにいくつもの行為を同時に行っているのです。

仲間はずれを探し、答えるなんてことは日常生活の中で毎日やっている行為なのです。

しかし、これを普段から無意識にやっているのと、意識して行うのとでは、全然脳への影響が違ってきます。
普段何気なく行っている行為をしっかりと意識することは、脳にとって大変効果的なものです。

それだけ、私たちは多くのことを無意識的に行っているということですね。

いわば、今回の頭の体操は

無意識に行っていることを意識する

ということです。

難しいけれど、普段からやっていることであり、決してできないことはない。
これって、頭の体操・脳トレには最適ですよね?

しっかりと頭を活用して、ほぐしてあげてくださいね。

問題

この中から、一つだけ仲間外れのものを選びなさい

第一問

  1. タイ

第二問

  1. ショウガ
  2. ワサビ
  3. 醤油

第三問

  1. 剣道
  2. サッカー
  3. 野球

第四問

  1. 手袋
  2. 靴下
  3. グローブ

第五問

  1. お年玉
  2. 年賀状
  3. 暑中見舞い

第六問

  1. くし
  2. タオル
  3. 手ぬぐい

第七問

  1. プール
  2. サウナ
  3. お風呂

第八問

  1. 刺身
  2. 生卵
  3. 煮物

第九問(難問)

  1. さくら
  2. のぞみ
  3. ひまわり

第十問(難問)

  1. 和歌山県
  2. 滋賀県
  3. 奈良県

解答

第一問

タイ

タイだけ海の生き物ですよね。

めでタイ魚です。
・・・言ってみただけです。

第二問

醤油

ショウガとワサビは薬味です。
ですが、この二つこそが料理の名わき役であることは言うまでもありません。

第三問

剣道

野球とサッカーは二つともボールを使いますよね。
剣道にこそ、日本の忘れ去られた武士道がこもっている競技です。

第四問

靴下

手袋とグローブは、手にはめるもの。
靴下だけは足にはめるものです。

・・・グローブだけスポーツに使うもの!という回答も当然正解です。

第五問

暑中見舞い

唯一夏のものです。
後の二つは正月のものですよね。

まあ、どれも全部もらってうれしいものには違いありません

第六問

くし

タオルと手ぬぐいは髪や体を拭くもの。
くしは髪を整えるものです。

第七問

サウナ

サウナだけ水につかりません。
まあ、全部気持ちがいいという意味では違いはないのかもしれません。

第八問

煮物

煮物だけ火が通っています。
ですが、どれもすべておいしいものです。

生ものには生ものの良さがあります。

第九問

ひまわり

ひまわりだけは新幹線の名前にありません。

ただし、2016年現在です。
未来はだれにもわかりません。

第十問

和歌山県

奈良県・滋賀県は海に面していない県です。

実は日本の47都道府県のうち、8県しか海に面していない県はないんです。

  • 北海道
  • 東京都
  • 京都府
  • 大阪府

の1都1道2府はすべて海に面しているので、日本で海に面していないのは県だけなんです。

正解はいくつもあるんです

いかがだったでしょうか?
今回は、間違い探し問題でした!

今回の問題で大事なのは、正解は一つではないということです。

問題4で、書いていますが、

唯一足に履く靴下が問題の答えと設定していますが、同時にグローブだけはスポーツに使うのですからこちらも正解です。

他の問題も、見る人によっては複数の答えが見つかると思います。
ですが、そのどれもが正解でいいのです。

大事なのは、正しい正解を見つける事ではありません。
頭を使って問題に取り組むことなのです。

今回は頭の体操としての問題です。
正解することを目的としてはいません。

高齢者の方がどんな答えを出しても、絶対に否定しないでください。
それはたとえ間違った答えであっても、頭を使って問題に取り組んだ時点で頭の体操としては正解であり、成功なのです。

私たち介護士は、ついつい脳トレの効果を考えるあまり高齢者の方に正解だけを求めてしまいがちです。

ですが、それは間違いです。

楽しく頭を使う。
それこそが正解なのです。

どうか、正解を出すことにとらわれず、楽しく問題に取り組んでくださいね。

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