3月といえば、何が思い浮かびますか? 『ひな祭り』『卒業』というのが一番多いのではないでしょうか。 今回は、その二つをメインテーマにして、高齢者施設にて3月に喜ばれる歌を紹介していきます。 3月といえば… 3月といえば、 […]

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3月といえば、何が思い浮かびますか?
『ひな祭り』『卒業』というのが一番多いのではないでしょうか。

今回は、その二つをメインテーマにして、高齢者施設にて3月に喜ばれる歌を紹介していきます。

3月といえば…

3月といえば、どんな歌が思いつくでしょうか。
これまで…

1月は『お正月』

2月は『節分』

をメインのテーマにして歌をお伝えしてきました。

今回紹介する3月の歌に関しても、テーマを決めて探してみました。
ずばり『ひな祭り』『春』です!

何故テーマを決めるのか

「何故歌レクを考えるために、いちいちテーマを決めるのか」

と聞かれることがあるのですが、これはとても簡単な理由です。

テーマを決めることによって、その月の歌やレクリエーションが決めやすくなるからです。

何も考えず、ただやみくもに歌やレクリエーションを考えていると、そちらばかりに集中してしまい、肝心の高齢者のことが頭から抜け落ちてしまうのです。

あらかじめテーマに沿って考えることで、最も大切な高齢者の方のことを常に念頭に置いて考えることができるというわけです。

3月の歌レクはこれ!

それでは、いよいよ3月の歌を紹介していこうと思います!

高齢者の方に対する歌レクですので、当然昔ながらの名曲をメインに考えなければなりません。
あとは、季節を先取りしすぎないことが大事です。

毎回のように書いているのですが、季節行事やレクリエーションは、高齢者の方に季節感を味わってもらうとても大事なものです。

特に入所型の施設では、利用者の方の多くは、外に出る機会がほとんどありません。
季節感を感じるのはこういった行事やレク・歌だけという方もいるのではないでしょうか?

そういった方たちにしっかりと今回の歌の季節である『3月』を味わってもらうためにも、季節を間違ってしまうような歌やレクを提供するのは何としてでも避けましょう。

うれしいひなまつり

まずは、なんといったもこの曲でしょう。
ひな祭り自体は3月3日には終わってしまいますが、3月の最大の行事はこれだと言っても過言ではありません。

ほとんどの施設で、3月の歌レクといえばこの名曲が歌われています。
ひな祭りの行事の時期はもちろん、3月3日が過ぎた後でも、

「ひな祭りの行事は楽しかったですね」

等という風に司会が切り出し、会話を促すとともにこの高齢者の方の思い出に強く残った名曲を歌っていきましょう。

この歌は、特に女性の方や子供を持つ高齢者の方に評判がよく、思い出話に花が咲くことも少なくありません。
そういった場合には、もしそのあとも歌レクが残っていたとしても、のこでレクは終了し、思い出話をゆっくりとしてもらうのもオススメです。

プログラム通りに進行するだけではなく、場の空気や高齢者の方の本当にしたいことを察知して、臨機応変に対応していくこと人が本当に腕のいい介護士と言えます。

あおげば尊し

続いては、この曲です。
卒業式などでもおなじみの曲なので、赤い世代の人でも知っている方は多いのではないでしょうか。

施設などでは卒業といったものにはあまり縁のないことが多いですが、

「ああ、もう卒業の時期か」

等と感じてもらったり、昔を思い出してもらうことはできます。
若い職員の方も知っている歌だと思いますので、利用者の方と合唱しても楽しいかもしれませんね。

春よ来い

「は~るよこい、は~やくこい」のフレーズでおなじみのこの曲。
皆さんも、聞き覚えがあるのではないでしょうか?

歌謡曲、というよりも童謡に近いこの曲ですが、テンポがゆっくりで、歌詞も分かりやすいため高齢者の方の歌レクとしても非常に優れています。

「昔、よく子供に聞かせていた」

という方も多いかと思いますので、当時を思い出しながら歌ってもらいましょう。

どこかで春が

最近は歌われることのやや少なくなったような気がするこの曲ですが、昔から日本中で愛されている名曲です。

『日本の歌100選』にも選ばれている事からわかるように、非常に高齢者の方たちに親しまれてきた曲でもあります。

ゆったりとしたテンポは歌いやすく、1分程度と短いのですっきりと歌い終わることができます。
また、「どこかで春が生まれてる」という歌詞が、冬が明け、いよいよ春が来たのだな、といういかにも3月らしい雰囲気を感じさせてくれますね。

春の小川

最後は言わずと知れたこの名曲です。

童謡としても幼稚園・保育園などで良く歌われているこの一曲は、老若男女問わず一度は聞いたこと・歌ったことがある一曲ではないでしょうか。

当然、高齢者の方も歌いなれているこの一曲。
春の訪れを喜びながら、皆さんで一緒に歌っていただければと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか?
『さくら』等の歌を入れていないのは、やはり桜=4月のイメージが強いかな?と思ったからです。

3月といえば、今回のテーマである『ひな祭り』はもちろんですが、

もうすぐ春が来る!

あるいは

ようやく春が訪れた…

という気持ちが最も合うのではないか、という風に私は考えていますので、こういった選曲にさせていただきました。
もしこの3月の歌が、レクリエーションや何かの際に皆さんのお役に立てば幸いです。

季節レク全般についてまとめた記事を下に紹介していますので、こちらも参考にしてもらえたらと思います。