続柄の正しい読み方について紹介していきます。この言葉、確かにつづきがら・ぞくがら、その両方で読む人がいる印象です。多く読まれているのは【ぞくがら】ですが、果たして正しい読み方はどちらなのでしょうか?詳しく見ていきます。

続柄の正しい読み方、見ていきます!

【続柄】の言葉、あなたはどのように読みますか?

 

 

おそらく、この3つのうちの一つなのではないでしょうか?

 

実はこの漢字、ほとんどの方が間違って読んでいます((((;゚Д゚))))
しかも恐ろしいことに、間違って読む人が多すぎて、この漢字本来の読み方が変わってきてさえいます(笑)

 

読み方が変わるほど多くの人が読み間違えるとは…
一体、どういった読み方が正しいのでしょうか?

今回は、続柄の正しい読み方について詳しく解説していきます。

 

記事は下に続きます。

続柄の読み方

それでは早速紹介していきます。
今回は、続柄の正しい読み方についてです。

 

続柄の正しい読み方は・・・

 

つづきがら

です!
ほとんどの方が読んでいる「ぞくがら」・・・実は間違った読み方だったのです(;・∀・)

 

あなたも「続柄」という言葉、見聞きした事がありますよね?

役所の書類や各種申し込み書類には、必ずと言っていいほど「続柄」の記入欄があります。

父親、母親、本人など家族の関係を記入している欄といえば思い浮かぶ方も多いはず。
基本的に漢字で書かれているため、間違って読んでいてもそもそもそれに気づかない方がほとんどなんですよね(ーー;)

 

続柄の【続】

 

  • 音読みで「ゾク」
  • 訓読みで「つづく」

 

となります。

一方、【柄】

 

  • 音読みで「ヘイ」
  • 訓読みで「がら」

 

とそれぞれ読むことが可能です。

 

日本語の熟語は、音読み同士・訓読み同士で読むのが基本となっています。

ただし、最近ではあまりに多くの方が「ぞくがら」と読むため、続柄の読み方自体が変わるという異常事態が発生しています(笑)
なんと現在、辞書にてこの言葉を調べると

 

 

両方の読み方が記述されているのです!!Σ(゚Д゚)
塵も積もれば山となる・・・とは言いますが、どうやら間違えも積もりに積もると、言葉の読み方すら変えてしまうようです(;・∀・)

続柄を正しい読み方で読める人の割合は…

実はあるアンケート結果では、8割以上の方が続柄を「ぞくがら」と読んでいることが明らかになりました!
なんと、正しい読み方である「つづきがら」で読んでいた方は、わずか2割にも満たなかったそうです…

 

もはや、ぞくがらこそが正しい読み方だといわんばかりの結果ですね(笑)

実際、すでに読み方がどちらも正しいと認識され始めていることも手伝って、今では続柄=ぞくがらの方が正しいとさえ思われているほどです(^_^;)
私自身もずっと「ぞくがら」と読んでいましたし、言い続けてきました…

 

というか、周りを見渡しても、「つづきがら」と読んだ人を市役所職員の方以外思い浮かびません。
・・・実は私もここで間違いを知りました( ̄ー ̄)

 

ほとんどの人が間違った読み方をしている…
たしかに、ここまで来ると間違った読み方ではなく、別の読み方くらいの言い方があっているのかもしれませんね。

 

辞書で詳しく調べてみた

 

更に読み方について詳しく調べようと思い、「つづきがら」で辞書を引いてみると、

 

俗な言い方として「ぞくがら」

 

なる記載がありました!
・・・え、どういうこと?(笑)

 

逆に「ぞくがら」を調べてみますと、「つづきがら」の俗な言い方と記載されていました。

 

そうなんです!
辞書でも書かれている通り、「ぞくがら」はあくまでも俗な言い方、つまり世間一般で言われているけど、正しい読み方ではないという認識なのです。

・・・これだけ間違った読み方が普及した理由。
若者の間違えを指摘する人が居なくなったのが最大の原因だと思うのは、絶対私だけではないはずです…(ーー;)

 

ちなみに、同じく辞書にてこのような表記も発見しました。

 

  • 正式な読みは「つづきがら」
  • 慣用読みでは「ぞくがら」

 

慣用読みとは、【俗な言い方】を少し洗練した言葉に言い換えたものです。
意味は、【正式な読み方ではないが、広く一般的に浸透している読み方】となっています。

 

つまり、より広く浸透しているのは「つづきがら」ではなく、「ぞくがら」であると認めた結果となりました。

 

意味を辞書にて調べてみた

さて、折角読み方のために、何度も繰り返し続柄を辞書にて調べたのです。
その意味についても当然調べてみたので、御覧ください( ̄ー ̄)

 

 

このように書かれていました。

血縁関係、あるいは婚姻関係を指すという意味ですが、親族にも姻族・血族などさまざまな分類があり、その範囲は多岐にわたります。

更に詳しく調べてみた所、

 

 

最近では身内といえば、3親等内の姻族のことを指していて、配偶者の父母、父母の再婚相手、子の配偶者などを指します。

分かりやすくいえば、舅・姑、継父母、嫁・婿など家系上の関係性の名称です。

 

 

となっていました。
家系図で表せば分かりやすいのですが、文章で説明するのはなかなか難しいところもありますね(^_^;)

 

答える人、または書類を作成している人(申告者)=本人から見た続柄を意識すれば間違うことはないと思います。

まあ、基本的に続柄なんて書くときは公的文書などの場合がほとんどなので、市役所などで書き方を聞いてから始めるのが一番間違いのない書き方と言えますね( ̄ー ̄)

 

続柄の読み方が変わる!?

今回は、続柄の正しい読み方について紹介してきました。

 

  • ぞくがら
  • つづきがら
  • ぞくへい

 

色々な読み方が存在する、極めて珍しい言葉でもある【続柄】です。
ですが、正式な読み方がどれかと言えば、間違いなく「つづきがら」なので、どうか間違えのないようにお願いします(^^)

 

 

実は、常用漢字の改正は、今でも時折行われています。
公共性の高い漢字の目安となる指標の一つには、社会の変化も考慮されているようです。

デジタルでの漢字変換などを考慮すると、「ぞくがら」と読む人が多く、またそのようにスマホやPCに打ち込んで変換する人が多いことも容易に想像がつきます。

 

言葉は時代とともに変化するものです。

少なくとも100年前は、了解を了解道中膝栗毛とは言いませんでしたもんね(笑)
➡ 了解道中膝栗毛の意味や由来とは?2018年流行語の使い方を例文で解説!

 

もしかしたら、そう遠くない将来「つづきがら」が「ぞくがら」に変わって正式な読み方となる時が来るのかもしれませんね(^_^;)

 

臨機応変に対応していくことが重要な時代です。
それだけ、今の世の中は変化のスピードが早くなっています。

今日は続柄=つづきがらであっても、明日には

 

続柄=ぞくがら

 

が正しいということになるかもしれません。
・・・実際グーグル変換では、すでに【つづきがら】・【ぞくがら】、このどちらで変換しても【続柄】が出てきます。

 

正しい知識を知っておくのは非常に大切なことです。
しかしそれと同じくらい、変化に対応していくこともまた大事なことなのです。

 

【続柄は、ぞくがらだし、つづきがらでもある】

 

こんな風に、頭を柔らかくして捉えておいてくださいね(*´∀`)

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