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介護の仕事をしている以上、必ずと言っていいほど行うのが

  • 食事介助
  • 排せつ介助
  • 入浴介助

です。

その中で、実は私たちが気付いてない、あるいは忘れてしまっている高齢者の方が辛いと思っている介助についてご紹介します。

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辛い排せつ介助…

排せつ介助、つまり尿や便などの排せつ物の処理を行う介助のことを指します。

この介助をしっかりしていないと、何よりもまず高齢者の方の人間としての尊厳を損なってしまいます。

また、清潔に保っておかないと皮膚の弱い高齢者の方たちはすぐにお尻や陰部がただれてしまいます。
介護士として高齢者の方の尊厳を守るためにも、また生活を保持して健康を保ってもらうためにも排せつ介助はとても重要な仕事です。

そのためには、なるべく注意して、常に異変に気づけるように周囲にアンテナを張った状態で利用者の方と接する必要があります。

利用者の方が落ち着かない、そわそわしている、などの違う些細な変化を読み取り、介助につなげていく必要があります。

介護・看護の長い歴史の中で、徐々に知識や技術が培われていきました。
また、道具も発展し、介助をする側もされる側もより少ない負担で済むようにもなりました。

ですが、技術や道具が発展していく中で、介護をする私たちが気付かない面・忘れている面も出てきています。
そのせいで、いつの間にか私たちは、高齢者の方にとって辛い介助をしてしまっているのかもしれないのです…

真冬に冷たいふきんで…

その辛い介助とは、ズバリ

排せつ介助

です。

もちろん、その介助自体には何の問題もありません。
先程も述べたように、排せつ介助そのものは清潔保持において、また人間としての尊厳を守るという意味においても絶対に必要なことです。

では、何が問題か。
それは使っている道具にあります。

家庭でも施設であっても、排せつ介助の際に私たちが使うのは、メーカーの違いはあれどおそらくアルコールなどで除菌されたふきんのようなものだと思います。

このふきんも最近は改良が進んでおり、

  • 除菌効果
  • 手軽な値段
  • 汚れがスムーズにとれる

等の機能が充実しているため、介護する人にとっては大変助かる道具です。
ですが、この便利なふきんこそが、本当は辛い介護を提供する道具になってしまっているのです…

このふきん、実は一つだけ弱点と呼べるべき点があるのです。
それが、

冷たい

という点です。
アルコールなどで消毒していることもあり、どうしてもふきんは冷たくなってしまうのです。

冷たいものでお尻や体を拭かれるのは、1年を通してきついものです。
特に、真冬ともなると体が冷えていることもあり、本当に辛いものがあるはずです。

ただでさえ冷えた体を、冷たいふきんで拭かれる…
想像するだけでも、体が冷たく感じて身震いしてしまいませんか?

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覚えておかなくてはいけないこと

正直な話、ほとんどの施設では、冷たいままでふきんを使っていると思います。
というより、先ほど挙げたように消毒作用などがあるふきんはお湯などで温めてしまうとその作用が取れてしまいます。

そう考えると、使用前に温めたりといったことはできません。

もちろん、そうではない施設も沢山あるとは思います。
布オシメを湯で温めてから拭くなどの工夫をしている施設も多くあります。

ですがそれでも、多くの介護士の方は同じようなふきんを使用して介助をしているはずです。
…私もです。

「ふきんを使った排せつ介助はやめろ!」

等と私は言うつもりはありません。
ふきんを使うことで清潔を保てている以上、それをやめろという方が、結果的に高齢者の方達にとって辛い結果となってしまいます。

ですが、覚えておいてほしいのです。

「冷たいふきんで拭いているから、今冷たいかもしれないな…」

という、当たり前の感覚を忘れないでいてほしいのです。

特に私たち介護士は、毎日たくさんの方の排せつ介助を行います。
もちろん、

「汚れていないか」

「不快な思いをさせていないか」

など考えながら介護をしていると思います。

毎日介助をしているうちに徐々に排せつ介助そのものに慣れてきてしまいます。
すると、どうしても作業に近い介助をしてしまうこともあります。

そんな時に、思い出してほしいのです。

冷たいふきんを使って肌を拭いていることを。
拭かれる側にとっては、辛い介護をしているかもしれないということを。

「私は今、作業をしているだろうか、それともこの人と向き合って介護をできているだろうか…」

こうした考え方を常にしていれば、自然と利用者の方一人一人に気持ちのこもった介助ができるようになるはずです。

また、そういった細かい事柄に注意を払っていれば、排せつ介助に限らず、食事・入浴をはじめとした全ての介助・介護が心を込めて出来るようになって行きます。

今回は排せつ介助を例に挙げましたが、ほかの介助においてもおそらく私たちは何らかの形で利用者の方達に辛い思いをさせてしまっていることもあると思います。

常にそのことを念頭に置いて高齢者の方に接していくことが、私たち介護に携わる人間に必要な心構えではないでしょうか。

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