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介護とTPP

TPPへの日本の本格的な参加が取りざたされ話題となっていますね。

農家の人をはじめ、様々な分野で働く人たちがこのTPPへの参加に一喜一憂しているのはニュースや実体験絵よく知るところだと思います。

ですが、介護・福祉関係の仕事の人たちの多くは「食品の値段が変わるのかな?」程度にしか思っていないことだと思います。

このTPP、実は私たち介護業界にとっても大きな変化となるかもしれないことをご存じでしょうか?

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TPPの影響

何故、関税が撤廃される制度であるTPPが、本来関係のなさそうな福祉業界に大きな影響を及ぼす恐れがあるのか。

それは、TPPで税金がかからなくなるのは『サービス、知的財産、人の移動』のすべてだからです。

つまり、野菜やコメなど現在ニュースで取り上げられている食品だけに限るのではなく、介護業界にとって最も重要な資源である【人】も関税撤廃の対象となるのです。

これが、介護業界にとって大きな問題なのです。
というのも、TPPが本格的にスタートしていくと、徐々に人の行き来が活発になることは目に見えています。

すると、介護の業界にも海外の人が大量に入ってくる可能性が極めて高いと言えます。

NHKなどを熱心に見ている方はご存知かもしれませんが、最近では介護士の人手不足からフィリピンやインドネシアなどアジア各国の方を介護士として日本で働いてもらおうとする動きが活発化しています。

この動き自体は歓迎するものなのですが、TPP参加によりちょっと雲行きが怪しくなってきました。

このままいけば、アジア諸国の介護士の方ばかりが増えて、私たち日本人介護士が働く場所がなくなるかもしれないのです。

日本人介護士の危機

現在の介護市場では、介護士は日本人が当然な状況です。

ですので、極端な話私たちは普通に働いてさえいれば、介護という仕事に就くことができ、給与を得て生活を営むことができるのです。

「給与が少ない」

「仕事がきつい」

等不満もあるとは思いますが、それでも働けているだけ、仕事がなく職に就けない方たちに比べたら幸せなのかもしれません。
しかし、アジア諸国の人たちが介護市場に流れ込んできてしまったらこの状況は一変します。

アジアの物価はとても低いところもあり、以前より格差は縮まったとはいえ、給与も日本に比べたら大幅に安い国がまだまだたくさんあります。

そんな国に住む人たちにとって、日本での働ける機会というものは大変貴重なものです。

昔で言う「アメリカンドリーム」ではないですが、TPPによる日本での労働市場開拓は、彼らにとってまさに大金を手にするチャンスというわけです。

そして、これは私たちが働く場所である介護施設や社会福祉法人などにとっても大変ありがたい状況なのです。

私たちにとっては低い水準の介護士の給与も、アジアから来た方たちにとっては場合にとっては目もくらむような大金となりえるのです。

当然、そんなお金をもらいながら仕事に不満が出る方は少ないと言えます。

そして、アジア諸国の人たちのホスピタリティにも注目です。
アジアの介護士は女性が多いのですが、彼女たちは大変気の利く人たちです。

言葉遣いも丁寧で、物腰も柔らか。
きちんと仕事もこなす、まさに介護士の鏡と言えるのです。

なんと、その優秀な介護士である彼女たちが日本に入ってくるための準備が始まっています。
アジア、特にフィリピンなどではすでに日本での介護士業務を行うための訓練などの行われているそうです。

日本語の訓練に始まり、言葉遣い、文化、日本の歴史など介護士として必要なスキルを身に着けている彼女たち。

さらに、給与のいい仕事であるため、日本の介護士のように低賃金に文句を言うことなく、それどころか喜んで働くことでしょう。

低賃金だと文句をいう日本の介護士

給与に文句を言うどころか、おそらく日本の介護士より低い賃金で働くことになるにもかかわらず感謝を述べ、懸命に働いてくれるアジアの介護士

これでは、どちらを職場で採用した以下はおのずとわかってしまいますよね。
そう、おそらくはアジアの介護士なのです。

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日本の介護士が生き残るために

では、日本人の介護士は今後どのようにして生き残っていくべきなのでしょうか。
とはいえ、もっと給与を下げてもいいから働かせてくれというのはナンセンスです。

日本の介護・福祉業界が他職種に比べて低い給与水準であるのは事実ですから、これ以上下げてしまっては、介護士で働く人たちの生活自体が成り立たなくなってしまう恐れがあります。

いくつか、このTPPによる変革を言く残っていくための方法を私なりに考えてみましたのでご覧ください。

不平不満を言わない

当たり前のことですが、雇っている側からすると、同じくらいの能力ならば、いつも眉間にしわを寄せて嫌そうに働いている人よりも、にこにこと楽しそうに働いている人を雇いたくなるものです。

まして、今後私たちのライバルとなることが想定されるアジアを中心とした海外の介護士の方は高い賃金で嬉しくて、また慣れない異国の地で嫌われないために、にこにこと働いていることが十分に考えられます。

彼女たちと張りあうため、というのもおかしい話ですが、私たちも彼女たちの一緒に働く以上、にこにこと笑顔で、不平不満を言わず楽しく働きたいものですね。

教える側に立つ

いくらアジアからくる彼女たちが勉強してきたとはいえ、やはりアジア諸国と日本では文化の違い、言葉、特に方言で苦戦することは多々あるでしょう。

そうした中で、指導していくポジションに立つことができれば地位は安泰と言えるのではないでしょうか?

そのためには、今から勤務態度をよくして、指導スキルをしっかりと身に着けておく必要があります。

介護業界で言えばユニットリーダー研修などをはじめとした指導者系の研修を受けに行くのがいいでしょう。
また、自己啓発系のセミナーなどにも参加して、リーダーシップを磨くことも役立つでしょう。

英語などのコミュニケーションツールを身につけておけば、海外の介護士の方が来ても臆することなくコミュニケーションが取れるので、すぐに指導者の立場に立てるのではないでしょうか?

スキルを身に着け、指導者にまわある準備をしておきましょう。

施設を建てる

もういっそのこと、アジアの介護士たちを使う側に回るのもありでしょう。

デイサービスなどをひらいて、アジアから流入してくる介護士の方に働いてもらうのも立派な介護業界で生き残るための戦略の一つです。

この場合は、今のうちから独立計画を練り、資金や人脈を確保しておくことも求められます。

介護のプロフェッショナルへ

最後は、介護のプロフェッショナルへなることです。

介護士としての基本的なスキルはもちろんですが、そのほかにもこの業界には数多くの特殊な資格があります。

  • バリデーションワーカー
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 認知症ケア専門士
  • 福祉用具専門相談員

などなど一芸に特化した資格はたくさんあります。

こうした資格を身に着けておけば、通常の介護業務だけでなく、あらゆる場面で活躍できる唯一無二の職場での存在になれることでしょう。

成長あるのみ

いかがだったでしょうか?

とにかく、私たちがこの業界で生き残っていくために言えることはただ一つ、【成長あるのみ】ということです。

結局のところ、私たちもほかの業種と同様、より一層の努力と、独自の個性を生かしたオンリーワンの介護士となることが求められるというわけです。

今回のTPP、見方によっては日本の介護業界のレベルを大きく上げてくれる転機ともいえます。

これをチャンスにさらに上を目指すか平不満を言ってストレスを解消するにとどめるかはあなた次第と言えるでしょう。

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