しゃっくりとひゃっくり、正しいのはどちらでしょうか。

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「ヒック、ヒック!!」

こんな間の抜けた声と共に突然出て、しかも止まらなくなってしまう困った現象。
それがしゃっくりです。

実はこれ、ひゃっくりと言う方も多いのを知っていたでしょうか。
私はこれまでずっとしゃっくりと呼んでいたのですが、調べていくと

「正しいのはひゃっくりだ!!」

「しゃっくりなんて聞いたこともない」

なんて方もいるようです。
果たして、しゃっくりとひゃっくり、どちらが正しいのでしょうか?

詳しく調べてみました。

しゃっくりとひゃっくり、正しいのは?

それでは、早速紹介していきます。
今回はしゃっくりとひゃっくり、正しいのはどっち?ということで、二つの言葉の違いについていろいろと見ていきます。

私がしゃっくりしか知らなかったように、ひゃっくりしか聞いたことのない方も多いようです。
そして、大学など他県の方と遭遇した時に初めて、お互いに聞いたことのない呼び名を耳にして

「こいつ、何言ってるんだ・・・」

「しゃっくりってなんだよ(笑)」

このように感じてしまうのです。
とはいえ、お互いに知らない言葉があるというのも仕方のないこと。

実はこの二つ、地域によって

  • しゃっくり
  • ひゃっくり

という二つの呼び名に分かれていたのです!
どの地域で、いったいどのように呼んでいるのでしょうか。

そして、正しい表現方法はどっちなのでしょうか・・・
詳しく調べてみました。

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そもそもしゃっくりって何?

それでは最初に、しゃっくりの説明から入ります。

そもそも、しゃっくりはどういった現象なのかご存知でしょうか。
まずはそこから紐解いていきたいと思います。

実はこれ、横隔膜の痙攣により生じている現象なんです。
膜と言う名前ではありますが筋肉の一種であり、私たちが呼吸をするために必要不可欠な大事な筋肉となります。

この横隔膜が

  • 食事
  • 水分摂取
  • 会話

等の刺激により突然けいれんを始めてしまうと、そのまましゃっくりが起こるようになっていくのです。

ちなみに、一例としてこれらの日常生活動作を挙げましたが、何の理由もなく突然始まることも多く、防ぎようがない現象の一つです(^^;)

ほとんどの場合数分、長くても数十分ほどで横隔膜の痙攣は収まり、自然にしゃっくりは止まります
ただし、極まれに

  • 腎臓病
  • 横隔膜の炎症
  • 脳腫瘍

等が原因でしゃっくりが止まらなくなることもあり得ます。
この場合、時間経過によるしゃっくりの停止はまずないといえるでしょう。

しかし、病的なものは明らかに長時間しゃっくりが出るのですぐにわかることですし、そもそもめったにないケースです。

普通のしゃっくりはそこまで恐ろしいものではないですのでご安心ください(^^)
ちなみに、100回出たら死ぬというしゃっくりに関する都市伝説・・・あれも当然デマです(笑)

恐らく、長い時間しゃっくりが出続けると呼吸が苦しくなるので、そこから

『100回出ると死ぬ』

などと言った噂話が流れていったのでしょうね(^^;)
私も、子供のころはこのうわさに怖くなって自分のしゃっくりの回数を数えたものです・・・

さて、死ぬことはないとはいえ、しゃっくりがあまりに出ると息苦しいのは事実ですし、人前で

「ヒック、ヒック」

と言い続けるのも正直かなり恥ずかしいですよね。
そこで、しゃっくりを簡単に止めるための方法を一つ紹介します。

それは・・・

深呼吸

です!
良く、人に驚かせてもらうと止まるという話を聞きますが、其れよりもはるかに簡単でしかも効果的です。

  1. 10秒程度ゆっくり息を吸い込む
  2. 15~20秒の間、そのまま息を止めておく
  3. 10秒かけてゆっくりと息を吐き出していく
  4. 1~3を数回繰り返す

これだけです。
先ほど紹介したように、しゃっくりの原因は横隔膜の痙攣です。

痙攣を静めるため、ゆっくり深い深呼吸を行い横隔膜を落ち着かせるのが狙いです。
意識を深呼吸に集中していると、いつの間にかしゃっくりが止まっていてビックリしますよ(^^)

一度試してみてくださいね♪

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しゃっくりで良いの?

それでは、いよいよ本題に入ります。
しゃっくりとひゃっくり、二つの言葉の違いについて掘り下げていこうと思います。

何故、しゃっくりと呼ばれるようになったか・・・
まずそこから紹介していきます。

あなたも何度となく経験があるはずです。
しゃっくりが出ている時、まるでお腹がくり抜かれたように苦しくなったはずです。

この『くり抜く』という意味を表す言葉で、『さくり』と言う言葉があります。
さくりと言う言葉が、時代の流れとともに徐々に変化していきます。

  1. さくり
  2. さっくり
  3. しゃっくり

といった変化を遂げていき、いつしかしゃっくりで定着していったのです。
元々はさくりという、さっくりとした言葉だったと言うわけですね♪・・・久しぶりのおやじギャグです(^^;)

ちなみにこのしゃっくりは、医学用語も付いているんです。
つまり正式名称となるわけですが、その名前は『吃逆(きつぎゃく)』と言います。

・・・しゃっくりの方が分かりやすくていいですね(^^;)
さて、しゃっくりが『さくり』から来ていると分かったところで、次はひゃっくりについて見ていきたいと思います。

ひゃっくりとは

ここからは、ひゃっくりはどういった形で生まれた言葉なのかについて見ていきたいと思います。

まず最初に言っておきますと、しゃっくりとひゃっくりは同じ症状を指す言葉です。
それぞれ違う意味の言葉等では決してありませんので、その点をまず抑えてもらえればなと思います(^^)

さてひゃっくりですが、実はこの言葉の語源には3つの説が存在しています。
その3つとは、

  1. 甲州弁(山梨の方言)で、しゃっくりをひゃっくりと呼んでいる
  2. しゃっくりの際に口から洩れる「ヒック」の声が、いつしか「ひゃっくり」と言う名に変わっていった
  3. ずっと止まることなく、100回以上出続けることから「ひゃっく(百)り」と言う呼び方になった

と言うものです。
・・・うーん、どれも思わずうなづいてしまう程、説得力のある内容ですね(^^;)

特に、1については多くの方が

「この説は正しいものだ」

と認識しています。
というのも、甲州弁以外にも東北地方の方が「ひゃっくり」と言う言葉を実際に使っているからです。

また、東京の一部では「ひ」を「し」と呼ぶこともあります。
このことから、現在でもしゃっくりをひゃっくりと読んでいる地域があることは間違いないといえます。

調べてみたところ、

  • 秋田
  • 福島
  • 茨城
  • 山梨

この4県の方たちは、ひゃっくりと呼んでいるそうです。
勿論、『県』と一言に行っても範囲は広いため、地域によって呼び方は異なります。

ですが、東北地方を中心に「ひゃっくり」が広く用いられていると見て間違えはないようです(^^)

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違いは何?正しいのはどっち?

さて、ここまでしゃっくりとひゃっくり、それぞれの解説を行ってきました。
最後に、この二つの言葉の違いと、正しい言葉はどちらかについて紹介します。

まずは、しゃっくりとひゃっくりの違いについてです。
この二つの違い、それは・・・殆どありません!!(笑)

ここまで読んでいただいた通り、

  • 一般的に使われているしゃっくり
  • 東北地方を中心に使われているひゃっくり

と、地域によってその呼び方が異なっている。
これが、この二つの言葉の違いです。

つまり、地域ごとの言葉の違い、方言のようなものと考えてもらえれば分かりやすいかと思います(^^)
どちらも横隔膜の痙攣により生じる現象を表現しており、意味に違いはないのです。

言葉にしてみると簡単なのですが、文章にすると説明文がこんなに長くなるんですから不思議です(^_^;)

さて、それでは正しいのは一体どちらなのでしょうか。
これも、実はもう答えがここまでで分かっていますよね♪

そう、どちらも正しい言葉なのです。
何故なら、『しゃっくり』と『ひゃっくり』、この二つは今でも日本で使われている言葉であり、どちらも正しい日本語と言えるからです。

ただ、あえて正解を付けるなら、しゃっくりです。
辞書で調べればわかるのですが、実は『しゃっくり』は辞書に載っているが、『ひゃっくり』は辞書に載っていないのです!!

ですので、どちらが正しいのか、あえて言わせてもらうなら、辞書にてその説明文が書かれているしゃっくりとさせていただきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、しゃっくりとひゃっくり、正しいのはどっち?ということで、それぞれの言葉の意味や成り立ち、違いや正しい日本語はどちらなのかといった点に着目して説明していきました。

結論は、

  • しゃっくりと呼んでいる方はしゃっくりが
  • ひゃっくりと呼んでいる方はひゃっくりが

それぞれ正しい言葉と言えるのです。
この二つの言葉はどちらも今も使われている日本語であり、一方が間違った日本語と言うわけではないのです。

ですので、自分が使っていない方の言葉は、

「ああ、そういった表現もできるのだな」

程度に認識してもらえればいいかと思います。
日本と言う一つの国でありながら、一つの表現に対して

  • しゃっくり
  • ひゃっくり
  • 吃逆

と多くの呼び方がある。
これこそ日本語の難しさであり、また奥深さでもあります。

あなたも是非、身近な日本語についていろいろ気になる点を掘り下げて、新しい発見を楽しんでみて下さいね♪

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